石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2005年(発出2003年) 329ページ
第129回直木賞受賞作です。
石田衣良さん初読みです。
東京、月島を舞台に、14歳の中学2年生4人組の青春を描いた連作集です。以下の8編が収められています。
・びっくりプレゼント
・月の草
・飛ぶ少年
・十四歳の情事
・大華火の夜に
・ぼくたちがセックスについて話すこと
・空色の自転車
・十五歳への旅
感想は「おもしろかった!」です。
中学生男子の性的なものに対する目線には苦笑いしてしまいますが、それはそれ、若いっていいなあ、とうらやましくなるような等身大の14歳が描かれています。
かと言って、この4人、中にはかなり重い境遇の持ち主もいます。そ -
Posted by ブクログ
「IWGP」で有名な石田衣良氏の恋愛短編小説集。わたしはこれが初めて手に取った作品だったが、どうやら三作目らしいということを著者のあとがきで知る。率直に感想を言えば、とても好みの一冊だった。ぜひ次の機会に他の二作も読んでみたいと思う。
神楽坂に建つ三十三階建ての高層マンション「メゾン・リベルテ」を舞台に展開される十篇の物語。日本語で「自由の家」と名付けられたマンションで暮らす人々の実情は、鬱屈とした不自由さに満ちている。経済的に豊かで、誰よりも空に近い場所で開放的な生活を送っているように見えるのに、そうではない。なんとも皮肉である。ごく一般的な庶民のわたしは、時折都心に聳え立つタワーマンショ