石田衣良のレビュー一覧

  • 本からはじまる物語

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    まだ本を本格的に読み始めたばかりなので、各作家さんの特徴など、自分にとって読みやすかったなどが分かり、これから本を…という人におすすめ!
    本屋を巡る話しはどれも面白かった!

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    2024年06月27日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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     学生の頃だろうか、大昔に読んでまったく面白さがわからなかった本書。こんなにシリーズ続くほどなぜ人気?と不思議だったが、再読すると納得の面白さだった。年齢としてはマコトらに近かったが、所謂ヤンキー系を疎んでいたことが原因か。池袋の土地勘がないことが残念だが、平成の空気感にノスタルジーを感じる。マコトはもちろん、タカシや京一、サル、和範など登場人物たちも魅力溢れる。売る予定だったがシリーズ追いかけよう。
     池袋西口公園をGoogleマップで検索してみると、公園というより広場で緑がほとんどないことにびっくり。公園に集まるGボーイズのイメージが妙に牧歌的でチグハグと思っていたら、そういうことだったの

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    2024年06月27日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    お互いがお互いの思いを解らなければ繋いでいた手を離してしまうだろう。
    優しい物語。
    いま、過去のいろんなことに囚われず、今どうして生きて生きたいかを考えたお話。
    うらやましいしいのは解りあえる相手と清く貧しくも美しい生活がそこにあること。。

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    2024年06月23日
  • 美丘

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    映像化されそうな話だなと思っていたら既にドラマ化されていたんですね。自由奔放に見えていた女の子が実は不治の病を抱えていたなんて悲しい恋愛小説でした。

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    2024年06月20日
  • 4TEEN

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    テツロー、ジュン、ダイ、ナオトの4人の青春を描いた作品。

    1人1人に特徴があって、どの人も印象的。

    中学生らしい悩みや、葛藤なども良い。

    1つ1つの比喩表現がどれも個性的。それなのに想像しやすく、不思議な感覚に陥りました。

    「だって、〇〇だもんね」という文章が各回1つくらいあったのも、そこにある作者の意図を考えさせられました。

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    2024年06月19日
  • 美丘

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    泣かない、泣けない、涙が出てくるほどに 共感が持てない。
    そんな、現実離れした物語
    せつない、やりきれないというのが正直な感想。
    こんなことが起きて良いのか?と思うのだが、 実際にはあってもおかしくないし、あったのだろう。
    ただ、生きたことへの感謝、命あることへの感謝がない。
    自由に躍動するだけでは、生きて行けない
    若者たちの、こわいもの知らずの面を出したかったのかも知れない、と思い至った。 美しさはメインではなく、商場、怖いもの知らずな 直進が記憶に残る。
    約束を守ることが、命とひきかえだ。
    これを背負って生きて行くことは、自分にはできない。
    うばってしまうことが愛なのか? 肉親で

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    2024年07月01日
  • 4TEEN

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    中学生の少年の青春を垣間見たような小説。
    少しヤンチャで、心が綺麗で青春。
    こんな青春も楽しかったかなと羨ましくなった。

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    2024年06月12日
  • 眠れぬ真珠

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    更年期の女性が主人公ということで読んでみたが、どんな結末になるのか気になって1日で読んでしまった。

    途中官能的な表現もあるので電車で読む際はご注意をを。

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    2024年06月11日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    日米ハーフの少年が、戦時中に肩身の狭い思いをしながらも、懸命に日本男児として、友達や家族と日々を送る。貧しい食糧事情や勤労動員などに戦争を感じるが、そんなものはまだ幸せな方だと、東京大空襲の夜に気づく。激しい炎や焼夷弾の中を逃げ惑い、たくさんの死体や友の死を乗り越えて、家族を生き延びさせるために頑張る。
    SF要素が残念に感じたが、逆に言うと、SF要素でもいれないと、生き延びるのが難しいほどの空襲だったということか…

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    2024年05月24日
  • シューカツ!

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    就活に真摯に取り組む姿になぜか感動を覚えました。自分自身適当に就活をし就職したことが恥ずかしくなりました。ただその会社で定年を過ぎた今でも働いているからよかったのかな。

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    2024年05月24日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    本を閉じ、ふーっと息をはく。

    普段読まないフランクな文体は最後まで慣れなかったけれど、なるほど、最後まで読んでよかったです。

    池袋を少し知ってるといろいろ鮮明に(事実とは異なるかもしれにい?)イメージをわかせながら楽しめそう。

    慣れない文体に自分との相性という意味で★をひとつ下げました。

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    2024年05月23日
  • うつくしい子ども

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    少年犯罪者の兄の真相を求めての言動、行動。加害者家族への陰湿な対応にも負けない兄の強さを感じました。最後署長の意見を受け入れてしまったことに対して納得できなかった。

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    2024年05月21日
  • シューカツ!

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    ネタバレ

    仕事や自分の人生に対して少しだけ希望を感じさせられる作品でした。
    自分の将来を考えた時お金や社会的な名誉という見えやすい何かを求めて就活を行なっていましたが全敗した記憶が蘇りました。
    今は少しずつ見えやすい何かではなく見えない物を大切にしていきたいと考えていますがこの小説ではその事を改めて認識させてくれました。

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    2024年05月16日
  • 波のうえの魔術師

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    他の本で紹介されていた。

    大学を卒業したばかりの無職の男性が、なぜか謎の投資家にスカウトされて、株投資を教わって始めるが、目的は素人を苦しめた銀行に復讐することだった、という内容。

    2001年の出版だったので、株価や取引の仕方とか今とは全然違う。20代の早いうちに株取引の面白さを知り、知識経験を身に付けておけば、人生全然違っていただろうな。サイドストーリーの恋愛ネタも興味深かった。

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    2024年05月13日
  • 娼年

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    映画では表現を面白く持って行ってしまっている印象を受けたけれど、
    小説では文章だけでどきどきするような美しさを感じてよかった

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    2024年05月06日
  • 炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17

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    【2024年97冊目】
    純愛とP活、ぶつかり男と老王女、デリバリーと強盗犯、ストーカーとネット炎上。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十七弾。

    ついに文庫本の最新刊まで来てしまいました。寂しい、読み終わってしまった。読み始めた時にはまさか作中にコロナ、呪術廻戦、鬼滅の刃が出てくるとは思ってなかったので、共に時代を歩んでいる気がしてなりません。誠たちは歳を取らないですが。サザエさん方式?

    今回も世相をうまく反映した話が詰まっていて、どれもこれも唸りながら読みました。表題作は特に、実際に芸能人の自殺者も出てますからね…笑えない話。ホノカさんの強さが素晴らしかったですが、怪物は人の皮を被って社会

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    2024年04月22日
  • 獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパーク16

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    【2024年96冊目】
    追い出し部屋とタピオカミルクティ、ラブホ強盗と誇りある仕事、バースデーコール詐欺と武将集団、児童虐待と闇のコロシアム。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十六弾。

    思えばシリーズの最初の頃から比べると、社会問題を映すような内容ではあれど、ちょっと緩やかになってきた気もしていました。そんな中での表題作、「獣たちのコロシアム」。自殺幇助の話の時と同じ三人組が出てくることといい、胸を抉るような話といい、涙なしには読めませんでした。

    本当にそんなサイトが実在しませんようにと祈りつつ、人はいろいろな意味でこの地球上に存在するどの種よりも残酷な存在なのだろうなという気もしています

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    2024年04月21日
  • 娼年

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    ネタバレ

    「どこまでも正しいメグミは強制をやめないのに、法や常識の外にいる咲良は最後の瞬間まで僕の自由を大切にしてくれる。僕は咲良の心づかいがうれしかった。」
    いい悪いの判断でなはく受容するしない、そういうお話なのかなと思う。

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    2024年04月21日
  • 娼年

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    主人公が語りかけているようだった。
    ひとつひとつの言葉や描写が刺さる。
    世の中は「こんな人もいるんだ」で溢れてるんだなと思った。
    娼夫の話なのだけれど、凄く癒された。

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    2024年04月19日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    【2024年84冊目】
    アーティストと芸術破壊、ユーチューバー戦争、美醜の判断と整形話、低賃金長時間労働のブラックバイト。池袋ウエストゲートパークシリーズ第十二弾。

    一作目から変わらず4つの短編集で構成されてますが、今回は表題作が一番刺さりました。低賃金で働かされる若者。そこに添えられるのはやりがいという名の搾取。心に残った一文は記録するようにしているのですが、今作の「おれ、誰でもいい人間はもう嫌なんです」という発言が、今の日本を表しているというかなんというか…!

    どんどんと社会課題を取り入れる小説になっていってる気もしますが、それが読み手にとっては重要なのかもしれない。目を背けず、向き合

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    2024年04月14日