社会学 - 社会問題作品一覧

  • 小松左京の大震災 ’95―この私たちの体験を風化させないために
    3.0
    1巻880円 (税込)
    『日本沈没』の惨状が現実に。神戸を愛して止まない作家が試みた「阪神大震災の総合解析」。 かつて「日本沈没」で近畿大地震を描写した作家が、何を目にし、何を思ったか。 神戸を愛して止まない作家が情報を収集し、自らの足によって確かめ、大震災の総合解析を試みる。 未来への教訓がここにある。
  • 池上彰の親子で新聞を読む!
    4.0
    1巻165円 (税込)
    2010年2月出版の『池上彰の親子で新聞を読む』の電子版。新聞を読む子どもは賢くなる! 池上彰が、小学生から新聞を読む習慣をつける方法を伝授。民主党政権誕生、小沢氏疑惑、国連気候変動枠組み条約締約国会議、JAL倒産などニュースがおもしろいようにわかる。毎日小学生新聞連載「教えて!池上さん」の書籍化。
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~
    4.1
    ベストセラー『おひとりさまの老後』を残し、東大を退職した上野千鶴子元教授。帯の名文句「これで安心して死ねるかしら」に対し、残された教え子・古市憲寿が待ったをかける。少子高齢化社会で、団塊世代による負の遺産を手渡されると感じている子世代の先行きは不透明。だとすれば、僕たちが今からできる心構えを教えてほしい、と。30歳以上歳の離れた2人の社会学者の対話をきっかけに、若者の将来、この国の老後を考える。【光文社新書】
  • 教えて!池上さん
    3.3
    1~2巻165~792円 (税込)
    2011年6月出版の『教えて!池上さん』の電子版。福島原発問題、ウサマ・ビンラディン殺害など、池上彰が小学生向けに書き下ろした世界一ニュースがわかる本。毎日小学生新聞連載「教えて!池上さん」の書籍化。
  • 男という名の絶望 病としての夫・父・息子
    3.3
    現代社会において男性を取り巻く環境は凄まじい勢いで変化し、男たちを追い込んでいる。理不尽なリストラ、妻の不貞、実母の介護、DV被害……彼らはこれらの問題に直面して葛藤し、「男であること」に呪縛され、孤独に苦しんでいる。そのつらさや脅えは〈病〉と呼んでも過言ではない。「男であること」とはいったいなんなのか? 市井の人々を追跡取材するジャーナリストが、絶望の淵に立たされた男たちの現状を考察し、〈病〉を克服するための処方箋を提案する最新ルポ。
  • がれきの中で本当にあったこと わが子と語る東日本大震災
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    本書は、震災発生以来、産経新聞の記者たちが、被災地から送り続けたさまざまな人間ドラマ約50本を読みやすくまとめたものです。震災で家族を失いながらも、力強く生きる子供たち、高いプロ意識で被災者を救い、被災地を奔走する人々、そして、自然の猛威の前になすすべもなく力尽きた人々…。「死」とは何か、「勇気」とは何か、人が「生きる意味」とは何か。未曾有の災害が突き付けたものを、わが子と一緒に考えられる一冊です。
  • 「機会不均等」論 人は格差を背負って生まれてくる?
    3.8
    1巻1,300円 (税込)
    ベストセラー『格差社会』の著者が、貧富の格差に象徴される「結果の格差」ではなく、その差を生むことになるかもしれない「機会の格差」に焦点を合わせて、思想的・経済学的な理論背景を論ずる。すでに格差社会に突入した日本において、機会の不平等は社会のさまざまな分野において見られる。男性と女性の違い、世代間の違い、家族構成(結婚、子育て)、生まれ育つ地域……。問題なのは、これらの機会平等を追求すれば、費用が多額になって経済効率を疎外することがあり、必ずしも機会不平等が批判の対象とはならないことである。社会の公正不公正に関しては、心理学や倫理学の助けを借りてしっかり議論する必要がある。第一章「機会不均等と公正さ」、第二章「男女の機会不均等」、第三章「教育の機会不均等」、第四章「家族を持てない機会不均等」、第五章「世代間の機会不均等」、第六章「地域間の機会不均等」、第七章「その他の機会不均等」

    試し読み

    フォロー
  • 結婚と家族のこれから~共働き社会の限界~
    3.7
    現在の私たちは、「男性は仕事、女性は家庭」という近代以降に形作られた性別分業体制を脱し、「共働き社会」に移行しつつある。しかし、この共働き社会では、結婚しない(できない)人の増加、子どもを作る人の減少といった、「家族からの撤退」をも生じさせた。「家」の成立過程と歩みを振り返りながら、雇用、家事、世帯所得格差といった現代の諸問題を社会学の視点で分析し、〈結婚と家族のみらいのかたち〉について考察する。
  • 現実界の探偵 : 文学と犯罪
    5.0
    1巻2,090円 (税込)
    人間を犯罪へと駆り立てる衝動とは何か? 池田小事件、秋葉原事件や探偵小説を題材に行為の瞬間に立ち現れる「真空状態」を析出。動機を規定する深層を抉り出す。

    試し読み

    フォロー
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話
    3.4
    高い理想の下につくられ、マイホームへの憧れとともにあった東京郊外――その知られざる開発秘話を掘り起こし、光と影を検証する。30年にわたって、郊外を市場調査・研究してきたパイオニアが、「山の手」と「下町」の推移、「第四山の手論」を生み出した舞台裏、アメリカ郊外の文化論、「逆開発」のまちづくり等を説く。東京郊外論の基本常識をコンパクトに密度濃くまとめた一冊。貴重な写真、図表、地図を多数収載。
  • さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち
    3.8
    「さとり世代」という言葉が流行語となっている。消費をしない、上昇志向がない、恋愛に淡白、などの特徴を持つ現代の若者たちは、現実を受け入れ「悟っている」のだという。30時間超の徹底討論でその実態に迫る
  • 在日コリアン白書2014
    5.0
    見た目も言葉も生活スタイルも日本人とそっくりで、日本式の通名も持つ在日コリアン。税金・年金、参政権、結婚・帰化、本名と通名、民族学校、コリアンタウンなど気になる話題を、43個のトピック別に収録。最新の統計を利用した分かりやすい表、図、データも豊富に採用。在日コリアンの現在位置をわかりやすく解説。※内容は06年発売の現在がわかる!在日コリアンの内容を2014年度版に補強、加筆したものとなります。
  • ショッピングモールから考える 付章 庭・オアシス・ユートピア
    -
    1巻304円 (税込)
    現代人の欲望が詰まった、ショッピングモール。先進国の都市空間の多くが、ショッピングモールをモデルに設計されている。今、ショッピングモールについて考えることは、現代人が都市空間に何を求めているかを考えることなのだ。本章は、「ショッピングモールの自然」がテーマ。ショッピングモールにある自然とは、擬木、部材のような植物、折鶴など、人間が作り出す都合のいいものばかり。そこあるのは、人間の自然に対する、身勝手で倒錯した欲望だ。ショッピングモールと都市の意外な姿が浮かびあがる! ※本作品は幻冬舎新書『ショッピングモールから考える ユートピア・バックヤード・未来都市』に所収されている「付章 庭・オアシス・ユートピア」のみを抜き出した電子書籍です。「まえがき」「まえがき追記」「第1章 なぜショッピングモールなのか?」「第2章 内と外が逆転した新たなユートピア」「第3章 バックヤード・テーマパーク・未来都市」「あとがき」「ゲンロン版あとがき」は含まれませんのでご注意ください。
  • 震災学入門 ――死生観からの社会構想
    4.3
    東日本大震災によって、災害への対応の常識は完全に覆された。これまでの科学的・客観的な災害対策は、すべて被災者の視点から見直されなければならない。リスク対策、心のケア、コミュニティ再建、巨大防潮堤計画、死者をどう弔うかなど、従来の災害学・災害対策では解決できない諸問題を、弱さの論理に根差す、新たな「震災学」の視点から考え抜く。東北の被災地に密着しつつ、多彩な調査・研究活動を展開してきた気鋭の社会学者が、3・11以後の社会のあり方を構想する。
  • 新装版 「悪魔祓い」の戦後史 進歩的文化人の言論と責任
    -
    1巻1,999円 (税込)
    2014年の夏から秋にかけて明らかになった“ダブル吉田ショック”(「吉田証言」と「吉田調書」における誤報の発覚)により、戦後日本を代表するクオリティ・ペーパーとして大きな影響力を誇ってきた「朝日新聞」ならびに朝日新聞社の信頼は地に墜ちた。だが、それよりもはるかに深刻なのは、「朝日新聞」の誤報によって日本国ならびに日本人の国際的地位が失墜させられたことである。にも拘わらず、朝日新聞社が充分に誠実な対応をいまだしていないことに対して、多くの日本人は不信と怒りを抱いているのではないか。「朝日新聞」、そして同紙の紙面を中心として「過去に目を閉ざす者は現在にも目を閉ざす」と主張してきた文化人たちは、なぜ自らのことは省みないのだろう? 彼らの歪んだ精神病理に光を当て、その不当性を批判する嚆矢となった名著である『「悪魔祓い」の戦後史』(稲垣武著、文藝春秋より1994年に単行本、1997年に文庫)を復刊。

    試し読み

    フォロー
  • 生活保護VSワーキングプア 若者に広がる貧困
    3.9
    「おにぎり食べたい」――日記にそう書き残して孤独死した男性は、数カ月前まで「生活保護」の対象者だった。北九州市で続発する餓死事件。役所が繰り広げる水際作戦。一方で、「怠け者が生活保護を食い物にしている」という報道も後を絶たない。明らかにされるワーキングプアとの根深い関係――。「生活保護年収四〇〇万円相当(四人世帯)>ワーキングプア」という衝撃の事実からあぶり出される真実とは? 三五〇〇件以上の相談に応じてきた専門家が、生活保護の現場から格差是正の処方箋を示す。◎若者に広がる貧困、◎自業自得、自己責任?◎九八年に社会が変わった、◎不正受給額は計72億円、◎水際作戦と受給者バッシング、◎若者が生活保護を受ける、◎額面20万円のサラリーマンと同じ、◎人生何度でもやり直しができる、◎プチ生活保護のすすめ、◎放置したときのコスト、◎入りやすく出やすい制度へ、◎支援の芽を育てるために

    試し読み

    フォロー
  • 「助けて」と言える国へ――人と社会をつなぐ
    4.1
    ホームレスが路上死し、老人が孤独死し、若者がブラック企業で働かされる日本社会。人々のつながりが失われて無縁社会が広がり、格差が拡大し、非正規雇用が常態化しようとする中で、私たちはどう生きればよいのか? 本当の“絆”とは何か? いま最も必要とされている人々の連帯とその倫理について、社会的に発信を続ける茂木健一郎と、長きにわたり困窮者支援を実践している奥田知志が論じる。【目次】まえがき 茂木健一郎/<対談>真のつながる力とは何か 奥田知志×茂木健一郎/(1)健全に傷つくことができる社会へ/(2)キリスト教の思想とホームレス支援/(3)生きる意味を問う/絆は傷を含む―弱さを誇るということ 奥田知志/あとがき 茂木健一郎
  • 小さなラジオ局とコミュニティの再生: 3.11から962日の記録
    -
    東日本大震災の発生直後から現地入りし、様々な支援活動に関わってきた「災害とコミュニティラジオ研究会」のメンバーが、それと並行して進めてきたフィールド調査をもとに作成したドキュメント。地域コミュニティの再生においてコミュニティラジオの果たすべき役割を問い直し、小さなメディアを支える社会的な仕組みについて実践的な提言を行う。
  • 近頃の若者はなぜダメなのか~携帯世代と「新村社会」~
    3.8
    私(著者)は7年をかけて、10代半ば~20代後半の若者、約1000人に実際に会って、じっくりと話を聞いてきました。その結果見えてきたのは、現在32歳の私ですら驚くほど劇的に変化した、彼らの生活と人間関係です。近頃の若者はいったいどういう環境にいて、いつも何を考えているのか? 本書を読めば、彼らのリアルな姿を肌感覚で理解できるようになるでしょう。【光文社新書】
  • 地方消滅 東京一極集中が招く人口急減
    3.8
    このままでは896の自治体が消滅しかねない――。減少を続ける若年女性人口の予測から導き出された衝撃のデータである。若者が子育て環境の悪い東京圏へ移動し続けた結果、日本は人口減少社会に突入した。多くの地方では、すでに高齢者すら減り始め、大都市では高齢者が激増してゆく。豊富なデータをもとに日本の未来図を描き出し、地方に人々がとどまり、希望どおりに子どもを持てる社会へ変わるための戦略を考える。第8回新書大賞受賞作。
  • 地方創生の正体 ――なぜ地域政策は失敗するのか
    3.7
    「地方創生」で国はいったい何をたくらみ、地方をどう変えようとしているのか。国はこれまで自治体を様々な手段で手なずけてきた。ここへ来てさらに「選択と集中」の効率至上主義の論理で、地方を侵略しようとしている。住民は、そして自治体はこの動きにどう立ち向かっていけばよいのか。気鋭の社会学者と行政学者が、地域政策は失敗の歴史であったことを検証。地方創生から震災復興まで、地域社会救済という名目でなされる国策の罠を暴き出し、統治構造の病巣にメスを入れる。
  • 中間層消滅
    4.0
    現在、我々は世界的な社会経済構造の大変革期に直面している。その結果、戦後作り上げてきた様々な社会保障制度、再分配システムが壊れ、所得格差が世界的規模で拡大してきた。社会保障制度の歴史的背景を見ると、産業革命後のイギリスで成立した救済制度が最初の社会保障制度であることがわかる。当時のイギリスは貧困が蔓延し、大きな社会問題になっていた。また、「貧困=怠惰」と考える社会風潮があり、その制度の中身はかなり貧困者に厳しいものであった。これは今の生活保護受給についての批判と重なる。しかしさまざまな研究により、貧困は不運であり、貧乏人の一発逆転はないことが明らかになった今、私たちはどんな選択をするべきなのか。富の集中は仕方がないこととあきらめるのか。それとも、時代に合った新しい社会保障制度を構築していくのか。世界に類を見ない超高齢社会に突入した日本の行く末を世界は注目している。本書では、不安定な雇用環境が少子化の大きな原因の一つであることを明らかにし、団塊の世代が75歳を迎える2025年までに取り組まなければならない課題と、その解決のための処方箋を提示した。国が中間層を守れない時代がくる前に、将来について真剣に考えるきっかけとなる一冊である。 駒村康平 1964年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。経済学博士。1995年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。社会保障研究所、国立社会保障・人口問題研究所研究員、駿河台大学、東洋大学を経て、2007年より現職。2009~2012年厚生労働省顧問。2010年社会保障改革に関する有識者検討会委員。2010年~社会保障審議会委員。2012年~2013年社会保障制度改革国民会議委員。著書に『大貧困社会』(KADOKAWA)など。
  • なぜ若者は保守化するのか 反転する現実と願望
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    仕事がない。結婚できない。将来に希望が描けない――若者をここまで追い込んでしまった社会に未来はあるのか。家族社会学を専門とする著者独自の視点から解決の処方箋を提言。 【主な内容】 序 論 若者の「失われた20年」/第I部 若者が危ない/第II部 先送りされる格差・少子化問題/終わりに 民主党政権は、追い詰められた若者を救えるか?
  • 日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    「これは訓練ではない」/津波到達予定はヒトゴーヒトマル/まず、滑走路の復旧を/俺たちが感傷に浸っている暇はない/使命感で駆けつけた仲間を亡くした/自分たちにはまだボートがある/隊員ふたりはきっと戻ってくる/殉職した陸曹のこと/こんな時に飛べないなんて/平時の10倍のヘリが飛来した…… 日本と自衛隊の危機について解説した「災害派遣の舞台裏」も収録。
  • 人間の闇 日本人と犯罪<猟奇殺人事件>
    3.5
    グリコ事件、世田谷事件、他、戦後を代表する重大事件がいかにして起こり、日本人にどう影響を与えたか。未解決事件の本質の闇を覗く。
  • ネット世論が日本を滅ぼす
    3.5
    ネットで現出した一億総評論家時代。  過激な意見に踊らされ、庶民の政治的意思はかえって実現しない。  そんなことではまたアメリカに騙されるぞ! 日本をダメにするネトウヨとネトサヨを一喝する。 《目次》  プロローグ――「ネット右翼」の台頭する震災後の日本  第1章 いまさらの「歴史認識問題」に揺れる二〇一〇年代ニッポン  第2章 朝日新聞を叩きすぎて自滅するメディア  第3章 再稼働反対デモこそが脱原発の阻害要因  第4章 それは誰にとっての利益なのか(qui bono)  第5章 騙されない思考を身に着ける  第6章 政治の現場とネット言論の距離を詰める作業を  あとがき――2015年体制、「1と4分の1」政党制の時代
  • バブル女は「死ねばいい」~婚活、アラフォー(笑)~
    3.4
    彼女たちは、バブル期に一般職という「女の子枠」で採用され、正社員としての既得権を享受し続けている。また、衰えをみせない「女子力」で男性に貢がせ、40歳すぎても「婚活」に励む――いま、最も勝ち組感を放っているのはバブル女だ。彼女たちに振り回されないことが新時代を生き抜くためには必要である。団塊ジュニアの筆者が、消費、結婚・出産、キャリアのジェネレーション・ギャップを徹底取材した「武装のため」の書。【光文社新書】
  • ひきこもり文化論
    4.0
    本書は多年にわたり、ひきこもり問題に取り組んできた著者による文化論的考察の集大成である。真に治療的効果をもたらす倫理と、ひきこもりから脱するための契機を考えるうえで第一歩となる書。文庫化にあたり、この10年の推移をまとめた「補足と解説」を附す。
  • 風評被害~そのメカニズムを考える~
    3.6
    1954年の第五福龍丸被爆事件に始まる日本の風評被害の歴史。その後、74年の原子力船「むつ」の放射線漏れ事故、81年の敦賀原発放射性物質漏洩事故、99年の所沢ダイオキシン報道などを経て、風評被害はひんぱんに起きる現象になってしまった。何が原因なのか、どういう具合に広がっていくのか。事態の収拾に有効な方策はあるのか。今回の東日本大震災の後に起きた未曾有のケースも含めて、第一人者が多角的に論じる。【光文社新書】
  • 不機嫌な夫婦 なぜ女たちは「本能」を忘れたのか
    3.9
    『オニババ化する女たち』から8年、不機嫌な夫婦が増えている。男女ともに駆り立てられるように働き、セックスする余裕もないほど疲れて、ギスギスする家庭。草食男子も晩婚・非婚の流れも、全ては家庭の問題に直結している。本当に幸せな生活とは何かを鋭く問う。

    試し読み

    フォロー
  • 武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~
    3.5
    先進諸国が加盟するOECDの各種統計を読み解くと、日本は非常に「残念な国」である事実が浮かび上がってくる。労働生産性、睡眠時間、女性活躍推進、起業家精神……。さまざまな分野で日本は最低レベル。しかし見方を変えれば、少子高齢社会、労働力不足であるからこそ、他国にはない大きなチャンスが隠れていることが見えてくる。負の遺産を最強の武器に変えるため、豊富な統計をもとに、日本がとるべき戦略を考える。
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想
    3.9
    ここ二十年の経済停滞からくる個人の生きづらさを反映し、益のない個人叩きや、意見・提言へのバッシング合戦が横行する日本。でも僕らには時間がない。一刻も早く、“ポジ”ティブな改善策を“出し”合い、社会を少しでもアップグレードさせなくては――。注目の若手評論家が、政治・経済、社会状況のバグ(問題)を総チェックし、解決のためのフレームを提示。誰かを採点し続けるのではなく、自ら当事者として社会を変えていくための実効性ある方法を提言する。
  • まち再生の術語集
    3.4
    停滞と閉塞の時代に注目されるコミュニティデザインという発想。地域の力は、人がヒト・モノ・コトの中に参加し物語りを紡ごうとする意志から始まる――まち再生・まち育ての助っ人として全国を駆け回る筆者が、行政や住民のトラブルをドラマに変える様々な現場で捕まえた、思想と手法のキーワード集。

    試し読み

    フォロー
  • ママっ子男子とバブルママ 新しい親子関係が経済の起爆剤となる
    3.3
    母親との買い物は当たり前。恋の相談や、二人きりの旅行だって……。「マザコン批判」から解放された新たな「母息子像」の実態とは……? これまで日本では、母親と仲のよい男子は「マザコン!」と糾弾される対象でした。しかし、それが近年、大きく変化しています。等身大の目線でつきあえる友達のような、上下関係の少ないフラットな母息子関係が当たり前のものになってきているのです。当の本人たちはその関係を「恥ずかしい」と思うどころか、大いにエンジョイし、同世代の女子たちもそんな構図を好ましく思っています。そして、この「母息子」セットの消費が、低迷が続く現代日本の経済の大きな起爆剤になる可能性さえ秘めていて――。実をいえば、ママっ子男子こそ“世界標準”でもあります。旧来の偏屈な「マザコン批判」の呪縛を軽やかに乗り越えた母息子は、はたして日本にいかなる変化をもたらすのか? 従来のネガティブなマザコンとは違う、新しい親子関係の魅力に迫ります! プロローグ:急増するママっ子男子 第1章:ママっ子男子のリアル 第2章:ママっ子男子を生み出した美魔女ママの肖像 第3章:ママっ子男子の母親は、息子たちをどう見ているか 第4章:母+息子消費が日本経済の起爆剤になる エピローグ:社会的抑圧から解放された母息子は魅力的だ

    試し読み

    フォロー
  • 見下すことからはじめよう ~「中2」でなければ生き残れない~
    -
    現代日本は、ある特定の「世代」しか知らないコンテンツであふれている。 各世代は「壁」によって分断され、その世代の中でも、気に入らない人種や理解できない人種との間には「壁」が生まれている……。 特に年上世代は、若者たちを理解しようとさえせずに「当たり前」や「昔の常識」を押し付け、「同調圧力」で若者たちの人生を奪おうとしている。 こんな時代をどう生き延びていけばいいのだろうか? まずは、これまで信じて「従わされてきたモノ」を一度ブロックして、すべてを「見下す」ことからはじめてみよう。 考えずに従っていても大丈夫だった時代は終わろうとしているのだ。
  • 未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう ――震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦
    4.0
    答えはいつも自分たちの中にある。 2011年の東日本大震災。混乱のさなかに日本を訪れ、人々とともに未来のための「対話」を始めた著者。いま何が必要なのか。何ができるのか。自分たちが本当に望むことは何なのか。問いと対話のプロセスを通して、ごく普通の人たちが、立ち上がり、ともに行動し始める。それは、それぞれの「幸せ」を問い直すことでもあった――。草の根の変革を支援してきたファシリテーターが、日本での物語と対話の手法を情熱をこめて綴る。望む未来を自分たちで創るための道標となる一冊。
  • メディアの苦悩~28人の証言~
    3.7
    「マスゴミ」「オワコン」と言われる新聞・テレビと、炎上などさまざまな社会問題をたびたび引き起こすネットメディア。これからメディアは、知の進化に貢献するのか、はたまた混乱の発生源となるのか――? 亀山千広フジテレビ社長、木村伊量朝日新聞社社長、川上量生ドワンゴ会長、アリアナ・ハフィントン、中川淳一郎、津田大介、東浩紀――さまざまなメディア人の「苦悩」を、元電通ビジネス・デジタル局長がインタビュー。
  • メディアの大罪 テレビ、新聞はなぜ「TPP戦争」を伝えないのか
    3.9
    1巻1,300円 (税込)
    「土日、連休の新聞には『印象操作』や『世論誘導』の記事が載る」「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を実行しても失業者は出ない」。こんなウソのような出来事や記事が、新聞、テレビの世界ではまかり通っている。とくに「TPPへの参加」に関して、メディアではあからさまに情報操作と捏造が繰り返されてきた。何しろ『朝日新聞』から『産経新聞』まで諸手を挙げて「TPPは平成の開国であり、日本は国を開くべきだ」との論調で一致し、各紙の個性や自負などみじんも感じられなかった。なぜTPPが無条件に「必要」なのか? なぜ、増税がいつの間に「決まったこと」にされているのか? 国民に概要すら知らせず、抽象的なスローガンによって政策を推進するやり方は「共産独裁国と何ら変わりがない」と著者は記す。それを宣伝・実行しているのがメディアだ。「1を取り上げて99を見せない」矛盾と傲慢を、いま最も鋭利な経済評論家がバッサリ。

    試し読み

    フォロー
  • 「モンスター新聞」が日本を滅ぼす メディア閻魔帳
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    いまや「モンスター」は親だけではない。数々の信じられないウソや偏向報道で日本を腐す大手マスコミの「モンスター」ぶりを暴く!大手マスコミの“赤い御三家”と、それにしたがう地方新聞やテレビの報道番組。その実態をつつみかくさず明らかにする。歴史の真実を知らない日テレ、未熟な大人をもち上げるTBS、大軍拡に快哉を送った『朝日』、「原発はやめろ!」は馬鹿の大合唱、古舘伊知郎の真っ赤な嘘、基地と市民と『朝日新聞』……日本を意図的に貶める「モンスター新聞」の“功績”によって、現代の日本はますます外国から信用を失い、日本人は自国に対する誇りを失っている。それを食いとめるために、今回も超辛口名物コラムニストがこれらメディアを一刀両断する。

    試し読み

    フォロー
  • 豊かさの条件
    3.6
    効率と競争の追求によって泥沼の不況から抜け出そうとする日本社会。だが、リストラ、失業、長時間労働、年金破綻など、暮らしの不安はますます募るばかりだ。子どもの世界も閉塞をきわめている。大好評の前著『豊かさとは何か』から14年。著者が取りくんできたNGO活動の経験をふまえて、真に豊かな社会とは何かを改めて考える。

    試し読み

    フォロー
  • 路地裏の資本主義
    3.6
    もっとも広く世界で採用された資本主義だが、今や穏健で理想的なシステムというより、格差を拡大させながら、地球規模で迷走し始めた暴力的な収奪システムに変貌しつつあると言えよう。資本主義は何処へ行こうとしているのか。それとも、資本主義に代わりうる経済システムが構想されるのか。実業家・大学教授・文筆家としての顔だけではなく、今年から喫茶店店主としての顔も持つ著者が、商店街や路地裏を歩きながら、身近な経済を通してわたしたち現代社会の問題点と将来のあり方を考察していく。コラムニスト・小田嶋隆氏も「縁の結び目が金の繋ぎ目! 路地裏経済の再生を考える快著」と絶賛! 平川克美(ひらかわ・かつみ)1950年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。リナックスカフェ代表のほか、声と語りのダウンロードサイト「ラジオデイズ」代表も務める。2011年より立教大学大学院特任教授。主な著書に『グローバリズムという病』『小商いのすすめ』ほか。

最近チェックした本