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  • 九十九航空艦隊【上】
    完結
    -
    太平洋戦争の開戦劈頭、“大艦巨砲主義”に異を唱える山本五十六連合艦隊司令長官は、起工予定の大和級三番艦を空母に変更することを強硬に提言。念願の超弩級戦空母「高天原」を新造させるに至った。 さらに山本はこれを旗艦とし、航空母艦5隻+巡洋艦4隻の計9隻、それに駆逐艦9隻を加えた航空艦隊を組織し、司令長官に九十九重志郎中将を任命する。 その名と艦数をかけて「九十九航空艦隊」と命名された新艦隊は、米─豪補給ライン遮断のため、南太平洋に出撃。新型艦載機「神閃」が第17部隊を殲滅させた。 次なる戦地はミッドウエー沖──。連合艦隊第三艦隊の危機を救うべく、ここに驚愕の急襲作戦を敢行する!! 史上最大戦空母と世界最強艦隊の活躍を描く傑作架空戦記、上巻! この作品は2004年1月~3月に白石書店より刊行された『最強戦闘群団「九十九航空艦隊」』『最強戦闘群団「九十九航空艦隊」Ⅱ』を加筆訂正のうえ改題したものです。
  • 九十九さん家のあやかし事情 五人の兄と、迷子の狐
    3.8
    両親を早くに亡くしたあかねは、5人の過保護な兄と暮らしている。たまにウンザリしながらも円満に過ごす日々は、ある時死んだ父から手紙が届くことで一変した。なんとあかねには、あやかしの許嫁がいるようで!?
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    完結
    3.5
    全1巻682円 (税込)
    訳あって入社二年で会社を辞め、自身をなくしていた長原佑。ある日訪れた書店で、謎めいた女性店主から“仕事を探しているのなら、今夜この店にもう一度来て”と告げられる。再訪した佑が案内されたのは、書店地下を改装した秘密のバー。そこで店主のトワコさんから言い渡された、思いがけない〈仕事〉とは――。夜ごと悩みを抱えた人が訪れる、小さな書店とバーの日々。大人気「珈琲店のタレーランの事件簿」シリーズの著者が贈るミステリー。
  • ぬり壁のむすめ~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    3.7
    あたしって、ついてない。三つ目の働き口をなくし、るいは途方に暮れていた。母を早くに亡くし、左官をしていた父もぽっくり逝き、天涯孤独の身だ。その死んだはずの父が困りものなのだが……。ふと入った路地で見つけた「働き手を求む」の貼り紙――。この世ならぬ者が見える少女が、ちょっと迷惑な父とともに、人助けならぬ亡者助けに奔走する! 痛快時代小説。
  • 九十九十九
    3.7
    あまりの美しさに、素顔を見せるだけで相手を失神させてしまう僕は加藤家の養子となり、九十九十九(ツクモジュウク)と名づけられた。九十九十九は日本探偵倶楽部(JDC)に所属する探偵神でもある。聖書、創世記、ヨハネの黙示録の見立て連続殺人事件に探偵神の僕は挑む。清涼院流水作品の人気キャラクターが舞城ワールドで大活躍!
  • 九十九81悪剣傳 殉死も悪いもんじゃねえ<新装版>
    4.0
    男の話をしよう―。この世で最も強くて狡くて、愚かで淫らだった男。でも、ほんの少しだけ優しかった男の話を。 ここは龍に似た形の列島。ちょうど龍の前脚辺り巨大な首都・イド国が拡がる。そのイド国の奉行エイダの命令で、貧乏御家人の81(やそいち)と仮面の農夫メロスは、年貢が高いことで知られるアーロン国に出向く。アーロン国貴族は皆優雅に暮らせるが、民には生きていくことが困難な国だ。そんな国の王は病床に臥していた。その愚かな王に、一通の紙箋を突きつけるという使命を負う81とメロスだが…。クレイジーでパンクな侍、九十九(つくも)81ここに見参。
  • 月夜見エクリプス
    3.5
    1巻1,831円 (税込)
    商店街からの依頼で、街で迷惑・暴力を働く奴らを懲らしめているタツヤ。ある日、奴らに襲われていた美少年ミナミを助けた。名門校に通うミナミと街の自警団として生きるタツヤでは、育ちや環境も違うが、二人は惹かれ会う。しかし、突然ミナミが失踪する。行方を捜すと、彼は新興宗教の教祖の弟だった。おまけに兄と妹が企む怪しげな計画の犠牲に……。耽美SFの鬼才の10年ぶりの新作は、奇想天外な謀略に巻き込まれた少年たちの物語。
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    3.7
    人工的な心や生命。ゴーレム、オートマトン、ロボット、アンドロイド、ボット、人工知能――人間ではないが人間によく似た機械、人間のために注文に応じてつくられた存在というアイディアは、はるか古代よりわたしたちを魅了しつづけてきた。そしていま、その長い歴史に連なる最新のアンソロジーがここに登場する。ケン・リュウ、ピーター・ワッツ、アレステア・レナルズ、ソフィア・サマターをはじめ、本書収録作がヒューゴー賞候補となったヴィナ・ジエミン・プラサドら期待の新鋭を含む、今日のSFにおける最高の作家陣による16の物語を収録。/【目次】われわれが必要とする「他者」をつくるということ=ジョナサン・ストラーン/働く種族のための手引き=ヴィナ・ジエミン・プラサド/生存本能=ピーター・ワッツ/エンドレス=サード・Z・フセイン/ブラザー・ライフル=ダリル・グレゴリイ/痛みのパターン=トチ・オニェブチ/アイドル=ケン・リュウ/もっと大事なこと=サラ・ピンスカー/ソニーの結合体=ピーター・F・ハミルトン/死と踊る=ジョン・チュー/人形芝居=アレステア・レナルズ/ゾウは決して忘れない=リッチ・ラーソン/翻訳者=アナリー・ニューイッツ/罪喰い=イアン・R・マクラウド/ロボットのためのおとぎ話=ソフィア・サマター/赤字の明暗法=スザンヌ・パーマー/過激化の用語集=ブルック・ボーランダー/謝辞/解説=渡邊利道
  • 創られた「日本の心」神話~「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史~
    4.0
    「目からウロコ」「衝撃的」「出色」と各界から絶賛の嵐!2011年度サントリー学芸賞受賞!(芸術・文学部門)。2011年度国際ポピュラー音楽学会賞(非英語部門)受賞、2011年新書大賞10位。明治・大正期の自由民権運動の中で現れ、昭和初期に衰退した「演歌」。これが60年代後半に別な文脈で復興し、「真正な日本の文化」とみなされるようになった過程と意味を、膨大な資料と具体例をもとに解き明かす。【光文社新書】
  • つくられる子どもの性差~「女脳」「男脳」は存在しない~
    3.7
    「女の子はおとなしくていいな~。男児はもう怪獣だから!」――親同士の会話でよく聞くフレーズである。大人は無意識に子どもの性格の原因を性別に求めるが、それは本当に正しい態度なのか。性差についての心理学・脳科学の膨大な先行研究をベースに、子どもの「好みの性差」「空間認知の性差」「言葉の性差」「学力の性差」「攻撃性の性差」「感情の性差」をデータで分析。「男女差の科学」で性差の謎を解く!
  • 造作られる私という他人
    完結
    -
    全1巻299円 (税込)
    AIデザインで身体を改造・整形ができる時代。美しく、若くあることに取りつかれたAIデザイナー樹(いつき)。AIデザイン界で世界的に有名になった樹は、自らの身体さえもAIでデザインし、改造を次々に行っていく。 そこまで樹が美しさ、若さに執着するのには理由があった。 次々に自らを改造していく樹だが、AIによる肉体改造には限界があった。 崩れはじめる身体。 自らの身体や心に疑問を持ちはじめるたある日、樹に衝撃が走る。美しく生きるケイと再会し、その言葉に心を動かされる。今まで美しさと若さを追求する自分自身が揺らいでいく。それと同時に気付く。自分の「ありのままの自分でいい」という心から逃げていたことに。 NovelJam 2024参加作品

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  • 造り酒屋の人柱・他短編集
    -
    ◆造り酒屋の人柱   樋口有矢は「酒癖が悪い」という理由でプロポーズを何度も失敗していた。 だが有矢は思いを遂げるため酒を断ち、ついに彼女からのOKを手に入れる。 だが始まった結婚生活は有矢の予想を大きく外れていて……。 ◆ラブラブメール テレビでの仕事に憧れ、アナウンサーとしてデビューを果たした仲川まさみ。しかし彼女は自身の問題から大失敗を犯してしまう。 なんとか前を向いて生きようとする彼女だったが、やがてとんでもない不幸が。 不幸の連鎖は、彼女の不倫相手にも伝わって……。 ◆安請け合いの男達と被害妄想女 しがない会社員である日向昇は、人からの頼みや相談を断れない残念な性格の持ち主であった。 ある日、同僚の川口まどかからストーカー被害を解決して欲しいという無理難題を引き受けてしまう。そして一緒にやってきた喫茶店で……。 ◆とりかぶと 長年の歴史を持つ老舗の散髪屋を営む女性・二宮かんな。 ある日、彼女は密かに思いを寄せている男・駿河弓弦から、とある仕事を依頼される。喜んで引き受けたかんなだったが、やがて彼の本性が現れ、幻滅。 かんなは仕事場を離れようとするが、男はさらなる素顔を見せ始め…… ◆意志を持つハイヒール その日、畑中千草は職場で取り返しのつかないミスを犯し、心に大きな傷を作っていた。 成長が見られない自分、何もできないことを痛感した。 そんな失意の中、家路につこうとした千草の視界に、魅惑のハイヒールが入り込む。 その美しさに心を救われた千草は、そのハイヒールを購入。 すると自身の思考、そして生活までもがガラリと変わり……。
  • 創るセンス 工作の思考
    4.0
    かつての日本では、多くの少年が何らかの工作をしていた。しかし、技術の発展で社会が便利になり、手を汚して実際にものを作るという習慣は衰退し、既製品を選んだり、コンピュータの画面上で作業することが主になった。このような変化の過程で失われた、大切なものがある。それは、ものを作ったことのない人には、想像さえつかないものかもしれない。「ものを作る体験」でしか学べない創造の領域、視覚的な思考、培われるセンスとは何か。長年、工作を続けている人気作家が、自らの経験を踏まえつつ論じていく。【目次】まえがき/1章 工作少年の時代/2章 最近感じる若者の技術離れ/3章 技術者に要求されるセンス/4章 もの作りのセンスを育てるには/5章 創作のセンスが産み出す価値/あとがき
  • 繕い屋 月のチーズとお菓子の家
    3.6
    夢を行き交い「心の傷」を美味しい食事にかえて癒やしてくれる不思議な料理人・平峰花。リストラを宣告されたサラリーマンがうなされる「月」に追いかけられる夢も、家族を失った孤独な女性が毎夜見る吹雪の中で立ち尽くす悪夢も、花の手によって月のチーズやキノコのステーキにみるみるかわっていく。消えない過去は食べて「消化」することで救われる。心温まる連作短編集。
  • 償い
    3.5
    36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが……。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?感動の長篇ミステリ。
  • 償いの椅子
    3.7
    五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか? そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…?
  • 償いのうた
    -
    1巻880円 (税込)
    ぼくは友のために悩んだ 彼女のために生きようとした そして、人々のために「償いのうた」を奏でようとした 戦後の混乱の中、懸命に生き抜く 一人の青年の姿を描いた力作!
  • 償いの結婚式
    -
    ロマンスの巨匠たち ~リン・グレアムの軌跡 3~ 不遇にめげないピュアなヒロインと、ゴージャスなスペイン貴族の愛憎劇―― リン・グレアムの十八番、"セクシーラテンヒーロー"、ここに誕生! 永久保存版複雑な家庭環境で育ったクリッシーは、 まだ二十歳になったばかりだというのに、 母が生前、駆け落ちの末に産んだ幼子をかかえ、 今日という日を生き延びることに必死だった。 次の仕事は、裕福な家で住み込み家政婦―― でもまさか、ここがあの人の屋敷だなんて! 姉の恋人だったスペイン貴族、ブレイズ・ケニアン。 目の前にいるとてつもなくセクシーな彼は、 今なお、私には決して手の届かない人……。
  • 償いのフェルメール
    3.5
    シリーズ連続全米1位! 世界的名画《合奏》が消え、いわくつきの富豪が殺害された。 その背後には核の危機を招く陰謀が―― 巨匠が描く、スパイ小説の最前線。 アマルフィの豪邸で黒い噂のある実業家が殺害され、一枚の絵画が盗まれた。イタリア当局から協力を求められたガブリエル・アロンは消えたのはフェルメールの幻の名画であり、殺人はプロの手口だと見定める。手がかりを追ううち、Zのタトゥーのある暗殺者の襲撃を受けたガブリエルは、事件の裏に“コレクター”と呼ばれるロシアの謎の新興財閥(オリガルヒ)の存在と、隠された核を巡る陰謀を突き止め――。
  • 償いの雪が降る
    4.0
    母子家庭で育ったジョーは実家を出て念願の大学進学を果たす。授業で身近な年長者の伝記を書くことになり、祖父母も父親もいないため介護施設を訪れたところ、末期がん患者のカールを紹介される。カールは三十数年前に少女暴行殺人で有罪となった男で、病気のため仮釈放され、施設で最後の時を過ごしていた。カールは臨終の供述をしたいとジョーのインタビューに応じる。話を聴き、裁判記録を読むうちにジョーは事件に疑問を抱くようになり、真相を探り始めるが……。バリー賞など三冠、エドガー賞最優秀新人賞最終候補となった衝撃のデビュー作!
  • 償いの流儀
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    正義の鉄槌? なんて柄じゃないけど オレオレ詐欺に遭った「角のおばちゃん」の仇を取ろうと 証拠をつかんだ詐欺集団を匿名で警察に通報したつもりが、 逆に逮捕を逃れた残党に居場所を知られ、復讐の標的に。 背後の組織をつかみ切れない奈美が選んだ窮余の策とは? 企業のトラブル請負という仕事をめぐって最愛の恋人・雪江と師を続けて亡くした西澤奈美は心の整理がつかず空虚な日々を送っていた。そんな彼女が親しみを寄せるタバコ屋の上井久子がオレオレ詐欺に遭う。 久子を慰める術を持たない奈美だったが、自分が入居する雑居ビルのオーナーから隣のビルに入った怪しげな会社が詐欺集団ではないかという見立てを聞き、密かに証拠をつかみ匿名で警察に通報する。しかしその後、逮捕を逃れた残党の影がちらつき、たびたび襲撃を受けるように。 奈美は、彼女が育った児童養護施設の後輩で雪江を慕っていたという松井の協力を得て久子を騙した犯人を突き止め、ついには自ら拉致されて敵地に辿り着くという無謀な賭けに出る……。 満身創痍の西澤奈美、絶体絶命!
  • 償いは、今
    3.5
    銃乱射事件で係争中の被害者遺族が、一転して連続殺人の容疑者に。元恋人を救うべく、女性弁護士は勝ち目が薄い裁判に臨むが……。予測不能の展開で突き進む衝撃作登場!
  • つぐないは君のために
    -
    1巻550円 (税込)
    高校時代に恋愛で苦い思い出があった秦野和羽は、他者と深く関わらずに生きてきた。 打ち合わせ後、新宿でトラウマを植え付けてきた生田大史と再会。いきなりの求愛にとまどった和羽は大史の告白を受けてしまう。和羽の傷は深いが、熱烈的なアプローチに心がとかされていく。
  • 償いは残酷に
    -
    秘書のローレルは今日も野暮ったい服に身を包み、来客のために紅茶を運びに行った。同僚は容姿端麗な客だと騒いでいるが、彼女は何の興味もない。だがそれもその客の顔を見るまでのことだった。男の名はオリヴァ・サヴィジ――15歳のローレルが義父にレイプされかけて裁判になったとき、まるで彼女がそそのかしたように書き立てたジャーナリスト。その記事のせいでローレルの人生は破滅した……。あの悪魔がいったいどうしてここにいるの
  • 償いは済んでいる―忘れられた戦犯と遺族の歴史
    値引きあり
    5.0
    平和の日々の中で消し去られた歴史の真実と悲劇――太平洋戦争は遠い過去の出来事となりつつあり、覚えている人も少なくなった。しかし、現在の「平和」は戦犯として罪を問われた人たちの命と引き換えに得たものだ。日本はかけがえのない人の命をもって、戦後にお詫びや償いを済ませてきた。息子が、夫が、父が、なぜ、どうして、どんな罪をどう問われて、戦犯となり、命を奪われたのか! 無念の思いを胸に抱えて生きてきた、家族の人生を徹底取材。 忘れられた20世紀の歴史の悲劇に迫る渾身の1冊!!
  • 継ぐのは誰か?
    -
    人類は今や絶頂期にある。だが、「完全」ではない。技術文明の発展速度にくらべ、人間の叡智は常にそれに追いつくことができず、ますます制御不可能になっている。このままでは、人類の限界が必ずくる――。「チャーリイを殺す」。世界各地の大学で奇妙な予告があいつぎ、しかも現実のものとなっていた。このヴァージニア大学でも、優秀な学生であるチャーリイが、研究中に高圧電流に感電してしまった。予告通り、彼は殺されたのだ! これは、極度に巨大化・複雑化したコンピュータ社会を密かに狙う新人類の出現なのか? 文明の最先端をよりどころとし、彼らは人類にとってかわるのだろうか? 小松左京ライブラリによる詳細な解説を収録。
  • TUGUMI
    4.4
    病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。第二回山本周五郎賞受賞作。[装画・山本容子]
  • ツグミはツグミの森
    -
    夏休み――僕らミラノ高校の天文部一同は、一週間の天体観測合宿を予定していた。あの美しくも不吉なツグミの森で。だが、そのとき刻々と超大型台風が接近していた。そして悲劇が幕をあける。僕らの声は吹き荒ぶ嵐に掻き消されてしまうのだろうか。『匣の中の失楽』の竹本健治が仕掛ける学園ミステリ!
  • 告ぐ雷鳥~上絵師 律の似面絵帖~
    3.7
    授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!
  • つけびの村
    3.5
    2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。 犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが…… それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。 気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、 ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。 〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない!
  • つけびの村 ~山口連続殺人放火事件を追う~
    3.5
    “うわさ”が5人を殺したのか?  この村では誰もが、誰かの秘密を知っている。  2013年7月、わずか12人が暮らす山口県の限界集落で、一晩のうちに5人が殺害され、2軒の家が燃やされる事件が発生した。凶行に及んだ男が家のガラス窓に残した貼り紙に書かれてあった「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」。メディアはこぞって「犯行予告」と騒いだが、真相は違った……。  気鋭のノンフィクションライターが、拡散された「うわさ話」を一歩ずつ、ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村を行く。発表のあてもないまま書いた原稿を「note」に投稿したところ思わぬ反響を呼び、書籍化。事件ノンフィクションとしては異色のベストセラーとなり、藤原ヒロシ、武田砂鉄、能町みね子ら各界の著名人からも絶賛の声が上がった。  事件から10年という節目に、新章となる「村のその後」を書き下ろし加筆して文庫化する。
  • 漬物の味〔扉の言葉〕
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 津下四郎左衛門
    値引きあり
    -
    1巻165円 (税込)
    森鴎外による作品。
  • 津下四郎左衛門
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • つげ義春日記
    3.9
    伝説の漫画家が私生活の苦闘を描いた幻の日記、待望の初文庫化。 昭和50年代、結婚し長男も誕生して一家をかまえた漫画家つげ義春は、寡作ながらも「ねじ式」「紅い花」など評価の高い作品群が次々と文庫化され、人気を博す。生活上の安定こそ得たが、新作の執筆は思うように進まず、将来への不安、育児の苦労、妻の闘病と自身の心身の不調など人生の尽きぬ悩みに向き合う日々を、私小説さながら赤裸々に、真率かつユーモア漂う筆致で描いた日記文学の名篇。解説・松田哲夫。
  • 告げられない愛の証
    -
    どうかおなかの子だけは愛して。 たとえ私のことがわからなくなっても。結婚半年の記念日の朝、サン・ヴィターノ王国の皇太子妃ルーナは、 王家所有の金鉱視察に赴く夫リーニと別れのキスを交わした。 昨夜、妊娠が判明し、彼女は幸せの絶頂にあった。 夫が帰宅したら、この朗報を伝えて特別な日を祝おう……。 だが彼は帰ってこなかった。地震による落盤事故に巻き込まれて。 打ちひしがれながらもルーナは夫の死を受け入れ、 気丈にもほかの犠牲者の弔問のため隣国まで足を延ばした。 そして、奇跡が起きた。病院で治療中のリーニを発見したのだ。 「君は誰だ? いったい僕は何者なんだ?」 ルーナの喜びは一瞬で消えた。夫はすべての記憶を喪失していた。
  • 愛するには危険 都合のいい結婚:悩める三兄弟 II
    3.0
    ジェインは隣に越してきた男性、ケイド・ブラボーのことが気になって仕方がなかった。かつて札付きの不良だった彼は、今はプロの賭博師だ。女性とは束の間楽しんだあと、冷酷に捨てるという噂もある。絶対に好きになってはいけないタイプの男性なのに気のあるそぶりをされるたび、ジェインは恍惚となってしまう。ある日、とうとうケイドが交際を求めてきた。ジェインは勇気を奮い起こし、震える声で拒絶する。だが翌日、彼女の家の前に高価な贈り物が置かれていた。■『都合のいい結婚:悩める三兄弟』の第二話をお届けします。ブラボー三兄弟の中で最も危険な男性ケイドがヒーローです。

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  • 都合のいい結婚 IV
    -
    『十年目のプロポーズ』―「トリー、久しぶりだね」突然現れたマーシュを前に、トリーは立ちすくんだ。すべてをかけて愛したマーシュに捨てられたのは十年前。その後生まれた彼の娘を育てながら、これまで必死に生きてきた。彼の目的は何? 混乱したトリーは話も聞かずに逃げ出した。それが仕組まれた再会だとは、知るよしもなく……。 『五百万ドルの花嫁』―“息子ジョナス・ブラボーは、エマ・ヒューイットと一年間の結婚生活を送り、期間満了後、彼女に五百万ドルを支払うこと”恩人の遺書を読んだエマは、あまりのショックに呆然とした。いま目の前に座る、この気難しく尊大な大富豪と結婚ですって?ジョナスは軽蔑のまなざしで彼女を眺めていたが、突然言い放った。「これは、きみが金目当てで企んだことだろう?」
  • 都合のいい花嫁
    3.0
    私はかりそめの花嫁。愛なんて望めない……。 ヘレナは残されたウエディングドレスを手に思い悩んでいた。姉が政略結婚で決められた婚約者のフリンを捨てて、式の直前に逃げだし、初恋の人と駆け落ちしてしまったのだ。礼拝堂には仕事関係の招待客も大勢いる。このままでは、大企業の次期CEOである彼が恥をかいてしまう!10代の頃から憧れていたフリンの危機を救いたい一心で、ヘレナは思わず彼に告げた。「私が一時的に身代わりの花嫁になるわ」その衝動的な提案に驚き、たしなめるフリンを振り切って、彼女は姉のドレスをまとい、祭壇の前で誓いの言葉を口にした――フリンが花嫁に求めるのは、跡継ぎを産むことだけだと知りながら。 ■気鋭の英国人作家ソフィー・ペンブロークの新作をお贈りします。本作は、やむなく便宜結婚することになった二人の物語。皮肉にも、愛の国イタリアで交わされる愛なき契約……。ヘレナの密かな恋の行方は? 前作『初恋の残り香』の主人公たちも登場します。
  • 対馬沖ソ連艦(アクチャーブリ)に突入せよ
    -
    夜の福岡空港に一機の垂直離着陸機が緊急着陸した。対馬沖にいるソ連太平洋艦隊の旗艦アクチャーブリの艦載機だ。日本海で何が起きているのだ?一人のルポライターがそこで恐るべき光景を目撃した。一方、緊迫する最高国防会議は極秘に強行攻撃を決断。攻撃隊員たちは絶望的な戦闘に突入していく…。

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  • 対馬奪還戦争1
    -
    独島(竹島)の韓国守備隊が何ものかの攻撃によって壊滅。日本の仕業と決めつけた韓国軍は直ちに軍隊を派遣、対馬に上陸した。対馬市役所に翻る太極旗――。陸海空、そして海保の面々が動く!
  • 対馬丸
    4.5
    戦局傾いた昭和一九年八月、沖縄から本土に向かった学童疎開船「対馬丸」はアメリカ潜水艦の魚雷攻撃を受け、深夜の海に沈んだ。乗船者一六六一名、うち学童八〇〇余名。生き残った学童は五〇余名に過ぎなかった。戦争完遂のため、次代を背負う若き国民を護るため、という大義名分のもと、国策として実施された疎開事業における最大の悲劇である。その歴史的全貌を伝える名著。(解説・佐藤優/作家・元外務省主任分析官)
  • 対馬丸事件 沖縄の悲劇
    -
    太平洋戦争末期、学童・教師・父兄・病人等1600余名を乗せて、沖縄を逃れ、本土へ向かった学童疎開船・対馬丸は、トカラ列島の一つ、悪石島沖で米潜水艦の魚雷を受けて沈没した。この事実は、長い間、軍の命令で隠されていたが著者は、たくましい想像力によって、船と運命を共にした学童たちと沖縄の悲劇を描く。(講談社文庫)
  • 辻

    4.1
    父と子。男と女。人は日々の営みのなかで、あるとき辻に差しかかる。静かに狂っていく父親の背を見て。諍いの仲裁に入って死した夫が。やがて産まれてくる子も、また――。日常に漂う性と業の果て、破綻へと至る際で、小説は神話を変奏する。生と死、自我と時空、あらゆる境を飛び越えて、古井文学がたどり着いた、ひとつの極点。濃密にして甘美な十二の連作短篇。 ※当電子版では対談「詩を読む、時を眺める」は収録していません。
  • 辻占侍 左京之介控
    -
    辻占を副業としている御家人の鏑木左京之介に、人足寄場の奉行から声がかかる。仕事の中身は寄場を放免になった錺職人・吉次郎を悪事を企む連中から守ることだった。晴れて寄場を出てなんとか仕事についた吉次郎だったが、その仕事には黒い影がちらつく。そして、背後にはさらなる闇が存在していた。左京之介が神刀自在流の剣で悪を断つ! 異色の新シリーズ。
  • 辻風(つじかぜ)の剣
    4.0
    江戸・根津権現の辻番所を預かる老爺・留蔵と、辻謡曲を生業(なりわい)とする浪人・田部伊織には知られざる裏の貌(かお)がある。庶民を傷めつける悪党をひそかに始末しているのだ。伊織が救(たす)けた刀傷を負った若侍も、辻番所に居ついていた。友を心中に追い込んだ同心に、決死の覚悟で仕掛ける伊織。そこに一陣の風が!(表題作)。武芸を嗜(たしな)む著者が描く、迫真の剣戟(けんげき)と人の絆。時代中編集!
  • 辻斬り
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    同心だった作之助は主犯を取り逃がし今や無役の貧乏御家人。どこにも本当の居場所はない。恋川春町に出入りしながらいっぱしの戯作者を気取り、かろうじて矜持を保つ日々。ふと芽生えた殺意を抑えきれず、飾り職人を刺してしまう。人を殺める暗い歓びを知った作之助に、追っ手は迫る。これぞ時代暗黒小説。
  • 辻斬り始末――請負い人阿郷十四郎
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    倭寇伝来の剣法を操るよろず請負い人・阿郷十四郎のもとに、奇妙な依頼が舞い込んだ。盗まれた宝剣を女郎屋から奪還してきてほしいという。だが、その剣にはある秘密があった。幕府の中枢を脅かす辻斬り事件がその剣で行なわれていたというのだ。剣の湮滅をめぐり忍び寄る危機。影流に端を発する十四郎の剛剣が唸る!
  • 辻斬り橋 八坂鏡之介人情占い事件帖
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    妾腹の子ゆえ、剣の腕も立ちながら家督を継ぐこともかなわず、無頼の日々を送っていた八坂鏡之介だが、ある日、大目付から、上方より江戸に下ってきた盗賊一味を捕縛するための隠密を依頼される。日常生活に飽いていた鏡之介は喜んでこれを引き受けるのだが…。表向きは白着流しの八卦観(はっけみ)として情報集めに専念しながら、異相の岡っ引き・伊佐吉親分と一緒に、米問屋の金蔵から消えた金子、品川沖に漂う幽霊船、そして深川の太鼓橋に夜な夜な現れる辻斬りの謎に挑む。 ●聖 龍人(ひじり・りゅうと) 佐賀県有田生まれ。日本大学卒業後、内外タイムス入社。その後、新聞、雑誌などのライターを経て、作家となる。気学、呪術研究家としての顔も持ち、占星術、姓名判断など易学の分野でも活躍中。三浦誠衛流居合道五段。
  • 辻斬り秘帖
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    江戸市中では辻斬りが横行。浅草界隈では女が後ろから、麻布界隈では男は前から。離れた場所で同日同夜に起こる辻斬りに定廻り同心の佐久間兵衛は頭を抱えていた。そんな矢先、同僚が刺殺された。なんと局部を切り取られ、痴情のもつれによる女の仕業かと思われたが…。

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  • 辻斬り無情 二本十手捕物控
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    二本十手が殺人剣に挑む! 浅草界隈で頻発する辻斬り。その犯行の形跡から、下手人像として浮かんできたのは侍なのだが、差配違いで町方は手を出すことができない。でも、新米の岡っ引である美代次の気持ちは収まらないのだった。「侍がどうしたってんだ」――美代次は独断で夜回りを始めるも、またしても犠牲者が……。やがて、下手人と疑わしい旗本を絞り込んだ美代次は、その屋敷に一人で乗り込んでいく。だが、辻斬りの裏には、思いがけない事情が隠されていた。「二本十手捕物控」シリーズ第二弾!

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  • 辻邦生電子全集 1巻 初期長篇小説(ロマン) 『背教者ユリアヌス』ほか
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    古代ローマ帝国の皇帝ユリアヌスの短くも激動の生涯を描いた、辻邦生の代表的長篇作品『背教者ユリアヌス』を中心に、「背教者ユリアヌス歴史紀行」等関連エッセイ14篇を収録した一巻。 『背教者ユリアヌス』は、「海」1969年7月創刊号から1972年8月号まで、全38回にわたって連載され、同年に単行本として刊行された長篇小説で、4世紀から5世紀の過渡期、ビザンツ帝国の基礎を築いたコンスタンティヌス大帝の甥・ユリアヌスの短い治世と生涯、ローマ帝国の終焉、そしてキリスト教世界の台頭という歴史の転換点を描いた全14章からなる大作である。 緻密な構成と壮大なスケールをもって描かれたこの物語には、宗教に端を発する戦争や、国境・利害をめぐる紛争が絶えることのない未来を、すでに1969年の執筆開始時点で予感していた辻の警鐘が込められていて、辻は、「ユリアヌスが辿った悲劇を、自分の感覚として日々刻々に痛切に感じる」と述べ、時代の転換点に立たされた一人の人間への共感と、現代への問いかけとを重ね合わせていたのであった。 当巻では「ユリアヌスの廃墟から」等『背教者ユリアヌス』に関する辻のエッセイ文章14篇を収録している。 解説は中世から近世にかけての欧州を舞台とした歴史小説を多数発表している作家・佐藤賢一が担当。 付録として「背教者ユリアヌス」の創作メモ等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 辻邦生電子全集 3巻 後期長篇小説(ロマン)『嵯峨野明月記』『西行花伝』ほか
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    “美”に生きる日本の人々を描いた長篇『西行花伝』『嵯峨野明月記』を中心に、関連エッセイ、談話等33篇を収録。 “美”に生きる日本の人々を描いた長篇『西行花伝』『嵯峨野明月記』『江戸切絵図貼交屏風』と『式子内親王集・建礼門院右京大夫集』の現代語訳を中心に、関連エッセイ、談話等33篇を収録。上記4作品はいずれも「小説=ロマン」という形式の中で、回想的な「語り」を通して、過去と現在、生と死、美の終焉と再生が交錯する精神的空間を立ち上げている。 『西行花伝』は、「新潮」1991年1月号から1993年6月号まで全24回にわたって連載された長篇小説で、第31回谷崎潤一郎賞を受賞した。平安時代末期の歌人・西行の生涯を彼自身の内面や周囲の人物たちの視点から壮大に描き出した歴史小説で、同時に人間の愛や苦悩、芸術に生きることの意味を問いかける辻の文学観の静かにして熱い到達点ともいえる作品である。 『嵯峨野明月記』は、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)・俵屋宗達(たわらやそうたつ)・角倉素庵(すみのくらそあん)という三人の芸術家が交差する、戦国時代から徳川時代の初期を描きながら、辻自身の日本文化との和解へと至る精神の軌跡も内包した作品。 『江戸切絵図貼交屏風』は、武士の身分を捨てた浮世絵師・歌川貞芳を主人公に、江戸の人情や風景、芸術を語る短編集。「語り」の舞台は江戸の風景を地図と身体、記憶と風俗の交錯によって創作されている。 『式子内親王集』『建礼門院右京大夫集』の現代語訳は、創作と並行して行われたもう一つの「語り」のかたちであり、原文の詩情を現代語に再現しようとする繊細な試みは、単なる翻訳ではなく、古典に対する敬意と創作的再解釈が静かに共存した詩的感興の再創造としての営みでもある。さらに「江戸の匂い」「時間の地平のなかの西行」等の関連エッセイ、談話等33篇を録している。 解説は美術史家で学習院大学名誉教授・小林忠氏が担当。付録として『嵯峨野明月記』創作ノート、『西行花伝』自筆原稿革装本等を収録。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 辻邦生電子全集 2巻 中期大長篇小説(ロマン) 『春の戴冠』ほか
    -
    古都フィレンツェを舞台に画家ボッティチェルリの生涯を描いた大作『春の戴冠』を中心に、関連するエッセイ10篇を収録。 ルネサンス末期のフィレンツェを舞台に画家サンドロ・ボッティチェルリの生涯を描いた大長篇『春の戴冠』を中心に、関連するエッセイ10篇を収録。 『春の戴冠』は、「新潮」1972年1号から1976年10月号まで全45回にわたって連載され、1977年に単行本(上下巻)として刊行された長篇小説。15世紀イタリア・ルネサンス期のフィレンツェの栄耀と没落を、メディチ家と画家サンドロ・ボッティチェルリや、人文哲学者マルシリオ・フィチーノ、およびその弟子ピコ・デラ・ミランドラ等のプラトン・アカデミアとの関わりを軸に、パッツィ家との対立、サヴォナローラの暗躍などを交えながら描く大作。 本作は「偽伝」という形式で、史実再現ではなく、都市と芸術の記憶を繋ぐ語りの方法を採用している。「偽伝」の語り手に設定されたのが、古典語学者フェデリゴという架空の人物で、羊毛輸入商の家に生まれ、修道院でラテン語やギリシア語を学び、のちにプラトン・アカデミアに連なる知識人となる彼は、幼少期からサンドロと交わり、生涯にわたってその芸術と生き方を見つめ続ける人物として描かれる。 画家サンドロ・ボッティチェルリの生涯と、ルネサンス期フィレンツェの盛衰を描く本作は、辻の小説の中でもとりわけ壮麗な構成と、美の倫理をめぐる深い問いを孕んだ作品。 当巻では「『春の戴冠』歴史紀行」等『春の戴冠』に関する辻のエッセイ文章14篇も収録している。 解説は美術史家で学習院大学文学部教授・京谷啓徳氏が担当。付録として『春の戴冠』」の創作メモ等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 辻邦生電子全集 4巻 初期小説 『廻廊にて』『夏の砦』ほか
    NEW
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    『廻廊にて』『夏の砦』等、1968年までに発表された小説13篇と、小中高時代の作文・小品8篇、関連エッセイ等を収録。 『廻廊にて』『夏の砦』「遠い園生」「異国にて」「城」「影」「ある晩年」「旅の終り」「蛙」「空の王座」「北の岬」「見知らぬ町にて」「ある告別」、1968年までに発表された初期の小説13篇と、小中高時時代の作文・小品8篇、関連エッセイおよび創作ノート等12篇を収録。 『廻廊にて』は、1963年に発表された辻にとって初めての長篇小説。一人の女性画家の生涯を、彼女の死後に残された資料や関係者の証言から再構築していくという形式で、第4回近代文学賞を受賞、作家としての地位を確立した作品。『夏の砦』は1966年に書き下ろしで刊行された2作目の長篇小説で、一人の女性の精神的な遍歴と「生」の回復を描いている。また、「遠い園生」は、辻邦生が旧制松本高等学校の学生だった19歳の時(1945年)に執筆し、同校の寄寮雑誌「思誠」に発表した最初期の作品で、辻の「原点」ともいえる。さらに「異国にて」はヨーロッパ紀行をモチーフにした6篇の小品集。 解説は作家・詩人の池澤夏樹氏が担当。付録として『廻廊にて』の草稿、『夏の砦』創作メモ等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 辻邦生のために
    3.0
    いつまでも一緒にいると信じていた人のことを、過去形を使って語らなくてはならなくなるという悲しさは、大切な肉親や伴侶を失った誰しもが経験することなのだろう――半世紀を共にした夫人が、作家・辻邦生の暮らしぶり、愛した品々、日々の仕事についてを、愛惜をこめて綴る。
  • 辻留のおもてなし歳時記(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 1月のお節は伝統としきたりの心を大切に、2月には寒さの中に春の訪れを待つ心で、3月雛の節句には春の華やいだ気分を盛り込み、4月花見の膳は春の寿ぎ。5月の膳では季節を五感で感じ、6月には涼感をポイントにし、7月は冷たさと温かさの取り合わせを考え、8月にはご先祖を迎える精進料理。9月の膳で暑さに疲れた心身をいやして、10月には実りの秋の滋味を味わい、11月の膳で冬を迎え、12月師走の膳に1年の感謝をこめる。季節を彩る12か月の行事を中心に、おもてなしの心をこめた料理の作り方。食文化の真髄を伝える書き下ろし。
  • 辻のあやかし斬り夜四郎 呪われ侍事件帖
    完結
    -
    団子屋の看板娘・たまは、おつかいの帰りに辻斬りの現場に遭遇し、恐怖で気を失ってしまう。目を覚ますと破れ寺で辻斬りの夜四郎に介抱されていた。曰く、彼にかけられた半死半生の呪いを解くためには百八のあやかしを斬らねばならず、辻であやかしを待ち伏せしていたのだと――。実はあやかしを判別する目を持つたまは、夜四郎に頼み込まれ、彼のあやかし探しに協力することになる。そんな折、たまは団子屋を訪れた客・佐七に生き別れの母捜しを頼まれ、さらには幼い頃に姉のように慕っていた滝も姿を消した旦那を捜していると聞く。二つの人捜しとあやかし探しが交差した時、とある真実が浮かび上がる。あやかし斬り夜四郎と町娘たまの妖怪退治譚、ここに開幕!
  • 辻の華 戦後篇〈上巻〉
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦前、沖縄にあった女のみで経営される「辻遊廓」は那覇大空襲で灰燼に帰す。辻を追われ、苛烈な沖縄戦で九死に一生を得た著者は、米占領支配下で辛酸をなめつつ辻再建を誓い、実現に邁進する。

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  • 辻馬車
    無料あり
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  • 辻久一著「夜の芸術」
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
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  • 辻政信と消えた金塊 昭和戦後暗闘史
    -
    向島の旅館で横死した男は、死の直前“台湾軍の金塊”と呼ばれる純金を闇ブローカーに持ち込んでいた。一方、元陸軍大佐・辻政信の捜索依頼を受けた探偵業の永井は、辻と金塊の意外な繋がりを知る。闇に潜む巨万の富に私欲、利権そして権力が絡み合う!

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  • 辻政信の真実 ~失踪60年--伝説の作戦参謀の謎を追う~(小学館新書)
    4.2
    元陸軍参謀が最後に企てた“作戦”とは? 1961年(昭和36年)4月4日、元陸軍参謀にして参議院議員の辻政信は、羽田空港から東南アジア視察のため単身、飛び立った。実はその出発直前、数々の「異変」が確認されていた。たとえば、辻の次男・毅氏はこう証言する。 〈父はタラップに4回出てきたんです、機内に入ってから。あり得ないことです……〉 その後の足取りは杳として知れず、8年後に「死亡宣告」が出された。 伝説の作戦参謀は、いったい何をしようとしていたのか――。 その生涯は、まさに波瀾に満ちている。 苦学の末、士官学校を首席で卒業、陸大で恩賜の軍刀を下賜された。 初陣の第1次上海事変での武勇が報じられ、一躍、時の人となるが、 作戦を主導したノモンハン事件で多数の犠牲者を出し大損害を蒙る。 太平洋戦争緒戦マレー作戦で名を上げ「作戦の神様」と称されるが、 シンガポール攻略後の華僑虐殺問題やフィリピン戦線での捕虜殺害、 ガダルカナル島奪還作戦の失敗などにより、その勇名は地に墜ちる。 タイ・バンコクで玉音放送を聞いた後、潜行生活に入ることを決意、 ラオス、ベトナムを経由して中国に渡り、極秘裏に日本へ帰国する。 戦犯指定解除後、『潜行三千里』など手記が次々とベストセラーに。 勢いに乗って衆院選でトップ当選、さらに参院選で全国3位となるも その任期中に、内戦下の東南アジアへと向かい、消息を絶った――。 辻政信の主な評伝が刊行されたのは1980年代までだった。以来、30年以上の月日が流れている。本書は、戦前・戦中のみならず、戦後の潜伏生活や政治家としての言動、そして失踪に至るまでの経緯や死生観を丹念に検証し、数々の新証言・新事実をもとに辻政信の実像に迫っていく。 謎の失踪から60年――。毀誉褒貶の激しい作戦参謀の“正体”が明かされる。
  • 辻宮朔の心裏と真理
    3.0
    『記憶屋』の著者が放つ、恋する吸血種シリーズ第2弾! 花村遠野の甘い生活を脅かす、無差別殺人事件発生! 被害者全員が、吸血種!? 遠野が吸血種関連問題対策室に勤めて早五年――再び日本で不可解な連続殺人が発生した。 なんと今度は、被害者全員が吸血種!? 簡単には死なないはずの吸血種を、誰が何の目的で、どうやって殺しているのか。 さっそく遠野と朱里が臨場するが、やがて七年前に忽然と姿を消したカリスマ吸血種“ユエ”が容疑者リストに浮上する……。 恋する吸血種シリーズ第二弾!
  • 辻征夫詩集
    3.7
    やさしくて、茫洋として、卑下もせず、自慢もしない――。実際に生きているリアリティーを話し言葉を巧みに使って書かれた素直なことばが、混沌とした重層的な時空間をうみ出す、現代抒情詩の第一人者辻征夫(1939-2000)のエッセンス。全作品から70篇を精選し、自筆年譜を収録した。(対談・解説=谷川俊太郎)

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  • 伝え上手になりたい
    3.7
    note、Voicy、インスタグラムで大人気のエッセイストが綴る 人間関係をスムーズにする、意見や気持ちの伝え方 「どうしたら自分の気持ちをきちんと相手に伝えられる?」 「断りたいけど、相手を傷つけてしまいそうで…」 「SNSでモヤモヤしています…」 仕事、子育て、夫婦、SNS…。 私たちは日々の暮らしのあらゆるシーンで、相手に自分の意見や気持ちを伝えています。 しかし、「自分は伝えるのが上手だ」と言える人はあまりいないのではないでしょうか。 数多くの暮らしにまつわる著作があり、note、Voicy、インスタグラムなどでも女性を中心に熱い支持を得ているエッセイストの著者が、これまでの半生を経て身につけてきた伝え方のコツを1冊にまとめました。 読めば、自分も相手も気持ちよく暮らすための処方箋になることでしょう。 誰かに深く伝わってほしいと思うとき、怖くても、大人の節度や思いやりを持ちながら、本音を語れる人でありたいと思います。(本文より)
  • 伝えたい ザ・修験道
    -
    日本武道の淵源は、修験道にあり。修験道とは、神仏との真の出会いにあり──。修験道の開祖は役行者で、修験道の修験者は山伏や天狗と呼ばれ、武道の奥義を多くの武道家に伝授したと言われているが、修験者と武道はいかなる関わりがあったのであろうか。熊野大峯奥駈修行を行った著者が、修験道とは何か、修験道と武道との関わり、神仏への向き合い方を具体的な例をあげて考察する。
  • つたえたくて
    -
    1巻990円 (税込)
    誰かに何かを伝えたくなるときが誰にもある。伝えたい気持ちは相手へ向かうと同時に、自分自身の生きるエネルギーにも返還される。新たな詩集を生み出すまでに前著から17年の時を経る必要があった著者の背景が60篇の作品には込められ、カバーイラストも著者の言葉を蘇らせた大事な要因となったもの。「伝えたい」と思えることのありがたさを知らせてくれる作品の数々。
  • 蔦かずら
    -
    1巻1,562円 (税込)
    ラスト・ラブ。この恋を失ったらもう二度と人を愛せない。自分を囲っていた男が危篤になったときに抱く熱い恋心、年若の同僚に躰をゆだねられない切なさ、夫の不義を許してしまった妻の寂しさ――。曲がり角で愛に揺れる女性達の心の襞を描いた、8つの連作集。
  • 蔦葛木曽棧(上)
    値引きあり
    4.0
    1~2巻577円 (税込)
    時は室町の末。木曽の領主・義明に愛妾として迎えられた遊女の鳰鳥(におどり)には、秘めた大望があった。イスパニアの司僧であった父を惨殺した義明への復讐である。兄の御嶽冠者もまた御嶽山中深く一党を率いて仇の隙をうかがっていた。兄妹の怨念が数多の妖士怪人を呼び集め、風雲まさに急を告げるとき、妖異壮大な物語の幕は開く! 無類の構想力、ロマンの錬金術師の三大伝奇小説第1作。
  • 蔦重
    4.3
    2025年、大河ドラマの主人公。 絵師、戯作者の才能を巧みに操り、次々と流行を生み出した 蔦屋重三郎の光と影を描く。 細谷正充さん絶賛! ――吉森大祐、長篇だけでなく短篇の名手でもあったのか。   喜びと悲しみ、希望と絶望、令和の日本人と変わらぬ人間の姿がここにある。 喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴…… 鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師たち。 江戸の精華として誰もが知る彼らの人生の栄光と悲哀を描いた、連作短編集。
  • 蔦重の教え
    4.3
    1巻781円 (税込)
    55歳、仕事で大ポカをして依願退職を強要された人生がけっぷちの広告代理店営業マン、武村竹男(タケ)はお稲荷さんの怒りを買い、1780年代の吉原にタイムスリップしてしまった! しかも自分を揺さぶり起こしたのは吉原のガイドブックで当てている出版界の風雲児、蔦屋重三郎(蔦重)だった! なぜか20代の体に戻ったタケは蔦重のもとで働くことに。そこには後に世界で知られる浮世絵師、喜多川歌麿の若き姿があり、タケは葛飾北斎らとも交流し、蔦重に叱咤されながら、ものづくり、商売、ひいては人生の極意を学んでいく。タケはこのまま江戸の住人となるのか!? ユーモア満点の実用エンタテインメント小説!
  • 蔦重の教え
    3.6
    1巻1,408円 (税込)
    おめえに教えてやるよ。人生の勘どころってやつを」 55歳、依願退職願いを強要された人生がけっぷちの サラリーマン、武村竹男(タケ)がタイムスリップした先で出会ったのは、 「写楽」や「歌麿」を生み育てた江戸時代の超やり手プロデューサー、蔦屋重三郎(蔦重)だった! 23歳の青年に若返った状態で蔦重に拾われたタケは、 時代の寵児となる画家たちと親交を重ねながら、商売と人としての 生き方の極意を学んでいく―――。 時空を超えたビジネス実用エンタテインメント小説!!
  • 蔦重の矜持
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    2025年大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華之夢噺』で今、注目されている江戸の天才出版プロデューサー・蔦屋重三郎。その通称・蔦重のもとで現代からタイムスリップしたサラリーマン・タケが喜多川歌麿らと修業し、人生や仕事の面白さ、秘訣などを教わったスマッシュヒット小説『蔦重の教え』に待望の続編! ――時は進み、今や後期高齢者になったタケは孫のジェラール(フランス育ち)とともに再び江戸へ。蔦重が写楽を売り出す少し前の時期で、タケは〝ある史実〟を変えたいという思いを秘めており……傑作時代エンタメ、痛快第2弾!
  • つたない舌
    5.0
    社内の何者かに電話で脅迫され、目隠しのままレイプされた千穂は、いつしか男からの連絡を待つようになった。そして、その疼きを満たすために働き始めたSM風俗店で、客として来た叔父の昭彦と遭遇する。夜毎、昭彦に凌辱され、言い知れない興奮を覚え始めた千穂は、命じられるままに高級クラブでストリップを演じ、未知なる快楽に溺れていく。
  • 蔦に覆われた棺
    -
    1巻495円 (税込)
    裸体にうっすらと浮かぶ花びらのあざ、そして寂しげな“少年”の亡霊の関係は…?  氷室鮎子を執拗につけ狙う暴力団の目的は? そして急場に現れる寂しげな“少年”の亡霊の正体は? 緊迫の逃亡劇、その終着駅は秋の夕日に照らし出された赤煉瓦の西洋館だった。庭一面に咲き乱れるコスモス、蔦のからむ断崖、霧の中に浮かぶ錆びた鉄扉…。この薄気味悪い建物から「ママ、ママ」と母親を呼ぶ少年の声が聞こえてくる…。モダン・ホラーの長編傑作。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 蔦の門
    -
    1巻110円 (税込)
    岡本かの子短編集。圧倒的な情景描写と心理描写によってまさにキラリと光る珠玉の五編。「鮨」鮨屋の娘ともよは先生とよばれるその男が気になっていた。ある日偶然町で先生を見掛け、身の上話を聞いたのだった。鮨にまつわる話とは……。「東海道五十三次」東海道の魅力にはまった男は言う「東海道というものは山や川や海がうまく配置され、それに宿々がいい工合な距離に在って、景色からいっても旅の面白味からいっても滅多に無い道筋」読むほどに旅情がそそられる作品。「蔦の門」近所のいたずら娘ひろ子は家の蔦をむしっては老婢を困らせていた。しかし早くに両親を亡くし境遇が似ていることから二人は心を通わせるようになる……。「鶴は病みき」 避暑の為訪れた鎌倉での芥川龍之介とのひと夏の交流を描いた作品。偉大なる文学者芥川龍之介の意外な一面とは。「老妓抄」永年の辛苦で財産もできた。老妓の小そのは言う「何人男を代えてもつづまるところ、たった一人の男を求めているに過ぎない……」小そのは電気技師の若い柚木を自分の家に住まわせる。そのうち養女のみち子が柚木に興味を持ち始めるが……「仕事であれ、男女の間柄であれ、混り気のない没頭した一途な姿を見たい」老妓はそう願うのだった。著者岡本かの子の夫は漫画家岡本一平、息子は岡本太郎。
  • 蔦の門
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  • 蔦燃
    3.0
    真砂子の前に、突然現れた、夫・光司の異母弟・末次郎。垣根に絡みつく蔦のように、友江の家にひび割れを作ろうとしているのか、復讐から始まった出会いは、白く透けるような肌を持つ真砂子をエロスに浸し、魔女のように変えていく。会わずにいられなくなった二人は……。鳥清恋愛文学賞に輝いた大人の名作長編。性愛が人の心を変える男女の物語。
  • 蔦屋
    3.9
    2025年、NHK大河ドラマは「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」。 その主人公である江戸の出版プロデューサー・蔦屋重三郎の波瀾万丈人生を描く、傑作歴史長編小説! 寄る年波には勝てず、店仕舞いしようとしていた地本問屋・丸屋小兵衛のもとを、才気迸る若い男が訪ねてくる。この店に毎年二十両払うから、雇われ人となって自分を手伝ってほしい、という申し出に面食らう小兵衛。 「一緒にやりませんか。もう一度この世間をひっくり返しましょうよ」 その男こそ、吉原随一の本屋、飛ぶ鳥を落とす勢いの蔦屋重三郎だった――。 飲むときはとことん飲み、遊ぶときはとことん遊ぶ。商売の波に軽々と乗り、つねに新しいものを作りたい、と意気込む重三郎。重三郎の周りには、太田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝、恋川春町ら売れっ子戯作者や狂歌師が出入りするが、腐れ縁の絵師・喜多川歌麿には、特別な感情をもっている。 やがて松平定信による文武奨励政治が始まると、時代の流れは予期せぬ方向へ――。 蔦屋重三郎の型破りの半生を、父親ほども年が離れた小兵衛を通して描く。最強バディが江戸の街を闊歩する、極上エンターテインメント小説。 単行本を大幅に改稿し、著者によるあとがき「文庫化までの長い言い訳」を特別収録。 単行本 2014年4月 学研パブリッシング刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 ※この電子書籍は、文春文庫版を底本としています。
  • 蔦屋重三郎 浮世を穿つ「眼」をもつ男
    3.0
    2025年大河ドラマの主人公として話題沸騰の 「蔦重」こと「蔦屋重三郎」を描いた珠玉の小説!! あの男の絵は「眼」が違う・・・! 全ては吉原遊郭から始まった。蔦重と東洲斎写楽―― 稀代の版元と不世出の絵師の運命の邂逅! 寛政6年、江戸日本橋にて蔦屋重三郎が経営する耕書堂に、 絵師の代理を名乗る男・斎藤十郎兵衛から28枚の絵が持ち込まれた。 その1枚を手に取った蔦重はひと目で見抜く。 「間違いない、あの男だ」画号はなかったが、 蔦重は迷いなく印字した。東洲斎写楽とーー。 いつしか蔦重は、30年近く前のことを思い返していた。 あれは、蔦重が吉原遊郭の便利屋だった頃・・・。
  • 蔦屋重三郎―江戸の反骨メディア王―(新潮選書)
    3.7
    貸本屋から身を起こし日本橋通油町の版元となった「蔦重」こと蔦屋重三郎。江戸後期、田沼意次の浮かれた時代に吉原の「遊郭ガイド」を販売し、「狂歌」や「黄表紙」のヒット作を連発した男は、言論統制を強める寛政の改革に「笑い」で立ち向かう。北斎や歌麿、写楽ら浮世絵師の才能も見出した、波瀾万丈の生涯を活写する。
  • 蔦屋重三郎(学習まんが 世界の伝記NEXT)
    3.5
    歌麿、写楽、北斎を仕掛けた江戸のカリスマ出版人―― 2025年大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎の生涯を 美しい絵、引きこまれるストーリーで、分かりやすくえがいた学習まんが! 260年間も平和な治世が続いた江戸時代。それは庶民文化が花開いた時代でもありました。 そんな江戸時代の中ごろに生まれた蔦重こと蔦屋重三郎は、時代を読む確かな目と熱意と誠実さでつちかった人脈をいかし、軒先を間借りして始めた貸本屋をたった十年で江戸を代表する本屋、版元に成長させます。 その後も幕府の出版統制にあらがいながら、江戸っ子たちが楽しめる本や浮世絵を世に送り出しつづけました。江戸の町民文化の最先端を走りつづけた蔦重が見出した作家たちの作品は、時代と国をこえ、多くの人びとを楽しませることになるのです。
  • 蔦屋重三郎事件帖一 江戸の出版王
    3.3
    東洲斎写楽を世に出し、浮世絵で一世を風靡した蔦屋重三郎。写楽や喜多川歌麿らの浮世絵、恋川春町や山東京伝らの黄表紙、洒落本、狂歌本などを精力的に刊行し、多くの話題作を世に送り出した江戸の出版王・蔦屋にはもう一つの顔があった。人気戯作者の朋誠堂喜三二は佐竹家江戸詰の刀番である。その佐竹家上屋敷の一室で、家臣の鴨志田昭之進が何者かに殺された。遺体の傍には一枚の絵が投げ出されていた。喜三二はその絵を蔦屋に見せ、知恵を借りようとするが……。実在の人物を主人公にした、人気作家による書き下ろし新シリーズ、いざ開幕!
  • 蔦屋重三郎と粋な男たち!
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 成り上がり上等!蔦屋重三郎が吉原で成し遂げた下剋上。 江戸時代の出版社にて数々のヒット作を生み出してきた蔦屋重三郎の成功作法をまとめた本。江戸っ子の気質には、「粋」や「野暮」、「意地」、「洒落」、「笑い」、世間の理不尽を笑う「穿ち」などがあった。そんな江戸で蔦屋重三郎はどのようにしてヒットメーカーとなったのか。蔦屋重三郎が仕掛けた作家たちと作品を追い、江戸時代の大衆エンタメや世渡り術を学ぶ。 1章:江戸っ子とは 2章:粋の作法 3章:野暮の作法 4章:意地と張りの作法 5章:洒落の作法 6章:伊達の作法 7章:穿ちの作法 8章:笑いの作法 【著者】 櫻庭由紀子 執筆、創作を行う文筆家・戯作者。伝統芸能、歴史(江戸・幕末明治)、日本文化の記事執筆の他、ドキュメンタリーライター、インタビューライターとして活動。著書に『落語速記はいかに文学を変えたか』(淡交社)、『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』(笠間書院)など。
  • 蔦屋重三郎と浮世絵 「歌麿美人」の謎を解く
    3.5
    大河ドラマ「べらぼう」の近世美術史考証者がオールカラー図版で迫る決定版! 2025年大河ドラマ「べらぼう」のモデルは蔦屋重三郎。江戸時代中期、数多ある版元の中で、なぜ蔦重だけがこれほど注目を集めたのか。蔦重が歌麿に描かせた「ポッピンを吹く娘」はなぜ名作と言われるのか。話題を呼ぶ浮世絵を次々に手掛け、江戸を騒がせた蔦重の独自の仕掛けとはーー。 本書は蔦屋重三郎のビジネス上の足跡に沿って代表的作品から知られざる名画まで多くの作品を取り上げ、オールカラー図版を実際に見ながら、その歴史的意味やインパクトを明らかにしていく。大河ドラマ「べらぼう」の近世美術史考証者である著者が、“コンテンツビジネスの風雲児・蔦屋重三郎”に迫る決定版。
  • 蔦屋重三郎と江戸文化
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 25年大河ドラマが100倍面白くなる!令和のクリエイターも必見! 豪華絢爛江戸の浮世絵も大量掲載! 江戸の天才プロデューサー・蔦屋重三郎が教えるヒットの法則&規制・弾圧から這い上がった「発禁人生」を徹底解説! ●「ヒットの法則」「蔦重年表」付き! 蔦屋重三郎の栄光と挫折の生涯 ●蔦重と吉原遊郭の濃密すぎる関係 ●江戸の出版物&浮世絵の歴史 ●蔦重が手がけた天才絵師たち 「わずか10か月で消えた日本芸術界最大の謎」写楽 「蔦重最高のヒットメーカー」歌麿、春章、北斎ほか ●蔦重プロデュースの作家たち 曲亭馬琴、十返舎一九etc. ●蔦重と時代を創った仲間たち 田沼意次、松平定信etc. 現代にも通用するメディア論まで網羅した 大河ドラマガイド&江戸文化解説本の決定版!!
  • 蔦屋重三郎の時代 狂歌・戯作・浮世絵の12人
    -
    江戸後期を代表する版元の蔦屋重三郎と、同時代の狂歌・戯作・浮世絵の才人たち。総勢12人について、その活動や人となりのわかるエピソード、作品の魅力と読み解き方をわかりやすく紹介する。天明の狂歌大流行の中心人物・大田南畝、「宝暦年中の色男」朋誠堂喜三二、『八犬伝』を執筆する前の曲亭馬琴、若かりし日の葛飾北斎、喜多川歌麿……。一人ひとりの人生をたどれば、蔦重の時代と江戸の娯楽文化のありようが見えてくる。
  • 蔦屋でござる
    3.5
    日本橋油通町の地本問屋「蔦屋」では今日も「狂歌連」の面々が集まっていた。喜多川歌麿、山東京伝、滝沢馬琴、十返舎一九ら、売れっ子の戯作者、浮世絵師らが、江戸一番の出版人・蔦屋重三郎のもと、庶民を苦しめる老中・松平定信の悪政に痛烈な批判を浴びせていたのである。単なる批判にとどまらず彼らは、権力を笠に着て下々を苦しめる奴らは許せぬと、裏始末に及ぶ。
  • 蔦屋の息子 耕書堂商売日誌
    3.0
    1~2巻789円 (税込)
    父を亡くした十九歳の青年、勇助は、母と妹を養うため、蔦屋重三郎が営む書店・耕書堂で奉公することに。厭世的でどこか投げやりな勇助を何故か蔦屋は気に入り、「いずれ自分の養子(二代目蔦屋)にする」と言い出す。豪快な蔦屋のもとで働きながら、勇助は江戸の一癖も二癖もあるクリエイターたちと渡り合い、物語を書いてもらえるよう奔走し――。江戸のカリスマ出版人・蔦屋重三郎と青年による、熱いお仕事小説!
  • ツタよ、ツタ
    5.0
    直木賞作家が描く「幻の女流作家」の運命! 明治の後期に、沖縄の士族の家に生まれたツタ。父親の事業の失敗によって、暮らしは貧しくなり、父親が亡くなったことで母と二人きりの暮らしになった。しかし、女学校の友人・キヨ子の家で音楽や文学に触れるうち、「書くこと」に目覚める。 雑誌の短歌欄へ投稿を始め、千紗子という筆名に出会い、自分の裡にあるものを言葉にし始めた。窮屈な世界から自分を解き放つ術を得たツタは、やがて「作家として立つ」と誓う。 高校卒業後の教員としての仕事、異国での結婚、愛する我が子との別れ、思いがけない恋愛――さまざまな経験を経て、ツタはとうとう作家としてデビューする機会を得た。昭和七年、婦人雑誌に投稿した短編小説が意外な形で評価されたのだ。 ところが、待ち受けていたのは、思いもよらない抗議だった……。 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で直木賞を受賞した著者が、実在した「幻の女流作家」と呼ばれるひとりの女性の数奇な運命を描く。
  • ツタよ、ツタ
    3.6
    1巻1,584円 (税込)
    千紗子という新たな名前を持つこと。心の裡を言葉にすること。自分を解放するために得た術が彼女の人生を大きく変えた――。明治の終わりの沖縄で、士族の家に生まれたツタ。父親の事業の失敗によって、暮らしは貧しくなるが、女学校の友人・キヨ子の家で音楽や文学に触れるうち、「書くこと」に目覚める。やがて自分の裡にあるものを言葉にすることで、窮屈な世界から自分を解き放てると知ったツタは、「作家として立つ」と誓う。結婚や出産、思いがけない恋愛と哀しい別れを経て、ツタは昭和七年に婦人雑誌に投稿した作品でデビューする機会を得た。ところが、待ち受けていたのは、思いもよらない抗議だった……。「幻の女流作家」となったツタの数奇な運命。一作ごとに新しい扉を開く、『ピエタ』の著者の会心作!
  • ツタンカーメンの心臓
    4.0
    古代エジプト神、東京に降臨! エジプト考古学史上最大の謎―― ツタンカーメンの死の真相が解き明かされる!?  聖東大学古代エジプト調査室の嘱託研究員・小栗陽は、ツタンカーメンに関連する発掘調査の誘いを受けエジプトへ向かった。先輩の日下美羽と共に桐生蘭子准教授の指揮のもと調査を開始した矢先、遺跡から大量の首なしミイラが発掘され、さらにミイラの内臓を収める容器「カノポス」が見つかった。謎を秘めたカノポスをめぐり、小栗と美羽に危機が迫る! 聖東大学古代エジプト研究室で起こった惨劇から二年――前作『黒いピラミッド』(第25回日本ホラー小説大賞大賞受賞)を超える衝撃が走り抜ける! 古代文明の謎に迫る、ホラー・アドベンチャー!
  • 津田梅子
    5.0
    日本女性の知的解放に尽した梅子の生き様を軸に、明治の高学歴女子がどのような生き方・苦悩をしたかを、現代女性と照らし合わせる。
  • 津田梅子 女子教育を拓く
    4.3
    1871年,使節団とともに,女子留学生の一員として渡米した津田梅子は,11年間かの地で教育を受け帰国.その成果を日本の女性のために役立てたいと願うが・・・・・・.日本の女子教育のパイオニアであり,シスターフッドを体現した津田梅子の足跡を,その内面や思索にも迫りつつ,最新の研究成果・豊富な資料をもとに解説する.

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  • 津田梅子のことばと人生 心を強くする! ビジュアル伝記10
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公費の女子留学生として6歳で渡米、17歳に帰国した津田梅子。日本語を忘れ、英語で思考するようになった梅子は文化の違いに苦しみつつも、日本の女性が高校教育を受けられる学校をつくるために動き出します。ちょうど160年前の12月31日に生まれ、五千円札の顔にもなった梅子のことばは、わたしたちに勇気をあたえてくれます。理解に役立つクイズや資料も充実。ことばでたどるビジュアル伝記シリーズ、第10弾。
  • 津田青楓君の画と南画の芸術的価値
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  • 津田弘道の生涯-維新期・岡山藩の開明志士-
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 幕末維新期、藩と新政府を舞台に活躍した岡山藩士・津田弘道。『津田弘道日記』『池田家文庫』など膨大な史料を読み解き、書き上げた渾身の研究書。
  • 土色の顔
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    4.0
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  • 土浦の川口
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