石田衣良のレビュー一覧

  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    "金の世界ではよりおおきな利潤を生むことが最高で、精神的な満足や社会貢献は二のつぎだ。"

    言葉選び、漢字とかなの使い方
    拙いようで洗練された文体

    "なぜか音楽をきいていて、1番の山場になると誰かの邪魔がはいる。ビデオの映画なんかでも同じ。現代って、芸術をゆっくりと鑑賞するゆとりを人に許さないところがあるよな。"

    敢えて、遠回りで野暮で平たい表現

    10代で石田衣良に出会えたから、30代になった今でも読めるのか、そうでないのかは分からない

    小説だから勿論誇張はされているし、現実離れはしている
    だけど、確かにこういう時代はあった

    断片的に触れたこと

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    2021年03月09日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

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    マコトが最終章でラインを越える。

    コンクリ事件がモデルなのだろうか。
    暴力の描写に胸が締め付けられる。

    同時に、事件に対する作者の怒りも込められているのだとすれば、こういう表現の使い方もあるのかという気づき。

    文体はライトだが、読み終わった時には心が疲弊していた。
    しかし、夜中だというのに3巻に手が伸びていた。

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    2021年03月07日
  • 逝年

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    「娼年」の続編である。
    前回から1年経ち、新たに仕事を再開させたリョウたちが不慣れながらも成長させていく今作。
    解説にもあったが石田衣良は女性の加齢を成熟として描くことができる数少ない作家だなと感じた。
    性と生が一つのテーマである今作は人の性と生のどちらも深く考えさせられた作品であったと感じた。

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    2021年03月04日
  • 美丘

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    再読。
    初めて読んだのは高校生の時、
    部屋で1人で泣きながら読んだ。
    2度目は社会人になってまた読みたくなって購入。
    そしてまた5年ぶりに3度目の美丘!
    石田衣良さんの描くラブストーリーが本当に好き。
    “大学生”と“日本の四季”って
    合わさるとなんでこんなに美しいのか……

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    2021年03月02日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    相変わらず、タカシ、キング、ゼロワン等
    かっこよくて大好きなキャラが活躍してくれます。タイトルの「七つの試練」が1番好き。

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    2021年02月20日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    相変わらずエッジの効いた表現が面白い。

    真島誠のスタンスが僕は好きです。
    中立的な立場で、冷静に物事を判断して大胆に行動する。

    自分を信用してくれる人を助けたいという熱い想いを持って行動することを、僕自身も大切にします。

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    2021年02月20日
  • 逝年

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    久々に本読んだら楽しくてイッキ読みしてしまった、また少しずつ読書したいな〜〜

    見方によったら全然官能小説なんだけど、清い
    GIDとか個人的に興味があることも取り上げられててなるほどて思いながら読んだ

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    2021年02月08日
  • 6TEEN

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    1/22~1/26 19冊目
    前作「4teen」の続編ということで購入。

    前作から2つ歳をとった仲良し4人組の物語。
    特有の爽やかな文体は建材で、読んでて気分が良くりました。
    2歳分大人になってるだけあって、前作より内容も大人っぽくなっており、環境も変わり、高校生特有の恋愛観になっているのが変化があって面白かったです。
    しかし、4人の友情は相変わらず。4人で青春の真っ只中を駆けています。
    いつもの4人以外にも個性的な人物が登場し、前作のキャラの意外な姿も見れます。
    いろいろな経験を通じて更に大人になる4人にとても楽しませてもらいました。
    この先の物語も見てみたいです。

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    2021年01月27日
  • 波のうえの魔術師

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    バブル期の融資つき変額保険をテーマに巨大銀行に立ち向かう。個人投資家のお爺ちゃんとその弟子のお話。

    正義を胸に悪どい金融機関と闘う構図は痛快で、『半沢直樹』みたい。20年ほど前にこの本は出版されているので、人の興味関心や世の中の流れは大きなうねりとなって繰り返されるんだなーと感じる。

    羨ましいような師弟関係も読み応えあるし、世の中の裏側も垣間見えた気がして、読んでみてよかった石田衣良作品。


    【メモ】
    ・献血をして闇金にお金を返すため、骨が血を作るのに間に合わず死んでゆくなど
    ・ドヤ
    ・保険を売りつけた行員は異動でもういない。後始末をする銀行員のやるせなさ。→今も銀行はこうなのか?

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    2021年01月24日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    久々に面白かったです。表題作は「Blue Whale」の事件かなぁ。ストロングラーも1巻のリバイバル上映みたいでよかった。

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    2021年01月23日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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    ここから第二部ということだけど、二部になったら作風変わってびっくりしました。主人公や周辺人物が丸くなった分、物語の切れは落ち着いたかんじがする。ノマドは良かったな。

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    2021年01月19日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    3作目、今回は今までと違って母親がクローズアップされたりしていた。

    本当に同じ池袋という舞台なのにこれほど様々なストーリーがあるって不思議です。

    自分の地元じゃこんなストーリーじみたこと何もないですからね。

    そして宮藤官九郎の書評も面白かった。ドラマも見ようと思いました。

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    2021年01月17日
  • REVERSE リバース

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    既に持っていて読んだことがあったのだけど、間違えて買ってしまったので再読してみた。面白い。全体的におしゃれな雰囲気の描写や登場人物が多く、淡い水色とピンクがイメージカラー。男性性、女性性、その輪郭がぼやけつつある現代で、従来の価値観と社会の変化の相克に苦悩する人たち。もっといろんな形の恋愛、結婚、働き方、あっていいと思うよね。

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    2021年01月14日
  • 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークV

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    IWGPの5巻。
    おれはいつも長瀬を被せながら、IWGPを読んでいる。
    マコトは長瀬、キングは窪塚だ。
    マコト口調になってしまったが、5巻目も変わらない作風で楽しませてもらいました。若者の価値観、東京での流行をきちんと作品におさめ、なおかつ、真島誠のトラブルシューター力を奇想天外に描くこの作品はいつも楽しませてくれます。4つのストーリーが収録されてるが、『反自殺クラブ』と『スカウトマンズブルース』が実際にありそうな話で、内容に引き込まれた。

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    2021年01月13日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    池袋ウエストゲートパークの第3巻。

    短編集ながら、本当に飽きがこないなと感嘆する。

    とても面白かった。
    タイトルにもなってる骨音も音の収録方法など含めてなかなか面白かったが、西口ミッドサマー狂乱がこの本の中ではお気に入り。
    やってることの規模も大きく、こちらも何故かワクワクさせられる。

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    2021年01月10日
  • 再生

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    再生。

    今は辛い時期だけど、
    必ず人はまた前に進める。

    ウィルスに負けずに、
    少しずつでも再生できる様に。

    みんな頑張っているから、
    私も頑張るよ。

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    2021年01月08日
  • 七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

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    シリーズ14作目。
    SNS時代。いいね。承認欲求が行き過ぎた果て。
    あっと言う間に忘れ去られるが、時にニュースなんかでも散見する視聴回数を上げるために奇行に走るユーチューバー。
    人の死すらも視聴回数のネタに。
    もはやスナッフムービーとさして変わらない。
    今回も色濃い社会ネタでした。

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    2021年01月05日
  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    相変わらず面白い、けど、苦しくなってきたかな、というのはある気がする。マコトの切れ味や面白さを石田衣良さんがどこまで保っていけるんだろう、、

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    2021年01月02日
  • MILK

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    官能小説っぽいけど、意外と(?)リアルに主人公の心情が描かれていて共感・自分と重ねられる話もある。夫婦生活について、夫と共に見つめ直そうと思った。この本の真似するとかでなしに。

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    2021年01月02日
  • 波のうえの魔術師

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    ドラマ「ビックマネー!」程の爽快感は無いものの、小塚さんと白戸の男気には胸を打たれるものがあります。闘う(大袈裟な言い方をすると)相手にもよりますが、まず自分がどんな武器を持っているか?知らないと…かな?

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    2020年12月28日