石田衣良のレビュー一覧

  • ドラゴン・ティアーズ―龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

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    「家なき者のパレード」が印象的。
    社会のボトムで弱者が、さらに弱者を喰らう。
    声の届かない透明人間達が、表面下で搾取され続け、人間の尊厳などいとも容易く踏みにじられる有様が、なんともやるせない、、

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    2023年05月20日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    ネタバレ

    池袋の土地柄を知らないのですが、「ヤンチャな若者たちのナワバリがある街」という認識で良いんでしょうか?笑 「裏」の世界に近い若者たちの池袋での日常で出逢う事件が鮮やかに描かれていて、自分からは遠い世界のはずなのに、何故か引き込まれていってしまう不思議な魅力を感じます!主人公マコトが池袋のワルの若者達も一目置くボス的存在なのに、クラシックを好んだりもするし、仁義を重んじるキャラクターとして描かれているのも面白いです!

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    2025年12月21日
  • 4TEEN

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    少年4人の周りに次々と事件が起こり、話の展開が早いため、読みやすい。現実的ではないのかなと思うこともあったが、永遠ではない、いまを精一杯に過ごしていて、青春っていいなと感じた。

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    2023年05月07日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    ネタバレ

    振り返り読みです。

    東口ラーメンライン
    元Gボーイズメンバーの店に嫌がらせをする敵対店舗を撃退する話。
    ストーリーの中で、東口の外れにあったラーメン屋(無敵家、ばんから、光麺(光麺は既に閉店済み))も出てきて、親近感が湧きました。
    ドラマのスープの回とはほとんど内容は異なっているので、少し新鮮な感覚で読めました。

    ワルツ・フォー・ベイビー
    これはアニメでもそのまま放送された話。
    自分の息子が亡くなった事件の真相が、かつての息子の恋人によるものであり、最後にその真相を本人から明かされる少しナイーブな話。
    最後はすべてを受け入れた親父さんの優しさにほっこり。

    黒いフードの夜
    海外からやってき

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    2023年05月07日
  • ブルータワー

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    超強力なインフルエンザが発生して外に出れなくなっちゃった世界…と現実世界とを行き来する主人公。登場するAIも好き。

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    2023年05月06日
  • 4TEEN

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    石田衣良は特別好きな作家ではないが、直木賞受賞作って事で続けて読んでしまった。

    14歳、中学校2年の男の子4人の物語である。
    ただし、大人が書く中学生なのでまったくリアリティはない。
    早老症、過食症、DV、人妻と不倫、同性愛・・・
    こんな重たい題材が、中学生の身の回りに次々と起こるはずはなく、それらにたいして、こんな格好良く立ち回れる中学生なんて居るはずもなく、話題性のある内容を計算しながら書いてるような感じが垣間見えてしまう。
    まあ、石田衣良は純粋で単純な娯楽小説だな。
    これで直木賞、貰えるんだ。
    真剣に書いている作家さんに対してちょっと失礼ではないかな。

    と思うような小説だった。

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    2023年05月01日
  • 傷つきやすくなった世界で

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    エッセイなのかな
    雑談じゃないけど、どことなく私は読みやすく感じた
    ふと読み返したくなる時が来るねこれ。

    自分だけのお気に入りのページをご紹介

    ・仕事と生きがいのバランス
    ・ハイヤーの趣味人
    ・大人の真剣な遊び、下北サンデーズ

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    2023年04月12日
  • 1ポンドの悲しみ

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    劇的なことは起きない恋愛短編10作。起から承、承から転くらいの小さな変化だけど、人の恋愛話をもの凄い臨場感で聞いてるみたいで良かった。短編集は気軽に読めるから職場で昼休みに読むのにも向いてるかなと。

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    2023年04月08日
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)

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    ネタバレ

    貧しくも心は豊かである2人の生活が微笑ましい。
    少しずつ歪みが生まれてくるが、結局堅志の決断は正しかったのかどうか、私には分からない。
    ただ、勿体無いなぁと思ってしまったのが正直な感想。

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    2023年04月01日
  • 傷つきやすくなった世界で

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    石田衣良さんの日々のエッセイ。ほんとうにここ数年で格差社会とか、分断するような言葉がいつの間にか出て来て。誰が決めたんだろう。息苦しくなるような表現に心が溺れないようしなやかに過ごしていきたいなと改めて思い出させてくれたエッセイです。疲れた時に読み返したい1冊です。

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    2023年03月29日
  • シューカツ!

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     自分の就活の頃とほぼ近い時期に書かれているので、とてもリアルに感じられ当時の苦しみや焦りが蘇った。マスコミ就職を目指す同じ大学の男女7人が就活プロジェクトチームを立ち上げ奮闘する物語。主人公の千晴が普通かつ笑顔が取り柄というだけでぐんぐん面接を勝ち進んでいくが、人間性が光る描写があれば納得できたかな。面接官との相性や運というのもわかるが、最難関という割に順調過ぎるのが腑に落ちない。そしてもう少し他のメンバーにもスポットが当たると良かった。自分を飾らずにありのままで、と言うけれど、難しいよな。

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    2023年03月28日
  • 骨音 池袋ウエストゲートパークIII

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    本シリーズ積読3冊目。

    骨音はドラマスペシャルの原作をシンプルにした感じでしょうか。

    4話目は友人のエディを救えなかったマコトが、自身への無念に駆られている様子もありますが、どこかその無念がエディへの憐れみにシフトしていった感じがあり、少しばかりマコトが切り替えの速い大人になったようにも感じました。

    成長を一端を見せられた気がします。

    個人的には2話目でマコトの母親がついにセリフ付きで活躍する話が印象的でした。

    ドラマでもアニメでも、強い女性でしたが、原作もそのまま。

    子どもを救うため、ヤクザだろうがたじろぐことなく面と向かう姿勢。マコトの母親って感じが言葉でも態度でも示されていま

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    2023年03月25日
  • 約束

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     苦しみから立ち直り再び前を向いて歩き出そうとする人々を描いた短編集。左足を事故で失った息子がダイビングを始める『青いエグジット』、不登校の中学生と廃品回収のおじいさんとの友情描く『夕日へ続く道』に心を揺さぶられた。『天国のベル』も良かった。いかにもフィクションな展開だが、遺された家族が幸せに暮らせるのならこんな奇跡が起きても良いと思う。傷ついたり心が疲れている時に読むのがオススメ。

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    2023年03月25日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

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    ネタバレ

    振り返り読みです。

    改めて読み返すとこの頃の本シリーズはかなり刺激的な内容だったと思い返されました。

    1,2話はドラマの内容(登場人物に違いはあれど)とニアリーイコールです。
    3話目の銀十字は最近のストーリーに近い疾走感のある内容であっという間に読めました。

    そして締めの4話目。
    昨今ではあまりない、マコトの身近な人の命が失われるセンシティブな内容でした。

    登場人物それぞれに闇があるのもI.W.G.Pの特徴。

    それが色濃く表現されたストーリーに感じました。

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    2023年03月21日
  • 波のうえの魔術師

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    自分が若かった頃読んだ本の再読ブームが来ている。
    当然ながら昔と受ける印象はかなり違うと感じた。

    最初に読んだときはくすぶっている若者の成長譚、あるいは悪事を働いた巨大な銀行を知恵とスキルで手玉にとるクライムサスペンスとして楽しんだものだった。

    同じ小説でも時を経て読んでみると依然面白いのだが、なんともやりきれない感じが残った。
    「罪と罰の非対称性」とでも云うべきか。

    確かこの小説が原作のドラマ「ビッグマネー」では融資つき変額保険を作った張本人(確か原田泰造さんが演じてた気がする)が罰を受けた記憶がある。それがテレビの大衆性ってことなんだろうが、現実はそうは行かない。

    大体罪を犯す者と

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    2023年03月19日
  • 4TEEN

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    思った以上に14歳の少年達の周りには深刻な出来事が多いストーリーだったが、軽快に書かれていることでそこまで暗い気持ちにならずに読めた。

    年相応にピュアでシャイだが仲間思いの彼らの日常が微笑ましかった。

    ★印象的なフレーズ
    誰かが真剣になると、こんなふうに「マジすぎるのはカッコ悪い」回路が働いて話の調子はいつものバランスをとりもどすのだった。

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    2023年03月14日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    文体が新鮮で、ストーリーに合っている。
    ハードボイルドな作品は馴染みがなかったため、最後まで読めるか不安だったが、4つの短編に分かれていたためか、一気に読み通せた。1編目を読んだら、先が気になって、途中からは止まらなくなった。

    自分とは縁遠い世界だけに、知りたいと思わされた。そこが私にとってのこの作品の最大の魅力的なとこ。
    語り手で、リーダーの真島誠。19歳。仲間のために動く姿がかっこいい。こんな人がパートナーだったらどんな人生なんだろう。きっと毎日がヒヤヒヤだろうな。

    自分の性格から考えて、やっぱりこの作品世界の観客で良かったと、読み終わった後しみじみ思った。

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    2023年03月11日
  • 初めて彼を買った日

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    “性の理想と現実と+α”

    「セックス」。この言葉に、あなたはどんなイメージがあるでしょう。快感、恐怖、理想、羨望、見栄、羞恥、、、。世の中には童貞の男がいて、忘れられない相手を持つ人がいて、特殊な癖を持った人がいて、欲望を満たしたことがない人がいて、、、。そんな人たちを集めた短編集。セックスにまつわる八つの物語。


    ここだから綴れるけど、
    共感することがいっぱいあった。

    セックスに対する恐怖感に近い気持ち。
    経験が少ない人が思うこと。
    逆に経験が豊富でもさらに高みがあること。

    私は、俊介の恐怖心に共感し、
    和也のシチュエーションに憧れ、
    瑞穂の行為をゴールにして進みたいと思った。

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    2023年02月23日
  • 電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

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    ラーメンの話から始まって人体損壊の話で終わる本ってなかなか無い。
    扱っている話題は暗くて粘性のあるものばかりだけど、それでもコミック感覚で読めるのがこのシリーズのいい所。とはいえ、最後の電子の星の重さはそれでは片付けられない程度だった。まだ負けてもいない奴は負け犬以下だっていうの、とても良い。

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    2023年02月22日
  • 美丘

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     人物描写がとても魅力的な本だった。美丘以外は主人公も含め凡庸で、特に直美なんて空気レベルで数合わせのようで可哀想だが、美丘は確かにいきいきとしており頁を進めるごとに彼女に惹かれていく太一に共感できる。
     あらすじは、美丘に太一が惹かれていき交際を始めるも、彼女は不治の病に侵されているというありきたりなもの。しかし、ありきたりな設定でこそ著者の力量が試されるもの。結末は予想できても涙が溢れた。戸田恵梨香が出てた若年性アルツハイマーのドラマを観ていた時も感じたが、どんどん自分が自分でなくなっていく恐怖は計り知れない。ちゃんと約束を果たした太一の深い愛情に胸を打たれた。

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    2023年02月17日