青木省三の作品一覧
「青木省三」の「ぼくらの中の発達障害」「思春期の心の臨床[第三版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「青木省三」の「ぼくらの中の発達障害」「思春期の心の臨床[第三版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
職場の看護師に「発達障害についてとても分かりやすく書かれている」と紹介され、貸していただいた一冊。
読むうちに多くの気付きや学びがあり、「発達障害は特別な誰かの話ではなく、誰もが抱える“生きづらさ”の一つかもしれない」という視点に、はっとさせられた。
特に、相手のことを尊重し、理解して関わるという、人として大切な姿勢を改めて気付かされた。
印象的だったのは第6章「発達障害を持つ人たちへのアドバイス」。この章だけ文字がゴシック体で表記されており、読みやすさへの配慮が伝わってくる。発達障害の当事者に寄り添う、著者の温かなまなざしを感じた。
イギリスでの経験や、日々の診療のなかでの患者との関わり
Posted by ブクログ
【目次】
序にかえて――「こんなふうに考えてみたらどうだろうか」
第一部 精神科面接の基礎になること
支持的な面接のピットフォール
精神科医として自戒していること
貧困と孤立とこころの臨床
思春期・青年期を診る精神科医としての私の課題と難題
社会の中に生きる,「自閉症」のある人たち
小児期の発達障害支援の原則
就労支援という精神療法
第二部 大人の発達障害としてのトラウマの臨床
大人の発達障害と精神療法,そして森田療法
精神病状態を反応性という視点から考えてみたらどうだろうか――統合失調症と自閉スペクトラム症
大人のトラウマの臨床から見えてくるもの
精神科臨床における大人の愛着障害
素人が発達障害と断定する愚かさ
近々著者の講演会に参加するため、予習のために読みました。
最近理解不能な行動をするひと達の事を、安易に発達障害と表現する事が増えてきているように思います。
著者は長年発達障害の患者さんに向き合ってきました。
不器用で懸命に努力しながらも、現代社会に上手く溶け込めないひと達を、自分達より劣ると決めつけるのではなく、医者として温かく見守り支援します。
時にはその純粋さを、定型発達の人々より気高いとさえ表現しています。
家族が発達障害の私としては、その一文に涙せずにはいられませんでした。