石田衣良のレビュー一覧

  • 初めて彼を買った日

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    sexやMILKに続く、これぞ石田衣良という感じの短編集。
    性について、ここまで鮮やかにスタイリッシュに切り取る石田さんは本当に凄いな~と尊敬。
    オトラジの特別付録も普段のお三方の空気感が出ていて楽しかった。

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    2021年02月07日
  • 世界一ポップな国際ニュースの授業

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    東大の藤原教授と石田さんが対談形式で「世界のニュースを『アベンジャーズ』を一本見るくらいの気持ち」でまとめられた一冊。
    帯に書いてある「2時間でゼロからわかる世界情勢」のキャッチコピーに違わぬ素敵な内容だった。
    何より驚いたのはお二人の博識っぷり。学力と違ったインテリジェンスを感じた。
    誤解を恐れずに言えば本当に頭の良い人達ってこういう方達なんだろうな~という感想。
    とても憧れます。

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    2021年02月06日
  • 爽年

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    石田衣良の「娼年」シリーズは、とにかく買いづらい本。
    だが、素晴らしい比喩表現とリアルな感情が渦巻く本である。
    それは、1作目でも2作目でも言った。

    何を隠そう、一番印象に残った単語は「ハウスマヌカン」である。
    昔はデパートの店員のことをそう読んだらしい。少々 時代を感じる。

    性の形は、人それぞれ。その事を改めて知るきっかけになった。石田衣良は、女性の心が分かっている…。それも、物凄く深いところまで。リョウと咲良のエピソードは、この3作目で大きな意味を持つ。「感覚」を大切にすることを学んだ。

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    2021年02月02日
  • 逝年

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    ネタバレ

    石田衣良の「娼年」シリーズは、とにかく買いづらい本。
    だが、素晴らしい比喩表現とリアルな感情が渦巻く本である。
    それは、1作目でも言った。

    2作目でも、普通とは何かを考えさせられた。
    今作では、GIDでFTMのアユムが登場する。まさに、今 社会の課題として取り上げられていることだ。性には様々な種類があることは理解していても、ここで更に多くのことを知ることができた。

    そして、永遠の別れについても考えさせられた。
    「人は死なない。ただ消え去るだけだ。」
    この言葉に、多くの感情が込められているように感じた。死を乗り越えて、それでも人は生き続ける。肉体がなくなっても魂はここにあるんだと、リョウに言

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    2021年02月01日
  • 初めて彼を買った日

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    大好きな石田衣良

    大人のお話だと思ってたけど、いつの間にかほとんどが年下に。

    性のお話は人となりを表すもの、自分をさらけ出せるもの。

    私もいつか性を楽しめるのだろうか。

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    2021年01月26日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    この世界もひとつのバカでかいクラスルームみたいなものじゃないだろうか。ひどく生真面目なやつ、いつもふざけてるやつ、こずるいことをするやつ、要領のよくないやつ。美人もそうでないのも、賢いのもそうでないのも、どんなやつだってクラスにはいたはずだ。ただそれが拡大されて、こんなばかばかしく愛すべき世界が出来上がる。

    あんたが今いるクラスの最低のやつだって、この世界には生きる場所がきちんとある。そいつはあんただって変わらない。
    なにせ世界は大きなひとつのクラスルームにすぎないんだからね。

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    2021年01月24日
  • 娼年 1

    無料版購入済み

    この作品は…

    この作品は、かつて映画化もされましたが…
    個人的には、映画版よりも好きです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
    先ず、主人公がセクシーだし、娼夫に対する考え方が斬新だった…
    この作品によって、行っている事の結果は同じでも、考え方ひとつによって全く印象が変わってくることを教えてもらいました。
    色々と考えさせられる作品ですね…

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    2022年09月28日
  • 北斗 ある殺人者の回心

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    本の厚さが嘘のようにすらすらと2回読みました。
    感情移入が激しく、泣きじゃくりながら読みました。
    読んでいるときは本当に辛いですが、なぜかもう一度読み、北斗くんに寄り添いたくなります。

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    2021年01月14日
  • 爽年

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    やっと手に入れた三部作の最終章、、

    最初ほど面白くはなかったけど、
    みんな行き着くところに行き着いた
    ような物語の終わり方だった。

    石田衣良さんは人間の綺麗さを
    教えてくれるからとても大好きだと改めて。

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    2021年01月08日
  • 逝年

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    娼年を読んだ時、とにかく衝撃を受けて、自分自身の考え方、価値観がとても変わったのを今でも覚えています。1作目ほどの驚きはないけど、やっぱり石田衣良さんの書く文章がとても好き。
    どんな年齢の女性も美しいと思わせてくれる。歳を重ねた女性の表現がいい。1作目よりもよりクラブのメンバーにフォーカスされていてそこもまた良かった。

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    2020年12月31日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

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    話のこじれ方がとても面白い。最後の話が特に面白かった。結論が分からなくてすごくドキドキする作品。

    3作目ももちろん買ったので楽しみです。

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    2020年12月29日
  • 再生

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    ヒーロー、ヒロインは出ず、日々を懸命に生きる人物達をある意味ドラマチックに表現する。
    初めて読んだ作家だったけど、ハマった。日経新聞土曜版で書いている人生相談コラムは読んでて、非常に真っ当な考えをする方だとは感じていたけど、ここまで視点が優しい人だとは。別な作品も読みたくなった。

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    2020年12月14日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    タカシが何故絶対王者になったのか、マコトが何故友達なのか、すごく良い作品。
    個人的には巻末の辻村深月さんの解説も良かった。確かにこのシリーズはマコト目線で、軽やかで、痛快に描かれることが多い。シリアスで、怖くて、重い表現は極力減らされて(今回で言うと「おれは震えながら言った」とか。状況的に思うこと多そうだけど、それを1行で済ませてる。こういうの本当多い)、明るくて、くだらなくて、フワフワしてる部分に焦点を多く当ててる。マコトのキャラ設定のせいだと思ってたけど、やっぱり作者さんが描きたいことがあって、このキャラ設定にしたんだなぁと改めて納得しました。
    物語+解説含めて満点です。

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    2020年11月26日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

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    「一冊に4篇」というのは、シリーズの最初から確立されていて、最近の作品にも受継がれている。
    この一冊には…ネットで女性の居る部屋の様子の画を配信する商売を巡るトラブルを何とかしようとする一件…計数機を手に何でも数えているという不思議な少年と出くわして、その少年が巻き込まれた事件を何とかしようとする一件…続発していたオートバイを使うひったくりの被害に遭った老女が思わぬ大怪我を負ったことに憤慨している、同じ老人ホームに居る男性に協力する一件…、「女子高生監禁暴行」という凶悪な事件を起こした経過の在るグループが、ストリートギャングを襲撃、更に方々で強盗ということを仕出かしていて、その正体を探るという

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    2020年11月17日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    第3作でも、最近作まで受け継がれている一冊に4篇を収める体裁は変わっていない。
    ホームレスを襲うという事件が続発する中、明らかになって行く意外な真相という一件…マコトが知り合った小学生の少女の水商売に携わる母親がトラブルに巻き込まれ、小学生の少女に危害を加えようとする者が現れて激怒し、対決するという一件…“地域通貨”というモノを創る地域運動のNPOが注目されるのだが、その背後で不穏なモノが蠢いている状況を何とかしようとする一件…“レイヴ”(狂乱)というムーブメントの他方で蠢く新種のドラッグを巡る一件…という4篇だ。
    この第3作の中では、2篇目の『西一番街テイクアウト』と4篇目の『西口ミッドサマ

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    2020年11月16日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    例によって一冊に4篇が収まっているが、各篇各々に面白い。
    ラーメン店の一件の物語は、シリーズを原案に制作されたテレビドラマが好評であったことから、少し経って続篇特番的なモノが登場した時に原案にされたということが在ったらしい。
    そして「傑作選」で読んだ時に「味わい深い…」というように思ったが、他界した男を巡り、その死に纏わることを調べるという物語の『ワルツ・フォー・ベビー』は、好い意味での「古典的ハードボイルド」という味わいが好かった。これは最近制作されているアニメ版で原案になったらしい…
    残る2篇…弱い立場の者を脅かしているような卑劣な振る舞いを許す訳にも行かないと、身体を張ってでも何とかしよ

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    2020年11月16日
  • 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV

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    本作も例によって一冊に4篇を収めた体裁である。
    “スカウト”という仕事に携わる若者が巻き込まれたトラブルをどうにかしようとする物語…往年の大人気シンガーが関わってしまった一件を巡る物語…大人気の玩具の製造工程の裏に在る問題を告発しようとする物語…ネットの掲示板で人を募って集団自殺をすることを仕掛けている謎の人物の正体を暴いて阻止しようとする若者達の物語…そういう4篇である。
    本作は、発表された時代の新しい風俗、新奇に見える事象を採り入れるようにしている。そういう意味で、年月を経てから作品に触れると、発表当時に新奇であったモノが古い感じに視える場合がないでもない。が、発表年次と無関係に、このシリ

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    2020年11月13日
  • 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

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    これも4篇が一冊に収まるという体裁で纏まっている…
    “訳アリ”な小学5年生が、一部に悪名高い凶悪な男に強請られている一件の解決を目指す物語…通り魔的に強盗傷害の罪を犯してしまった若者と、被害者の青年、その妹を巡る物語…夜の街で働く女性に向けた無認可の保育所でアルバイトをする若者に向けられた、幼児性愛者による事件に関する疑いを晴らそうとする一件の物語…ホストクラブにハマって借金をしたことから、半ば監禁で風俗の仕事をする羽目になっている姉を助けてという依頼から拡がる、街で進んでいた動きを巡る一件の物語…というような4篇だ。
    今般は各篇、何れも「このシリーズらしい!」という感で、なかなかに面白い。殊

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    2020年11月10日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    例によって4篇が収まった一冊となっている。
    電話による特殊詐欺に関わった若者の物語…絵画販売の詐欺に関する物語…自宅の放火という事件に関わってしまった少年を巡る物語…池袋のストリートギャングの世界に巻き起こった騒動に関する物語…という4篇である。
    今般は「事件の“加害者”の立場に在った人物」が、犯してしまった罪を罪として受け止め、それを乗り越えた先へ進むという様子に、主人公のマコトが寄り添うような、そういう感じの物語が2篇在った。過去は、何をどうやっても変わらないが、未来は自身の考えと行動次第で如何様にもなるという訳だ…
    という感じなのだが、最初に収められた篇、『要町テレフォンマン』に登場する

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    2020年11月10日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    実を言えば、本書には「傑作選」で読んだ篇が2つ在り、それは再読になったが、それぞれに愉しんだ。
    シングルマザーの物語…街のゴミ拾いをしようという運動を起こした青年を巡る物語…交際相手の男が撮った性行為の写真で強請られている女性を巡る物語…非正規雇用、「派遣」の若者達を巡る物語…こういう4篇だ。
    4篇の何れも「最近、問題ではないのか?」という小説が発表された時期の事象を取り込んだ物語で、その顛末を介して「どうしてこういう時代になった?」、「本当にこういう感じで人々は幸せか?」と問うような感で、更に人生の価値」のようなモノを問う内容でもあると思う。
    主人公のマコトは、母親と2人という家庭で育ち、一

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    2020年11月08日