【感想・ネタバレ】sexのレビュー

あらすじ

好きな人とたくさん――。夜の街灯の下で。学校の図書館で。入院中の病室で。異国の地で。最後のデートで。まぶたの裏で、なにものかに祈りながら。性がゆたかに満ちるとき、生は燦然とかがやく。だからセックスは素晴らしい。頭と心と身体が感じる最高の到達点を瑞々しく描いた、すべての男女に贈る感動の十二編。(講談社文庫)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

セックスに至るまで、
セックスするカップル、
セックスする状況、
セックスに対する心境、
セックス中の感情、
いろいろな組み合わせがあって、
それを汲み取る、成りきる、
自分なりにだけど"溺れる"ことで
一つ、一つ何か学べる気がします。
読むときに毎回受け取りかたも変わるし、描写が深いので、毎度嬉しい一冊です。

深い!すごく好きです!!

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2021年06月11日

Posted by ブクログ

タイトルに圧倒感があり、なかなか読めませんでした。
でも石田衣良さんの小説ということもあり読み進めました。
私の周りでも『行為』事態が忌み嫌われている昨今。そのことが、まるで当たり前のように笑い飛ばされています。
なら、何故、生きて楽しい経験が出来たり、子供が可愛く思えたり出来るのか?違和感を感じていました。
涙が流れる物語もありました。
人と人の繋がりの確認の一つだと思えました。
ただ、それだけでも、貴重なことを教えてもらえました。

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2021年05月29日

Posted by ブクログ

セックスって何なんでしょうね。
この歳になればセックスしてる人間のほうがマジョリティになるとは思うけど、そのマジョリティの一部である私もわかりません。

セックスが何なのか、輪郭すら捉えられず、何年もの時を生きました。
その何年かの間に自らの体や心を削ったこともあります。
それほど、私はセックスというものに惹きつけられました。
惹きつけられたなんて言い方をすると美化されているような気がしますが、結局はただの欲なんでしょう。
でも、ただの性欲ですね、で終わらせるにはどうも難しい何かがあると思うのです。

この作品は短編集で、様々な人々の様々なセックスを垣間見ることが出来ます。
彼らのセックスは多様で、性欲の陰に隠れた性欲以外の欲を隠し持ちながら、そこにありました。
それは私達も同じだと思います。
支配したい、認められたい、知りたい、壊したい、子どもがほしい、そして生きたい…などなど。
私達は性欲以外の欲を持ち合わせ、性欲を手放すときにその欲も一緒に手放す。
単純なようで、複雑で面倒くさくてよくわからない。

自分が誰なのかよくわからないように、セックスもよくわからない。
それでもセックスをセックスと名付けたのは人間くらいなもので、やっぱり人間はセックスをどうにか捉えたかったのでしょう。

この作品を読めば、セックスが何なのかわかるわけではないけれど、私達にセックスが何なのかという問いは与えてくれるような気がします。

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2017年06月26日

Posted by ブクログ

タブー視されているsexを、どどーんと書いちゃっている作品!
私は好きだな〜
特別なアブノーマルとかじゃなくて、ただただ、日常生活にあるそれぞれのコミュニケーション。それを文章で表現するのがすごい!しかも、なんというか、行為だけではなくて、行為を通して登場人物たちが何を感じているのか?
内容がすとんと落ちるってより、すーと流れる感じで、それに良くも悪くもない。それが妙に心地よかった!

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2013年05月31日

Posted by ブクログ

石田衣良さんの作品の中でまた新たな小説に出会えた。官能的で、でもとても温かくてさすが石田衣良さんだなという感じ。あっという間に読破してしまった。

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2023年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 余り読んでない作家の石田衣良さん。「SEX」、2012.9発行(文庫)。いろいろなセックスの形態を描いた12の短編集。死を間近に控えた50歳の男性の希望に応え、病室でヌードを晒す元妻、クラブのママ、モデルたち「蝶をつかむ」。結婚10年、未だ妻に触れることができない夫は性嫌悪症。カウンセリングと懸命な努力が2年後実を結ぶ「絹婚式」。妻と15年セックスレスの56歳男性と彼と別れ半年ぶりのセックスの26歳女性。この二人のセックスの顛末は「落葉焚」。

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

様々な愛の形。
「書物の中だからでしょ?」とか、「ないわー」と思う物語もあるし、「羨ましいっ」と欲に駆られる物語もあるし。。。。 結局、どれも夢中にさせられる。

愛し合う・・・なんて、尊いことなんだろう。温まることなんだろう。。。

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2018年06月19日

Posted by ブクログ

sexをテーマにした短篇集。性欲に満ちたものもあれば、夫婦愛に溢れたものもある。ドキドキしたり、きゅんとしたり、興奮したり、感動したり…。作品によって感じ方は様々だったが、いずれも性の問題を抗えないサガとして前向きに受け止めようよというメッセージを感じた。

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2014年12月09日

Posted by ブクログ

帯を見て衝動買いしました。

「好きな人とたくさん」わかったような気がします。
短編だからかな、すっと終わるので個人的には
重くなく読めました。
おっしゃられてる方もいらっしゃいますが
電車の中では読むの辛かったです(笑)
夜、寝る前にひっそり読みました。

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2014年06月09日

Posted by ブクログ

石田さんの恋愛描写は得意じゃないから躊躇しながら手にした本。
でもすごく良かった!
大切な人との大切な行為であること。
それを忘れずに過ごしたい。

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2013年05月09日

Posted by ブクログ

あとがきが良いですね。草食系男子や未婚率の上昇は日本の将来を不安にさせますね。SEXに光をあてることは大切です。
純花ちゃんの生まれ変わりが誕生する事を切に祈る!

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2013年04月21日

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【2025年77冊目】
好きな人とたくさん――。
夫婦、学生、病人、トラウマ、デリへル、異国、夢の中、年の差、最後、禁断、都会の邂逅、子ども。キーワードを書き出しただけでも多彩な物語が散りばめられていることがわかる、セックスと性と生を題材にした12編の短編集。

セックスを題材にした小説は結構好きだったりします。かといって、官能小説が好き、という訳ではなく、性を題材にした人の感情の揺れを読むのが好きなのです。

もっとも動物的で、本能に従う行為でありながらも、ただ腰を振れば、振らせれればいいというわけでもない。そこには計り知れないほどの深い感情が蠢いているような気がしています。

ただ快楽を求めるなら一人ですればいいだけですが、人がセックスに求めるのはそれだけではない、ということをこの作品を読んでまざまざと思い知らされます。結構直接的な表現が多いので苦手な方は苦手かもとも思いつつ、そもそも真っ直ぐなタイトルなので、この時点で読み手を選んでいる気もします。

巻末のお悩み相談は結構どうでも良かったですが笑、本編は楽しく読めました。「二階の夜」だけはアウトだろ、と思いましたけど。

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2025年07月08日

Posted by ブクログ

いろんな人のSEXを想像して石田衣良が書いている作品。
エロ小説を買えない人が石田衣良という名前で免罪符をもらって読むような、小説好き特有の暗いエロスを感じた。村上春樹に通じるような。
最後にSEXに対するお説教が入ってるところも、人のSEXに関わりたいんだなという暗鬱とした作者の欲望を感じさせる。
続編も書きたいらしいが作者の自慰のようだ。
個人的には手や足の描写をただただ読まされる時間は苦痛でしかなかったが、うまい文章読むの好きな人はそれも面白いのだろうと思う。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

 『二階の夜』は唯一受け付けないが、他の短編はどれも良かった。ベタだけど単純な官能小説ではない『白い夢』『絹婚式』『純花』と『ソウルの夜』『文字に溺れて』が印象に残る。とてつもなく相性の良い相手に巡り会えた人はどの程度いるのだろう。「好きな人とたくさん」というキャッチコピーが素敵。忌み嫌うものではないし下らなくもないが、世間の風潮その他のしがらみから気恥ずかしさを伴うテーマ。もっと普通にオープンでいいのにね。性行為そのものより、手を繋いだり抱き合った時のドキドキをもう感じないことに寂しさを感じる。

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

これを薄っぺらい官能小説と感じる事には全く賛同しない。

一つ一つの物語が人間本来持つ色んな欲をとても正直にリアルに描いている。

やはり心が繋がってこその行為だと改めて感じさせられた。

文章もとても読み易く嫌な読後感が全くない。

現在、石田衣良に嵌り中。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

3.0 男目線の性を題材とした短編集。男をそそる女性が多く出てくるけど、実際とは違ってる気がする。女性に聞いてみたいけど、セクハラになるので聞けない。謎は謎のまま楽しむべし。

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2023年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

石田さんの性描写は本当に艶かしい。体温を感じるというかどきどきするというか。色んなカタチの色んなsex。

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

色んなsex、性に関わる人間関係を描いた物語。
性によって救われるもの、傷つくもの、様々である。
描写は良いが、物語の面白さとしてはどうだろうか…

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2021年07月23日

Posted by ブクログ

「好きな人とたくさん」
その一言に尽きますね。

「気持ち」が良くなるsexを。
たくさん出来たら良いね。

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2020年05月27日

Posted by ブクログ

衣良さん、って感じ。
それぞれシチュエーションは
バリエーションに富んでいるけど
描写はけっこうどれも同じ。
男性の雰囲気がすごい漂ってる。

文字に溺れてと絹婚式が好きだったかな。

あとがきや付録で言ってることには
共感できるのになぜか作中では
いまいちしっくりこない。

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2019年07月31日

Posted by ブクログ

うーん・・・ちょっと、物足りないような~~~w
もうちょっと突っ込んで欲しかったけど、ショートショートって感じだから仕方ないのかもだけど、もうちょいガッツリいってほしかったかなーwww
(なにを期待してたんだか?ww)

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2017年11月04日

Posted by ブクログ

セックスレスな我が夫婦にはなかなか参考になる文書でした。笑。

いろんな性の形があると。そこには物語すらも存在すると。

身体だけではなく、それは心にも影響を与えると。

性についてこれほど深く考察することはなかったので、なかなかの発見でしたが、エロ本と言ったらそれまでの官能小説でもある。笑

最後に石田衣良が質問形式で読者に答えるアンサーが、なかなかの赤裸々っぷりでこれまた驚きました。
これ

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2016年02月14日

Posted by ブクログ

IWGP の作者の官能小説ってことで、興味本位で読んではみましたが、ま、凡作以下っていうんですかね。(^^;
こう、文学系のきどった文章が出てくると、思わず苦笑いしてしまいます。
作者とか、付録の相談室とか見ていると、多分、ターゲットは女性なんじゃないかと思いますが、実際、買って読んで楽しめた人っているのかな?
作者本人はとても満足しているようなので、ま、それはそれで良かったということで。
続きも計画されているようだけれど、多分、読まないかな。(^^;

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2015年07月11日

Posted by ブクログ

sexにまつわる短編集。
妄想力逞しい私ですが、イマイチぴんと来ず…
後半の作品は感動系もありますが総合評価は☆3つ。
再読はないかな。

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2015年06月15日

Posted by ブクログ

やや感動系なエピソードも入った官能短編集。テーマがズバリそのものなので人前で読むには恥ずかしいですな。
考えてみると食欲と同列なのだからおかしくはないはずなのだが。

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2014年10月21日

Posted by ブクログ

2にも、期待☆

タイトルのまんま、だけど、色んな形や色んな状況を描いた作品。

ただの官能小説ではなく、
読み手の想像を膨らませるような幅を含ませた内容だった。

性(sexという行為も含めて)に嫌悪感を持つ方にも、文字でなら受け入れ易いのではないかと思う。

子どもを持つ身としては、【純花】の話は人ごとだとは思えなかった。
一歩間違えば、同じ状況になるかもしれない、と思いながら読んで、自分ならどうしたら良いだろうか……と考えさせられた。



内容を読む前に、あとがきを読んで欲しい!

ー生と性のよろこび。

自分としての解釈にはなるが、
生と性。性にはりっしんべんがついている。
ただ単に、体を合わせるだけでは成り立たないことだから、なのかなと。

心を伴った生きる行為。
そういうのを、著者は伝えたかったのかな……。

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2013年07月28日

Posted by ブクログ

sexの描写が一辺倒でツマラナイ

でも短編の小説として面白いものはいくつか
次回作は読まないかも・・・

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2013年07月26日

Posted by ブクログ

官能小説の良し悪しというのがイマイチわからないですが、良かったと思います。
確かにエロティックなお話ばかりですが、単にsexしてるだけではなくて、sexという行為に向き合うお話が盛り込まれていたと思いました。

この本自体は短編集なので読みやすかったです。

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2013年06月01日

Posted by ブクログ

最初の短編が臨場感とふたりの欲情感とがリアルで良かった。エロかったが。その後の短編達は物語としては良かったがインパクトに欠けた。また進むにつれて単なる週刊誌のチョイエロ小説になっていったのが残念。息絶えた感じかな。

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2013年02月22日

Posted by ブクログ

単なる官能小説というのでない、セックスができなくなった背景や、いろんな人間の一部に性の営みがあることを物語っている短編集。

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2013年01月05日

購入済み

興味本位で読んでみたけど、これはきついな。。
最後の話だけ残して本を閉じてしまいました

もう二度と読むことはないかも。。

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2020年11月27日

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