石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
免許も持てない中学生時代、時間を持て余したり、思い悩んだりした時は自転車に乗って風に吹かれる心地よさを感じに行ったものです。本作は東京•月島を舞台に14歳の少年4人組が、それぞれの社会的立場や周囲との関係性に少しづつ気付き始め、様々な壁にぶつかりながらも前に向かって成長を遂げる青春ストーリー。
東京出身ではないながらも、似たような集まりを行っていた自分にとっては、懐しさを感じる一冊でした。テツローの「怖いのは、変わることだ。みんなが変わってしまって、今日ここにこうして四人でいるときの気持ちを、いつか忘れてしまうことなんだ」という感情も良く分かる。
進学、就職、結婚と人生のステップが進むごと -
Posted by ブクログ
これ、発売と同時に読んでる。
なので多分20年ぶりくらいの2度目!
まっっっっっったく覚えてなくてゼロスタート。
自分の記憶力に感謝。
石田衣良さんといえばIWGPの他はちょっとエロ描写多めな近頃、みたいな社会問題とか訳あり恋愛みたいなイメージが印象強めだったんだけど
こんなSF書いてたんだ!
そして買って読んでたんだ!と笑
あとがきまでしっかり読んだら、石田衣良の学生時代のほとんどはSFでした、みたいな感じだったので意外すぎてびっくり。
そして当時NYテロ後に読んだ、でも今コロナ後で読んだ。
え、、もしや、、予言者だったの?
これはもうコロナと黄魔は切り離せないだろ…
ゾワっとしました。久し -
Posted by ブクログ
とうに二十歳を過ぎた人こそ読んでほしい一冊。主人公の若さゆえの思考がこそばゆくてたまらない。世界は思ってるより広いと気付くが、少し知らない世界を見ただけで感じてしまう万能感や人生の選択肢の狭いこと。きっと誰しもが通ってきた道なのではないだろうか。
若さは搾取される。世間の汚さや己へ対する客観性の乏しさのせいだろうか。
数十年後、初めて搾取されていたのだと気付くそのときは自分が搾取する側になっている証。搾取されていたことを自覚しても、悔しいとも、悲しいとも思えないほど過去のことで、搾取されていたという事実だけがあり、それもまた自分の人生のいちぶなんだなと思うだけ。
続きも読みたい。