石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノンフィクション書くような人じゃないけど、これは本気でノンフィクション化と思うほど。凄くリアル。
作者、石田衣良らしい要素も沢山ありました。たとえば裁判の広さの表現、裁判官の発言のたとえ、などなど。
この本を通して、やはり虐待というところが焦点でしょうか。虐待が与える影響は本当に残虐極まりないなと。
感情を殺さないと生きていけない。
それはある意味私と同じなのかなと。
別に私は虐待とかそういうの何も無いんだけど、看護学生なので、勉強の山だらけ。感情にいちいち振り回されてたら何も手がつけられないことが大にあるんです。だから感情殺して、気にしないふりして平然と生きているんです。なんか、ちょっと共 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ9作目。段々と角が取れて丸くなっている感じです。平たく言えば私の苦手な暴力描写が少なくなっている気がします。それが良いのか悪いのかは人それぞれでしょうけれど、私は読みやすくて安心します。
さて、今回も社会問題満載でした。そしてその被害者はやはり弱者で、これらの話が書かれてから数年経っているけれど、未だ過去の話になっていない現実を思うと、やりきれなくなります・・。
どの話も考えさせられましたが一番は表題作『ドラゴン・ティアーズ』です。登場人物の言葉に自分が知らなかった現実を思い知らされました。
“フェアトレード”という言葉が頭の中でグルグルと回っていました。でも 同じものなら安いもの -
Posted by ブクログ
[2016年22冊目]
清浄な表の生活と、淫猥な裏の生活の間を行き来する興奮と葛藤とスリルを描いた作品。
わかりやすく伝わるセクシーな表現と展開のスピード感で、ページ数を思わせぬ読み方をさせるのが石田衣良流。最後のページをめくるまで結論を焦らされ、大変満足。
話の設定こそありきたりなものの、人間が情欲の深さで葛藤する姿を見るのが好きな人はハマる一冊。
個人的には島波院長が一番いい味を出している。
彼の一言がこの本を表しているので一部抜粋。
『多くの男たちは、女性の魅力を取り違えている。…問題はその女性のなかにどれほどの欲望と熱量が潜在しているか。その欲望がどんな形でねじれ、表現されるとき