作品一覧

  • スバらしきバス
    4.1
    1巻880円 (税込)
    東京や福岡の路線バス、コミュニティバス、高速バス、ツアーバス……詩人である著者は、ふらっとバスに乗り込むと、外の景色を眺め、本を読み、ぼんやりし、バス停の名前から物語を妄想し、乗客を観察する。終点まで行って、また同じ路線で折り返す。そんなバスの中の時間は、楽しく、心地よく、ちょっと寂しい。ユーモアと叙情を湛えた傑作バスエッセイが増補文庫化。解説 大竹昭子
  • ピアノ・サンド
    4.0
    1巻660円 (税込)
    好きな男のすべてはいらない。……離婚して二人用の家具が居心地悪くなった頃、ピアノを預かることになった。100年前のフランス製、燭台付き。元クラスメートの槙野と親密になりながらも、執着はしない日々に、ピアノは変化をもたらすのか? 詩人で作家である著者が、ぎこちなく生きる女の愛しさを描いた、心の空洞を照らす、全2篇。

ユーザーレビュー

  • スバらしきバス

    Posted by ブクログ

    楽しい本。
    目的地へ向かうためではなく、バスに乗ることを目的にバスに乗りたくなる。
    中野に4年住んでいたので場所もわかるところが多くて、懐かしい気持ちになった。

    0
    2025年03月23日
  • スバらしきバス

    Posted by ブクログ

    土地勘のある場所も出てきたので、より楽しめた。とてもバスが好きな方なんだなと感じました。バスに乗りながら読みました。

    0
    2024年11月17日
  • ピアノ・サンド

    Posted by ブクログ

    読み始めからぐっと引き込まれた作品は久しぶり。2作品の主人公はどちらも人生に希望や期待をほぼ捨てているような女性だけど、ところどころ共感できるところもあったり。

    0
    2013年03月01日
  • スバらしきバス

    Posted by ブクログ

    私も作者と同じでバスが好きだ。
    階段の上り下りをせず、しかも、目的地の近くまで連れて行ってくれる。時間が読めないことが玉に瑕だが、電車と違って、なぜかほっとする。
    作者は都心を中心にした、京王、東急、小田急、西武などのバスの旅を満喫する。非常に共感がもてたのが、読者と目線が同じこと。難しい御託は無く、外の風景や、乗客への素直な感想を書いていて、私もそうそうと頷いた箇所がたくさんあった。

    0
    2025年08月01日
  • スバらしきバス

    Posted by ブクログ

    バスに乗車することになるいきさつから、終点までの紀行について、個性的な軽妙な語り口で、豊かな心情表現をふんだんに織り込んで書き上げられたエッセイ集。ほのぼのとした雰囲気を感じ取れて、気持ちがほぐれてほっこりする本。

    0
    2025年01月22日

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