石田衣良のレビュー一覧

  • 波のうえの魔術師

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    ネタバレ

    石田衣良さんのPodcast番組でこの作品のタイトルを耳にしたので読みました。
    主人公は普通の大学を5年かけて卒業し、パチンコをしながら就職浪人をしていたチャランポラン。
    何故かトレードのプロである老人に見初められてトレードのイロハを教わる。
    老人はある銀行に恨みがあり、復讐するための右腕が欲しかった。
    イリーガルな仕手戦を企てて銀行に挑む。開戦までの過程が読んでいて楽しかったです。
    知らない言葉が多く、調べながら読んだので勉強になりました。

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    2024年05月26日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    読み終わった直後は反発を覚えるものの、時の経過とともにじんわり沁みてくる母の優しさのような小説である。物語の終盤に主人公2人がそれぞれ決断をするのだけど、読みながら「いやいやいや、なんでやねん」と盛大にツッこんだ。

    お金を稼ぐとこが卑しいという考え方はあまり好きではないが、お金を使わずに精神的に豊かな生活を送っている人がいることも知っている。ただ、後者の場合は清貧生活を自分で選択しているか、選択の余地なく強いられているかで随分幸福度は変わってくる。

    雇われの身としては、もっと給料上げてほしいな〜とか、もっと優秀な人たちと働きたいな〜とか、日々思うことはあるけど、今より給料が高くて、意識高い

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    2024年05月25日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    第1作のIWGPを読んでから2作目に本書を手に取った。
    まずこんなにもシリーズがあることを知らなかったので驚き。

    コロナ禍の時制を色濃く描いていることから他の作品も時代背景を投影して書かれているのかと想像するとより楽しみにもなる。

    本書のタイトルでもある炎上フェニックスでは、まさに現代の抱える大きな闇の部分を取り扱っている。
    どこにでもいる普通の人間がネットという画面を被ると悪魔になってしまうのはまさに現代のリアル。

    普通の人間である自分がネットの悪魔にならないよう心掛けていくことも必要な時代だと感じた。

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    2024年05月18日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    恋愛小説です。 貧しい同棲をしているカップルのお話。 明確に彼女が浮気をしているシーンは辛かったな。 衣良さんがこの程度は浮気の内に入らないと考えていそうだけど、好意を持ってしまっていたから読んでいてしんどかった。
    彼らは一緒にはなれない。 現代が彼らを一緒にさせない。
    人が幸せを求める時、必ず邪魔をする他者がいる。
    読み終えてから妻と手を繋いで近所を散歩しました。
    僕は誰にも邪魔をされずに妻と幸せな日を送っている。気が付いていないだけで本当は違うのかもしれない。
    気が付かないままでたくさん本を読んでたくさん音楽を聴いて過ごしていきます。

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    2024年05月14日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    人生観が変わった1冊。

    人生に求めるものは、家族であっても親しい友達であってもパートナーであっても、本当に人それぞれで、価値観を押し付けたり誰かに合わせたりする必要はなくて、ありのままの自分を大切にすること、かつ、それを受け入れてくれる大切な人がいることはすごく幸せなことだよなって、
    当たり前のことだけど改めて考えさせられた。

    今の自分は「普通」に縛られてて、勝手に焦って、劣等感を感じてる最中だったから、今この本に出会えたのはラッキーだった。

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    2024年03月26日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    Netflixでドラマを見て原作も気になり手に取った。

    ドラマとは違って派手さには欠ける印象。
    しかし、譲れない物、若き日の情熱感、愛する地元を想う姿がしっかりと描かれていて、共感し、打ちひしがれるものがあった。

    ハードボイルドな文体で描かれているところは主人公であるまことのイメージと合っていて、作品を一層引き立ていた。
    あんな風な物語を1度は書いてみたい。

    石田先生の作品は過去に娼年を読んだが、違う人が書いているような印象を受けた。

    池袋ウエストゲートパークの他のシリーズも読んでみようと思う。

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    2024年03月18日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    久々にいい作品に出会えた気がした。

    自分を消費していくことと、自分が消費されていくことは違う。
    幼少期から決められたレールに乗って生きていける人が私は心底羨ましいと思う反面、つまらないと思っていたこともあった。
    自分が何に対してキラキラワクワクできるのかは、人それぞれ違うなんて当たり前なのに忘れる。

    最後まで通して私が日頃から考えていることの具現化のようで読んでいて惹き込まれた。
    「普通の幸せ」とはなにか。
    考えても考えても答えが出ないのは、人類皆共通の幸せなんてこの世に一つも存在しないからだということを再認識させられた。

    人生に何を求めるか。
    私も、日菜子や堅志のように「やりがい」や「

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    2024年03月12日
  • 空は、今日も、青いか?

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    たまたま古本屋で出会って手に取ったエッセイ。一つ目の文章を読んだ瞬間に、涙が流れそうになったのを覚えている。社会人三年目も終わりかけの今の自分に、心から響くエッセイ集だった。

    正直好きな言葉が多すぎて選びきれないので、あえて印象に残ったフレーズは今回はまとめない。フレーズだけ切り取るとチープに感じてしまうのが嫌だから。

    そして私は今まで、正直自分のことは自分しかわからない、と言って、壁を作りかけていることが多々あった。だけどそんな寂しいこと言わないで、孤独を感じてばかりいないで、その人にはなれなくても、その人の気持ちを想像することはできるって、ただの希望でもいいから、そう思おうって改めて感

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    2024年02月24日
  • 5年3組リョウタ組

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    現場で起こる悲喜交々と、
    そこで子どもたちと向き合う
    「普通」の教師の奮闘が、
    全てとは言わないまでも
    限りなくリアルに描かれていた。
    作者のエールを有難く受け取って、
    私もまた子どもたちと向き合いたいと思える。

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    2024年02月23日
  • うつくしい子ども

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    (素敵だと思った一節)
    大人になること。
    正しさの基準を外側にではなく、自分自身の中心に据えること。

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    2024年02月02日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    ネタバレ

    北斗、読むのに半年以上かかってしまった。理由は虐待シーンが過酷で、手が進まなかったから。至高の怖さに一緒になって怯えてしまい、気持ちに余裕のある時じゃないと読み進められなかった。それくらい描写がリアリティのあるものだった。
    北斗の半生は過酷極まりない。さらに様々な偶然が重なり、殺人へと至る道を思うと、人生はなんて不平等なんだと憤りを感じる。実際、殺人事件は幸福な人が犯すものではないし、北斗のように様々な不幸が重なった人によって引き起こされる。そこを思うと、人間社会の歪さや、人生の不条理を見せつけられる思いがする。
    北斗は、素直な人間だと思う。自分のしたことを反省する心があるし、被害者やその遺族

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    2024年01月28日
  • 美丘

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     自分の生き方を考えさせられる物語だった。人生はいつまで続くかわからない。だからこそ、自分の好きなことを好きなだけしながら生きていくべき。このことは頭で分かっていても、本心から理解することは難しいと思う。でも、それは紛れもない事実で、死ぬ直前に痛感するのだと思う。いつ終わるかわからない、頭に入れて過ごしていきたいと思う

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    2024年01月20日
  • シューカツ!

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    就活生に容赦なく冷や水をぶっかけてくる傑作
    25卒で就活に打ち込む自分からすればこれ以上に怖い現実はない。けれどすごく参考になるし、同じ想いで戦ってるんだと思うとすごく勇気をくれる。
    人間の生き方を根本から見直さなければいけないですね。いやー大丈夫かな、頑張ります!

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    2023年12月27日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    これはハッピーエンドなのか、、煮詰まった恋愛が本来あったはずの意思を書き換えてしまったような怖さも感じる。
    恋愛観、人生における仕事の捉え方、決断の仕方に関する解説に深く納得した。読んでよかった。

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    2023年12月20日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    面白かった。タピオカもサンタフェもホストも良かったけど、最後のコロシアムの話がやはり良かった。それぞれの話に共通して、マコトの根底にもあるものなんだろうけど、人を想うということがとても好き。自分がおっさんになっても若いままのマコトは少しずるいけど、相変わらずカッコよくて、それでいて友達・家族・困っている誰かに共感して、困ってる奴がいたら助けて一緒に笑いたいだろ?と何の躊躇いもなく言ってくれそうなマコトが相変わらずかっこいい。自分の仕事やプライベートに置き換えても、人を想うことや一緒に笑うことが本当に大事だよなと改めて考えさせてくれる気がした。石田衣良はいっとき表現にキレがなくなった期間も感じた

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    2023年12月20日
  • SILENT NIGHT

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     もうすぐクリスマス~ってことで、吉村和敏さんのクリスマス写真集「SILENT NIGHT」です。カナダのクリスマスが楽しめます。そして、石井衣良さんの3つの短編、すごーく短いものだけれど、クリスマスにまつわるストーリーも読めます♪

     写真の方は、吉村和敏さんが18年間カナダのクリスマスを撮りためたもの…カナダではクリスマスは家族と過ごすのが定番なんですって…。日本のように恋人や友達と過ごすものではなく、クリスマスに外を歩いていると、なぜ家族と過ごさないんだ??と言われ、家の中に招き入れてくれることもあるらしいです…。あ、これ最後のお二人の対談からです。異国とはいえ、ちょっとだけあたたかさを

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    2023年12月18日
  • オネスティ

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    良かった。想像していたストーリーとは異なったけれど、人の描写が本当に上手く石田衣良さんの作品だなと思い知らされた。石田衣良さんの作品はどれも面白く期待を裏切らない。どの作品を読んでも、また違う他の作品を読んでみたいと思う。

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    2023年12月06日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    シリーズ本編16作目

    以下、公式のあらすじ
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    ――闇の虐待ショーをぶち壊せ!

    ダークウェブの深奥にある「逆隊コロシアム」。
    通常の手段ではアクセスできないサイトでは、競うように児童虐待動画がアップされている。

    「逆隊コロシアム」を潰して、その一部始終をドキュメンタリーにしたいというテレビ・ディレクターの梅原から依頼を受け、3人の虐待サバイバーの若者とともに調査に乗り出したマコトは、ある日テレビで見た子どもの虐待死のニュースが、「逆隊コロシアム」の動画に映っていた少女のことだと気づく。

    小さな命を救えなかった悔しさと怒りを胸に、マコトはタカ

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    2023年12月06日
  • コンカツ?

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    最高、こういう映画も本も大好き
    男性になのになんでこんな本書けるんだろう、全然違和感なかった
    深夜ドラマでいいから実写化してくれないかな〜

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    2023年12月01日
  • 4TEEN

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    ダルそうだったり、ちょっと背伸びしている中学生男子も内面では深い想いがあるんだよねー。と思い出させてくれる一冊。全てのストーリーが心に何かを残してくれます。

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    2023年11月16日