小説作品一覧
-
5.0
-
3.0
-
5.0バカでもエロでもええじゃないか! 鬼才、最後の自伝的小説――自らを「サディストではない」と言い切る著者は、いかにして雑誌『SMキング』を立ち上げ、官能小説の大家となったのか? たこ八郎、渥美清ら多彩な人々との交流、’70年代アングラカルチャーの勢い、破天荒な私生活。「どんな風に生きてもいい」と教えてくれた鬼才が、最後に著した自伝的小説。 ◎「明るさと暗さの引き立て合い。まさに、これこそ、団鬼六という作家の真髄ではないでしょうか。そして、『SMキング』の三年間が、その明るさを演出したとは考えられないでしょうか。」<山田詠美「解説」より>
-
-ちょっと不思議。だけどあたたかい。日常に寄り添う14の奇譚集。 結婚してから20 数年。真面目で仕事一筋の夫に、妻はここ数年で気色悪さを感じ始めた。歳とともに衰えはじめた見た目は耐えがたく、顔を見るのが苦痛なのだ。しかし別れるという選択肢は持ち合わせていなかった。この事態を回避する方法を友人に相談すると、神頼みがいいと言われ実行に移すことに。すぐに自宅近くの神社へお参りをするが、変化が起こる様子はない。しかし諦めずに何度かお参りを繰り返すと、神様からのお告げを得ることができた。そのお告げのとおりある呪文を唱えると、夫と顔を合わせずにすむようになり、平和な日常を取り戻す。
-
5.0
-
5.0
-
-高い化粧水をケチケチ使うより、安い化粧水をたっぷりのほうが効果的? ストレスでシミが増えるって本当? 目尻のシワをのばすアイクリームの塗り方は? ……あらゆる疑問に佐伯チズがお答えします! ――「いくつになっても肌はキレイになれます」と断言する、佐伯チズ式の美肌術を徹底解剖。乾燥、シミ、シワ、たるみ……あらゆる肌の悩みを解消し、美肌へと導くテクニックをご紹介します。基本のルールだけではなく、最新の化粧品をお試ししたコスメチャートなど、いますぐ役立つ、美肌のコツが必ず見つかる完全版のスキンケア読本。美肌への近道、シミもシワも乾燥も知らない肌に……肌悩みもコスメ選びも、この1冊があれば大丈夫!
-
4.0
-
-
-
3.0
-
-セゾングループの総帥が描いた兄弟の物語。 出征と敗走、捕虜生活を経験した兄と、終戦の年に生まれた異母弟。歩んできた道も、価値観も異なる二人の男の半生を描いた大作の上巻。 復員後、大学在学中から商売を始めていた兄・忠一郎は、卒業して商社のアメリカ駐在員となり、そこで出会った日系米国人との出会いから、新しいビジネス――サンドイッチ店のヒントをつかむ。 片や新聞社に入った弟・良也は、妻がありながら、かつての恋人・茜への想いが断ちがたく、取材旅行の傍ら茜の痕跡を訪ね歩く……。 著者の実体験を彷彿とさせる設定や、戦後の経済史をたどるような記述が物語にリアリティを与え、読者の心をつかんで離さない。
-
3.4
-
3.0
-
4.0
-
3.5
-
3.6
-
5.0
-
3.0エバリュエーターとして花白堂研究所に勤める美園は、勤続10年の特別休暇をもらい、せっかくだからと旅行をすることに。 しかし友人は仕事や家庭のことで忙しく、ひとり旅となってしまう。 そんなある日、美園の家のチャイムが鳴り、出てみると、そこにはかつて家庭教師をしていた時の教え子・真斗がいた。 彼が手にしていたのは、ピザの箱。頼んだ覚えのないそれに戸惑いを見せる美園だが、中身はなんとフランス行きの航空券で…!? 元教え子が、私を救う王子様に…? 強引な元教え子の御曹司×ワケありアラサーキャリアウーマンのむずきゅんラブ♪
-
-1964年のある日の午後、第二次世界大戦退役軍人のユダヤ人フェデロフは、息子の野球試合を見ながら過去50年を回想する。移民の息子に生まれ、よき妻に恵まれ、元気のいい二人の息子をさずかった。いまも健康だし、ビジネスもまあまあ成功した。……俺が死んだら、とフェデロフは思った。火葬にしてもらおう。お祈りなしで。俺の灰なんかどこかに捨てればいい。俺が幸福だったところに。ヴァーモントの野球場の芝生に。ニューヨークの街で童貞と処女がはじめて愛をかわしたベッドに。戦時中の夕方、休暇中の軍曹がアメリカの赤毛の美女と並んで佇んだ、パリの家並を見おろすバルコニーに。息子のゆりかごに。晴れわたった夏に泳いだ大西洋の大きな波間に。そして、愛する妻の優しい手のなかに……夏の日の声はいつの時代も同じだった。
-
3.0
-
-
-
4.0オホーツク海に面した紋別市は、弁護士過疎の町。そこに単身乗り込んだ松本三加は、新米弁護士だ。だが着任早々、自閉症の若者が自転車で死亡事故を起こすという、難しい事件にぶつかった……。27歳の女性が、町の人々の万(よろず)相談所として、孤軍奮闘する姿をさわやかに描く、ドキュメンタリー。 ◎「この作品にノンフィクションの新しい風を感じた」<田原総一朗> ◎「よく『松本三加現象』といっていまして、若い女性で一種のスターというか、注目の的になったわけですけど、一般の市民も何かあれば松本さんに相談しようか、というような、彼女はそういうちょっとした心の支えというようなものになったんですよ」<本文より>
-
4.0
-
3.9
-
3.7
-
4.2
-
-
-
4.0
-
-大ベストセラー『気くばりのすすめ』の著者で、元NHKの人気アナウンサーによる、元気を出して心美しく生きる人生のすすめ! 「元気を出して暮らしてみたら、そこに一人でも多くの人と仲良く握手し、手を取り合って生きていくチャンスが生まれてくる」……美しい人生の設計を説く感動の書。生きていくよろこびを説く感動の1冊――「生きることはらくではありません。しかし、不安の壁を乗り越えたところに、新しい生きる楽しみがあるはずですし、またそう信じたいものです。 他人はどうあれ、社会がどんなであろうと、まず、自分が心美しく生きてみることです……(本書第三章より)」元気と明るさを失いがちのあなたにおくる心の1冊!
-
-作品を読むことの意を問う、画期的マルクス論。作品の外に、どんな哲学も作者の意図も前提にしないで読むこと、まだ思惟されていないものを読むこと、可能性の中心においてマルクスを読むとは、そういうことである。柄谷行人の不朽の名作。 ◎ある作品の豊かさは、著作家が意識的に支配している体系そのものにおいて、なにか彼が「支配していない」体系をもつことにある。……私にとって、マルクスを「読む」ことは、価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読むことなのだ。……マルクスをその可能性の中心において読むとは、そういうことにほかならない。<「序章」より>
-
-
-
-
-
4.2
-
-富士の麓で生まれ、富士の恩恵を受けて育ち、富士の信仰を生き抜き、富士の懐で息を引き取った信仰者、森一。彼が生涯に詠んだ、家族(母、妻、子、孫、愛猫)と親しい人たちに対する深い思いやりと感謝を表現した短歌、俳句を、家族の一人としてその仁愛に満ちた想いを存分に享受し体験した次女、藤元光世が厳選、編纂(歌集)。併せて、江戸時代、日本の風景画として広くたくさんの人々に親しまれた『東海道五十三次』『名所江戸百景』の作者、歌川広重が、その風景に象徴的に描きこんだ富士山のある画、44図をフルカラーで掲載した[歌画集]。編者のあとがきには、歌句の著者(森一)について、亭主関白で横の物を縦にもしない人であり、母を大事にしていても面と向かって優しい言葉を掛ける姿はほとんど見せなかったのに、表面に見える姿とは裏腹に、残された多くの歌は豊かな愛情で溢れていたと解説しています。その存在が、富士山という山の絵姿に重なるものが本書から見てとれます。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-富士の麓で生まれ、富士の恩恵を受けて育ち、富士の信仰を生き抜き、富士の懐で息を引き取った信仰者、森一。彼が生涯に詠んだ、富士の自然に触れて湧いて出た色鮮やかな短歌、俳句を、この世に生き、喜び、悲しみ、怒り、笑った証として享受した次女、藤元光世が厳選、編纂(歌集)。併せて、江戸時代の北齋につづく日本の風景画の魁となった歌川広重の『富士三十六景』と、『五十三次名所図絵』から富士が描かれている画を逢わせて50図を選びフルカラーで掲載した[歌画集]。「半世紀に亘り、四季折々に父の心に浮かんだ素直な思いを詠った歌を集めました。毎日の何気ないことから闘病に至るまで、時にユーモアを交え、実にいきいきと詠いあげています。」(本書、あとがきから)。短歌、俳句にこめられた慈愛が、いつ見ても心をなごませる富士山のある風景に溢れだす書です。
-
-富士の麓で生まれ、富士の恩恵を受けて育ち、富士の信仰を生き抜き、富士の懐で息を引き取った信仰者、森一。彼が生涯に詠んだ、人生と信仰の哲理と祈りに満ちた短歌、俳句を、自他共に信仰に厳しく強く激しい言葉で教えを受けてきた次女、藤元光世が厳選、編纂(歌集)。併せて、富士を中心に江戸時代の日本の風景を大胆に描き、日本という国における富士の威容をヨーロッパから世界にまで知られるきっかけとなった葛飾北齋の画『富嶽三十六景』〈全四十六図〉をフルカラーで掲載した[歌画集]。「信仰と宗教は全く別のものです。信仰とは、神仏を頼りに生きる、その人の生き方そのものであり、祈りとは、神仏を求める魂の叫びです」(本書、あとがきから)。短歌、俳句の奥深い人生の祈りと、北齋画の雄大で大胆な発想の接点にある富士山。その偉大な山の存在を味わえる書です。
-
3.1神楽坂愛里(かぐらざかあいり)は東央(とうおう)大学大学院に通うリケジョ。何よりも努力を尊び、ノーベル賞を目指し道を切り拓いてきた。ある日、同じ研究室の福豊颯太(ふくとよそうた)が実験に使うラットが集団死した。感染症の疑いに周りが騒然とする中、真相を突き止めようと、立入禁止の現場に潜り込む……! 踏みにじられた努力と、奪われた命に報いるため、科学を愛する愛里が推理する!
-
3.7とある温泉街にある「寿酒店(ことぶきさかてん)」を継いだ寿ミツルは、一軒一軒に注文を取る、昔ながらの御用聞きを続けていた。その理由は、霊感の強い寿一家が旅館を守る屋敷神(やしきがみ)の用事に応じるためだった! あるとき新進気鋭の「サクラリゾート」がオープンし、街は大騒ぎ。イケメン若手社長、幼なじみの神社の息子や個性豊かな屋敷神たちに囲まれ、ミツルはトラブル三昧……!?
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
3.5
-
3.5
-
3.8
-
3.0
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。