作品一覧

  • 沖縄 悲遇の作戦 異端の参謀八原博通
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    戦後、米軍から最大の評価をうけた沖縄守備隊の戦い。その専守持久戦を主導した高級参謀八原博通大佐―軍首脳部の攻勢一辺倒の重圧の中で、孤立しつつも冷静、合理的な判断を下した作戦主任の戦略思想とはなにか。陸大に最年少で入校、米国留学の経歴を持つ男の真実の姿を、沖縄戦の全貌とともに描く話題作。
  • 朝日新聞血風録
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    「朝日」は、半世紀前も「朝日」だった──偏向、迎合、二重基準、情報操作、恫喝…孤立無援で戦った元朝日記者の痛憤の手記。名著復活! 〈新装版解説/髙山正之〉
  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団
    4.5
    邦人のタテとしてソ連の侵攻を阻止した、わずか一個旅団の戦争 敗戦を迎えてもなお、ソ連・外蒙軍から同胞を守るために、軍官民一体となって力を合わせた人々の真摯なる戦い。自身の安全を考えた人は少なく、多くの自己犠牲のうえに、日本人たちの奇跡の大脱出が始まった。
  • 山本七平の智恵 日本人を理解する75のエッセンス
    3.7
    日本人とは何か。そして日本社会は、いかなる見えざる論理で動いているのか――このテーマに一貫して取り組み、比類なき足跡を残した思想家・山本七平。当代随一の読書人、人間通である著者・谷沢永一が、敬愛してやまない山本七平の代表的な著作から75の視点を厳選して、そのエッセンスを紹介した山本日本学の真髄。
  • 新装版 「悪魔祓い」の戦後史 進歩的文化人の言論と責任
    -
    1巻2,400円 (税込)
    2014年の夏から秋にかけて明らかになった“ダブル吉田ショック”(「吉田証言」と「吉田調書」における誤報の発覚)により、戦後日本を代表するクオリティ・ペーパーとして大きな影響力を誇ってきた「朝日新聞」ならびに朝日新聞社の信頼は地に墜ちた。だが、それよりもはるかに深刻なのは、「朝日新聞」の誤報によって日本国ならびに日本人の国際的地位が失墜させられたことである。にも拘わらず、朝日新聞社が充分に誠実な対応をいまだしていないことに対して、多くの日本人は不信と怒りを抱いているのではないか。「朝日新聞」、そして同紙の紙面を中心として「過去に目を閉ざす者は現在にも目を閉ざす」と主張してきた文化人たちは、なぜ自らのことは省みないのだろう? 彼らの歪んだ精神病理に光を当て、その不当性を批判する嚆矢となった名著である『「悪魔祓い」の戦後史』(稲垣武著、文藝春秋より1994年に単行本、1997年に文庫)を復刊。

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ユーザーレビュー

  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

    Posted by ブクログ

    占守島の戦いと間違って買ったので、正直根本博将軍の本と内容が被っています。最前線で戦う中隊がメインとなっていて、戦闘の描写はこちらの方が詳しいです。

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    2020年04月11日
  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

    Posted by ブクログ

    終戦後の中国北部の日本人の戦い。

    相手が米英ならまだしも、ソビエトの占領下では日本人居留民の安全な帰国は難しい。そこで古来からある要衝に立てこもってソビエトを足止めし、張家口の民間人が脱出する時間をかせいだ日本兵の話。

    日本兵、ソ連軍、国府軍、八路軍の四つ巴の争いはややこしく、ある程度の基礎知識が要る。中国では基本日本兵は国府軍に投降することになっていたが、八路軍も隙あらば日本兵を取り込もうとする。中国の2つの陣営はもう国共内戦の準備段階に入っている。蒋介石の「以徳報怨」は八路軍との戦いで日本兵を味方につけることも意図している。どちらの軍も結局、多くの日本の武器で戦う(両陣営にある程度の日

    1
    2020年01月11日
  • 山本七平の智恵 日本人を理解する75のエッセンス

    Posted by ブクログ

    日本という国、国民、民族の性質を解き明かす山本七平(イザヤ・ベンダサン)の多数の著述からその主張を読み解く解説書。

    山本七平の書籍は多少難しいかもしれないが、それをわかりやすく分類し、著者の考え(かなり保守的な考えであるのだけれど)も加えながら解説している。

    日本、日本人の特徴を外国との比較ではなく浮き上がらせている。もちろん、そういう見方もできるという一面であることは確かだが、非常に納得させられる内容ばかり。

    日本社会で生きていくコツのようなものも多いし、日本の歴史・文化を読み解くための参考書としても秀逸である。必読書。

    0
    2012年12月16日
  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

    Posted by ブクログ

    駐蒙軍司令官の根本博中将は、大本営からの終戦による戦闘行為の停止命令に反して、戦闘継続を決意し、敵の進軍を食い止め、日本人居留民を無事に救出した。

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    2024年05月13日
  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

    Posted by ブクログ

    終戦時の満州からの引き上げの悲劇はよく知られているが、内蒙古からの引き揚げを、体験者の聞き取りから繋ぎ合わせてドキュメンタリーにしている。私はほとんど知らなかったが、蒙古駐留軍が決死で旧ソ連の侵入を防いでくれたおかげで、在留邦人4万人を救ったという。体験者の証言がもとになっているだけあり、その時に人々の生活ぶりや、日本のために死んでいった兵隊の心意気や覚悟がまざまざと記載されており、現代人としては重く受け止められる。それだけでも本書を手に取る価値はある。
    ちなみに、武装解除命令に従わず、在留邦人の避難完了まではソ連に対して防戦する英断を下した人物、根本博陸軍中将は、その後に台湾に渡って中華民国

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    2022年12月25日

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