石田衣良のレビュー一覧

  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今年はじめて読んだ本でした。
    言い方はよくないが、どちらかというと貧しい方が多くでてくる作品だなと感じました。ケチケチしたところや人を憎むなどの感情の表現もあり、人の嫌な部分が全くない作品ではない(逆に多いのかも)が、あまり読んでいて嫌な感情に引っ張られず、逆に美しいと感じる部分が多くありました。

    人は自分だけ繊細で他の人は鈍感だと思っている、という一文が印象に残りました。確かに思ってしまうなぁと思い、気をつけたいと思いました。
    日菜子さんは自分は弱い弱いと思っているけれどいざとなったときに強いのはケンジさんではなく日菜子さんなんじゃないかなと思いました。

    日菜子さんは、ケンちゃんは私と同じ世界にいる人じゃない、こんなところで終わる人じゃない、とよく言っていましたが、ケンジさんからしたらとんでもなくプレッシャーだし嫌だろうなと思いました。自分の恋人に対して、自分の恋人はもっとすごい人なんだ!と思ってしまうことは確かにあるし、そう思いたい気持ちも分かり、実際私もそう相手に対して思っていてダメになったこともあるので読んでいて心が痛かったです。やっぱり他人の才能などを良い方でも悪い方でも決めつけてはいけないし、決めつけられた方はどちらでも苦しいだろうなと感じました。

    0
    2025年01月25日
  • 美丘

    Posted by ブクログ

    久方ぶりに感動しました、数年ぶりに刹那い系の小説に手を出したのが美丘です、ドラマがあったのは知ってるけど観てないので先入観なく丁度良かった。
    美丘みたいに強くいられる自信はないけど強くいられたのは太一のお陰だよね、太一がいたから強い美丘もいた…そう感じたかなぁ。
    ありがとう、美丘、ありがとう…の最後の太一のセリフが全てを表現してると思う。

    0
    2025年01月23日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

    Posted by ブクログ

    4つのお話があり、それぞれ四季があって1冊で1年が過ぎていくという細かい設定がさすがなさだなと思います。

    0
    2025年01月22日
  • 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV

    Posted by ブクログ

    高校生の時に、新幹線に乗るのに本を買おうと駅のお土産も売ってるような売店でネーミングにつられてふと手に取った1冊。
    ここから石田衣良さんのファンになった大事な1冊

    0
    2025年01月22日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

    Posted by ブクログ

    タイトルの「骨音」が何かわかった時の衝撃が忘れられず、大人になってから本屋で手に取ってしまった1冊。
    池袋ウエストゲートパークシリーズはどれも好きだけど、タイトルで内容を思い出せるお話はこれ。

    0
    2025年01月22日
  • 4TEEN

    Posted by ブクログ

    青春群像劇。とても面白かった。ほんタメで、10代の頃に読んでおくべき作品として挙げられていたが、その通りだと思う。

    0
    2025年01月12日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

    Posted by ブクログ

     石田さんは街の描写がとても巧い。私が東京はさほど詳しくないにも関わらず、空気感がフィクション臭をまったく感じないほどリアルだ。ミニモニが流行ってたあの時代にタイムスリップしたような没入感がある。4編どれも面白かったが、やはり表題作のインパクトが強い。音自体もピンと来ないが、どんな音楽に昇華させたのかまるで想像がつかない。『西一番街テイクアウト』は想像こ斜め上の展開。マコトのお母さんがこんなに強い人だったとは。恐ろしい果物屋さんだ。

    0
    2025年01月07日
  • 赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    池袋シリーズの外伝。
    ギャンブル中毒の主人公、小峰が氷高組に管理される。担当はもちろんサルくんだ。

    サルくんやタカシは出てくるけど、マコトは会話の中だけにしか出てこなかった。
    サルくんの稼業にスポットライトが当たった内容で彼が大好きな僕はとても楽しかったです。
    外伝はこの作品しかないようですね。 サルくんの話をもっと読みたいです。

    0
    2024年12月30日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

    Posted by ブクログ

    相変わらずスマートなマコト。それでいて読み手を引き込んでくれる情熱もあり。

    娼年や4TEEN、IWGP、多彩なジャンルの石田衣良さん。ホロっと泣けたり、スピード感ある文章で、本作も早く早く続きが読みたくなる小説でした。

    0
    2024年12月30日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

    Posted by ブクログ

    ミステリーとも、青春とも、現代社会の闇ともいえるけど、どれにも分類されない爽やかさを持ちあわせている不思議な作品で、大好きです。

    0
    2024年12月27日
  • カンタ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カンタは発達障害をもつ耀司の幼馴染で兄弟のような存在だ。
    水商売をし家を空けがちな母に代わりカンタの母、恵美が耀司の面倒を見ることもよくあった。
    2人の少年たちは高校受験まではずっと学校でも一緒だった。耀司がしばしばカンタを守っていた。
    これは小学生の頃に恵美が耀司と約束した為だ。「カンタをこの世界の厳しさから守ってください」
    発達障害の息子を遺す親の遺言だ。 すぐ後に母はカンタにも遺言をのこすが耀司は知らない。

    カンタは耀司と同じ受験にはクリアできなかった。これでは耀司はカンタに付きっきりでいる事はできなかったけれど、高校のレベルを落とすことや目立たないようにすることで何とかなる。
    高校在学中にある事件が起きて耀司が変わってしまう。カンタと一緒にいるのは相変わらずだけど。
    大学に進学してから2人で企業する。大成功する、地に堕ちる。までがこの作品のあらすじ。

    少年時代はピュアな気持ちと優しさに溢れていて良かったです。企業してからのサクセスストーリーも良かったです。 後輩のカンタの母の遺言が効きました。カンタの決意にはボロクソに泣きました。怖かったですが、最後まで読めました。
    いい作品です。

    0
    2024年12月25日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

    Posted by ブクログ

    タカシがキングになるまでの物語。
    マコトは本当に優しい。美しい。中途半端な不良をタカシと一緒にやってたけど、決めなきゃならいときが来た。 タカシはマコトが大好き。マコトはタカシを死ぬまでマトモでいさせないといけない。
    マコトのおふくろが本当にいい。 タカシがシリーズで頭が上がらない理由が分かる。
    タケルが簡単に死んでしまったのはシリーズに有用だったのだろうが悲しかったな。 タカシにはマコトがいるけれど、タケルも必要だよ。
    このシリーズは一生読み続けます。

    0
    2024年12月21日
  • 池袋ウエストゲートパーク

    Posted by ブクログ

    やっぱり好き!話しかけるフレーズや例えが秀逸で、いつも全部一気に読んでしまうワクワク感。何年経ってもまた読みたくなる名作。

    0
    2024年12月16日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

    Posted by ブクログ

    本書はドラマ化された直木賞作家、石田衣良氏による大人気シリーズ、「IWGP」こと池袋ウエストゲートパークの第10巻です。マコトとタカシがホームタウンである池袋で疾走する姿は、この本でも健在であります。




    僕はこのシリーズを全巻読んでいることは読んでいるんですけれど、ほとんど紹介していません。それが心苦しくて仕方がないのですが、順を追ってここに書いていきますので、よろしければ末永くお付き合いください。

    僕は昔、池袋のほうをよく歩いてたことがあって。この一連のシリーズの舞台である界隈も目を閉じると書かれていることがありありと浮かんできて、それがとてもリアルに感じました。

    ここに収録されているのは四つの物語で、携帯電話をなくしたITのエリート社員や弟に怪我を負わせた犯人を追う姉。30歳を過ぎても売れっ子を目指す地下アイドルなど、さまざまな話が出てきて、読み手を飽きさせません。

    しかし、この本のタイトルにもなっている「PRIDE」はやっぱり出色の出来です。ヒロインの畑中鈴の持つ強さと、主人公のマコト。Gボーイズのキングであるタカシが疾走感あふれる展開を最後まで見せてくれました。

    どうしてもドラマの影響で、マコトは長瀬智也君だし、タカシは窪塚洋介です。ヒロインのリンは…。これは読む人にとってさまざまありますからここでは具体名を挙げるのは避けましょう。

    この物語の中心地であるIWGPこと、池袋西口公園はまた混沌としたところで、またあの場所に自分が立てるとしたら、いったい何を僕は思うのでしょうね。

    ※追記
    本書は2012年9月4日、文藝春秋より『PRIDE-プライド 池袋ウエストゲートパークX (文春文庫 い 47-18)』として文庫化されました。

    0
    2024年12月13日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作は思いもよらぬ角度からゼロワンの活躍や、吉岡に対する恩をマコトやタカシが返そうとするエモいお話だった。
    表題作の「ペットショップ無惨」は最悪な話だった。犬をペットショップで買って飼っている自身が汚く思えた。 少し久しぶりのタイトが立派に成長していて嬉しかったよ。

    0
    2024年11月16日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

    Posted by ブクログ

    「P活地獄篇」タカシ発の今回のトラブルの解決の仕方、カッコよかった。 最近のキングにはネガティブな意味ではないけれど年齢を感じるようになった。

    「グローバルリングのぶつかり男」最近、池袋へ行ったばかりなのでグローバルリングというワードだけで少しわくわくします。 タカシとGボーイズたちが何度か犯人を逃したり空振りする。いつも完璧な仕事をする彼らには珍しくて新鮮でした。マコトにGボーイズたちを動かせようとしたハゲたおっさんが悪かったのかもw

    「巣鴨トリプルワーカー」珍しくマコトだけでトラブルを解決した回。 おふくろのアイディアや吉岡に少し手伝ってもらったけど。

    「炎上フェニックス」デマ情報のせいで炎上してしまった女子アナのトラブルのお話。
    現代では情弱は罪ではないか?と思う瞬間があるけれど、自分がキャッチしているニュースのファクトチェックは難しい。 ただ、簡単にお気持ちを表明できるからといって個人を簡単にネットやSNSで責めることをやめるのは簡単だ。
    でもやめられない人はやめられないんだろうね。
    本でも読んで楽しい時間を過ごせばいいのに。

    0
    2024年11月13日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「タピオカミルクティの夢」久しぶりにしっかりサルくんが出てきてくれた。ただのヤクザではなく商売をしっかりできる男だと見せてくれた。

    「北口ラブホ・バンディッツ」マコトの中学の同級生の女性が稼業として働くラブホテルにまつわるトラブルのお話。

    「バースデイコールの甘い罠」ホストが詐欺を行っているのをGボーイズたちと懲らしめるお話。相変わらずタカシの戦闘がカッコよかった。

    「獣たちのコロシアム」子どもたちを虐待するクソたちの描写が読むのがしんどくなるくらい酷かった。タカシもゼロワンもとても協力的になってくれた回。タカシは知ってたけどゼロワンも子どもに甘いんだね。
    本作も良かったです!

    0
    2024年11月10日
  • 絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク15

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作はマコトとタカシが激甘だった。彼らが放っておけないヤツらの依頼だったからだろう。
    タイトル作の「絶望スクール」でのタカシの立ち回りには少し悲しみと後悔が感じられて、これまでにはなかった人間味を感じました。同時にいつものマコトの母親に対する気持ちも。
    「西池袋ドリンクドライバー」は救われない話だったけど、タカシがキングとしての役割を曲げないのが良かった。部下や部下の近いヤツでもGボーイズなら責任を持つキングでいてくれた。
    「絶望スクール」はサルくんの出番かな?って思ってたのにまた出てこなくて寂しかったよ!w

    0
    2024年11月07日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

    Posted by ブクログ

    昨日からマコトの街へ旅行しながら本作を読みました。 本作で池袋西口公園の改装について触れられていましたが、リアルでイベント舞台を見たのでマコトより先に新しいウエストゲートパークを見た気持ちになりました。 久しぶりのシュンの登場やこれまででは考えられないゼロワンの不発に楽しませてもらいました。
    解説でアニメについて触れられていました。観ていないので知りませんが、僕ならマコトやタカシ、Gボーイズは高校生までにするかな。でもそうするとサル君を出せないし難しそうですね。
    20年くらい経ってからのアニメ化、頑張ってください。

    0
    2024年11月05日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

    Posted by ブクログ

    手に入れる順番が前後して読むのも13と前後してしまった。なのに問題なく楽しめる池袋シリーズは素晴らしい。
    表題作の「西一番街ブラックバイト」は久しぶりにタカシが全力でカッコよかった。
    本当ずっと飽きない。 そういえばサル君出番なかったかな?

    0
    2024年11月03日