石田衣良のレビュー一覧
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これ、石田衣良のデビュー作だったらしい。テンポよくて読みやすい。当たり前だけどデビュー作なので、時代がだいぶ前。面白かったけど、19巻まではさすがに読めないだろうなぁと思う。
第1話 5人の仲間うちのリカが殺された。最近ニュースになっている連続殺人未遂の犯人が怪しいとなり、仲間うちで手を尽くして犯人を捕まえる。
第2話 前回、犯人を探し出した功績を買われて、やくざが娘を探してほしいという。
第3話 ヤクザの売人を怒らせてしまったイラン人をなんとかして欲しいと小学校同級生の千秋に頼まれる。
第4話 初恋と池袋の抗争の話。幼馴染のお兄さんが、池袋警察署長になって帰ってきた。目や耳として誠に -
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石田衣良さんの本に魅了されたきっかけになった一冊。
娼夫という身近にはいないけど、どこかありそうな設定。
最初は何も魅力を感じなかった青年のリョウにどんどん夢中になり、読み終えた頃には夢中になるお客さんの1人になってしまった気がする。
彼は決して否定しない、どんな人にも興味を持ってくれて、受け入れてくれて、寄り添ってくれる。
こんな心地の良い存在がいたら、、とても救われるのではないかと感じてしまう。
石田衣良さんの描く人物は存在しそうでどこか宙に浮いているような追いかけたくなる魅力がある。
セクシャルな話をこんなにも美しい世界観で描けることに魅了された一冊。 -
Posted by ブクログ
おお、良かったなあ!!という幸福感に包まれた。
智香と彩野、沙都子は3人暮らしを始める。1日目、颯爽と3人は合コンに出かけていくが、ハズレっぽい。結有が泊まりにくる。部屋が気に入ったらしく、4人目の同居者になる。
沙都子は32歳でバツイチ。子供が欲しいので婚活を頑張るけど、智香も一緒に頑張ってくれないかとお願いする。大学時代の友達に男友達を紹介してもらう。だが彼は1年ちょいで東京勤務が終わって、海外にいくらしい。
沙都子と婚活パーティーに参加する。ところが婚活パーティー主催会社の社長に言わせれば、誘えない男と待ってるだけの女で婚活市場は持っているようなもので、成婚率は低いらしい。
母 -
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ネタバレ最後は少し感動したな。太宰治が好きならこの作品がハマる人は多いと思う。
メグミと咲良の対比もよかった。光と闇がある。けれど、闇も真っ暗じゃない。夜目がきけば見えてくる光がある。光の中は眩しいから何も見えない、だから退屈なのかもしれない。リョウの眼は暗闇を見ることに才能があったのだろう。
こういう題材はどこか汚さや心の自虐性を強調される作品も多いけど、この作品は違う。心のあり方について1人の若者がひと夏を過ごす青春小説。だからこそ瑞々しく弾けるような明るさもどこかにある。読んでいて不思議な気分になる。
最後、少し感動したのは自分でもよくわからない。ただ、そこに純粋な心を感じたのかもしれない -
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ネタバレ買ってから10年近く積読にしてしまったけど…
間違い無く、今まで読んだ本の中でトップ5に入る小説に出会えた。抱きしめたいくらいに大好き。
創作物だって分かってはいるんだけど、読後しばらく経っても、日常のふとした瞬間に「北斗ならどうしたかな…?」「刑務所でどう過ごしているのかな」とか考えちゃう。考えては切なくなって、苦しくなって、ますますこの本が愛おしくなる。
北斗に会ってみたい、何か言葉を掛けたいわけでも変えたいわけでも無く、この世界を実際に感じてみたい。
楽しくて笑うことも無いし、読後に爽やかな気持ちにもなれない。でも私はこういう本が、こういう読書体験が一番好き。読後に間違い無く私の一部にな -
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シン様に、疲れてる時はレビューを一行で終わらせ、寝っ転がってたらそのうち起きたくなる、とアドバイスを頂けましたので今回はそうしてみようと思います。
「オモロかったし。」以上。
いやいやいやいや、あかん、シン様、この一言だけは撤回!!
面白いとかそういう次元の話じゃなくて…
北斗…気持ちは痛い程わかる、分かるんだけど、この世に何でも治す水は存在せんのや…。
でも分かるぞ…辛かったよな…
やっと愛してくれる存在を見つけたのに、こんなのって無いよな…。
君の話を読んで号泣して余計に疲れてボロボロになった私が抱きしめてやるから、生きるんだ…!!
それが大事な人への恩返しになる…涙
(今読む -
Posted by ブクログ
教師は子どもに勉強を教えるのが仕事だが子どもたちに教わるのも教師である。
学校は社会の中では閉鎖的である。本文にもあったが大学卒業して先生と呼ばれるのは違和感極まりない。
仕事としても教室の中だけでなく、子供にまつわる外での問題も対処しなくてはならない。
清崎小学校は小学生ながら学年で平均点を競い合うが教師に成果報酬がある訳でもない。
こんな仕事だれがやるんだ…。
と思っているが、教師の仕事の魅力も感じるのがこの一冊。
リョウタのように人との人とのつながりを大切にする人になりたいと思った。
どんな問題が起きても子どものこと、同僚のことを思いやり、突発的に出る行動や言葉が温かい。
放火 -
Posted by ブクログ
どの話も、素晴らしい。
作者さんや解説者さんのような、感受性が豊かなタイプではない上に、
短編集だしと侮っていたのに、久しぶりに泣かされた本でした。
どの話にも、グッとなる。
主題となっている「約束」はとても丁寧で繊細で、一番物語の中心人物と感覚が重なり、苦しくなりました、が。
ラストには想像以上の救いでした。
こういう優しい話を書く心を持つ人が居る。
それだけでも、この世界は捨てたものでもない。
本とは微妙にズレてしまうかもしれませんが
人間って弱くて脆くて、だけど実は同じくらいの強さも持ってる。
この本が素晴らしいのは、その美しさを
見られるから、なのかも。