石田衣良のレビュー一覧

  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    タカシがキングになるまでの物語。
    マコトは本当に優しい。美しい。中途半端な不良をタカシと一緒にやってたけど、決めなきゃならいときが来た。 タカシはマコトが大好き。マコトはタカシを死ぬまでマトモでいさせないといけない。
    マコトのおふくろが本当にいい。 タカシがシリーズで頭が上がらない理由が分かる。
    タケルが簡単に死んでしまったのはシリーズに有用だったのだろうが悲しかったな。 タカシにはマコトがいるけれど、タケルも必要だよ。
    このシリーズは一生読み続けます。

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    2024年12月21日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    やっぱり好き!話しかけるフレーズや例えが秀逸で、いつも全部一気に読んでしまうワクワク感。何年経ってもまた読みたくなる名作。

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    2024年12月16日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    本書はドラマ化された直木賞作家、石田衣良氏による大人気シリーズ、「IWGP」こと池袋ウエストゲートパークの第10巻です。マコトとタカシがホームタウンである池袋で疾走する姿は、この本でも健在であります。




    僕はこのシリーズを全巻読んでいることは読んでいるんですけれど、ほとんど紹介していません。それが心苦しくて仕方がないのですが、順を追ってここに書いていきますので、よろしければ末永くお付き合いください。

    僕は昔、池袋のほうをよく歩いてたことがあって。この一連のシリーズの舞台である界隈も目を閉じると書かれていることがありありと浮かんできて、それがとてもリアルに感じました。

    ここに収録されているのは四つの物語で、携帯電話をなくしたITのエリート社員や弟に怪我を負わせた犯人を追う姉。30歳を過ぎても売れっ子を目指す地下アイドルなど、さまざまな話が出てきて、読み手を飽きさせません。

    しかし、この本のタイトルにもなっている「PRIDE」はやっぱり出色の出来です。ヒロインの畑中鈴の持つ強さと、主人公のマコト。Gボーイズのキングであるタカシが疾走感あふれる展開を最後まで見せてくれました。

    どうしてもドラマの影響で、マコトは長瀬智也君だし、タカシは窪塚洋介です。ヒロインのリンは…。これは読む人にとってさまざまありますからここでは具体名を挙げるのは避けましょう。

    この物語の中心地であるIWGPこと、池袋西口公園はまた混沌としたところで、またあの場所に自分が立てるとしたら、いったい何を僕は思うのでしょうね。

    ※追記
    本書は2012年9月4日、文藝春秋より『PRIDE-プライド 池袋ウエストゲートパークX (文春文庫 い 47-18)』として文庫化されました。

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    2024年12月13日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    ネタバレ

    本作は思いもよらぬ角度からゼロワンの活躍や、吉岡に対する恩をマコトやタカシが返そうとするエモいお話だった。
    表題作の「ペットショップ無惨」は最悪な話だった。犬をペットショップで買って飼っている自身が汚く思えた。 少し久しぶりのタイトが立派に成長していて嬉しかったよ。

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    2024年11月16日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    「P活地獄篇」タカシ発の今回のトラブルの解決の仕方、カッコよかった。 最近のキングにはネガティブな意味ではないけれど年齢を感じるようになった。

    「グローバルリングのぶつかり男」最近、池袋へ行ったばかりなのでグローバルリングというワードだけで少しわくわくします。 タカシとGボーイズたちが何度か犯人を逃したり空振りする。いつも完璧な仕事をする彼らには珍しくて新鮮でした。マコトにGボーイズたちを動かせようとしたハゲたおっさんが悪かったのかもw

    「巣鴨トリプルワーカー」珍しくマコトだけでトラブルを解決した回。 おふくろのアイディアや吉岡に少し手伝ってもらったけど。

    「炎上フェニックス」デマ情報のせいで炎上してしまった女子アナのトラブルのお話。
    現代では情弱は罪ではないか?と思う瞬間があるけれど、自分がキャッチしているニュースのファクトチェックは難しい。 ただ、簡単にお気持ちを表明できるからといって個人を簡単にネットやSNSで責めることをやめるのは簡単だ。
    でもやめられない人はやめられないんだろうね。
    本でも読んで楽しい時間を過ごせばいいのに。

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    2024年11月13日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    ネタバレ

    「タピオカミルクティの夢」久しぶりにしっかりサルくんが出てきてくれた。ただのヤクザではなく商売をしっかりできる男だと見せてくれた。

    「北口ラブホ・バンディッツ」マコトの中学の同級生の女性が稼業として働くラブホテルにまつわるトラブルのお話。

    「バースデイコールの甘い罠」ホストが詐欺を行っているのをGボーイズたちと懲らしめるお話。相変わらずタカシの戦闘がカッコよかった。

    「獣たちのコロシアム」子どもたちを虐待するクソたちの描写が読むのがしんどくなるくらい酷かった。タカシもゼロワンもとても協力的になってくれた回。タカシは知ってたけどゼロワンも子どもに甘いんだね。
    本作も良かったです!

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    2024年11月10日
  • 絶望スクール 池袋ウエストゲートパーク15

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    ネタバレ

    本作はマコトとタカシが激甘だった。彼らが放っておけないヤツらの依頼だったからだろう。
    タイトル作の「絶望スクール」でのタカシの立ち回りには少し悲しみと後悔が感じられて、これまでにはなかった人間味を感じました。同時にいつものマコトの母親に対する気持ちも。
    「西池袋ドリンクドライバー」は救われない話だったけど、タカシがキングとしての役割を曲げないのが良かった。部下や部下の近いヤツでもGボーイズなら責任を持つキングでいてくれた。
    「絶望スクール」はサルくんの出番かな?って思ってたのにまた出てこなくて寂しかったよ!w

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    2024年11月07日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    昨日からマコトの街へ旅行しながら本作を読みました。 本作で池袋西口公園の改装について触れられていましたが、リアルでイベント舞台を見たのでマコトより先に新しいウエストゲートパークを見た気持ちになりました。 久しぶりのシュンの登場やこれまででは考えられないゼロワンの不発に楽しませてもらいました。
    解説でアニメについて触れられていました。観ていないので知りませんが、僕ならマコトやタカシ、Gボーイズは高校生までにするかな。でもそうするとサル君を出せないし難しそうですね。
    20年くらい経ってからのアニメ化、頑張ってください。

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    2024年11月05日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    手に入れる順番が前後して読むのも13と前後してしまった。なのに問題なく楽しめる池袋シリーズは素晴らしい。
    表題作の「西一番街ブラックバイト」は久しぶりにタカシが全力でカッコよかった。
    本当ずっと飽きない。 そういえばサル君出番なかったかな?

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    2024年11月03日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    久しぶりにマコトに会いたくなっちゃった。
    いつも通りお話は最高だった。子どもと女に甘いマコト。タカシだって本作は同じだったかな。

    巻末の朝井リョウさんとの対談が良かったです。
    朝井リョウさんが僕の大好きな池袋シリーズについて衣良さんとお話をしているのを読めて良かった。

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    2024年10月28日
  • コンカツ?

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    面白かった。1日で一気に読んだ。
    よくある婚活の話だったけどみんなそれぞれ恋愛観が違って共感できた。

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    2024年10月12日
  • 爽年

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    なんと切なくて人間くさくて爽やかな話だろう。
    いやらしさをそんなに感じないのがすごい。
    人間は欲望に素直であるべきだ。
    でないと原理原則から逸れてしまう。

    リョウくんが女性を大切に扱う描写がすてき。「男性はつねに女性にかける言葉には、細心の注意を払わなければならない。」

    「この国では多くの場合、恋愛に先行して性愛がある。」逆だと思ってた。逆な、今の方が歪なのかもしれない。

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    2024年10月10日
  • ペットショップ無惨 池袋ウエストゲートパーク18

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    毎年、秋の風物詩。IWGPの文庫本&新刊。
    表題のペットショップ無惨は涙無しには読めないお話。

    文庫本になって再読だけれど、最初に感想を書いた時と同じことを書いていた(笑)

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    2024年10月07日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    ネタバレ

    今年はまだあまり読めてないですが、今年1番じゃないかなと。読み始めると話に入り込み…北斗の幸せを願い、最後まで裁判を見届けました。
    以前死刑制度について書かれた本を読んだ事を思い出しました。きっと北斗は毎日被害者を思い出し、反省し、裁判長に言われた通り、日々罪を償い生きていく。きっとこれが本当の償いなのではないかなと私は思います。
    虐待、復讐、死刑制度、様々な事を考えさせられるとても重い一冊でしたが、本当に読んで良かったと思います。

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    2024年10月01日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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    20代後半になったマコトの池袋シリーズが再開。
    脱法ドラッグ、ギャンブル依存症、ツインデビルの暴走。 いつもの感じで楽しかった。
    作タイトル「憎悪のパレード」については語らない方がいいだろう。
    解説が不愉快でした。「憎悪のパレード」だけを使って彼の我が世の春を文字にされた気分。池袋シリーズを好きな人なのだろうか。

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    2024年09月30日
  • PRIDE―プライド 池袋ウエストゲートパークX

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    ネタバレ

    IWGPの一部が本作で終わると聞いていたのでここまで一気に読みました。 幸せな読書体験でした。 長い時間魅力的な姿を見せてくれたマコト。
    本作でもタカシと一緒だったり、依頼人に関わるモブが異常に活躍するので楽しい章ばかりです。
    「PRIDEープライド」、作タイトルの本章が重い。 男として生きていることについてなのか、この街で生きているということについてなのか…
    依頼人とのファーストコンタクトがマコトではなく母親だったから、1つ上手くいった事があったのかもね。 彼女は1番長くマコトを見ていて端的に彼の魅力を話せるから。

    本作から数年空くという次作だけ読んで池袋から少し離れようかと思います。

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    2024年09月29日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    ネタバレ

    「キャッチー・オン・ザ・目白通り」この章では珍しくマコトがタカシと関わる時間が長かったように感じた。それもタカシの魅力を最大限に表現していてマコトが少し可哀想だったw
    「家なき者のパレード」は敵の構造がとても複雑で興味深かった。 最下位の貧困ビジネスだろう。
    「出会い系サンタクロース」、また古い友人のサルくんが活躍するそっちの世界のお話。 さらにサルくんを出世させるようなオチに向かうが、いつも良い思いはできない。 今回は残念だったねw
    「ドラゴン・ティアーズー龍涙」、僕がこれを読んだ2024年ではもしかしたら、出版当時と感覚が少し違うだろうか。 面白い内容だったけれど、自分本位な国民性を強調しているように受け取ってしまった。 自分勝手な中国籍女性に救いのあるストーリーだっただけに、巻き込まれた人たちが可哀想とただただ思いました。 続編にも影響があるのかしら…

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    2024年09月26日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    「千川フォールアウト・マザー」
    マコトの出生直後の衝撃的な事実が明かされた。本章はマコトの母親がかなり活躍した。 久しぶりに池袋で泣いた。
    「定年ブルドッグ」は年寄りが活躍するいい話だった。事件は池袋シリーズではよくある話と思ってしまうあたり、僕も池袋に馴染んできたのかもしれないw
    タイトルの「非正規レジスタンス」は不当な扱いをされる派遣社員と派遣会社の戦いの話。 このお話ほどひどくはないかもしれないが、2024年の現代でも派遣社員の不遇な扱いは耳にする。 本章にもあったが、派遣会社の上は儲かっているんだ。 僕がリアルで会ったことのある若手の派遣会社社長もそうとうなもんだった。 老人ホームの代表もね。 搾取できるモデルに乗れる精神は悪い意味で尊敬する。 僕は悪人にはなりたくない。

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    2024年09月22日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    マコトがカッコよくなり過ぎている。
    「要町テレフォンマン」では出世しまくって存在感の強いサルくんとのやりとりが良い。
    「詐欺師のヴィーナス」はマコトが仲間に頼る必要がないと考えて動けた。
    「バーン・ダウン・ザ・ハウス」は本作で一番良かった。 連続放火の容疑を両親から疑われたキッドを彼とマコトが池袋のスジ者たちから依頼されて解決に向かう。 そしてキッドの過去を精算する。 本当にこのストーリーは救いがあって良かった。 マコトはずっとガキに弱い。 救いたいと思っちゃう。 でもずっとそばには居ない。 男を魅せる瞬間を示してあげて導いてあげるんだ。
    なんでモテないの?w

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    2024年09月20日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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     上司の勧めで読んでみた。今年に入って既に百冊近い本を読んだが、その中でも五本、否、三本の指に入る傑作中の傑作であった。

     この世全ての不幸を煮詰めて凝縮した果てで、取り返しのつかない罪を犯し無辜の人々から怨まれ死を願われる。主人公・北斗は自身生きる意味を見失い、態と己の不利になるように振る舞うが、それでも北斗を生かす為に死力を尽くす人達が居た。

     これ以上無い不幸のどん底で、それでも生を勝ち取る意味とは。生半可な覚悟では迚も読めない。本作の読者は北斗と共に主題に真剣に立ち向かう意志を要する。

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    2024年09月19日