【感想・ネタバレ】Marieの奏でる音楽のレビュー

あらすじ

■「ひさびさに読み返してみたら、自分でも泣いてしまいました」――古屋兎丸■
壮大な世界観で紡がれるファンタジーの名作が全1冊に。
最後の一章まで読み終えたとき、崇高な愛の物語が立ち上がる――。

空に浮かぶ大きな女神マリィに守られた“ピリトの地”。
工房のまちギルに住む少女ピピは、この地に満ちる音楽をただひとり聞くことができる少年カイに、一途な思いを寄せている。
『ライチ☆光クラブ』『インノサン少年十字軍』『帝一の國』など数々の傑作を生み出してきた古屋兎丸の原点となる作品がついに復刊!

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ラストですっきり

高い本なので賭けでしたが、読後感は良かったです(個人の感想です。笑)
なんと、この本(特装版?)を出版する15年も前に描かれた作品だそうです。
世界観を把握するのにそれほど時間はかからないと思います。
他の方のレビューにもありますが、ラスト数ページで一部を根底から覆されるというか……だから写ってなかったのか!と合点がいきました。
解りにくいように逆さまに描いたのでしょうが、大抵の人は何かが足りない違和感を持ったでしょうね。
私もそれで、わざわざスマホひっくり返しました(笑)。あ、やっぱりない!って。
個人的にマリィの見た目が怖かったです。あからさまな人形っぽさが。凄く巨大だし、あんなのが空を飛んでたらホラーだよ。
最後の方でカイと会話してる時のは生身っぽくて可愛かったんですけどね。

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2017年07月23日

Posted by ブクログ

マリィの奏でる音楽、それはとても透明な音楽で少し悲しい旋律。
ピリトの上空を包み込むように、太平の世を見守る女神、マリィ。
工房の町ギルに住むカイとピピは、マリィが見守る世界のなかで平穏な日々を過ごしてた。
18歳になったカイは、見えない力に導かれマリィの奥深くへと進んでゆく。
「終わりの音」が訪れたとき、世界に新たな秩序が生まれる。

本書、紙版だと500ページを超える長編大作。
圧倒的に壮大なスケールで描かれた古屋ファンタジーをぜひ電子版でも。

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2017年04月06日

Posted by ブクログ

古屋兎丸作品にチャレンジしたくて本屋をウロウロしてたら、金ぴかの装丁が目に留まってあっさり購入。こういう愛蔵版みたいのすぐ買いたくなる性格直したい…。雰囲気はイバラード物語のようで、計算され尽くした世界観と、それを具現化しようとする緻密な描き込みに圧倒されます。ただただ美しい。最近はこういう作風だとデジタルで処理されることが多いけど、これってオール手描きだよなぁ…なんて溜息ついちゃう。ラスト数ページは気抜いてかかるとやられます。

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2017年01月10日

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