すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
2011年に読んだ本書をいままた再読して、チェーザレよりも年をとったからこそ、より一層彼のたった31年の人生を深く鮮烈に読む事ができた。
彼は強靭な精神と肉体を持ち、時の法王の息子であった。17才にして緋の衣・枢機卿の座にあり前途洋々。だが人々は彼の手段を選ばず非道な面に戦慄するようになっていく。
現代でいえばテックギャングのCEOの様な暴虐武人さ。伝統的な支配者層から警戒され、遂には部下達からも裏切られるが、徹底的に叩き潰す。
病を得た時、彼が何を考えていたか知るすべはない。部屋の中に2年も幽閉されていてなお、のこっているエピソードは城代の首を絞め殺しかけた話と、綱一本、身体一つで脱出し左腕を骨折しながら自由を得た話であるが、おそらく父である法王の死から彼は加護を失った。
悪魔の子と罵られる庶子の子に戻ってしまったのだ。どんな思いであっただろうか。しかも、塩野七生がすごいのは彼の最期をどこか愛情を込めて描写するものの、そこできっぱりと幕を引いたことである。
私であればその時の年代記作家や各国の反応を長々と書き連ねてしまいそうだが、始まった時の鮮烈さを思い出すかのように終わりもまた鮮烈であった。 -
ネタバレ 購入済み
三角関係!
結構物語中盤までゴリゴリの三角関係。
なんでもできるタイプの陸部男子×メガネ男子×チャラ男子という感じ。
当て馬の陸部はメガネ男子の幼なじみで結局好きだったのかな〜?うーんという感じ。 -
Posted by ブクログ
知識や技術は時代と共に蓄積する。しかし、人としての豊かさは一代限り。
人類は戦争を経験し、その度に二度としないと誓いを立て、時が経てば誓いを破った。そしてこれを繰り返してきた。科学技術がどれだけ進歩しても戦争を繰り返すのは、人の感情や豊かさが引き継がれないからという理由も確かにありそうだ。
この他にも目から鱗の連続。例えば、実力主義でないから社会は安定する。小学校で英語を教育するのは国を滅ぼす。パソコンを小学校からというのも無意味。祖国愛が無い者が戦争を起こす。強い主張が並び、全てを鵜呑みにすることはできないが、読めばそれなりに理屈が通っており、中には最近の研究結果と著者の勘が当たっているものもあり、著者のセンスを感じる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
1. 土台作り:自己理解と解釈の力
才能の開花は自己理解から
「自分には才能がない」と思うのは、単に自分を深く理解できていないだけ。内省や診断を通じて自己を理解することが出発点。
「運」と「幸せ」は後天的なスキル
運が良い人は、特別な出来事が起きているのではなく、あらゆる出来事を「運が良い」と捉える視点・思考習慣を持っている。
幸せや不幸は他者との比較ではなく、物事をどう解釈するかという「視点選び」次第。自分が今幸せであると決めることが大切。
勉強=自己理解のための宝探し
勉強や義務教育の本質は、自分の武器となる原石(何が好きで何が嫌いか)を見つけるためのプロセス。
2. 勝負と覚覚悟:人生のハンドルを握る
勝負から逃げず「勝負論」を築く
この世は勝負の連続。挑戦と失敗の数だけ経験を積み重ねることで、自分だけの「勝ちパターン(勝負論)」が見えてくる。
他人の声に左右されない主導権
挑戦すると決めたなら、周囲の雑音は一切聞き入れない。自分の人生の責任を自分で持つと決めた瞬間、初めて人生のハンドルを握ることができる。
3. 不確実な時代を生き抜く力
「やったことを正解に変える力」
正解を探すのではなく、自分が選んだ道をやり抜くことで、後から「正解」に変えていく。
楽しむ力とカラーバス効果
人生を豊かにする「楽しむ力」「ワクワクする力」は後天的なスキル。
脳のカラーバス効果(意識した情報が目に入りやすくなる仕組み)を活かし、ポジティブなことにアンテナを張ることで世界の見え方が変わる!
まとめ
この世界は理不尽で残酷かもしれないが、自分の人生の主導権を握り、やったことを正解に変えていく覚悟を持てば、人生は圧倒的に面白くなる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこういう本は結構タイトル詐欺のことも多いのであまり期待せず読んでみたのですが
意外や意外すごく分かりやすく、論理的で系統立てて自己理解を深めることが出来る良書でした。
好きなこと×得意なことから「やりたいこと」を探すというより選んでいくような感覚で一度じっくり考えてみたいなと思いました。
好きなことを考える際に自分の価値観をベースにすること、色々なパターンのやりたいことを割り出してその中で世の中の役に立って対価が得られるものを選ぶこと、それが本当に世の中にマッチするものであれば必ず成功できること。
こういったことをちゃんと腑に落としながら読み進められるので良いです。
特に20代の会社で働き出した頃の自分に是非とも読ませたい本だと思いました。
やはりネームバリューとかで会社を選びがちな時代で働き始めてもこれじゃない感が強かったので。
若い人は回り道をしないためにもこの本で自己理解を深めることをオススメします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、「中国共産党が最も恐れる男」とも呼ばれた元駐中国大使・垂秀夫氏による、「戦略的思考」を主眼とした一冊。
そもそもデザインがかっこいい。
大まかな内容としては、日本の歴史を振り返りながら、近代以降にも吉田茂や安倍晋三など戦略的思考を持った政治家は存在した一方で、日本社会の構造上、戦略家が育ちにくい、あるいは育てにくいという問題を指摘している。
中でも印象的だったのは、戦略家を評価するにあたって、単純な道徳的善悪とは切り分け(西洋のリアリズム同様)、国家戦略として何を実現し、国益にどのように寄与したのかという観点から見ている点だった。毛沢東についても、その思想や行動の善悪とは別に、戦略家として取り上げている点が興味深かった。
また、「戦略」というテーマを扱いながらも、単なる歴史上の戦略論にとどまらず、現在の国際情勢や日本の国際的な立ち位置を踏まえた内容になっている。そのため、現代の日本にとって「戦略的に考える」とは何なのかを考えながら読むことができ、最後まで引き込まれた。
また近いうちに読み直すと思います。 -
ネタバレ 購入済み
副題「ベッド買いに行こうぜ!」
本編後の2人。も〜可愛い〜!!!
イチャイチャ(危ない笑)ドライブゲートして、イケ◯でお買い物して、ベッドを組み立てるって、同棲カップルじゃん! -
Posted by ブクログ
ネタバレ含みます。
リョウがボトルネックだったのか、、、
決して悪いことをしていないのに、サキのように振る舞っていれば、すべてがうまくいっていたかもしれないと思わせる描写がとても残酷だった。
サキが言うように、リョウは全然悪くない。
でも、サキだったら……と思ってしまう自分もいる。
悪いことをしたわけでも、何か決定的な間違いを犯したわけでもない。ただ、自分とは違う人間だったら、もっとよい結果になっていたかもしれない。
そう考えると、あまりにも理不尽で、やりきれない。
うまく言葉に出来ないのが悔しいですが、人と関わることの怖さや難しさ、言葉だけでは片付けられない何かをこの本で感じました。
何より怖いのは、その可能性を知ってしまうと、自分を責める理由がなくても、「でも、あの人だったら」と考えてしまうことなのかもしれない。
リョウは悪くない。それでも、サキだったら。
この矛盾を抱えたまま、簡単には答えを出せないところに、この作品の恐ろしさと深さがあるように思えます。
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