石田衣良のレビュー一覧

  • 爽年

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    ネタバレ

    性愛をこんな風に考えたことはなかった。隠すべきもの、と思い込んでしまっているが食欲と同じでとても基本的な生き物の営みだ。
    作中の言葉(※フレーズに記載)は真実だ。
    性欲を必要以上に蔑んだ結果、いろいろなものが歪んでしまった。そこをベースにしているのでこのシリーズが全編ベッドシーンであるにも関わらずいやらしさを一切感じさせない作品になっているのだろう。とても大切なことに気付いた気がする。読んでよかった。
    残念ながら、映画版ではそこまで描き切れていないと思った。

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    2022年07月10日
  • 逝年

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    ネタバレ

    読んだのは単行本ハードカバーなので装丁が違う。何かの蛇腹…のようでよく分からないけど、ハードカバー版の方が私の好み。

    クラブの再開、アユムの登場と家族とのエピソード、御堂静香の死。
    主人公が女性の心をゆっくりほぐして開いていく様は前作よりスキルアップしている。スキルとは言っても身につける技術ではなく本人の才能の開花かもしれない。

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    2022年07月10日
  • 4TEEN

    c

    購入済み

    読みやすくて好き

    特に、最終章のダイに感動した。中学生でこんな格好良いこと言えるのか、それは度々思うことがあったが。普段本を読まないけど、短編だしすんなり読めた。

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    2022年06月11日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    辻村深月の解説にとても共感する。
    もっと若いころに出会っていたら、絶対に「これは自分のための物語!」と感じたに違いない。

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    2022年05月05日
  • うつくしい子ども

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    中学生の時に出会ってから、どんな状況においても「一般論」や「世間の声」にかき消される立場があるということを強く意識させられる契機となった本。
    自らを刺し抜いてくるような言葉が聴こえても、真実を明らかにするために事件と対峙する少年の強さは当時の私にはとても眩しく写った。

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    2022年04月07日
  • 娼年

    購入済み

    溶けて気が遠くなりそうだ

    陶酔してみたい自分がいる。
    綺麗なものも、とんでもないものも
    ありありと描かれている。
    とんでもないものも見たいが、
    やはり綺麗なものを見られるときは
    なおさら良い。
    上手く描写するものだなあと思う。
    描かれている綺麗なものと
    自分が一体になって
    溶けて気が遠くなりそうだ。

    自分とは違うとも感じる。
    そんなにこんな世界に
    居られるものじゃない。
    こういう世界があるんだなあと
    ありそうな世界として
    外には感じるが、
    心が一体化する、このひと時。

    #アツい #切ない #エモい

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    2022年03月29日
  • LAST

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    7つの短編。怖くなった。

    どの主人公も今更どうする事も出来ないでしょ。というところまで堕ちていて、死ぬか生きるかの究極の選択のみしかない状況にある。
    絶体絶命でも一縷の望みにかけるのだけど、その道は蜘蛛の糸より細く頼りない。
    こんなストーリー読んでたら明日は我が身になるんじゃないか?という変な恐怖感、焦燥感に包まれた。
    もうこの本は忘れよう。怖すぎる。

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    2022年03月25日
  • 美丘

    購入済み

    ほっておけない子

    美丘が一番ということではない。
    でも、ほっておけない。
    もっとましな子がいるのに、
    ほっておけないから
    美丘を選んでしまう気持ちもわかる。
    欠けたところがあるから惹かれるのかもしれないし。

    とんでもないことをするのはそれで魅力だ。
    極端な状況は続かないし、
    彼女も崖っぷちにいるが、
    悲愴というよりとても強い。
    強いのも魅力だ。
    バランスが崩れた状態で
    人が普通はしないことをやってしまう
    ぞくぞくする感じ。

    意外にと言っては何だが
    情があるし。
    単に性的にリミッターが
    外れているだけじゃない。
    だから、
    存在がなくなっても
    やわらかい体の感触と、

    #切ない #エモい #ドキドキハラハラ

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    2022年03月23日
  • 愛がいない部屋

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    神楽坂の高層マンションに絡む人たちのラブストーリー。十人十色の恋愛は当たり前なのだけど、それぞれのストーリーを読むと、その振り幅に改めてう〜んと考えてしまう。
    表題作「愛のいない部屋」での咲さんの言葉で、自分の幸せは自分の納得する方向に自分で切り拓いていくものなのだと…響いた。
    ウクライナの避難される方々の報道を毎日見るから余計に響いたのかもしれない。

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    2022年03月21日
  • ブルータワー

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    今現在流行してる
    コロナが「黄魔」に
    思え、思いながら
    読み終えました…

    青の塔の設定は
    中々面白かった。

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    2022年03月16日
  • 爽年

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    自分の体で感じたこと。それが人生を豊かにする。
    人の世のことわりはまだよく分からないけれど、私はこのままいけばしあわせだと思う。

    「生きているって、自分の身体をとおして誰かを感じて、なにかを分けあうってことだったんだね」これがこの本のテーマかな?

    良い悪いなんてすぐ変わる。本音で心から語り合える仲間なんてそうこの世界で見つけられるもんじゃないけど、私は上辺で語りたくないし、体を通した言葉で話したい。
    移り変わるものに重心を置くなら、私は自分に重心を置いて生活したい。責任が取れなくなって、どうにかなってしまう。
    アルバイト生活だろうがニートだろうが、私は自分の幸せを求めている。流れ着く先があ

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    2022年03月05日
  • 爽年

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    「娼年」シリーズ最終章。
    他2作とは異なり、読後全てを受け入れてもらえたような温かさに包まれているような感じがした。
    寂しく哀しい、温かな愛と性の物語。

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    2022年03月03日
  • 逝年

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    前作に比べて、衝撃的なともいえるシーンがあるように感じる。だが、決して不快ではなく「性」のかたちであり「愛」の形なんだと思った。

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    2022年03月03日
  • 5年3組リョウタ組

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    先生って、いい仕事だなと感じた作品。
    屋上での青空教室の話が印象的。とにかくしっかりと生徒に向き合うリョウタの姿に憧れる

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    2022年02月26日
  • 水を抱く

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    やっぱり石田衣良さんは綺麗。
    人間の奥底から湧く力と
    汚いエネルギーさえも綺麗に見える。

    どん底に落ちたことのある人にしか
    わからないことって絶対あるから、
    なんだか少しナギの気持ちが分かる。
    けどそんなこと言うとこの世の中では
    大批判でしょうから、言えませんけどね

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    2022年02月20日
  • オネスティ

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    正直に生きることは他者を傷つけ、自身も生きにくい。
    だけど
    二人にとって正直に生きることは、二人が付き合って添い遂げることでもあったのではないかな?根底がズレてるから、ミノリは恋愛出来ないし、カイは絵画に没頭して敢えて周りを見ないようにしてる?

    結局、二人は二人だけの世界から出てくることはなかったのだから。

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    2022年01月25日
  • 明日のマーチ

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    その国は道を見れば分かる。

    歩くことにより改めて日本の良さ、その土地の良さを感じられるのではないかと思わせてくれる本でした。

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    2022年01月23日
  • 水を抱く

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    ついさっき読み終わった。
    途中、中だるみのような部分や無駄だなぁと思われる箇所があったり結末がちょっと陳腐な印象を受けたが、俊也やナギの生きた世界に本気で入り込んだことがない人間が書くことの限界というものがそこには感じられた。
    自分には俊也の気持ちもナギの気持ちも分かる。現実にナギのような女性に出会ったら、自分も彼女を心から愛することになるだろうと思った。

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    2021年12月30日
  • 5年3組リョウタ組

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    良太先生が養護学校で、国語の時間に感情移入して悲しくなって騒いでしまった障碍児の生徒に対して、”確かにシロクマの家族はかわいそうだけど、これは物語なんだ。お話の流れをたのしんで、それから自分だったらどうするかを考える。お話っていろんな人の気持ちになって考えるための練習なんだよ。”て言葉。

    恐怖や痛みを超えるには、そんなものを忘れるほどたくさん心を動かせばいいのかもしれない。
    って言葉。

    5年3組の生徒の兄弟が家に放火してしまった事件についての会見のときの良太先生の言葉。
    ”一生懸命に話をきき、いっしょに考えて、いっしょに感じる。その過程ですこしずつ、子どもの心をほどいていく。それくらいのこ

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    2021年12月28日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    面白い。本当に面白い。マコトの恋の行方大好き。

    骨音→ホームレス襲撃してその時の音でバンドの音楽作る話
    西一番街テイクアウト→お母さんが水商売してるかおちゃんの話
    キミドリの神様→偽札の話
    西口ミッドサマー狂乱→ヘブンのレイヴとトワコの話

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    2021年12月14日