すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ医者の役割ってなんだろう?
ケガや病気を治すこと?まぁそりゃそうだろう。
でもその場限りでパッと治せるわけじゃない。長い時間をかけて治療することだってままあるはず。もしかしたらもう治る見込みがない人を診ることもあるだろう。そうなると治すという目的を達成できないことになるから、医者は不要なのか?
いやいやそんなことないというのはわかりきってることだけど、極端な論理を展開するとこんなことになってしまう。
ここで私の脳に電流走る。治すために尽力するのはもちろんだけど、なによりも患者ができる限り幸福な時間を長く過ごせるようにすることや自身の人生に満足しながら逝くことができるようにすることが医者の一番 -
Posted by ブクログ
ネタバレWOWOWで放送されていた亀梨さん主演のドラマ版、横浜流星さん主演の映画版の両方を見てから原作を手に取りました。
まさか、原作版がこんなラストだとは思っていなかった....
鏑木を追い詰める刑事の又貫も、映像だと彼なりの正義や信念があるように見えたけど、原作だと正義や信念というより、個人的な意地にしか見えず最低な刑事という印象だけが残りました。
エンターテインメント作品として読み応えがあり、ページをめくる手が止められない1冊でしたが、読み終わったあとは心がズーンと重たくなりました。
死んでしまった鏑木はもちろん、自分の発言をなかったかのように扱われ、結局犯人ではなかった若者を死に追いやる -
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Posted by ブクログ
”水平方向には日常をとらえ直し、そこからちょっとした垂直方向の突出を可能にする契機もまた伏在している。ゆえに、垂直方向の特権化を批判しつつ、しかし現代的な水平方向の重視に完全に乗るわけでもなく、「斜め」を目指すこと…そのような弁証法的な思考を、精神科臨床、心理臨床、当事者研究、制度論的精神療法、ハイデガー、オープンダイアローグ、依存症といったテーマに即して展開したのが本書のすべてである”(”おわりに”より)
すごく興味深い。
長じて統合失調症を発症する子供の、兆候性に圧倒されながら目立たぬ術を獲得して生きのびようとする、に胸を突かれる。
P6 「心」をめぐる言説の2つのパターンが出来上がっ -
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著者が思春期の始まりは分かりやすい、でも「終わり」は分かりにくいと書いている。
中年になっても、白髪になっても、自意識は思春期のままという人は沢山いますとも。
主人公の春日君が自分の変態性を受け入れて、打ちひしがれていくさまがおもしろい -
Posted by ブクログ
のっけからいいことばかり書いてある。
ケアと医療の大きな差異、ケアと編集の大きな共通点に気づかされる。
P4 「未来の目標のために現在を手段にする」という姿勢そのものから、ケアはかけ離れているからだ。むしろケアは「現在志向」だと思う。今を少しでも楽にする。痛いことはしない。この場にある不快をとにかく除去する。そこにいられる「現在」を作る。【中略】ケアに対して「刹那的」という表現を中てるのは正確だと思う。
P8 生きているということはそんな過酷さと恍惚の間をさまようことにほかならない
P12 福祉の世界では医療が捨て去ったノイズこそが正面から取り上げるべき対象になる【中略】医療は本人の願望 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2026-04-18
凄まじき本。内容の紹介にこんなに困る本もなかなかない。
基本的には、20世紀初頭の分類学者デイビッド・スター・ジョーダンの評伝。ナードな少年時代から、膨大な魚類を収集分類し、スタンフォード大学初代学長にまで上り詰めた科学者。幾度もの災害で膨大な標本を失いながらも、決して収集を諦めなかった科学者。
著者は個人的な挫折から立ち直るモデルとして、ジョーダンの生涯を追いかけていく。そして明らかになるジョーダン晩年の様々な醜聞。殺人を隠蔽した疑惑。生物を分類することと不可分な優生学思想。彼が生涯を掛けた「分類」は、果たして正しき行為だったのか?
そして、1980年代に明らかになった -
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ラインハルト、ヤンのそれぞれが、権限の低さとままならなさを感じていた
生い立ちも性格も異なるのに、苦しまされる部分が同じだというのが面白い。
野心の無いヤン大佐が、どうやってラインハルトのライバルであり続けるのか気になっていた。
今回の話を見て、死なないため、死なせないために戦いを続けるのだと理解できた
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