すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
星4.6
めっちゃくちゃに面白い。
ミステリとしての面白さもあるし、物語の落とし所が素晴らしい。大傑作。
米澤穂信さんなら、メディアミックスの観点からも「氷菓」が代表作と謳われがちだが、私は間違いなくこれこそ至高と思っている。
※新しめの作品は未読だが。
「氷菓」も、もちろん素晴らしい作品。
この「ボトルネック」は、大学生のときに読んで、とてつもない衝撃をもらった作品。
2016年一冊目の読書。
失敗は許されない、という謎の思い入れから、間違いないだろうと手にした作品。
大学生の頃、衝撃を受けたものだから大筋はわかっているし、衝撃はラストだからラストも記憶にあった。
それでも尚、ほ -
Posted by ブクログ
ネタバレとにもかくにも第2部がよすぎます。
勇太が最高です。いい男です、ほんとに。かっこいい。
騙されて北朝鮮に住むことになるが、船に乗った瞬間からもう何もかもおかしいって全員が感じてるのが第1部とはぜんぜん違います。
村に送られるバスからもう最悪、バスのボロさ、車内の汚さ、風景を見た反応から勇太家族の絶望がわかります。
村に着いてからの生活は最悪すぎて、ここから先に希望がまったく見えないのが読んでて怖かった。勇太が結婚し、子供が生まれたからさすがにこれ以上悪いことは起きないか?と思えばそれよりさらにひどいことが起きるとは。
この2部を読んでいけたのは勇太という人のおかげ。彼以外の視点だとあまりにも希 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の展開が非常に衝撃的で、主人公アーロンの抱える闇の深さというものを突きつけられる形になりました。
なんで岩井圭也さんの小説に惹かれるんだろうなーって考えながら読んでたんですけど、この方の『信頼』の描き方が好きなんだというところに落ち着きました。
立場も考え方もまるっきり異なるアーロンとマリクですが、捜査の一貫とは言え嫌々ながらも協力するうちに互いに抱える育ちの背景に共通のものを感じはじめます。
もちろん互いの願望を果たすための、歪んだ『信頼』だったかもしれませんが、相手が異なれば決して芽生えることのなかった信頼関係があったように思います。
マリクは命を、そしてアーロンは夢に描いてい -
Posted by ブクログ
人の顔色をうかがいながら、自分の感情をうまく外に出せず、心の中に留めてしまう。
春彦とせつなは、そんなタイプの人間として描かれているように感じた。
そして、今の社会には、彼らと似た人が増えているようにも思う。
「対話が大事だ」と言われる場面は多い。
それでも、対話をしているはずなのに、最終的には戦争という「力」で支配しようとする。
なぜ、そこですれ違いが生まれてしまうのだろうか。
この物語が伝えているのは、
対話とは、ただ自分の気持ちを正直に伝えることではない、ということなのかもしれない。
相手の内側と向き合うこと。
それは相手がどんな背景を背負っているのかを理解しようとすること。
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