石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1/22~1/26 19冊目
前作「4teen」の続編ということで購入。
前作から2つ歳をとった仲良し4人組の物語。
特有の爽やかな文体は建材で、読んでて気分が良くりました。
2歳分大人になってるだけあって、前作より内容も大人っぽくなっており、環境も変わり、高校生特有の恋愛観になっているのが変化があって面白かったです。
しかし、4人の友情は相変わらず。4人で青春の真っ只中を駆けています。
いつもの4人以外にも個性的な人物が登場し、前作のキャラの意外な姿も見れます。
いろいろな経験を通じて更に大人になる4人にとても楽しませてもらいました。
この先の物語も見てみたいです。 -
Posted by ブクログ
バブル期の融資つき変額保険をテーマに巨大銀行に立ち向かう。個人投資家のお爺ちゃんとその弟子のお話。
正義を胸に悪どい金融機関と闘う構図は痛快で、『半沢直樹』みたい。20年ほど前にこの本は出版されているので、人の興味関心や世の中の流れは大きなうねりとなって繰り返されるんだなーと感じる。
羨ましいような師弟関係も読み応えあるし、世の中の裏側も垣間見えた気がして、読んでみてよかった石田衣良作品。
【メモ】
・献血をして闇金にお金を返すため、骨が血を作るのに間に合わず死んでゆくなど
・ドヤ
・保険を売りつけた行員は異動でもういない。後始末をする銀行員のやるせなさ。→今も銀行はこうなのか? -
Posted by ブクログ
主人公の内田咲世子は、45歳のプロの版画家です。光を外側に放つダイヤモンドではなく、光を内側に引き込んで輝く「パールの女」だと評される彼女は、現在連載小説の挿絵を担当しており、アフガンハウンドの雄犬パウルと暮らしています。彼女は、妻子のある三つ年上の画商・三宅卓治と、長年変わることのないままの関係をつづけています。
そんな彼女が、行きつけのカフェで新しくウェイターとしてやってきた17歳年下の徳永素樹との恋に落ちます。素樹は、将来を嘱望されていた若手の映画監督でしたが、あるトラブルから東京を離れて咲世子のいる厨子に来ていました。彼が咲世子の姿をカメラに取りたいと申し込んだことから、二人の交際がはじまります。しかし、幸せな時間は長くはつづきません。素樹の将来を案じる美しい女優・椎名ノアがやってきて、素樹をほんとうにいるべき場所へと返してほしいと咲世子に嘆願します。素樹が非凡な才能をもっていることを知った咲世子も、ノアの言葉が正しいことを認め、彼を東京へ送り出す決意をします。
別れのあと、咲世子は素樹の手を描いた作品を完成させます。その後、三宅が主催した咲世子の個展を訪れた素樹は咲世子の絵を見て、彼女のもとをふたたび訪れることになります。
咲世子がみずから身を引くという結末のほうがはるかに書きやすかったと思われますが、あえてハッピー・エンドの構成を選んだ著者の力量は見事というべきでしょう。下手をすれば茶番に堕してしまうところを、ご都合主義すれすれのようでいて、着地点はここしかないだろうと思えるところへと結末がみちびかれており、読後感は悪くありません。