れれさんのレビュー一覧
レビュアー
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スリル満点!
本好きな義理伯父に、本棚にある本どれでも借りていって良いよと言われて手に取った本。今思えばタイトルの付け方が好きで惹かれたんでしょうね。
猟奇的なホラーは初めてではないので(小説での初は中学生の頃に読んだ綾辻行人の『殺人鬼』だった)抵抗感はなかったのですが、犯人との対決時(というか、如何にして犯人の凶行から逃れるか)は静かな広い社内で一対一という事もあり、スリル満点でドキドキしました。
エレベーターは危険に決まっとるやろー!と思わず口走ったり(笑)。サイコパスな犯人て本当に怖い。
そして彼女はお花畑すぎ。サイコパスは育った環境ではなく生まれついてのものだとする説がありますよね。だとしたら -
好悪分かれる衝撃作
ひたすら爛れたグロテスクな世界観で、主人公クーランは虐待される側です。
正直、読んでいて何度も吐き気がしましたが、それでも続きが気になって日付が変わっても最後まで読み切り、熱を出した高校生の冬休みをしみじみと思い出します。
近親相姦・同性愛・虐待・性的虐待・死体・腐乱――これらにネガティブ方向に敏感な方は絶対に読まないで下さい。
私はキツい思いをしながらも、非常に中毒性がありました。
まさか、あの美少年がああなってしまうなんて。でも主人公は理想の具現が現れて幸せそう。
テレパシーじゃないんだけど、手のひらに記号を書いたり(対緑)、体に触れたりするだけ(対碧夏)で特定の相手(実質、弟と -
終末論的な
私の篠原烏童テビュー作で、この作品をきっかけに前段にあたる『不法救世主』やその他の作品も読むようになった思い出の漫画です。今は無き『ハロウィン』購読の切っ掛けでもあります。
私は前後が逆になってしまいましたが、これは是非『不法救世主』から続けて読んで下さい。
彼等の生まれ変わりのお話ですので、主要キャラ以外が誰の生まれ変わりかとか推理するのも楽しみの一つですね。作品内では描かれて(明かされて)いませんでしたが、ひょっとしたらこのキャラは『不法救世主』のあのキャラの生まれ変わりなんじゃないか、とか。
連載時が世紀末だった為か、終末論的なお話となっています。
話の結末に著者は「甘すぎかな」 -
購入済み
懐かしいけど
今読んでも面白いです。
ホラーなんですけどコメディ要素もありの犬木ワールド。全編オムニバス形式です。
悪魔を捕まえた人間たちが己の浅慮な欲望を叶えて貰った為に破滅していく姿が描かれています。(一作だけ破滅ではなく、前向きなお話も)
某インタビューで、ご本人はホラーよりも不思議系がお好きらしく、《ホラーの女王》という異名に違和感があったとの事。
この作品もグロテスク描写はあれど、不思議系と融合しているように感じられます。
懐かしさで無性に読みたくなった犬木作品を買い漁っていますが、次は『プレゼント』にしようかな?
今ではプレミアが付いてしまった『13人のおごれるお姫さま』も販売してく -
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購入済み
楽しかったのですが
ガツガツ系というか商魂逞しいヒロイン(でも悲劇のバックボーン持ち)に好感が持て、あっと言う間に読了してしまいました。
本来こういった色恋絡まないお話は大好きなので、終始わくわくしながら読み進めました。この作者、BLじゃない方が合ってるのではないでしょうか?(彼方は読んでいて苛々してくる)
ただ、ラストがあっさりしすぎかな?物足りなかったです。国をもぎ取ってからの話も読みたかったので、尻切れトンボ感がありました。
不思議だったのが、この作者が諱と字の文化を知っていたのかどうか。どうも本名(諱)を名乗っているような気配……本来なら有り得ない事です(一般人ならともかく)。
そして「パチン」と -
購入済み
漸く読みきりました
映画の宣伝で先に知って(見てはいない)、漫画原作な事を聞き調べたらライチと同じ作者で驚きました。しかも、いつの間にか画力も上がっている!
1巻を試し読みした時はシリアス(というか青春活劇?)なのかな?と思っていたら2巻から積極的に笑わせにきた(特に帝一が父の教えを思い出そうとしていた時)ので驚きました。それが最後まで読み続ける魅力になっていて、どんどん話に引き込まれました。
1巻だけ試し読みした方!2巻からがこの作品の本領発揮なので注意して下さい!(笑)
しかし、ライチの時も思っていたのですが、この人どうして男は美しく描けるのに女は美形設定でも微妙なんでしょうか?(先生は美人だと思い -
ネタバレ 購入済み
くっついたまでは良かった
表紙がネタバレです。
正直、そこで完結してしまえば良かったのにと感じました。
その後の花依が最低すぎる。
自分の都合ばかりで、相手の心情を慮る心がありません。普通、ここまで暴走するか?
しかし、回想シーンで花依が某ゲーム(の「キャラの」でしょうか)ファンである事が明かされ「通りでな」と、それまで楽しんでいた気持ちも冷めてしまいました。
そのゲーム、検索すれば膨大な量の悪評(作品・製作側・信者全てにおいて)が出てくる作品で、他作品やそのファンに素で喧嘩を売る(普通のファンはしません。あくまで、公式と信者がです)のでアンチが物凄く多いのです。ですので、扱いにはくれぐれも注意をしなければな -
ネタバレ 購入済み
絵が綺麗です
読む前から解るとは思いますが、最近よくある(のかな?)復讐劇サスペンスです。
広告で見た絵の綺麗さで気になっていましたが、今回7話まで一気買いしました。
ただ、上手いは上手いのですが、美人の顔の描き分け自体は微妙(顔の見分けがつかない)です。美人だとは思うんですけどね。醜男もリアルに嫌悪感が湧くレベルで上手いので、苦手な人は絶対に手に取らないで下さい。私は申し訳ありませんが、その容姿描写だけで吐き気がしました。
ハナの復讐の大本命である絢子(美人令嬢は漢字も綺麗だな)の思惑が解らなさすぎて続きが非常に気になります。
敏恵さん……てっきりあれでお亡くなりになったのかと思っていたのです -
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購入済み
だいぶ読みやすくなっています。
6発行から年数が経っているらしく、語彙も増えて文章もぐっと上手くなっている気がしました(それでもまだ、たまにスッと読めずに蹴躓いたりするけど)。
78の内容としては「この話は必要だったのかなぁ?」と疑問が。
別にこの話を通して哲史が成長したとかいうわけではないし。全く関係なく自力で前進するようで、本当に謎。
佐伯や1年5組も全く片付いていません。モヤモヤです。ここまで引っ張られると、それが片付くのが最終巻の流れなのでしょうか?
ともあれ、哲史本人は決心がついたようなので、おそらく新学期であろう続刊を待ちますか。
このペースだと凄い待たされそうですね( ;∀;)
しかし、シ -
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購入済み
あくまでも一個人の感想ですよ
※このレビューは過激な言葉を含んでいるので注意して下さい※
調べているはずなのに中途半端ですね。
マーメイドは女性人魚の事で、男性はマーマンと言います。セイレーンの事は知っていた(人魚との違いが曖昧な事)ようなのに基本的な知識がないのは何故?
私は、そういう間違いに気付いた時点で本来「読む価値なし」の烙印を押すところですが(幻想上の生き物・怪物・妖怪・神話が大好物なので、それらを侮辱された気分になるんです)、初めの方過ぎたので我慢してもう少し読んでみようと己を宥めて最後までは読みました。
が、主人公のセリが受け付けませんでした。
アホの子大嫌いなんで、終止イライラしっぱなし「はよ -
ネタバレ 購入済み
すっきりしました。
掲載紙を購読していたのですが、途中でぱったり購入をやめてしまった為に、その後どうなったのかずっと気になっており、クーポンを使用しながら全巻購入しました。
やっぱり戦うヒロインは良いですね。
ヒロインの夕梨は現代っ子なので、どうしても考え(読み)が甘かったりするのですが、周りが全力でサポート。
初めは味方が少なかったけれど、少しずつ信奉者が増えていき、民衆の支持を得ていく……お約束といえばそれまでなのですが。
改めて読むと、相手役のカイルが落ちるの早すぎですよね(苦笑)。
あと、何気にモテてます(笑)。カイル含め4人?でも、男に媚びてる訳ではないので、そんなに嫌味さは感じませんでし -
購入済み
主人公の性格が無理でした。
レビューがなかったので賭けだったのですが、主人公の性格に初めから苛々させられっぱなしで、序盤で読むの止めてしまいました。
もう、主人公○ねば良いのにとしか思えない。
悪い子ではないんです。ただ、頭の足りない大馬鹿者なんです。
自分の立場もわきまえずに懇願。そんなの頼める立場じゃないよね?
で、相手の要求は呑みたくないのに、相手には要求する。……は?馬鹿なの?○ぬの?
良い子ではなく、良い子ぶりっこ(無自覚)って奴ですね。
作者は、こんなキャラを気に入る読者がいると本気で思ったのでしょうか?
悲劇のヒロインぶりすぎて鼻白みます。
1ページ目からSMチックなので、苦手な人は要注 -
購入済み
トリはあのウザさが良い!
クーポン使用の為の数合わせで、ずっとキープしていたこの漫画を2巻まで購入したのですが、まさか金田一先生の描くラブコメが私にとってこんなにも面白く心地が良いものとは思いませんでした。
絶賛レビューが多かったので気になっていたのですが、想像していたよりずっと面白かったです。
金田一先生の絵柄自体は決して少女漫画向けではなく、そちらの畑で働くにはかなり淡泊なのですが、盛り込まれているネタ等が先生らしくて笑わせて貰いました。
結局、2巻が気になりすぎるところで終わってしまったので、8巻まで一気買いしたゃいました♪
因みに湊を取り巻く男達の中では、烏丸くんの顔が断トツ好みです!
自分が眼鏡なせ -
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購入済み
ロマンチックミステリー
掲載紙で途中から読んでいました。(五巻の最終話『魔術師の娘』が初読み)
内容としては、少女漫画的ロマン+ミステリー+僅かにオカルト(怖くはありません)が混ざった、チートヒロイン(無自覚)ファンタジーと思って頂ければ良いと思います。
絵はお世辞にも上手いとは言えないのですが、いかにも少女漫画といった展開に惹かれて読んでいました。雑誌を買わなくなっていた間に終わってしまっており、いつか中古ででも全巻揃えようと思っていたのですが、電子化されていて嬉しいです(嵩張らないし)。
始まりをまったく知らなかったので、ワクワクしながら読みました。
4巻あたりから漸く見覚えのある画風に進化(?)。
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購入済み
井の中の蛙、大海を知らず
まず、主人公である磨悧が嫌いです。
あんなんで武士道を語るなんて、一士族の末裔として許せません。
武士道・信念とは軽はずみに常時振り翳すものではありません。
彼の立ち居振舞いはただのキャンキャン吠える小型犬のそれで、非常に見苦しく不愉快でした。しかもつまらない見栄を張るし、日本人の謙遜の美徳は何処へ行った?
どんな時も冷静に判断し、揺らぐ事なくどっしりと構える……それが日本男児の在り方ですよ。
これじゃあ、ただの世間知らずの癇癪持ち小僧で、平安時代から続く貴族や富豪の末裔と言われた方がしっくりきます(まあ、それならそれで磨悧では上品さに欠けるが)。
物語後半から事件に巻き込まれ -
ネタバレ 購入済み
ファンタジーですね。
まさかのファンタジーで、まさかのシリーズ物(話は独立してますが、前作カップルがチラッと登場)でした。
前作カップルが登場とか、私にとっては地雷でしたが、冒頭でチラッとしか出ないので目を瞑り読んでいくと、話は私のツボで大変萌えられました。
ただ、巻末書き下ろしにはガッツリ出てくる雰囲気だったので、そこだけスルーして読んでいません。
シリーズ物でも、国が違って接点もなければ問題ないのに、よりによって前作主人公と今作主人公は同じ大学の知り合い……正直オワタ/(^o^)\と思いました。
受は意外にも攻に対しては大胆ですね。
でも、攻が惚れた理由が……一目惚れとかあまりもにもおざなりな感じ -
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購入済み
好みではありませんでした。
この作家さんの本を読むと、大抵いつも最初から受攻どちらかが相手に好意を持っている(初対面から始まる時も同様)んですよね。いい加減ワンパタで食傷気味です。お互い何とも思っていない関係から発展させる事が出来ないのでしょうか?
立ち読みで気になって買ってしまって後悔しました。この作家さんがこの手の受を書くと、女々しい通り越してまるきり女の子になっちゃうんですよね。今回の主人公はその中でもダントツです。男要素……どこ?ノンケな事を期待していたのにゲイだったし、いくらなんでも二人の恋のお膳立てしすぎでしょう。立ち読み抜粋箇所にゲイである事が書かれていたら買わなかったのに。
攻も一々、好みじゃない好み -
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