石田衣良のレビュー一覧

  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    池袋ウエストゲートパーク外伝。キングとなる前、高校時代の誠とタカシの冒険の話。
    IWGPの読者にはクールでなにがあっても動じないキングの印象が強いが、まだ可愛い頃のタカシのギャップにびっくり。誠とじゃれあって冗談を言うところなんて普通のバカっぽい(失礼)高校生で微笑ましい。
    高校時代の誠は現在とほぼギャップがないが、この頃から国語の成績はよくコラムニストの片鱗を覗かせている。懐かしのドーベルマン山井もちょこっと友情出演していて嬉しい。

    しかし矛盾点もある。タカシには伝説的な兄がいたという設定だが、Gボーイズの先代って無認可ガーデンをやってるシンジさんじゃなかったの?とか、そんな凄い兄がいたの

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    2019年09月21日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    石田衣良作品であることを忘れる作風。東京大空襲は名前は知っていた。わたしの祖母も空襲で田んぼを逃げ回ったと聞いた。イメージはもっと簡単で逃げてれば助かる内容だと思っていた。実際はまったく違うんだ。簡単に考えすぎていた。何年も生きていたが大きく価値観が変わった。石田衣良さんが願うよう、日本人のみならず、世界中の人が戦争のリアルを知れば、何かが変わるのかな…

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    2019年09月02日
  • 波のうえの魔術師

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    石田衣良と思って期待していたら、とても良い意味で期待を裏切られる金融小説だった。
    老人と出会った若者が、マーケットのいろはを教えられ、ビッグディールに巻き込まれるーーー。
    お金を稼ぐことはいけないことなのか?
    法に触れることは本当にしてはいけないのか?法内ならば何をしてもいいのか?
    そんなことを考えたくなる作品。

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    2019年08月27日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    IWGPシリーズの6作目。
    今回は「野獣とリユニオン」「駅前無認可ガーデン」が良かった。
    マンネリ感をあまり感じないのは、時代背景が生きている(動いている)からだろうか。
    そういう意味では、一刻も早く最新作に追いつきたいものだ。

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    2019年08月17日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    バーン・ダウン・ザ・ハウス
    自宅を放火した少年の話。少年が釈放されてから、池袋で連続放火事件が起こる。その自宅を放火した少年との出会い。その家族との関わり。土地のヤクザとGボーイズタカシとの関わり。少年を犯罪者ではなく、ひとりの人間として扱うマコト。そして、いつも通り事件を解決するマコト。最後に少年が「マコトさんのような大人になりたい」。泣かせるセリフだ。
    要町テレフォンマン
    あまり思い入れはないが、セコイ犯人と騙された人達の話。振り込め詐欺の一団と足抜けしたいヤツ。そいつがマコトに足抜けの手助けを求めてくる。そこにタカシ、サルと言ったお馴染みのメンバーが絡み事件を解決する話。
    詐欺師のヴィー

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    2019年08月12日
  • うつくしい子ども

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    ジャガは強い。中学生で、こんなに想像もつかない事件に巻き込まれて、冷静に自分の意志を強く持てる人はなかなかいないと思う。
    そんなジャガだから、長沢くんやはるきも味方になってくれたんだろうな。

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    2019年07月16日
  • アキハバラ@DEEP

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    『ブルータワー』に続き、衣良作品四作目。後半は読み終わるのが惜しくて、少しづつ読んでいました^^ いや〜ホント面白かった。構成が抜群だったなぁ。“クルーク”まだ実現しないのかな?はよ、誰か作ってww あとアキラちゃんのコスプレ写真集欲しいッ!!!!!評価は、星四つ半。

    ただ一点ダメなとこは解説が糞すぎた…。なんでこんなのに依頼しちゃったの??

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    2019年07月13日
  • オネスティ

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    2019/07/01


    カイとミノリは互いに結婚もしないし恋愛もしないけど
    唯一無二の存在として共に生きてきた。
    幼い頃から特別で、すべてを隠さず、やがては性生活すら教え合い、二人だけの関係は誰も侵せない強固なものとなる。
    信頼 正直 オネスティはこの作品ではカイとミノリの二人だけのための言葉だ。


    結婚でしばられてなれあってダメになるなら一緒にならない。
    けど特別でいようという二人は、伴侶を別に連れても変わらず
    ここはきっと女性には描けないと思った。
    誠実な裏切りだから。
    カイとミノリはいつか交わるだろうと思ったが、とうとう最後まで、そしてこれからも決して体を重ねることはないだろう。

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    2019年07月08日
  • 逆島断雄 本土最終防衛決戦編2

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    ゲームのような戦争。個人のエネルギーを使い切って齢を取らせる。そうまでして争いたいかと思うのが先に来る。50代で止まってよかったのかな。

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    2019年07月07日
  • 夜を守る

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    「池袋ウエストゲートパーク」とは違った上野アメ横の若者達のお話。
    池袋のマコトも上野のアポロも仲間を大事にするとこがいいなぁ~
    二人共魅力的です。

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    2019年06月24日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    読み応えのあるものだった。ボリュームも内容も。一つ一つ丁寧に書かれ、一つ一つしっかり伝わってくる。自分一人で考えた場合の思い。自分以外の人の意見を聞くことでそれが少しずつ変わってくる、心の動き。一人で考え行動するのではなく、もっと早くからできていればなと思った。

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    2019年06月23日
  • 1ポンドの悲しみ

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    久々の短編小説。数日で読み上げました。
    最初は少しずつ味わいながら、後半は新しい物語の登場人物やシチュエーションを頭に描きながらストーリーを読み進めるのが面白くて。一気に読んでしまいました。
    テレビドラマが好きで、映像や演技として人間を捉えるのが好きだと思っていたけど、活字から自分の映像を動かしていくのもドキドキする。
    そして何より作者の巧みな言語表現に心動かされる瞬間があり、とてつもなく素敵な気持ちになった。

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    2019年06月23日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    ネタバレ

    目次
    ・西池第二スクールギャラリー
    ・ユーチューバー@芸術劇場
    ・立教通り整形シンジゲート
    ・西一番街ブラックバイト

    ユーチューバーや整形依存症など、相変わらず現代の闇を切りとるのが上手い。
    しかしそれはもう、池袋だけの問題ではなくなっている。
    日本全体が閉塞感に押しつぶされそうになりながらあがいていて、弱者にそのツケを払わせようとしているかのよう。

    今の子どもたちが憧れる職業、ユーチューバー。
    撮影しているか、編集しているか、企画を練っている。
    一日の自分の時間のほぼすべてをそれに捧げて、ようやくユーチューバーとして食べていけるようになったころ、運営から報酬額を一方的に切り下げられる。

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    2019年06月03日
  • 逆島断雄 本土最終防衛決戦編1

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    戦争に向かう国、決戦兵器に若い操縦者、ヒトとしての能力を超えた部分をどう使っていくのか。
    場面場面で、仲間や男女や軍上部との関わりとか、色々考えてしまう。この物語の収まるところはあるんだろうか??

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    2019年05月20日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    相変わらず社会を風刺した太陽が面白い。
    たまにはタカシやGボーイズが出ない作品があってもいいかなと思う。

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    2019年05月17日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    灰色のピーターパン
    小学五年生の子供がマコトに仕事の依頼。健気な理由でパンチラ写真を売りまくるチグハグな子供とマコトとの交流。説教臭くないけど子供の心を入れ替えさせるマコトとの交流は微笑ましい。
    サルとの友情もいい。
    野獣とリユニオン
    凶悪犯と被害者の話。裏の事情を解き明かし、誰も傷つけずに問題を解決するマコト。被害者の言葉に感動。現実にここまで割り切れる奴がいるのだろうか。吉岡やタカシも出てきて、いい味出してる。でも、いい話だね。
    池袋フェニックス計画
    風俗に流れた姉の救出依頼から、大きな事件へ。色々あったが、最後はマコトらしい裁きで、終わる。後味は悪くない。こういう結末があってもいいかもね

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    2019年05月06日
  • 1ポンドの悲しみ

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    学生の時にこの本を見つけた時は
    短編集にも30代の人達の生活や葛藤にも
    全く興味がなかったのに

    10年以上経った今、興味を持って
    前から知ってたこの本を
    買って読む気になって

    読んだら
    いろいろ考えさせられて
    あの時と比べて
    自分も何かが変わったのかな、と思った。

    石田衣良さんは富裕層の表現がうまいので
    自分の生き方と登場人物の生き方を比べて

    今までの人生、違うの選択肢を選んだ方が
    もっと幸せに生きられたのではないか。
    と考えさせられることもあるけど

    自分はこんな人生を選んだ
    違う人はあんな人生を選んだ

    っていうことを
    客観的に見れれば
    もっと楽に生きられるのかもしれないですね。

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    2019年04月28日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    アメリカ人の父を持つ14歳の時田武。事故があっても死ななかったことから〈アンダイング=不死身〉のあだ名がある。顔が東洋系ということで母とともに日本に戻ってきたが、アメリカの血を引くということで様々ないじめ、迫害を受ける。勤労奉仕や食糧不足の中、親友たちと夢を語り合い日々を送っていたが、その日はやってくる。家族を守るために、長い夜が始まった。
    戦争の内容で深く暗くならずに、2つの国籍を持つ武の複雑な想いが描かれたのは、そして、厳しい生活の中での青春を描いたのは、石田さんの力だと思います。若い人に読んで欲しい内容だと思うので、硬くなりすぎずにうまくかけているのではないでしょうか。最後の方に、SF要

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    2019年03月24日
  • 波のうえの魔術師

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    ネタバレ

    石田衣良作品は初めて読んだが、分かりやすく盛り上げたり落としたりしていて読みやすかった。株や経済について少し知識を持っていたから読めたが、そういったものを一切知らない状態で読むのであれば難しい表現や用語が多い気がした。主人公と老人の掛け合いや行動を通してお金についての考えが伝わってきて、また久々にFXをやってみようかなと思えた。「まだ金をつくっていない金持ち」という表現がとても気に入ったし、お金についての価値観が見直された。
    石田衣良の他の作品も読んでみようと思う。

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    2019年03月21日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    石田衣良さんのファンでも、そうでなくても。
    石田衣良さんの作品が、好きでも、嫌いでも。
    本読みを自認してるなら、これは読むべし!!

    めっちゃオススメです〜〜!!!

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    2019年03月08日