石田衣良のレビュー一覧

  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    ネタバレ

    「池袋ウエストゲートパーク」のマコトとタカシ(キング)の高校生時代。マコトの語りで描かれる最高傑作。
    タカシの生い立ちが、衝撃的。タカシを思う兄・タケルの存在は大きく、兄弟、親子の絆に涙。
    高校生のマコトとタカシの制服姿を想像するだけでも、かなり楽しめる。なんか、いいな。
    悲しい物語だけど、それだけじゃない。男の友情をいちいちデコレーションして語らない。かっこつけないで語るマコトはかっこいい。

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    2018年06月20日
  • 余命1年のスタリオン(下)

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    上巻に比べて、病魔に蝕まれていく主人公の姿が痛々しく描写されていく。そんな中でも女性陣は力強い。それが辛いはずの闘病の様子を暗くならないようになっている。
    ラストは思っていたよりあっさりしたものだったが、当馬亡き後の、あかね達、親子の様子があって欲しかったと思うのは私だけだろうか。

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    2018年06月17日
  • 夜の桃

    購入済み

    刺さった

    今の私にすごく刺さる作品でした。

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    2018年04月02日
  • チッチと子

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    道尾秀介さんがサイン会でこの本が良かったと紹介していたので、読んでみた。石田衣良さんの作品は今作が始めてだったが、物凄く良かった。少し頼りなくもしっかり真の通った父親兼作家の主人公。そこに恋物語も加わり、一気読みだった。

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    2017年12月31日
  • オネスティ

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    純愛、友情、愛情。どういった表現が適切なのかわからないが、切ないラブストーリー。幸不幸すら読み手によってかわるのでしょう。面白かった。

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    2017年12月19日
  • 美丘

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    石田衣良さんの作品は、数年前に「約束」を読んでちょっと苦手かも…と敬遠していました。でも、レビューが良かったからと読んでみて正解。印象としては、約束よりもクセがない、くどくないという感じ?(過去の記憶なので違ったらすみません)ですっと入ってきた。美丘の強さ、主人公の想いのまっすぐさに後半ずっと泣かされました。

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    2023年05月28日
  • 1ポンドの悲しみ

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    アラサーの恋愛短編集。

    片思い、遠距離、同棲、年の差、腐れ縁。
    いろんな形の恋愛が詰まってて、共感ポイントが多々。
    ほっこりして、恋がしたくなります。

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    2017年10月22日
  • アキハバラ@DEEP

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    オタク・ニートなど、社会からドロップアウトした6人の若者たちが、高度な人工知能による画期的な検索エンジン「クルーク」を作り上げる。
    しかし、成功や注目とともに、その価値を奪おうとする組織から狙われることになる。

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    2017年10月19日
  • 余命1年のスタリオン(下)

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    こんなに素敵な話だとは思っていなかった。あっという間の上下巻だった。ラストもここまでで良かったなと感じた。その先は読み終えた今は知りたくない。
    あかねちゃんが素敵すぎ。あかねちゃん目線でも読んでみたいな、生い立ちからこの先まで。
    とにかくとても良い読後感だ。

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    2017年10月15日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    WOWOWドラマきちんと見ておけばよかった。裁判のシーンはすごい名シーンだろうなぁ。

    北斗くんの物の考え方、捉え方、たまに屈折してるところはあるけど、しっかりしている。もっと良い出会いがあればこんなことにはならなかったのに、、、
    わたしが救ってあげたいとも思えるくらい人間味がある魅力ある人です。そんな人物像を描ける石田衣良さまさすがっす!

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    2017年09月13日
  • 愛がいない部屋

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    いろんな夫婦がいて、いろんな愛のカタチがあって、でも冷めているような感覚。それでも忘れられないのが愛。愛とはなんだろうかと改めて考えさせられた。

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    2017年07月17日
  • sex

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    セックスって何なんでしょうね。
    この歳になればセックスしてる人間のほうがマジョリティになるとは思うけど、そのマジョリティの一部である私もわかりません。

    セックスが何なのか、輪郭すら捉えられず、何年もの時を生きました。
    その何年かの間に自らの体や心を削ったこともあります。
    それほど、私はセックスというものに惹きつけられました。
    惹きつけられたなんて言い方をすると美化されているような気がしますが、結局はただの欲なんでしょう。
    でも、ただの性欲ですね、で終わらせるにはどうも難しい何かがあると思うのです。

    この作品は短編集で、様々な人々の様々なセックスを垣間見ることが出来ます。
    彼らのセックスは多

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    2017年06月26日
  • 美丘

    購入済み

    CSTVの再放送を途中までみてしまって、気になって購入しました。またこんな生き方の、少し違うかな、人が身近にいてこの美丘が気になりました。

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    2017年05月30日
  • ブルータワー

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    イラ作品三作目。いや〜ホント面白かったッ!現代パートの瀬野も未来パートの瀬野もどちらも良い。メインは謎のウイルス黄魔を軸に、格差社会、国際問題、戦争、宗教…など、多様なテーマを取り込みとても読み応えがある。最後は希望が持てる終わり方で清々しい。IWGPシリーズ以外も読んでみよう、そう思えました!傑作。

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    2017年05月12日
  • 5年3組リョウタ組

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    初めて新聞連載された小説。
    石田衣良にしては珍しいジャンル
    表紙にイラストもかなり珍しい

    こういう先生がいるから嫌な学校も楽しく感じるんだろうなって思う反面、先生大変だな〜って思った。

    そう言えば家造りの話、完成しないまま3章が終わったけど、どうなったんだろ…「想像にお任せします」なんだろうけど結末気になる…。

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    2017年04月10日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    ネタバレ

    虐待描写が生々しく長く続き、途中まではまるで呪いの様だった。主人公の北斗の両親の思考と行動が恐ろしすぎて読むのをやめたくなるほど。

    でも、そのしつこい描写が後半の魂の劇といわれる法廷劇で効果的になっている。
    ある事件の被告人となった彼の人生、そして彼自身が法廷で丸裸にされていくのだが被害者と被害者遺族の心境を鑑みても、彼が披虐待児として生きてきた事を強く痛感させられ彼の人生に寄り添ってしまう。

    裁判が進んでいき様々な人間が北斗を語る。
    その中で遺族の息子の乱暴と思われる北斗への言葉に胸を打たれる。その息子は、母親を殺した憎むべき相手だというのに対等の人間として北斗に言葉を放つ。橋爪北斗さん

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    2017年04月12日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    凄惨な児童虐待を受けて育ち、里親に出会えて初めて人として、普通という幸福を感じられた北斗が、がんになった里親の為、医療詐欺にあい復讐の鬼となり転落し、裁判を受ける中で回心していく話。 虐待の事実、被虐待児の心情、裁判、どれも内容が充実し、引き込まれて心が動き、沢山泣きました。これだけ余すとこなく充実感を味わえるのは小説だからこそだと思いました。心に残る1冊です。

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    2017年04月05日
  • 余命1年のスタリオン(下)

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    上下巻で結構長かったけど、1冊1晩で読んでしまった。
    ぐいぐい引き込まれて、やっぱり石田衣良の小説は好きだなぁと思った。
    芸能人で彼女が3人いて遊んでる男が、がんになって余命1年と言われ、その1年で遺作?の映画に打ち込み、チャラチャラした女たちとも別れ、自分の遺伝子を持つ子供が生まれるのを心待ちにする話。
    とりあえずはハッピーエンドで良かった。その先も知りたいけど、きっと知らない方がいいんだろうな…。
    文句なしの★5つでした。

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    2017年01月09日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    ノンフィクション書くような人じゃないけど、これは本気でノンフィクション化と思うほど。凄くリアル。
    作者、石田衣良らしい要素も沢山ありました。たとえば裁判の広さの表現、裁判官の発言のたとえ、などなど。
    この本を通して、やはり虐待というところが焦点でしょうか。虐待が与える影響は本当に残虐極まりないなと。

    感情を殺さないと生きていけない。
    それはある意味私と同じなのかなと。
    別に私は虐待とかそういうの何も無いんだけど、看護学生なので、勉強の山だらけ。感情にいちいち振り回されてたら何も手がつけられないことが大にあるんです。だから感情殺して、気にしないふりして平然と生きているんです。なんか、ちょっと共

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    2016年12月15日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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    この作品は1作品目の池袋ウエストゲートパークから好きで私が初めて読んだ小説と言ってもいいくらいの思い入れのあるシリーズです。

    最近は新しいのが出てたことにすら気づいてなかったのですが、たまたま本屋でぶらぶらしてたら見つけました。

    相変わらずほのぼのとしてて面白いです。
    主人公のマコトとキングのタカシの相性も完璧だし、マコトのゆるくてでも頭がすこぶるキレる感じがものすごくかっこいい。

    Gボーイズの絆も素敵だし、友情が深く描かれていて、マコトの人の良さとかタカシのかっこよさとか読んでいて引き込まれます。

    今回の作品では凶悪な事件を解決するというよりは池袋で起こる小さいけど弱者が困ってる事件

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    2016年10月06日