中国はここにある――貧しき人々のむれ

中国はここにある――貧しき人々のむれ

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作品内容

都市の繁栄の陰で荒廃する農村。農業だけでは暮らせない人々が出稼ぎにゆき、ほとんど帰らない。老人は残された孫の世話で疲弊し学校教育も衰退した。子供は勉強に将来の展望をみない。わずかな現金収入を求めて出稼ぎに出る日を心待ちにする。著者は故郷の農村に帰り、胸がしめ付けられるような衰退ぶりを綴った。孤絶した留守児童が老婆を殺害強姦。夢はこの世で最も悪いものと自嘲する幼馴染。夫の長期出稼ぎ中に精神を病む妻。「農村が民族の厄介者となり…病理の代名詞となったのはいつからだろう」。希望はないのか。著者は農村社会の伝統にその芽をみる。底辺の声なき人々の声を書きとめようとする知識人のジレンマに、著者も直面する。しかし敢えて自分に最も近い対象を選び、書くことの困難にうろたえる自身の姿を読者に隠さない。こうして紡がれた語りに、農民も都会人も没頭した。第11回華語文学伝媒大賞「年度散文家」賞、2010年度人民文学賞、2010年度新京報文学類好書、第7回文津図書賞、2013年度中国好書受賞。

ジャンル
出版社
みすず書房
ページ数
312ページ
電子版発売日
2018年10月05日
紙の本の発売
2018年09月
コンテンツ形式
EPUB

Posted by ブクログ 2019年01月14日

「忘れられた日本人」という名著があるが、これはまさに「忘れられた中国人」(そうしたタイトルの小見出しもある)。我々のイメージする中国と重なりながらも全く異なる農村の実相を著者自身の故郷を通して濃厚に描く。風景描写や日本語訳も秀逸。

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