石田衣良のレビュー一覧

  • REVERSE リバース

    Posted by ブクログ

    朝食メニューがとても美味しそう。実際自分の身の上にこの様な事が降りかかる事を想定したくないと思う。女性は、女性として、お付き合いしたいし、男性は男性としてお付き合いしたいものだと、実感した。

    0
    2018年10月06日
  • 約束

    Posted by ブクログ

    「約束 石田衣良」
    2006年9月頃

    僕の声はでかいわけでもないが、よく通るらしい。
    5Fフロアのちょうど真ん中あたりに座っている僕は、
    部署の人との会話がよく筒抜けになっているらしく、
    ある日は「給料が安い。やっていけない・・」とぼやいたら、
    3日後に人事部長に呼び出され、1時間会議室で説教され、
    吐きそうになった。

    ということで、
    「最近、家で暇なときなにやっとるん?」って聞かれて、
    「読書」
    「珍しい・・なにをよんどるん?」って聞かれて、
    「石田衣良」って言ったら、翌日、僕のとなりの空いている席(物置代わり)に、
    この本が置いてあった。
    1日は誰のか知らないから、放っておいたけど、

    0
    2018年10月06日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

    Posted by ブクログ

    西池第二スクールギャラリー
    ユーチューバー@芸術劇場
    立教通り整形シンジケート
    西一番街ブラックバイト

    ギャラリーは卒業した小学校を利用してる、職業ユーチューバーに整形ビジネス、バイトのブラックな現状。
    社会問題になることにマコトとキングが彼らの流儀で対処していく。誰かが解決してくれるのではなく自分たちで自分たちなりの方向性を見ているのがスッとする理由かな。

    0
    2018年09月30日
  • 約束

    Posted by ブクログ

    短編の連作集ですが、

    中でも表題作の『約束』と
    『青いエグジット』と『ハートストーン』で

    盛大に泣いてしまいました。

    さまざまな苦しみから立ち上がり、
    うつむいていた顔をあげて、
    まっすぐに歩きだす人々の姿。

    石田さんの作品は、いつも心をわしづかみにされたように
    胸にひっかかって消えません。

    私はただの読者のひとりに過ぎないけど
    作家の皆様方の紡ぎだす作品世界に触れるたび
    人生の深みを少しずつ感じられるような気がしています。

    私もきっといつか、大切なものを失うときがくると思います。

    家族や、健康や、夢。

    それが大切なものであればあるほど、
    失ったときの哀しみと喪失感は果てしない

    0
    2018年09月17日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

    Posted by ブクログ

    IWGPが帰ってきた。前作,大人になってしまったマコトの変り様に落胆したものだが,本作が本当のIWGPだ。若者社会の闇をマコトとタカシが駆け抜ける。荒々しいが胸に沁みる物語。とても良かった。
    あらすじ(背表紙より)
    池袋の雑居ビルで若者が飛びおり自殺を図る。彼は急成長したチェーン店の従業員だった。無能の烙印を押され、退職を強要された末にヤケになった若者。そして、次の犠牲者が―。耳触りのいい言葉で若者を洗脳し、つかい潰すブラック企業の闇に、マコトとタカシが斬りこむ!表題作ほか3篇を収録のIWGPシリーズ第12作。

    0
    2018年09月16日
  • アキハバラ@DEEP

    Posted by ブクログ

    石田衣良による、秋葉原のオタクたちが集まって作ったAIについての小説。

    前半はやや説明が多かったものの、中盤から一気に展開が変わって面白く読めた。
    ただ最後はサイバーテロみたいなのを想像したら、僕らの七日間戦争みたいな感じで意外だった。

    0
    2018年09月14日
  • 眠れぬ真珠

    Posted by ブクログ

    石田衣良による更年期女性の話。

    美術評論家と、若き才能ある映画監督との間で苦悩する話は、リアリティがあって面白かった。

    0
    2018年08月12日
  • 傷つきやすくなった世界で

    Posted by ブクログ

    石田衣良の日々の生活、物事の捉え方・価値観がよく伝わってくるエッセイだった。下の世代へ文章を通じてメッセージを届ける姿勢が紳士的で読み心地がよかった。
    1つひとつのエッセイは短くて読みやすかったが、全体を振り返ってみると少しぼんやりした印象で、どんな内容かあまり思い出せなかった。

    0
    2018年08月05日
  • カンタ

    ネタバレ 購入済み

    心地よい終わり方

    きっとこうなるであろう、と想像は出来たけど、泣いてしまった。そして気持ちよく完読できました。こーゆー終わり方凄く好きです。読んで良かったです。

    0
    2018年07月19日
  • アキハバラ@DEEP

    ネタバレ 購入済み

    良かった

    石田衣良の作品が大好きなのですが、この作品はその中でもかなり上位の中で好きな作品です。
    結構前に作られた作品なのに、今のAI社会を予知する様な内容だし、今後の世界でPCの中の物が意識持ってしまうのかな?とか今回の様に友好的な物なら良いけど敵対する様な事だとどうなるんだろう。と考えさせられました。

    0
    2018年07月05日
  • 東京DOLL

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     MG(マスター・オブ・ゲーム)と呼ばれるゲームソフト制作者・相良と婚約者・裕香、新作ゲームのモデル・ヨリと恋人・ヨシトシの物語である。
     大都会の、暴力、性、サクセスの物語でもある。
     MGとヨリが惹かれ合い、裕香とヨシトシは捨てられる。庶民的な愛情を捨てながら、成功に向かう2人と、大企業の工作が描かれる。
     もう僕は、大都会にもサクセス・ストーリーにも、殆んど惹かれないけれども。

    0
    2018年06月30日
  • sex

    Posted by ブクログ

    様々な愛の形。
    「書物の中だからでしょ?」とか、「ないわー」と思う物語もあるし、「羨ましいっ」と欲に駆られる物語もあるし。。。。 結局、どれも夢中にさせられる。

    愛し合う・・・なんて、尊いことなんだろう。温まることなんだろう。。。

    0
    2018年06月19日
  • MILK

    Posted by ブクログ

    性をテーマにした恋愛短編集。性癖や関係性、年齢等、様々なテーマや関係性を描いてるなという印象。いずれの物語もセックスの素晴らしさをアピールしてて好感が持てる。
    セックスは相手がいなければできない(当然だけど)。だから、相手に受け入れられない切なさ、相性のよい相手と出会えたことの幸福感が心にしみる。「それしか考えられないのか」と拒否された主婦がパート先のアルバイト男子とセックスする物語は、不道徳だけど多幸感が高かった。それだけ考えてもいいじゃないか!それくらい大事なことだ。

    0
    2018年06月06日
  • 明日のマーチ

    Posted by ブクログ

    前半は面白くなくて途中で脱落しそうだったけど最後まで読んだらすごく感銘を受けた!
    辛いこともあるけど自分らしく生きてみようって思えた。時間は人を変えてくれる。そんな最期の作者の言葉が心に響きました。
    就活困難な時代を直に受けてて今の仕事環境に悩んでる人には是非よんでほしい一冊。

    0
    2018年05月31日
  • 波のうえの魔術師

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    魔術師から1から100までの株式投資のいろはを学んだ主人公。最後は、騙されていたことにはなるがしかし、彼もまた若くに騙されたクチ。そこから学ぶもの、作っていくこともあることを主人公と私に教えてくれた。

    0
    2018年05月30日
  • カンタ

    Posted by ブクログ

    携帯ゲーム会社「ロケットパーク」を設立し一躍時代の寵児となった耀司。
    さらなる事業の拡大を目指して企業買収にのりだしたが、マネーゲームに翻弄され命を狙われることになる。
    いまこそ亡き母との約束を守るときだ。
    親友・耀司を守るため、カンタはある決意のもと沖縄へ旅立つ。

    0
    2018年05月29日
  • 40 翼ふたたび

    Posted by ブクログ

    20180519


    なぜか避けてきた石田氏の小説を初めて読んでみた。

    最初から不必要に下品な下ネタに大いに違和感を感じたが、全体的に読みやすく、後半になるにつれ面白くなった。

    内容によるが、他の作品も読んでみようと思えた。

    0
    2018年05月19日
  • 眠れぬ真珠

    Posted by ブクログ

    終わりの予感を共有しながら読み進めるのは、たまらない気持ちである。上り坂の若い男とくだり坂の自分がクロスした「点の瞬間」なのだと自覚しながら引きずられてしまう。哀しい予感をまとわりつけたままの、単純な終わり方をしない、大人のための恋愛小説。

    0
    2018年05月05日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

    Posted by ブクログ

    久しぶりにこのシリーズ読みました。
    相変わらずのテンポの良さと現代を切り取ったテーマで、
    一気に読めます。
    クラシックの知識もあれば、もっと楽しめるのに、と
    シリーズ読むたびに思うが、なかなかね。。

    0
    2018年04月19日
  • 1ポンドの悲しみ

    Posted by ブクログ

    いがみ合ったり、傷つけたり、恋愛のドロリとした感情の描写がない短編集です。

    恋愛に疲れている人でも、「そうだ、恋愛ってこんな楽しいこともあるんだったな」と思い出させてくれるような、そんな作品でした。

    恋愛に消極的になっている人におすすめしたいです。

    0
    2018年04月18日