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Posted by ブクログ
すぐに
╍1997年 神戸市連続児童殺害事件╍
(酒鬼薔薇事件)を題材にして書かれた小説だとわかりました
そして 犯罪者家族の立場『少年Aの兄』の視点で書かれています
忘れてならないのは
加害者にも被害者にも家族がいるということ
そして少年Aの兄妹は なんの罪も犯していないのに
社会の厳しい視線に晒され続け、ある意味 "被害者" でもあるということ…
一歳違いの兄が、弟に寄り添うために…ひとりぼっちにさせないために…罪を犯した弟の気持ちを理解したいと、覚悟を持って調査を始める。そんな ひたむきな決意に何度も何度も胸が締め付けられました
被害者の少女の墓前に、毎日花を手向けに行く兄
世間の厳しい目から逃げず 受け入れようとする兄
╍弟を海に投げ捨てるわけにはいかない╍
と 弟と一緒に灰色の海を漕ぎ続けようと強く心に思う兄
「少年法」とか、なかなか難しい問題が浮き彫りにされますが、これは本当に簡単な問題ではないから、そこについては何も言えませんが …
これは小説。
この小説の中の加害者の家族に対しては守られてほしいと思いました。
Posted by ブクログ
中学2年のジャガことミキオには、CMタレントで小学生の妹ミズハと、引きこもりで中学生のカズシがいる。そんな中、ミズハの同級生の女の子が山の中で殺され、そこには「夜の王子」というメッセージが残されていた…。
ジュブナイルチックな設定に、子供視点では柔らかめの表現ではあるものの、序盤からハードな展開になるため、子供向けとは言い難いストーリーである。
「ぼく」という一人称視点のミキオのストーリーと、三人称視点の新聞記者の山崎のストーリーを交互に進めていくのだが、途中でほぼミキオの話だけになる。山崎に何かをやらせたかったのだろうが、少々そのあたりは企画倒れであったか。
ミキオの周辺は、弟に妹だけでなく、友人も少々クセが強めで、石田衣良らしいといえばらしい。それでも、相変わらず石田衣良らしく、キャラクターが薄い。本作においては、冷たく硬いキャラクターで描かれる、すこし不気味な子どもたちの世界という意味では良かった。
後半に向けて、(ミキオだけになっていくものの)話のスピード感は上がっていくのだが、なんでかなあ、「この後どんどんひどくなっていったのだ」みたいな、思わせぶりな表現によって、ストーリーの盛り上がりの腰を折っているように感じざるを得ない部分が見られた。これで☆1つ減点。前にも石田衣良作品でこんなこと書かなかったっけ?
全体には、宮部みゆきを思い出させるような、ねっとりした嫌な気分がスリリングで、よくできた小説だと思う。
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