ブックライブの高評価レビュー

すべての高評価レビュー

  • ある男

    Posted by ブクログ

    平野啓一郎が提唱する「分人主義」への強い共感から手に取ったが、まさに自分自身の生存戦略を肯定されたような感覚に陥った。そもそも私自身、この「自分の中には相手ごとに異なる複数の顔がある」という感覚なしには生きていけない。その視点を、社会派小説であり推理小説でもある文学として、ここまで読みやすく、かつ物語としての読みやすさを保ったまま描き切る手腕はさすがプロというかこれがトップクラスの作家なのだなと思った。深い共感と納得感を与えてくれつつ、物語としてとってもおもしろい名作だった。

    0
    2026年01月03日
  • 黄色い家(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻、あわせてあっという間に読みました。
    感想は、下巻のレビューのみ記載。

    p134
    みんな、どうやって生きているのだろう。……
    でもわたしがわからなかったのは、その人たちがいったいどうやって、そのまともな世界でまともに生きていく資格のようなものを手に入れたのかということだった。わたしは誰かに教えてほしかった。

    花ちゃん自ら選んでこうなっているというより、そもそも花ちゃんにはまともな選択肢がなくて、選択肢を自分で用意する力も知恵もなくて、まともな方法で手を差し伸べてくれる大人が生まれてから周りに誰一人いない環境で分断された世界にいるのだとハッとさせられました。だからといって、犯罪に手を染

    0
    2026年01月03日
  • 転生したらスライムだった件(5)

    ネタバレ 購入済み

    んむ

    戦後処理の巻になっとりますな。
    オークディザスターは滅び、
    魔物の国が出来上がる。
    リムル代表、宜しくお願いします!

    #スカッとする #ドキドキハラハラ #深い

    0
    2026年01月03日
  • 公開処刑人 森のくまさん -お嬢さん、お逃げなさい-

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一冊目は装丁の可愛さで読んで面白かったので、2冊目も読んでみたらもっと面白かった!!

    一冊目はだいぶ早くから、犯人に目星がついてしまったけど(それでも楽しめた)今回は終盤に、なるほど!!となるトリックが隠されていてとてもスッキリとした仕上がりだった。一冊目の要素をさりげなく活かしつつ、また違う方向性なのも良い。そうくるか!となった。

    とにかくこのシリーズは小難しくなく読みやすいが、ちょうど良い不気味さとミステリーが読んでて楽しい。映像化されても楽しめそうだなと思いました。思ったより評価が低めでびっくり。そういう作品にも面白いものがあるんだなと思わせてもらいました。おすすめです。
    4.6

    0
    2026年01月03日
  • 35歳、今さら恋とかありえない9

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    主人公が結婚願望とかある人なら付いて行くだろうけど、
    この人は仕事大好き人間なんで、付いて行かない方がいいよね。
    それにしても、新店舗始める前に辞めれば良かったんじゃないの?

    0
    2026年01月03日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    イギリス人が読んでたのを見て買ってみた。日本人にしか分からないあの背徳的な美味しさがわかるのか不思議になった。

    バター醤油ご飯や深夜のラーメンの描写に胃を掴まれ、主人公がぷくぷくと太っていく姿に、フィクションとは思えない生々しいリアリティを突きつけられる。物語はカジマナという希代の殺人犯を中心に、まるで推理小説のようなスピード感で転がっていくが、重苦しさは不思議とない。むしろ、連続殺人という題材が嘘のように、読後感は驚くほどカラッとしていた。

    ​働き方やルッキズム、男性が女性に抱く無意識のステレオタイプ。作中の男性たちは決して悪人ではなく、むしろ協力的。しかし、ふとした瞬間に漏れ出る「昭和

    0
    2026年01月03日
  • お前のほうからキスしてくれよ【単行本版(電子限定10P有償小冊子付)】

    購入済み

    泣いた

    職場では仲悪く、実はプライベートで付き合っている…のかと思いきや。
    過去の傷つき体験から恋愛に踏み込めない臆病さとか、好意が伝わらない、受け取ってもらえない辛さとか、失うことの恐怖とか、すれ違う想いとか…刺さる要素がたくさんで、心痛みましたが、最後はハピエンのタイトル回収で、読後大満足です。

    #感動する #切ない #泣ける

    2
    2026年01月03日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本の後ろのページの森見登美彦さんが解説通り素晴らしい作品でした。小説読みはじめが重いけど、1章から興味を持ち、次が読みたいと思えた。そして、成瀬さんの生き様が素敵で応援したくなるそんな本でした。

    0
    2026年01月03日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    作中の被告人・梶井真奈子の事件は実際に起こった事件が元になっているのですが、その事件のことを以前から知っていて詳細をWikipediaなどで興味深く読んでいたので、その事件を元にしたという今作のことが気になり手に取ってみた。
    作中に出てくる様々な料理の描写が秀逸。読んでいるとお腹が空いてきます。ストーリーにも引き込まれて夢中になって読めた。

    0
    2026年01月03日
  • リーダーの言語化 「あいまいな思考」を「伝わる言葉」にする方法

    Posted by ブクログ

    「いい感じでやっておいて」という指示が友人間や上司から指示される事がありますが、AIへのプロンプトと同じでそんな抽象的な指示をしても上手くいかないだろうと思っている際にこの本に出会いました。

    結論、非常に私の悩みにマッチしました。
    本の内容にありますが、「お客様を笑顔にする」という言葉への答えは「鉄板焼きのようなパフォーマンスを楽しんでもらうこと」なのか「笑みがこぼれるような美味しい料理を提供すること」なのか不明瞭です。

    こういったありきたりな言葉ひとつとっても受手側の理解は様々あり、「いい感じでやっておいて」という指示で上手くいくことは奇跡に近いんだろうなと感じました。

    私もこれからの

    0
    2026年01月03日
  • 恍惚の人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『恍惚の人』は、認知症という言葉がまだ一般的でなかった時代に、「老い」と「介護」を真正面から描いた作品です。
    舞台はごく普通の家庭。特別な不幸が起きるわけではありません。ただ、年を重ねた父が少しずつ変わっていく。その変化に、家族がどう向き合わされていくのかが、淡々と、しかし容赦なく描かれます。

    印象的なのは、誰かが明確に「悪者」になるわけではないことです。
    介護する側も、される側も、みな必死に「正しく」あろうとする。
    それでも、苛立ち、疲弊し、思ってもいない言葉が口をついて出る。その現実が、非常に生々しい。

    この作品が突きつけてくるのは、
    「家族だから支えられる」という理想と、
    「家族だか

    0
    2026年01月03日
  • ガウディの伝言

    Posted by ブクログ

    めーーっちゃおもしろい!!!!!!絶対にガウディの作品を見に行きたい。著者含めガウディの周囲の人があまりに素晴らしくてそれがいちばん彼の性質を表していると思った

    0
    2026年01月03日
  • 35歳、今さら恋とかありえない8

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    森原さんの元嫁ってすごいなー。
    よく考えたら、大手なんだから別の人が担当になるのが
    普通だよね?
    大人になると、今の恋人に言えないことも増えるよね。。。

    0
    2026年01月03日
  • 社会は、静かにあなたを「呪う」 ~思考と感情を侵食する“見えない力”の正体~

    Posted by ブクログ

    ここ最近読んだ本の中でベスト5にはいる本です。
    ネット世論で言われるような遺伝と能力の関係や、日本はダメなどのネガティブな意見に対してデータ分析により、客観評価しています。

    0
    2026年01月03日
  • 生きてるってどういうこと?

    Posted by ブクログ

    谷川俊太郎さんの美しい詩と、宮内ヨシオさんのカラフルで温かい絵。
    何度も読みたい詩✖️絵の本です。
    帯にある「黒柳徹子さん絶賛!」の影響力もすごい。笑

    本当は父にプレゼントしようかと買った本でした。が、なんとなく、渡すのはやめまして…。自宅本棚に置きっぱなしにしていました。
    ふと開いて読んでみたら、「本棚において、また読もう」と感じました。

    読む時の心境によって、心に響く詩が変わりそうですが、今回ふわ〜と心に沁みたフレーズは次の言葉です。

    うつくしいものは、わたしたちのなかに、
    いきてゆくちからをうみだす。

    0
    2026年01月03日
  • 暁星

    Posted by ブクログ

    「暁星」(湊かなえ)を読んだ。

    今年最初の一冊にいきなり凄いものを選んでしまった。

    大物政治家を襲撃した宗教二世の青年の手記(第一部)とその場に居合わせた小説家が執筆した小説(第二部)とがやがて交わった時に見えてくる尊い情景に胸を打たれる。

    痛みを伴う重たい物語だけれど、一陣の爽やかな風が吹き抜けてハッとする、そこに救いがあるのだな。

    自分でも驚くのだが湊かなえ作品を読むのはこれが初めてだったよ。

    0
    2026年01月03日
  • からくりサーカス 1

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    何度読み返しても面白くて大好きです。メインのキャラクター三人の出会い!しろがね達が勝の両親にしか見えなくてホッコリします(笑)

    0
    2026年01月03日
  • 蠱毒の家

    Posted by ブクログ

    塔山郁『蠱毒の家』宝島社文庫。

    2014年に宝島社文庫から刊行された『人喰いの家』の加筆修正、改題作。改題作を知らずに再び掴まされ、困惑することが多いのだが、『人喰いの家』は未読だったので助かった。

    塔山郁の作品は何作か読んでいるが、本作はその中でも群を抜いて面白い。描かれる事件は『尼崎事件』にも似ているが、呪術を使う霊能者が登場する辺りは『尼崎事件』よりも恐ろしさを感じる。

    タイトルにある『蠱毒』だが、今村翔吾の『イクサガミ』の下地にもなっており、毒虫や蛇、蠍を何匹も一つの器に閉じ込めて共食いさせ、最後に生き残った一匹を呪いの道具にするというものだ。それを人間でやろうとするのだから、何

    0
    2026年01月03日
  • 傲慢と善良

    Posted by ブクログ

    婚活を通して傲慢さと善良の両面が描かれていて面白かった。

    真実の両親は自分の親にも似ているところがあり心理描写がリアルで共感した。
    架の女友達が無神経すぎる。

    傲慢になってないか気をつけたい

    0
    2026年01月03日
  • 図書館の殺人

    Posted by ブクログ

    3作の中で個人的には一番面白かったように思う。
    犯人があの人だというのは全く想定してなかったので、やられた!と思ってしまった。

    0
    2026年01月03日