石田衣良のレビュー一覧

  • 夜を守る

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    「池袋ウエストゲートパーク」とは違った上野アメ横の若者達のお話。
    池袋のマコトも上野のアポロも仲間を大事にするとこがいいなぁ~
    二人共魅力的です。

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    2019年06月24日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    読み応えのあるものだった。ボリュームも内容も。一つ一つ丁寧に書かれ、一つ一つしっかり伝わってくる。自分一人で考えた場合の思い。自分以外の人の意見を聞くことでそれが少しずつ変わってくる、心の動き。一人で考え行動するのではなく、もっと早くからできていればなと思った。

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    2019年06月23日
  • 1ポンドの悲しみ

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    久々の短編小説。数日で読み上げました。
    最初は少しずつ味わいながら、後半は新しい物語の登場人物やシチュエーションを頭に描きながらストーリーを読み進めるのが面白くて。一気に読んでしまいました。
    テレビドラマが好きで、映像や演技として人間を捉えるのが好きだと思っていたけど、活字から自分の映像を動かしていくのもドキドキする。
    そして何より作者の巧みな言語表現に心動かされる瞬間があり、とてつもなく素敵な気持ちになった。

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    2019年06月23日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    ネタバレ

    目次
    ・西池第二スクールギャラリー
    ・ユーチューバー@芸術劇場
    ・立教通り整形シンジゲート
    ・西一番街ブラックバイト

    ユーチューバーや整形依存症など、相変わらず現代の闇を切りとるのが上手い。
    しかしそれはもう、池袋だけの問題ではなくなっている。
    日本全体が閉塞感に押しつぶされそうになりながらあがいていて、弱者にそのツケを払わせようとしているかのよう。

    今の子どもたちが憧れる職業、ユーチューバー。
    撮影しているか、編集しているか、企画を練っている。
    一日の自分の時間のほぼすべてをそれに捧げて、ようやくユーチューバーとして食べていけるようになったころ、運営から報酬額を一方的に切り下げられる。

    数年前に実際にこれが行われたのだとしたら、最近人気ユーチューバーがテレビに出るようになった理由もわかるというもの。
    一生懸命作ったものが評価されているのに、金銭的に報われないというのなら、ユーチューブの世界もあまり将来性はないのかもしれないなあ。

    そして表題作。
    「ブラックバイト」と言っているけど、これは「ブラック企業」の告発だ。

    ”ひとりの人としてあつかわれない。認められない。口でいうのはカンタンだが、そいつはでたらめに人の心を傷つけることだった。おれたちのまわりには、経済の原理だけで人を切る空気ができていないか。あんたやおれは誰でもいい人間なのだろうか。”

    過重労働、過剰な責任。
    なのに無謀なノルマがクリアできないと人格を否定される。
    「こんなこともできないお前には、この世に居場所なんかどこにもない」と面罵される。

    これは若者にだけ起こることではない。
    だから中高年の引きこもりが増えているのではないだろうか。
    会社にそこまでする権利があるのだろうか。

    労働力なんていくらでも補充できる。
    人口が減りつつある日本で、どうしてそんな傲慢なことができるのかわからない。
    人が人としてきちんと尊重される会社を、どうやって増やしていけるのか。
    それはマコトやタカシの仕事ではなく、今の大人たちが考えなければならないことのはずだ。

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    2019年06月03日
  • 逆島断雄 本土最終防衛決戦編1

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    戦争に向かう国、決戦兵器に若い操縦者、ヒトとしての能力を超えた部分をどう使っていくのか。
    場面場面で、仲間や男女や軍上部との関わりとか、色々考えてしまう。この物語の収まるところはあるんだろうか??

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    2019年05月20日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    相変わらず社会を風刺した太陽が面白い。
    たまにはタカシやGボーイズが出ない作品があってもいいかなと思う。

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    2019年05月17日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    灰色のピーターパン
    小学五年生の子供がマコトに仕事の依頼。健気な理由でパンチラ写真を売りまくるチグハグな子供とマコトとの交流。説教臭くないけど子供の心を入れ替えさせるマコトとの交流は微笑ましい。
    サルとの友情もいい。
    野獣とリユニオン
    凶悪犯と被害者の話。裏の事情を解き明かし、誰も傷つけずに問題を解決するマコト。被害者の言葉に感動。現実にここまで割り切れる奴がいるのだろうか。吉岡やタカシも出てきて、いい味出してる。でも、いい話だね。
    池袋フェニックス計画
    風俗に流れた姉の救出依頼から、大きな事件へ。色々あったが、最後はマコトらしい裁きで、終わる。後味は悪くない。こういう結末があってもいいかもね。
    駅前無認可ガーデン
    こういう世界もあるよね。お水の皆さんも大変だもの。

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    2019年05月06日
  • 1ポンドの悲しみ

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    学生の時にこの本を見つけた時は
    短編集にも30代の人達の生活や葛藤にも
    全く興味がなかったのに

    10年以上経った今、興味を持って
    前から知ってたこの本を
    買って読む気になって

    読んだら
    いろいろ考えさせられて
    あの時と比べて
    自分も何かが変わったのかな、と思った。

    石田衣良さんは富裕層の表現がうまいので
    自分の生き方と登場人物の生き方を比べて

    今までの人生、違うの選択肢を選んだ方が
    もっと幸せに生きられたのではないか。
    と考えさせられることもあるけど

    自分はこんな人生を選んだ
    違う人はあんな人生を選んだ

    っていうことを
    客観的に見れれば
    もっと楽に生きられるのかもしれないですね。

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    2019年04月28日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    アメリカ人の父を持つ14歳の時田武。事故があっても死ななかったことから〈アンダイング=不死身〉のあだ名がある。顔が東洋系ということで母とともに日本に戻ってきたが、アメリカの血を引くということで様々ないじめ、迫害を受ける。勤労奉仕や食糧不足の中、親友たちと夢を語り合い日々を送っていたが、その日はやってくる。家族を守るために、長い夜が始まった。
    戦争の内容で深く暗くならずに、2つの国籍を持つ武の複雑な想いが描かれたのは、そして、厳しい生活の中での青春を描いたのは、石田さんの力だと思います。若い人に読んで欲しい内容だと思うので、硬くなりすぎずにうまくかけているのではないでしょうか。最後の方に、SF要素があったけど、それはそれでより戦争の惨劇が伝わったと思います。最後の方は強烈な内容です。忘れてはならない、2度と起きてはならない。祖母から戦争の話を聞いたことはありましたが、衝撃は強かったです。毎年、忘れないよう読み返したいです。

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    2019年03月24日
  • 波のうえの魔術師

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    ネタバレ

    石田衣良作品は初めて読んだが、分かりやすく盛り上げたり落としたりしていて読みやすかった。株や経済について少し知識を持っていたから読めたが、そういったものを一切知らない状態で読むのであれば難しい表現や用語が多い気がした。主人公と老人の掛け合いや行動を通してお金についての考えが伝わってきて、また久々にFXをやってみようかなと思えた。「まだ金をつくっていない金持ち」という表現がとても気に入ったし、お金についての価値観が見直された。
    石田衣良の他の作品も読んでみようと思う。

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    2019年03月21日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    石田衣良さんのファンでも、そうでなくても。
    石田衣良さんの作品が、好きでも、嫌いでも。
    本読みを自認してるなら、これは読むべし!!

    めっちゃオススメです〜〜!!!

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    2019年03月08日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    タカシがキングになるまでの物語
    タケルがいかに池袋をまとめて、Gボーイズをつくる

    タケシの人間味あふれるところが描かれている。

    文庫版の解説は辻村深月でいかに安藤崇が好きかというのが書かれていて面白い

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    2019年03月05日
  • 6TEEN

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    テツローくんいいこすぎでしょ。
    正直大人が描いた子ども像だと思うけど、こうやっていろんなものを受け入れて行生きて行くのがいいと思う。

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    2019年02月23日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    ネタバレ

    ツインタワーのラーメン屋の災難の話。
    今回は暴力はなし。ツインタワーの人間味とマコトの絡みが小気味良い。いつものメンバーも活躍して、一件落着。最後はホロっとさせられる。
    御徒町のチームの話。
    たまたま通りかかった通りのロウソクの炎から物語が始まる。マコトが興味を持って追っていくうちにとんでもない事実が暴かれて、みんなが不幸になるのかの瀬戸際で、、、いい話になる。あんたの息子だったら誇りに思うという言葉にウルっとさせられる。

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    2019年06月04日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    これは悲しい・・・。
    人が激しい虐待にさらされた果てには何が待っているのか。
    親はなぜ我が子にこんな仕打ちができるのか。
    人はどこまで人を許せるのか。
    今、大人に突きつけられている厳しい問いがこの一冊にある。

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    2019年02月10日
  • 夜の桃

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    性欲と愛に溺れていく男が遂には転落するも、それでも新しい性欲・愛の萌芽にて筆が置かれる、正に終わりのない物語。

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    2019年01月24日
  • 小説家と過ごす日曜日

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    読者からの質問と回答、それに関連するショートショートがある。内容は同意できるところ、できないところがあるが、お金に関するアドバイスは適切かなぁと思った。でも時々おじさんのような意見もあるような…

    さらっと読めて面白い本です。

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    2019年01月09日
  • スローグッドバイ

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    ネタバレ

     石田衣良の恋愛短編小説集「スローグッドバイ」を読み了える。
     脛の傷、心の闇、隠したい過去を抱きながら生き抜く男女を描く10編。性を交す作品が多いけれども、そうでない作品もある。
     サクセス・ストーリーへの執着が見られ、シナリオ・ライターとして成功してゆく「曜子」とそれを見守る「史郎」の「夢のキャッチャー」、イラストレーターとして「山口高作」を発掘するPR誌の「サツキ」の「線のよろこび」などがある。
     憶測を交す男女が、結末でどんでん返し的に和解するストーリーを含めて、最後の表題作「スローグッドバイ」を除けば、ハッピーエンドの物語である。
     「スローグッドバイ」では、2年間の同棲をしていたフミヒロとワカコが別れる事になり、さよならデートをした後、ワカコの見抜いた通り、フミヒロの「心のなかにたくさんの物語があふれていたからだ」と作家的才能の発現を描く。これまでの9編をフミヒロの作品であるかのように、この作品集を2重にフィクション化している。

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    2018年11月26日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

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    2020年05月05日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    池袋ウエストゲートパーク
    西一番街ブラックバイト
    石田衣良さん。

    長瀬智也のマコト。
    窪塚洋介のタカシ。
    を思い浮かべながら。
    昔の仲間に会うように、物語に入り込む。
    やっぱり好きだ。
    時代に沿うような話。
    ブラック企業怖ろしい。
    洗脳は怖ろしい。
    マコトとタカシ。
    カッコいい。仲間って良いな。
    タカシの家族の事。
    忘れてしまったから、
    「キング誕生」読み直さなくちゃ。
    おもしろかった。

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    2018年11月16日