【感想・ネタバレ】星さえも見えない夜にのレビュー

あらすじ

「――いるよ、ここに。いつも、お前のそばに」大学時代からの恋人であるカメラマン・陽児と穏やかな日々を天行。幸せなのに――優しいけれど『星』に夢中な彼に、満たされない寂しさを感じていた。そんなある日、陽児の仕事にチャンスが訪れる。だが喜びも束の間、不幸な事故が彼を襲い!? 陽児を支えるため、天行は彼の側にいることを決意する。心のどこかで彼を独占できる喜びを感じながら…。そして3人だけの、閉ざされた生活が始まる――。

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愛と執着と独占欲

キスすらもまともに出来ないカップルの攻が事故で目が見えなくなってしまうお話でした。しかも、肉体に問題があるのではなく精神的な理由で。
何も見えない不安から逃げるように恋人にすがりそのまま肉体関係を結びますが、それでも目は見えないままで攻の受への執着がこれでもかと書かれています。それまではサバサバした感じの攻だったのに。
同時に受は攻が引き込もって自分だけを頼りにする様に優越感を持つようになり、二人の愛情が微妙に歪んでいきます。
そのお互いへのドロドロに歪んだ独占欲がとても切ない作品でした。
でも、最後はスッキリ!

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2017年07月17日

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