石田衣良のレビュー一覧
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あきらめからの再生
あきらめからの再生というような基調を持つ12編の短編集。
やや重苦しいテーマを扱っているが、やや明るさの見える終わり方をしている作品が多いので読後感は悪くない。
中でもタクシー運転手の話が気に入った。 -
Posted by ブクログ
すべての親は、ただの普通の人間に過ぎない。
女性としての一番美しい時期をすべて母は父に捧げたのだ。だとしたらそのあとの盛りを越した長い人生だって、責任を取るべきだ。
アラサーのリアルな雰囲気が感じられて面白かった。
ロマンスと経済的安定。みんなこの二者択一に悩んでいる。
ともかが最終的にけんととくっつくのが面白い。現実でも第一印象でシャッターを閉めずに付き合い続けたら案外良かったなんてことは多いだろう。
個人的にはともかの高飛車な一面があまり好きではないかな。こういう人っているよなぁ。高い自己評価と同じぐらい他人が須く自分を評価してると思い込み、上から目線をかましてくるやつ。
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Posted by ブクログ
この物語をただのビッチな女と風変わりな男の物語と表すのには勿体ない。
世間から理解されない関係に憧れを抱いている自分は可笑しいのだろうか。
本当に好きな人ほど結婚をしてはいけない、なぜならばそれはきっといつか壊れてしまうから。
幼ながらもこの結論にたどり着いた2人は何を見て、何を感じていたのだろうか、そのような事を考えてしまう。
結婚もしなければ体の関係も持たない、
それであって心の奥深くで2人は強い絆で繋がっているのである。果たしてこれは友情なのだろうか。
それとも言葉では表す事の出来ない何かなのだろうか。
この不思議な関係に名前が付かなくともミノリとカイの2人にとってはどうだっていい -