あらすじ
次々と惨殺される新興宗教団体の教祖たち…。そんな混沌とした世の中、人々に希望を与える謎に包まれた歌手・レオンは、現代に出現した救世主か!?そしてレオンとの出会いによって、不思議な力を得た鈴音は、次第に様々な事件に巻き込まれて行く…。世紀末…人類に未来はあるのか?待望の『不法救世主』現代編!!
...続きを読む感情タグBEST3
終末論的な
私の篠原烏童テビュー作で、この作品をきっかけに前段にあたる『不法救世主』やその他の作品も読むようになった思い出の漫画です。今は無き『ハロウィン』購読の切っ掛けでもあります。
私は前後が逆になってしまいましたが、これは是非『不法救世主』から続けて読んで下さい。
彼等の生まれ変わりのお話ですので、主要キャラ以外が誰の生まれ変わりかとか推理するのも楽しみの一つですね。作品内では描かれて(明かされて)いませんでしたが、ひょっとしたらこのキャラは『不法救世主』のあのキャラの生まれ変わりなんじゃないか、とか。
連載時が世紀末だった為か、終末論的なお話となっています。
話の結末に著者は「甘すぎかな」と仰っていましたが、殺伐とした部分もあったしこのくらいの救いは欲しいですよ。ドシリアスなお話ですしね。
ただラスト付近に動物の習性の引用があるのですが、連載時の年代的な問題で今では否定されている説を使用している事だけが引っ掛りポイント、それ以外に関しては満足しています。