すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
この物語を読み終えて、
向き合えなかった過去と向き合うことで、人生は再生されていくのかもしれない、
そんな思いが静かに残った。
人は、思い出そうとすると心の奥がチクチクと痛むような出来事に対して、
無意識のうちに蓋をして生きてしまうことがある。
ちゃんと見つめるには、あまりにも怖くて、
見なかったことにしたほうが楽だからだ。
主人公は、どうしようもない運命を背負いながら、悩み、迷い、それでも懸命に生きている。
何か大きな罪を犯したわけでもないのに、
まるで自分を罰するかのように生きてきた人のようにも見えた。
作中で恩師が主人公に直接伝えたがっていた
「いついかなるときも、潮の流れが止むこ -
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
①も文庫合本版でかなりの分厚さでページ数を軽く600を超えていたが、こちらの②も600を超えての長編である。
①の「バッドマン事件」から半年、特別捜査官の巻島は、特殊詐欺集団の摘発に乗り出していた。
振り込め詐欺グループに属していた砂山兄弟は、指南役の淡野のレスティンピース(安らかに眠れ)の言葉の意味を察してなんとか逃げ切るが、少ししてから淡野の誘いで新たな誘拐計画を持ちかけられる。
今作は、手の込んだ詐欺の詳細を事細かに描写している流れから次は、いかにして誘拐を成功させるか…である。
犯人側の動きと誘拐された側の動きを警察がどのようにして察知し、上手く解決できるかが見ど -
Posted by ブクログ
面白かったです!
箱根駅伝を題材に小説を書くのって難しいと思うんです。
リアルの箱根駅伝が毎年ものすごくドラマチックだから。加えて、三浦しをんさんの名作もありますし。
でもそこに挑んで書き上げた、さすがですね。
特に、箱根駅伝をいかに伝えるか、という熱意あるテレビマンたちのドラマは池井戸さんならではという感じ。毎年テレビで見ている中継、実は凄いんだなと改めて思いました。
各選手のバックグラウンド、なぜ走るのかなどを、もっと知りたいと思う気持ちもありましたが、1人を深掘りするよりも、パッパッとスポットライトが移り変わっていく感じがむしろ、箱根駅伝のレースのテンポ感、物語のスピード感にも合っ -
ネタバレ 購入済み
無自覚タラシのセイさんと 無愛想で不器用な蘇芳がお互いにメロメロになっていくのが良い♡
2人とも職人だから似た部分もあるんだろうけど、人としてのタイプが違うのでそんな2人が想い合ってるのが尊かったです。
すれ違いもあったけど、お互い素直に気持ちを口にして真っ赤になる場面が可愛すぎました!
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