石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"金の世界ではよりおおきな利潤を生むことが最高で、精神的な満足や社会貢献は二のつぎだ。"
言葉選び、漢字とかなの使い方
拙いようで洗練された文体
"なぜか音楽をきいていて、1番の山場になると誰かの邪魔がはいる。ビデオの映画なんかでも同じ。現代って、芸術をゆっくりと鑑賞するゆとりを人に許さないところがあるよな。"
敢えて、遠回りで野暮で平たい表現
10代で石田衣良に出会えたから、30代になった今でも読めるのか、そうでないのかは分からない
小説だから勿論誇張はされているし、現実離れはしている
だけど、確かにこういう時代はあった
断片的に触れたこと -
Posted by ブクログ
1/22~1/26 19冊目
前作「4teen」の続編ということで購入。
前作から2つ歳をとった仲良し4人組の物語。
特有の爽やかな文体は建材で、読んでて気分が良くりました。
2歳分大人になってるだけあって、前作より内容も大人っぽくなっており、環境も変わり、高校生特有の恋愛観になっているのが変化があって面白かったです。
しかし、4人の友情は相変わらず。4人で青春の真っ只中を駆けています。
いつもの4人以外にも個性的な人物が登場し、前作のキャラの意外な姿も見れます。
いろいろな経験を通じて更に大人になる4人にとても楽しませてもらいました。
この先の物語も見てみたいです。 -
Posted by ブクログ
バブル期の融資つき変額保険をテーマに巨大銀行に立ち向かう。個人投資家のお爺ちゃんとその弟子のお話。
正義を胸に悪どい金融機関と闘う構図は痛快で、『半沢直樹』みたい。20年ほど前にこの本は出版されているので、人の興味関心や世の中の流れは大きなうねりとなって繰り返されるんだなーと感じる。
羨ましいような師弟関係も読み応えあるし、世の中の裏側も垣間見えた気がして、読んでみてよかった石田衣良作品。
【メモ】
・献血をして闇金にお金を返すため、骨が血を作るのに間に合わず死んでゆくなど
・ドヤ
・保険を売りつけた行員は異動でもういない。後始末をする銀行員のやるせなさ。→今も銀行はこうなのか?