石田衣良のレビュー一覧

  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    時給300円弱。
    茨城の“奴隷工場”から19歳の中国人少女が脱走した。
    彼女が戻らないと、250人の研修生は全員が強制送還される。
    タイムリミットは1週間。
    捜索を依頼されたマコトは、チャイナタウンの裏組織“東龍”に近づく。
    彼女の事情を知り、板ばさみになり悩むマコト。
    万策つきた時、マコトの母が考えた秘策とは。

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    2016年10月01日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    派遣会社からの日雇い仕事で食いつなぐフリーターのサトシ。
    悪徳人材派遣会社に立ち向かう決意をした彼らユニオンメンバーが次々襲撃される。
    「今のぼくの生活は、ぼくの責任」と言い切る彼をマコトもGボーイズも放っておけず、格差社会に巣食う悪と闘うことに。
    表題作他3編収録。
    大好評IWGPシリーズ第8弾。

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    2016年09月27日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    池袋は安全で清潔なネバーランドってわけじゃない。
    盗撮画像を売りさばく小学5年生が、マコトにSOSを発してきた。
    “まだ人を殺してない人殺し”マッドドッグ相手にマコトの打つ手は?
    街のトラブルシューターの面目躍如たる表題作など4篇を収録したIWGPシリーズ第6弾。

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    2016年09月24日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    鉄の結束を誇るGボーイズに異変が生じた。
    ナンバー2・ヒロトの胸の内に渦巻く、キング・タカシに対するどす黒い疑念。
    Gボーイズが揺らげば、池袋のパワーバランスも破綻しかねない…。
    タカシの危機にマコトはどう動くか?
    史上空前の熱き闘いを描く表題作はじめ4篇を収録した、IWGP第7弾。

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    2016年09月24日
  • 小説家と過ごす日曜日

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    この本の存在も、メールマガジンの存在も知らなかったけど、マコトのエッセイが読みたくて購入。お悩み相談のコーナーやショートストーリーなどなど、意外と盛り沢山な内容だった。石田さんの考え方がシュールだったり共感できたり。ゆるーく、面白い、一冊でした。

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    2016年09月20日
  • 東京DOLL

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    いつでも新しいものを求めるゲーマーたちを飽きさせないため、ヒットシリーズを作る側の苦労が覗える。ゲームの中の案内人モデルとして雇ったはずの美しい人形に心を奪われたゲームディレクターMJの現実はゲームのように割り切ってはクリアできない。
    東京という街の深夜のネオンに映される、いわゆる成功した人の虚脱感。これほどリアルから遠ざかった日常を味わってみたいものだ。お薦めです。

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    2016年09月16日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    アングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?
    マコトはネットおたくと失踪した親友の行方を追うが…。
    通り魔にギャングの息子を殺されたジャズタクシー運転手に告知された悲惨な真実とは?
    「今」をシャープに描く、ストリートミステリー第4弾。
    切れ味、スピード、さらに快調。

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    2016年09月12日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    世界で一番速い音と続発するホームレス襲撃事件の関係は?
    池袋ゲリラレイヴで大放出された最凶ドラッグ「スネークバイト」の謎とマコトの恋のゆくえは…。
    現代のストリートの青春を生きいきと描き、日本のミステリーシーンに新しい世界を切り拓いた、ご存知IWGP第3弾!
    ますます快調のTV化話題作。

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    2016年09月08日
  • 小説家と過ごす日曜日

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    石田衣良ブックトーク『小説家と過ごす日曜日』 | 石田衣良のメールマガジンの一年分。

    お悩み相談や読者とのトーク。短編あり、BOOK紹介あり。
    とにかく色々^^
    石田衣良さんのの小説だけじゃない、人生観をギュッギュッと感じられる楽しめる一冊です。
    元気ももらえるし、目から鱗的な発想もありました。

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    2016年08月29日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    「データBOXの蜘蛛」「鬼子母神ランダウン」「北口アイドル・アンダーグラウンド」「PRIDE-プライド」

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    2016年08月23日
  • 約束

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    2001年に発生した無差別殺人事件に作家として出来る事はと悩んだ著者が紡ぎ出した表題作。主人公のカンタとヨウジは、後に別作の長編「カンタ」で設定を変えて、波瀾万丈の青春を生き抜く。
    泣ける小説が苦手な人にこそ読んで欲しい、人間のレジリエンスの短編集。

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    2016年07月28日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    この本は、主人公「北斗」の生い立ち部分、殺人に至る過程、スリリングな裁判劇と、サブタイトルにある「回心」が見事に書かれています。
    主人公の北斗は、幼少期に両親から虐待を受けながら育ち、人の愛情を知らない少年に成長します。そんな中で児童相談所から里親を紹介され、一緒に暮らすようになり、ひと時の幸せを手に入れます。
    しかし、北斗を引き取ってくれた里親は末期癌とわかり、北斗は知らず知らず医療詐欺にお金を使ってしまいます。
    ついに里親は死亡したところで、北斗は自身を殺人者へと駆り立てていきます。しかし不運なことに、医療詐欺の首謀者を直接殺害することができず、無抵抗な人を2人も殺しています。
    北斗は、警

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    2016年07月07日
  • 約束

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    「天国のベル」は心に響きました。出張中の車内で泣いちゃいました。我が子が小学校の時を思い出して、可愛かったなぁともシミジミと(^^)

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    2018年01月25日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    ネタバレ

    シリーズ9作目。段々と角が取れて丸くなっている感じです。平たく言えば私の苦手な暴力描写が少なくなっている気がします。それが良いのか悪いのかは人それぞれでしょうけれど、私は読みやすくて安心します。
     さて、今回も社会問題満載でした。そしてその被害者はやはり弱者で、これらの話が書かれてから数年経っているけれど、未だ過去の話になっていない現実を思うと、やりきれなくなります・・。
    どの話も考えさせられましたが一番は表題作『ドラゴン・ティアーズ』です。登場人物の言葉に自分が知らなかった現実を思い知らされました。
    “フェアトレード”という言葉が頭の中でグルグルと回っていました。でも 同じものなら安いもの

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    2016年07月02日
  • 明日のマーチ

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    1606 青春と社会と友情をごちゃ混ぜに描かせると本当に生き生きしていて引き込まれます。涙を誘う箇所も多く、読後スッキリです!これからの季節にピッタリ!

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    2016年06月22日
  • ブルータワー

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    ネタバレ

    脳腫瘍を持ち余命数ヶ月の周司が、200年後のセノシューとして生きる。周囲の人物も現代の中に生きる周司をとりまく人物。人と人の繋がりが200年後にも生きているところが魅力。
    あり得ない200年後の世界は、もしかしたらあり得るのでは!?と思う部分も多々あります。
    石田衣良のファンタジー作品は、映画よりもはるかに壮大といえます。
    格差社会がひろがることの恐怖を覚えました。

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    2016年06月04日
  • 愛がいない部屋

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    短編集
    最初の話、切なすぎる
    男の考えていることがわからない
    男女で恋人でもない限り、同居とか絶対しないだろ普通

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    2016年05月30日
  • エンジェル

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    ネタバレ

    幽霊になった純一が過去をたどる。過去を見る。
    石田衣良作品の中で、ミステリー小説といえる作品で、犯人探しの旅に引き込まれていきました。
    本当のことろは、単純な犯人探しではなく、人は孤独ではない。愛があるのだというところだと思います。
    ジワリと伝わる思い。
    幽霊目線はリアルの世界ではないけど、どこかに現実を感ずる心情が描かれていて飽きのこないすらすらと読める作品。

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    2016年04月23日
  • 美丘

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    ハッピーエンドではないのに、よかったような。悲しいのに、涙はでてこないような。人が若くして病で最期を迎える時の悔しい気持ちが心に沁みた。

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    2022年07月16日
  • 東京DOLL

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    なんだろう、このずっと余韻が残る作品は。
    まるで都会の海で夢を見ていたかのような感覚。
    映像が静かに流れるような作風。
    ストーリーというよりも、この不思議な余韻のおかげで好きな作品。

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    2016年03月24日