石田衣良のレビュー一覧

  • コンカツ?

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    以前読んで好きになった本。ふと読みたくなり、再読。大人の恋愛は難しいなと思った。初めと終わりでは主人公の心境の変化も見られ、後味すっきりだった。

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    2021年07月04日
  • 1ポンドの悲しみ

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    衣良さんは、細かな目を沢山持っている人なんだろう。まるでドラマを見ているように細部までカラーで情景が思い浮かぶのは私の目のせいではなく、衣良さんの目を通して見てるから。難しい言葉や表現じゃないのに、伝わる言葉を持っている。

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    2021年06月20日
  • 池袋ウエストゲートパーク

    購入済み

    初めて読んだギャングもの!

    ヤクザ、刑事、殺し屋とかの話は結構読んでいたのですが、
    若いギャング達がメインの話は初めて読んだ気がします。
    西口公園をあえてウエストゲートパーク、少年少女を
    あえてボーイズ&ガールズと呼ぶ語り口に戸惑い、
    大人を馬鹿にしている風な若者達にも戸惑い、でしたが!
    途中慣れてからは夢中になって読みました。マコトを最初
    とっつきにくいカッコつけキャラと思ってしまいましたが、
    読めば読む程親しみを感じ好きになりました。皆がどうして
    彼を頼るのか、分かります。マコト、もの凄く良い奴です。
    2巻以降も読んでいきたいと思います。とても楽しめました。

    #アツい

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    2022年09月29日
  • sex

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    セックスに至るまで、
    セックスするカップル、
    セックスする状況、
    セックスに対する心境、
    セックス中の感情、
    いろいろな組み合わせがあって、
    それを汲み取る、成りきる、
    自分なりにだけど"溺れる"ことで
    一つ、一つ何か学べる気がします。
    読むときに毎回受け取りかたも変わるし、描写が深いので、毎度嬉しい一冊です。

    深い!すごく好きです!!

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    2021年06月11日
  • シューカツ!

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    改めて日本の就活は現在まであまり変化がないんだと感じた。今年就活を終えた私からすると、登場人物の心情や行動に深く共感を覚えた。ただひとつ言えるとするとこのシューカツチームがとても羨ましいと思いながら読み進めた。今年の就活生は学校もほとんど行けておらず、キャリアセンターも利用できない。
    この物語のように就活の情報共有をしたり、不安や喜びを分かち合える仲間が近くにいない中、みんな個々で就活を進めてきた。周りがどのような状況なのか分からず進める就活はなかなか辛かった…。
    しかし内定を貰えた時の喜びは千晴たちと同じだと思えた。今後、日本の就活もコロナによって少しずつ変化していくと思われる。やはりその中

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    2021年06月10日
  • うつくしい子ども

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    新装版になって久々に読み返した。
    僕の記憶が確かならば、石田さん作品で一番最初に読んだのが、うつくしい子どもだったと思う。
    その衝撃と感動は今でも鮮明に覚えていて、あっという間に他の作品も買い漁った。
    改めて読み直してみると、本当に素晴らしい作品だなということを再認識させられる。
    今の季節(5~6月)と新装版が刊行された季節が見事にリンクしていて、「やられた!」と思った。
    僕の石田さん作品の原点。これからも愛読していきたい。

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    2021年06月06日
  • 約束

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    ヨウジとカンタ
    正反対なタイプの二人が根底では似た者同士。
    お互いがお互いを支えあい求めあい大切に思い、
    唯一無二の親友。
    突然の暴力によって引き裂かれ心を壊してしまうけど、やっぱり、最終的に救いあえる親友。
    涙腺崩壊のまま読み進めて下さい。

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    2021年06月05日
  • sex

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    タイトルに圧倒感があり、なかなか読めませんでした。
    でも石田衣良さんの小説ということもあり読み進めました。
    私の周りでも『行為』事態が忌み嫌われている昨今。そのことが、まるで当たり前のように笑い飛ばされています。
    なら、何故、生きて楽しい経験が出来たり、子供が可愛く思えたり出来るのか?違和感を感じていました。
    涙が流れる物語もありました。
    人と人の繋がりの確認の一つだと思えました。
    ただ、それだけでも、貴重なことを教えてもらえました。

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    2021年05月29日
  • 再生

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    様々な苦境から立ち直ろうとする話が、300ページ足らずの中に12編描かれています。短編は感動が浅くなりがちですが、しっかり感動させてくれました。再生はちょっとオカルト的ですが、ハッピーエンドでした。読後感良好、前向きになれる本です。

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    2021年05月19日
  • 夜を守る

    購入済み

    アメ横に行ってみたい

    IWGPほどギラギラしたお話しではなく、アメ横という小さな世界を探検する大人版スタンド・バイ・ミー的な感じがする。今度アメ横に行く事があれば作中のキャラクター達をさがしそうだ。

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    2021年05月05日
  • 再生

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    12編の短編集。
    社会的弱者が、そこから抜け出す成功物語でも、強者たる悪い奴をやっつけるのでも無く、再生を期する話。英雄による勧善懲悪ではなく。ほとんどが考え方を変える事による再出発で、現実的でよい。

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    2021年04月27日
  • MILK

    購入済み

    夫婦共々50代となり、今まで避けていた事実。もう一度真剣に配偶者と向き合ってみようと思わせてくれた。これまでの作者の作品の中でも、一番身近に感じる事が出来た内容でした。

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    2021年04月13日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    池袋シリーズでもこの巻はかなり好き。
    すべての話が良いのだが、特にバーンダウンザハウス、Gボーイズ冬戦争は名作。

    今読み返してみると、「ザファブル」は「影」からもかなり着想を得たんじゃないかなと感じる。

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    2021年03月18日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    10代で熱狂して、20代半ばでこんなものは子供騙しだったと悟った気になる。

    池袋シリーズは子供騙しの3コードパンクみたいなものだ。

    そして30代になり、それを作り続ける大人がどれほど素晴らしく、また、羨ましい事だということに気付かされる。

    シンプルで、誰もの胸を打つ作品というのは、受け手に「これなら自分にも作れる」という気にさせる力がある。当然、勘違いなんだけど。

    この小説の魅力は登場人物と時代の描かれ方。

    シリーズを通して、改めて読み返していると失いかけていた10代から20代の記憶が鮮明に蘇ってきて、不思議となんだか活力も漲ってきた。

    ここ数年、同じ様なことばかり書いてある、ビジ

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    2021年03月16日
  • 初めて彼を買った日

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    sexやMILKに続く、これぞ石田衣良という感じの短編集。
    性について、ここまで鮮やかにスタイリッシュに切り取る石田さんは本当に凄いな~と尊敬。
    オトラジの特別付録も普段のお三方の空気感が出ていて楽しかった。

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    2021年02月07日
  • 世界一ポップな国際ニュースの授業

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    東大の藤原教授と石田さんが対談形式で「世界のニュースを『アベンジャーズ』を一本見るくらいの気持ち」でまとめられた一冊。
    帯に書いてある「2時間でゼロからわかる世界情勢」のキャッチコピーに違わぬ素敵な内容だった。
    何より驚いたのはお二人の博識っぷり。学力と違ったインテリジェンスを感じた。
    誤解を恐れずに言えば本当に頭の良い人達ってこういう方達なんだろうな~という感想。
    とても憧れます。

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    2021年02月06日
  • 爽年

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    石田衣良の「娼年」シリーズは、とにかく買いづらい本。
    だが、素晴らしい比喩表現とリアルな感情が渦巻く本である。
    それは、1作目でも2作目でも言った。

    何を隠そう、一番印象に残った単語は「ハウスマヌカン」である。
    昔はデパートの店員のことをそう読んだらしい。少々 時代を感じる。

    性の形は、人それぞれ。その事を改めて知るきっかけになった。石田衣良は、女性の心が分かっている…。それも、物凄く深いところまで。リョウと咲良のエピソードは、この3作目で大きな意味を持つ。「感覚」を大切にすることを学んだ。

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    2021年02月02日
  • 逝年

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    ネタバレ

    石田衣良の「娼年」シリーズは、とにかく買いづらい本。
    だが、素晴らしい比喩表現とリアルな感情が渦巻く本である。
    それは、1作目でも言った。

    2作目でも、普通とは何かを考えさせられた。
    今作では、GIDでFTMのアユムが登場する。まさに、今 社会の課題として取り上げられていることだ。性には様々な種類があることは理解していても、ここで更に多くのことを知ることができた。

    そして、永遠の別れについても考えさせられた。
    「人は死なない。ただ消え去るだけだ。」
    この言葉に、多くの感情が込められているように感じた。死を乗り越えて、それでも人は生き続ける。肉体がなくなっても魂はここにあるんだと、リョウに言

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    2021年02月01日
  • 初めて彼を買った日

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    大好きな石田衣良

    大人のお話だと思ってたけど、いつの間にかほとんどが年下に。

    性のお話は人となりを表すもの、自分をさらけ出せるもの。

    私もいつか性を楽しめるのだろうか。

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    2021年01月26日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    この世界もひとつのバカでかいクラスルームみたいなものじゃないだろうか。ひどく生真面目なやつ、いつもふざけてるやつ、こずるいことをするやつ、要領のよくないやつ。美人もそうでないのも、賢いのもそうでないのも、どんなやつだってクラスにはいたはずだ。ただそれが拡大されて、こんなばかばかしく愛すべき世界が出来上がる。

    あんたが今いるクラスの最低のやつだって、この世界には生きる場所がきちんとある。そいつはあんただって変わらない。
    なにせ世界は大きなひとつのクラスルームにすぎないんだからね。

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    2021年01月24日