稲垣武のレビュー一覧

  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

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    占守島の戦いと間違って買ったので、正直根本博将軍の本と内容が被っています。最前線で戦う中隊がメインとなっていて、戦闘の描写はこちらの方が詳しいです。

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    2020年04月11日
  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

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    終戦後の中国北部の日本人の戦い。

    相手が米英ならまだしも、ソビエトの占領下では日本人居留民の安全な帰国は難しい。そこで古来からある要衝に立てこもってソビエトを足止めし、張家口の民間人が脱出する時間をかせいだ日本兵の話。

    日本兵、ソ連軍、国府軍、八路軍の四つ巴の争いはややこしく、ある程度の基礎知識が要る。中国では基本日本兵は国府軍に投降することになっていたが、八路軍も隙あらば日本兵を取り込もうとする。中国の2つの陣営はもう国共内戦の準備段階に入っている。蒋介石の「以徳報怨」は八路軍との戦いで日本兵を味方につけることも意図している。どちらの軍も結局、多くの日本の武器で戦う(両陣営にある程度の日

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    2020年01月11日
  • 山本七平の智恵 日本人を理解する75のエッセンス

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    日本という国、国民、民族の性質を解き明かす山本七平(イザヤ・ベンダサン)の多数の著述からその主張を読み解く解説書。

    山本七平の書籍は多少難しいかもしれないが、それをわかりやすく分類し、著者の考え(かなり保守的な考えであるのだけれど)も加えながら解説している。

    日本、日本人の特徴を外国との比較ではなく浮き上がらせている。もちろん、そういう見方もできるという一面であることは確かだが、非常に納得させられる内容ばかり。

    日本社会で生きていくコツのようなものも多いし、日本の歴史・文化を読み解くための参考書としても秀逸である。必読書。

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    2012年12月16日
  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

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    駐蒙軍司令官の根本博中将は、大本営からの終戦による戦闘行為の停止命令に反して、戦闘継続を決意し、敵の進軍を食い止め、日本人居留民を無事に救出した。

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    2024年05月13日
  • 昭和20年8月20日 日本人を守る最後の戦い 四万人の内蒙古引揚者を脱出させた軍旗なき兵団

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    終戦時の満州からの引き上げの悲劇はよく知られているが、内蒙古からの引き揚げを、体験者の聞き取りから繋ぎ合わせてドキュメンタリーにしている。私はほとんど知らなかったが、蒙古駐留軍が決死で旧ソ連の侵入を防いでくれたおかげで、在留邦人4万人を救ったという。体験者の証言がもとになっているだけあり、その時に人々の生活ぶりや、日本のために死んでいった兵隊の心意気や覚悟がまざまざと記載されており、現代人としては重く受け止められる。それだけでも本書を手に取る価値はある。
    ちなみに、武装解除命令に従わず、在留邦人の避難完了まではソ連に対して防戦する英断を下した人物、根本博陸軍中将は、その後に台湾に渡って中華民国

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    2022年12月25日
  • 山本七平の智恵 日本人を理解する75のエッセンス

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    山本七平の著作からの引用と、それに対する著者のコメントによって構成されています。

    著者は山本の仕事を総称して「山本学」と呼びます。山本学の中心は日本人論であり、「日本人のものの考えかた感じかた見かたにはどういう特徴があるのか、その日本人が群れ集っている日本人社会は、どういう見えざる原理で動いているのか、その日本人社会の運行原理に対処するにはどうすればよいのか」という問題が、考察されました。

    山本は、日本人の心性について大理論を振りかざすようなことはしなかったと著者は言います。本書は、「おだやかに、静かに、いくぶん低い声で、ささやくように」語られた山本の著作から、そのエッセンスを抜き出し、分

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    2015年06月12日