石田衣良のレビュー一覧
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購入済み
全ての男性に読んでもらいたい
歳を重ねていく女性を美しいと感じる大学生の主人公の考え方を見ていると、今を生きる男性に足りないものを感じました。
皺やたるみが増える女性に罵声を浴びせる男性がたくさんいるこの世界に、この本の主人公のように純粋に人を愛し理解できる男性がたくさんいれば、世の中はもっと幸せになるのだろうなと思いました。
心に響く素敵な作品でした。 -
Posted by ブクログ
セックスって何なんでしょうね。
この歳になればセックスしてる人間のほうがマジョリティになるとは思うけど、そのマジョリティの一部である私もわかりません。
セックスが何なのか、輪郭すら捉えられず、何年もの時を生きました。
その何年かの間に自らの体や心を削ったこともあります。
それほど、私はセックスというものに惹きつけられました。
惹きつけられたなんて言い方をすると美化されているような気がしますが、結局はただの欲なんでしょう。
でも、ただの性欲ですね、で終わらせるにはどうも難しい何かがあると思うのです。
この作品は短編集で、様々な人々の様々なセックスを垣間見ることが出来ます。
彼らのセックスは多 -
Posted by ブクログ
ネタバレ虐待描写が生々しく長く続き、途中まではまるで呪いの様だった。主人公の北斗の両親の思考と行動が恐ろしすぎて読むのをやめたくなるほど。
でも、そのしつこい描写が後半の魂の劇といわれる法廷劇で効果的になっている。
ある事件の被告人となった彼の人生、そして彼自身が法廷で丸裸にされていくのだが被害者と被害者遺族の心境を鑑みても、彼が披虐待児として生きてきた事を強く痛感させられ彼の人生に寄り添ってしまう。
裁判が進んでいき様々な人間が北斗を語る。
その中で遺族の息子の乱暴と思われる北斗への言葉に胸を打たれる。その息子は、母親を殺した憎むべき相手だというのに対等の人間として北斗に言葉を放つ。橋爪北斗さん