石田衣良のレビュー一覧

  • 5年3組リョウタ組

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    現場で起こる悲喜交々と、
    そこで子どもたちと向き合う
    「普通」の教師の奮闘が、
    全てとは言わないまでも
    限りなくリアルに描かれていた。
    作者のエールを有難く受け取って、
    私もまた子どもたちと向き合いたいと思える。

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    2024年02月23日
  • うつくしい子ども

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    (素敵だと思った一節)
    大人になること。
    正しさの基準を外側にではなく、自分自身の中心に据えること。

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    2024年02月02日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    ネタバレ

    北斗、読むのに半年以上かかってしまった。理由は虐待シーンが過酷で、手が進まなかったから。至高の怖さに一緒になって怯えてしまい、気持ちに余裕のある時じゃないと読み進められなかった。それくらい描写がリアリティのあるものだった。
    北斗の半生は過酷極まりない。さらに様々な偶然が重なり、殺人へと至る道を思うと、人生はなんて不平等なんだと憤りを感じる。実際、殺人事件は幸福な人が犯すものではないし、北斗のように様々な不幸が重なった人によって引き起こされる。そこを思うと、人間社会の歪さや、人生の不条理を見せつけられる思いがする。
    北斗は、素直な人間だと思う。自分のしたことを反省する心があるし、被害者やその遺族

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    2024年01月28日
  • 美丘

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     自分の生き方を考えさせられる物語だった。人生はいつまで続くかわからない。だからこそ、自分の好きなことを好きなだけしながら生きていくべき。このことは頭で分かっていても、本心から理解することは難しいと思う。でも、それは紛れもない事実で、死ぬ直前に痛感するのだと思う。いつ終わるかわからない、頭に入れて過ごしていきたいと思う

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    2024年01月20日
  • シューカツ!

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    就活生に容赦なく冷や水をぶっかけてくる傑作
    25卒で就活に打ち込む自分からすればこれ以上に怖い現実はない。けれどすごく参考になるし、同じ想いで戦ってるんだと思うとすごく勇気をくれる。
    人間の生き方を根本から見直さなければいけないですね。いやー大丈夫かな、頑張ります!

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    2023年12月27日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    これはハッピーエンドなのか、、煮詰まった恋愛が本来あったはずの意思を書き換えてしまったような怖さも感じる。
    恋愛観、人生における仕事の捉え方、決断の仕方に関する解説に深く納得した。読んでよかった。

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    2023年12月20日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    面白かった。タピオカもサンタフェもホストも良かったけど、最後のコロシアムの話がやはり良かった。それぞれの話に共通して、マコトの根底にもあるものなんだろうけど、人を想うということがとても好き。自分がおっさんになっても若いままのマコトは少しずるいけど、相変わらずカッコよくて、それでいて友達・家族・困っている誰かに共感して、困ってる奴がいたら助けて一緒に笑いたいだろ?と何の躊躇いもなく言ってくれそうなマコトが相変わらずかっこいい。自分の仕事やプライベートに置き換えても、人を想うことや一緒に笑うことが本当に大事だよなと改めて考えさせてくれる気がした。石田衣良はいっとき表現にキレがなくなった期間も感じた

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    2023年12月20日
  • SILENT NIGHT

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     もうすぐクリスマス~ってことで、吉村和敏さんのクリスマス写真集「SILENT NIGHT」です。カナダのクリスマスが楽しめます。そして、石井衣良さんの3つの短編、すごーく短いものだけれど、クリスマスにまつわるストーリーも読めます♪

     写真の方は、吉村和敏さんが18年間カナダのクリスマスを撮りためたもの…カナダではクリスマスは家族と過ごすのが定番なんですって…。日本のように恋人や友達と過ごすものではなく、クリスマスに外を歩いていると、なぜ家族と過ごさないんだ??と言われ、家の中に招き入れてくれることもあるらしいです…。あ、これ最後のお二人の対談からです。異国とはいえ、ちょっとだけあたたかさを

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    2023年12月18日
  • オネスティ

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    良かった。想像していたストーリーとは異なったけれど、人の描写が本当に上手く石田衣良さんの作品だなと思い知らされた。石田衣良さんの作品はどれも面白く期待を裏切らない。どの作品を読んでも、また違う他の作品を読んでみたいと思う。

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    2023年12月06日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    シリーズ本編16作目

    以下、公式のあらすじ
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    ――闇の虐待ショーをぶち壊せ!

    ダークウェブの深奥にある「逆隊コロシアム」。
    通常の手段ではアクセスできないサイトでは、競うように児童虐待動画がアップされている。

    「逆隊コロシアム」を潰して、その一部始終をドキュメンタリーにしたいというテレビ・ディレクターの梅原から依頼を受け、3人の虐待サバイバーの若者とともに調査に乗り出したマコトは、ある日テレビで見た子どもの虐待死のニュースが、「逆隊コロシアム」の動画に映っていた少女のことだと気づく。

    小さな命を救えなかった悔しさと怒りを胸に、マコトはタカ

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    2023年12月06日
  • コンカツ?

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    最高、こういう映画も本も大好き
    男性になのになんでこんな本書けるんだろう、全然違和感なかった
    深夜ドラマでいいから実写化してくれないかな〜

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    2023年12月01日
  • 4TEEN

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    ダルそうだったり、ちょっと背伸びしている中学生男子も内面では深い想いがあるんだよねー。と思い出させてくれる一冊。全てのストーリーが心に何かを残してくれます。

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    2023年11月16日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    読後感はコミックなのにしっかり小説の内容量があって毎度読んでいて嬉しい。どうしようもなさを抱えたまま終わる話も好きなんだけど、この巻は全編グッドエンドで終わる話ばかりで、これもこれで好きだなと感じた。

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    2023年10月29日
  • LAST

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    さすが石田衣良さんというべきか。短編小説とは思えないほど一つ一つの小説が面白く見応えがあった。ラストライド、タイトルもカッコいい。

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    2023年10月17日
  • 4TEEN

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    東京の下町・月島を舞台に、14歳4人組男子中学生の瑞々しい青春。友情や恋愛から病気やジェンダーの問題まで、重くなり過ぎポップに描かれています。

    登場人物たちの青臭い考えや悩み、おっさんからみるとちょっとうらやましいぞ。

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    2023年10月07日
  • 4TEEN

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    あー、14歳の頃ってこんな感じだったなぁ、と等身大の14歳を描き出してくれた作品。どちらかというと、こんな事やりたかった(けど出来なかった)なぁ、だろうか。

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    2023年08月20日
  • 5年3組リョウタ組

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     心が温かく、気分が前向きになれる作品に出会えるのも読書の醍醐味。良太先生が一所懸命で良い先生なのはもちろん、染谷も校長先生も素晴らしい。子どもの成長って本当に目覚ましく、昨日できなかったことが急にできるようになったり、こちらの予想外の言動をしたりと親でも日々驚かされるが、そんな気持ちを一緒に共有してくれる学校や保育所の先生はとてもありがたい存在。そんな素敵な先生にたくさん出逢えるといいな。1つだけ良太に不満を挙げるなら、子どもが間違った時はきちんとそのことを指摘してほしい。

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    2023年08月04日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    スルスル読めて面白かった。

    しかし日菜子はお金が無いことを拗らせ過ぎて別れる選択をするのはちょっとやりすぎかな。正社員も色々な人がいるのに卑屈になりすぎてる感じがする。そこは正直感情移入出来なかった。

    でもハッピーエンドな感じで良かったです。

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    2023年06月29日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    面白かったー。
    これでデビューしたんだって。すごいね。
    この作家さんの作品、どれもわりと好きかも。
    軽やかだけど扱っていることはなかなかに深くて、性問題も暴力問題も、なかなかの描写なんだけど、グロくはなくて、さらっと読ませる。
    このお話は勧善懲悪のヒーロー物語で、そういう意味で読みやすいんだけど、ヒーローが、何でもないはずの青年で、何か特殊能力を持っている訳じゃないけど、なぜか争いを解決していく、っていう(笑)。
    短編集(話は繋がっている)だから、細切れで読まざるを得ない最近の私でも、読みやすかったです。
    マコト君、なんかすごいクールガイを想像しちゃうけど、実際はどんな顔なんだろうか(笑)。

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    2023年06月23日
  • 水を抱く

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    石田衣良の十八番、過激な性に溺れる恋愛小説。臨場感と細かい描写のおかげで、最後まで飽きずに読めた。実際にTwitterとかを除くとそういう人たちは腐るほどいるわけで、誰もが胸の内に孕んでいる異常性をこれでもかと突き付けられる作品だった。

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    2023年05月23日