すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
主人公のエリザベスは、生来の資質と生まれ育った環境のせいか、人間関係を構築するのが苦手でがあるけれど、非常に才能ある化学の研究者。
ところが、1960年代のアメリカでは、女性が主体的に何かをする環境は皆無で、勤務先の研究所でも無能な上司や同僚の下働きくらいしかさせてもらえない。
そんな時に出会った運命の恋人キャルヴァン。
彼は、初めて、そのままのエリザベスを評価してくれた人だった。
キャルヴァンも複雑な育ち方をして、人間関係を構築するのが苦手で、エリザベス同様ほぼ独学で化学をものにした天才なのだけど、エリザベスと違って彼は男性なので、きちんと評価されている。
だから、彼が良かれと思って差し伸 -
Posted by ブクログ
書籍になった「もうあかんわ日記」を読むのは今回がはじめてだけれど、岸田奈美さんがnoteにリアルタイムで書いていたときには夢中になって読みました。
なのでぼんやりとどんなことがあったかは覚えていた。今回改めて読んでみて感じたのはまるで同じ本を2周してる感覚に近かったこと。
岸田奈美さんという人は本当に凄い人だと思う。現場にいたら到底笑い話ではないことを笑い話にしてしまう。でも、それは、もうあかん状況に潰れないように自分の身を守る為でもあった。
辛いこと、しんどいことがあったときにそれを別の角度から切り取って、ちょっと笑える話にすると、話を聞く人はもちろん、話をする人も救われることはあるの -
ネタバレ 購入済み
確かにおしまいしてた
これは、確かにお兄ちゃんは「おしまい」になっていた。
そう、お兄ちゃんは終わったのだ、妹の作った薬によって……お姉ちゃんになっていたのだ。
だから、お兄ちゃんはおしまいなのだ。
奪われた竿、ペットボトルには出来ない。
何もかもが初。
お兄ちゃんは、おしまいなのだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレラスト震えた。
何かに没頭することで何かを得る反面、失うものもある、って感じ。それが良い悪いではなく、どう向き合うかがテーマかなあ。
登場人物全員の気持ちに共感できた。立場の違う人たちの内面をこんなにも詳細に描写できるのが凄い。
久保田に感情移入しながら読んでたら、国見に「それは中年によくあることだ」的な感じで一蹴されるところ、自分だけが悩んでるわけじゃない、自分が主人公だって勘違いするなと言われてるみたいで刺さった。人生って残酷だよなあ、と。
隅川が「あたし、なんかもう、大丈夫です。自分を使い切った気がします。」みたいなシーンにも震えた。
この作品は映像化とかできるほどドラマチックじゃない -
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