感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年12月14日
面白い。本当に面白い。マコトの恋の行方大好き。
骨音→ホームレス襲撃してその時の音でバンドの音楽作る話
西一番街テイクアウト→お母さんが水商売してるかおちゃんの話
キミドリの神様→偽札の話
西口ミッドサマー狂乱→ヘブンのレイヴとトワコの話
Posted by ブクログ 2021年09月01日
久しぶりのIWGPと真島誠。今回も誠の熱いハートが池袋を闊歩する!4つの短編だったが内容は充実。1つは誠の母親が登場。子どものために身を売るヒロコがヤクザのシマで働きにくくなる。誠の母親が町内会を使いシュプレヒコールを上げる。最後には誠、Gボーイズのタカシ、サルがヤクザを撃退!スッキリした。最終話、...続きを読むゲリラライブでクスリを売るイッセイを探し出し、イッセイを殲滅させたい誠。Gボーイズとともに追い詰める。誠の大活躍で殲滅させる。義足のボーカルのトワコと誠のラブストーリー、ラストはに誠らしさがにじみ出ていた。
Posted by ブクログ 2020年11月16日
第3作でも、最近作まで受け継がれている一冊に4篇を収める体裁は変わっていない。
ホームレスを襲うという事件が続発する中、明らかになって行く意外な真相という一件…マコトが知り合った小学生の少女の水商売に携わる母親がトラブルに巻き込まれ、小学生の少女に危害を加えようとする者が現れて激怒し、対決するという...続きを読む一件…“地域通貨”というモノを創る地域運動のNPOが注目されるのだが、その背後で不穏なモノが蠢いている状況を何とかしようとする一件…“レイヴ”(狂乱)というムーブメントの他方で蠢く新種のドラッグを巡る一件…という4篇だ。
この第3作の中では、2篇目の『西一番街テイクアウト』と4篇目の『西口ミッドサマー狂乱』が秀逸だった…
『西一番街テイクアウト』は、本が好きで少しませている小学生の少女とマコトが出会い、水商売の母とも知り合うのだが、その母が街でのトラブルに巻き込まれ、マコトの“おふくろ”が街の人達の先頭に立って立ち上がる。そんな辺りが痛快だ。やがて敵対する側が小学生の少女に危害を加えるような挙に出て、怒りに燃えたマコトが仲間達と立ち上がるのだ…
『西口ミッドサマー狂乱』は、マコトの弟分的な感じの年少の友人であるエディーが少し哀しいのだが、美しいモデル兼シンガーのトワコとマコトとの出会いが酷く印象深い物語だ…その後の作品でトワコへの言及は全然無いので、一寸気になってしまうのだが…
とにかくも、このシリーズは愉しい!!
Posted by ブクログ 2020年06月19日
シリーズ3弾。
個人的には、神回に近いかな?
4編ともどれも良かった!
特に
「西口ミッドサマー狂乱」が最高!
マコトにとってトワコが1番似合ってる
気がしたなぁ。
Posted by ブクログ 2016年09月08日
世界で一番速い音と続発するホームレス襲撃事件の関係は?
池袋ゲリラレイヴで大放出された最凶ドラッグ「スネークバイト」の謎とマコトの恋のゆくえは…。
現代のストリートの青春を生きいきと描き、日本のミステリーシーンに新しい世界を切り拓いた、ご存知IWGP第3弾!
ますます快調のTV化話題作。
Posted by ブクログ 2015年01月05日
非常に面白かった。
文体も斬新。
特に「西口ミッドサマー狂乱」は出色の出来だと思う。
珍しくマコトの恋?も描かれていて、これがまたとてもいい。
Posted by ブクログ 2014年10月01日
ああ、やっぱりおもしろい( i _ i )!
表題になっている骨音は予想がなんとなくついてわくわく感は半減でしたが、相変わらず文章が素晴らしいです。
西一番街テイクアウトはええ話でした。なんでモー娘のときだけ踊らないの?とかそういう細かいとこがまたいいですよね。
キミドリの神様はああ時事だなあ。本当...続きを読むに薄っぺらくないなぁ石田衣良。と思いました。地域通貨のことこんなに上手く書ける人いない
最後、西口ミッドサマーレイヴ。
今回は音楽とダンスがちょこちょこでてきて、最後を飾るのにもってこいでした。
ドラックやレイヴの知識が読み物としても面白いのに展開が読めない。
なんか、もう池袋ウエストパークシリーズはここが良かった!とかポイントポイントの要所じゃなく、あーすごいなー、面白いなーと壮大に捉えています
あと解説のクドカンは素直で読みやすかったけど、解説はもっと読み込んでたり、愛のあるひとが書いてくれた方が自分は面白かったなぁーと思ってる分少しザンネン
Posted by ブクログ 2024年03月30日
【2024年66冊目】
夏休みは終わった、依頼がない時は半分しか生きていない、それが真島誠だ。連続ホームレス襲撃事件の裏側にある才能ある者の狂い、池袋で逞しく生きる母娘のために人肌脱ぐ三人の男と母親、地域通貨と背後の闇、違法ドラッグと狂宴。池袋ウエストゲートパークシリーズ第三弾。
どんどんとかっこ...続きを読むよくなっていく誠、貫禄がついていく主人公、いいですね〜、ですが…何よりタカシが回を重ねるごとにかっこよさを更新していって、ズルすぎる〜!言動全て、人を魅了するキングに、私も物語を通じてついに魅了されてしまいました。かっっっこよ、タカシに会えるなら池袋に行ってもいいなと思えるくらい。
とにかく魅力的なキャラクターが出てくる本シリーズですが、ついに眠れる獅子(誠の母)まで大活躍していて、めちゃくちゃニコニコしてしまいました。ただ、時折死人が出る話もあるので、油断はできないのですが。仄めかしてくれると身構えられるのでちょっと助かります。
最後の「西口ミッドサマー狂乱」は誠の恋にも触れてて良かったです。ただのトラブルシューターで、正義のヒーローであるだけではやっぱりちょっと物足りない。人間くささは存分に描かれてますが、そこに恋が入ると更に良いですね。いつか想いが叶うといいな、なんて思いながら一作目の彼女のことを思い出したりしていました。
解説が宮藤官九郎さんで、解説書いてもやっぱり面白い人なんだなぁと感心してしまいました。
Posted by ブクログ 2023年03月25日
本シリーズ積読3冊目。
骨音はドラマスペシャルの原作をシンプルにした感じでしょうか。
4話目は友人のエディを救えなかったマコトが、自身への無念に駆られている様子もありますが、どこかその無念がエディへの憐れみにシフトしていった感じがあり、少しばかりマコトが切り替えの速い大人になったようにも感じまし...続きを読むた。
成長を一端を見せられた気がします。
個人的には2話目でマコトの母親がついにセリフ付きで活躍する話が印象的でした。
ドラマでもアニメでも、強い女性でしたが、原作もそのまま。
子どもを救うため、ヤクザだろうがたじろぐことなく面と向かう姿勢。マコトの母親って感じが言葉でも態度でも示されていました。
Posted by ブクログ 2022年11月17日
大事に大事に読むというよりは、内容の疾走感に任せて勢いで読み切ってみて、後から内容を思い出してゾッとしたり噛み締めたりできるシリーズ、3巻目。
心に残る1冊みたいなテイストじゃないんだけど、「これ」が欲しい時がある。
Posted by ブクログ 2022年07月18日
あいかわらず、登場人物みんなかっこいいのですが、自分を差し出してまで、友達を守ろうとする勇気が好きです!
「貧しくなってもおれは、今の自分自身を持っていくだけだ。」そうだよね。
Posted by ブクログ 2022年04月08日
相変わらず、ぶっ飛んだ人間がたくさん出てきて癖になる笑
「骨音」「西口ミッドサマー狂乱」がスリリングでとても面白かった。
音楽への行き過ぎた探求心が恐ろしい。
Posted by ブクログ 2021年03月09日
"金の世界ではよりおおきな利潤を生むことが最高で、精神的な満足や社会貢献は二のつぎだ。"
言葉選び、漢字とかなの使い方
拙いようで洗練された文体
"なぜか音楽をきいていて、1番の山場になると誰かの邪魔がはいる。ビデオの映画なんかでも同じ。現代って、芸術をゆっくりと鑑...続きを読む賞するゆとりを人に許さないところがあるよな。"
敢えて、遠回りで野暮で平たい表現
10代で石田衣良に出会えたから、30代になった今でも読めるのか、そうでないのかは分からない
小説だから勿論誇張はされているし、現実離れはしている
だけど、確かにこういう時代はあった
断片的に触れたことのあるリアルをすくい、自分の思い出にふと心を寄せる
"池袋"シリーズは平成の時代に少年期を送り、
そして、大人になった世代の備忘録である
15年経っての再読はとても感慨深い
Posted by ブクログ 2021年01月17日
3作目、今回は今までと違って母親がクローズアップされたりしていた。
本当に同じ池袋という舞台なのにこれほど様々なストーリーがあるって不思議です。
自分の地元じゃこんなストーリーじみたこと何もないですからね。
そして宮藤官九郎の書評も面白かった。ドラマも見ようと思いました。
Posted by ブクログ 2021年01月10日
池袋ウエストゲートパークの第3巻。
短編集ながら、本当に飽きがこないなと感嘆する。
とても面白かった。
タイトルにもなってる骨音も音の収録方法など含めてなかなか面白かったが、西口ミッドサマー狂乱がこの本の中ではお気に入り。
やってることの規模も大きく、こちらも何故かワクワクさせられる。
Posted by ブクログ 2020年11月19日
IWGPシリーズ第3弾。
「骨音」ホームレスの骨を砕きその音で音楽を作るミュージシャンの話。
「西一番街テイクアウト」売春婦とその娘の話。
「キミドリの神様」池袋限定仮想通貨の話。
「西口ミッドサマー狂乱」マコト本気で恋をする話。
Posted by ブクログ 2015年12月21日
まだたったの第3弾だというのに、ずいぶん遠くまで来てしまった気がする。
最初から殺人事件とかあったけれども、それは人の心の行き違いとか思惑の捻じれだったりと、事件の引き金を引くのは人の心だったような気がするけど、今回は殺人事件がないのに読んでいてうすら寒く感じるのは、マコトと人のつながりが希薄になっ...続きを読むてきたような気がするから。
もしかするとマコトは変わっていないのかもしれない。
「西一番街テイクアウト」の香緒に対する態度。
弱いものは徹底して守ってやるってところは、「少年計数機」の頃と変わっていない。
いやむしろ、思わぬキングの優しさにびっくりだったが。
でも「少年計数機」の時の、お互いを思いやるからこそ距離を置かなければならない切なさみたいなものが、今回はない。
マコトの恋も、まあ、ちょっとよくわからない。
レイヴで盛り上がっていたからとか、見た目が好きだからとか、そんな感じにしか取れなかったなあ。いくら言葉を尽くしたところで。
マコトは人と心の交流をして何ぼなのだから、派手な事件じゃなくていい。
そこのところをきっちり書いてほしいと思った。
だから「西一番街テイクアウト」のマコトとキングとサルの3人が、それぞれに何かを背負いながらタッグを組んで、体一つで勝負する話がよかったな。
お母さんや商店街の人たちもよかったし。
自分たちの相手にだってそれぞれの正義ってものがあって、今回はこっちが次回は向こうが勝つってことでいいだろうという、やらせではなくて、本気だからこそのそういう棲み分けが書かれているところも良し。
キングはさておき、タカシは結構好きかも。
Posted by ブクログ 2015年04月06日
『骨音』ドラマではライブに乗り込み自らの骨を砕こうとするマコトとキングが印象的だけど、原作はまた違う味付けでキングの冷厳さが際立つ静かな巻く引き。浮浪者のボスとも仲間になるマコトの、人間性が染みる一行が多くて好きな話。池袋が好きで、人が好きで、世の中をまっすぐ見て、その中に在る自分と他人のあるがまま...続きを読むを平らに受入れることができるマコトの言葉はいつもやさしい。
『西一番街テイクアウト』夜のショッピングセンターで一人読書する少女カエと、西池袋の連出しパブ街でヤクザに殴られる母ヒロコ。ヤクザとタイマン張る元高トリオの活躍と、マコト母の本気。トリオと少女との交流があたたかく、友人として戦うキングの人間味が見れてうれしい話。決闘後のキングのセリフは、彼の行動理念を端的に表すいい言葉。
『キミドリの神様』タカシの紹介でNPO代表オコノギが持ち込んだの池袋ぽんど偽札事件。池袋の通貨を守るためGボーイズ大活躍。
『西口ミッドサマー狂乱(レイヴ)』レイヴとドラッグ。ドラッグマニアのエディとスネークバイト製造売人ウロボロス。義足の歌手トワコにマコト二度目の恋。
くどかんのゆるい解説もよかった。
Posted by ブクログ 2015年03月30日
久しぶりにこのシリーズ読みました。
何ヶ月寝かせたのかw
でも、やっぱり面白い。
マコトが恋する話もあり、
良いですね。
池袋行きたくなりましたw
Posted by ブクログ 2024年03月08日
IWGP第三弾!
切なかったり、ドキドキしたりと楽しめた。
シリーズはまだまだ続くので、のんびりと楽しもう。
骨音は気持ち悪かったな。
西一番街は、結構好き。
子供のために頑張るところ良いのね。キングもそう言うところあって好き。
キミドリは、こういう仕組みは、上手くやればちゃんと出来るのにね...続きを読む。
西口ミッドサマーは、切なさもあるね。
ドラッグか…。
そう出来ない方法はあるはずなのにね。
Posted by ブクログ 2023年10月08日
久しぶりに読んだ池袋ウエストパークシリーズ。昔ドラマを見ていたので、それぞれの人物が演じていた役者の姿で想像できるので、読みやすい。
安定して面白いけど、主人公がちょっとクールすぎるかな。
Posted by ブクログ 2022年04月21日
「西一番街テイクアウト」は、街で熱を出して倒れてしまった桜田香緒という少女を、マコトが助けるところから物語がはじまります。香緒の母親のヒロコは、娘をそだてるために連れ出しパブで働いていますが、そこは中国系・韓国系の店の縄張りで、ヒロコは妨害を受けていました。マコトは、彼女たちの複雑な事情に立ち入るこ...続きを読むとなく、二人が安全に暮らすことのできることを願います。そんなマコトの願いを実現したのは、彼の母親を中心とする、地域の女性たちのネットワークでした。
「西口ミッドサマー狂乱」は、マコトがタカシにさそわれて、御厨ソウメイが主催するレイヴの会場に出かけて、会場で危険なドラッグを売っている「ウロボロス」というグループを排除してほしいという依頼を受ける話です。「ウロボロス」のリーダーは、レイヴについての考えかたのちがいからソウメイと袂を分かつことになった佐伯イッセイという男で、マコトは彼をさそいだすために、池袋でゲリラ・レイヴを敢行するという策を実行に移します。さらに、レイヴのオーガナイザーの役割を務める歌手でモデルの永遠子というヒロインや、マコトとともにレイヴ会場を訪れ、ドラッグによって道を誤ることになるエディという気のいいハーフの若者など、脇を固めるキャラクターも魅力的で、本巻でもっとも印象にのこっています。
Posted by ブクログ 2021年03月04日
IWGPシリーズって個人的にあんまり印象に残るエピソードに出会ってないかな。タイトルとあらすじ聞けば「あーたしかにそんなお話あったわ」ってなるイメージ。別にそれがいい悪いはなくて、そういうものだととらえているし嫌いなわけじゃないからいいんだけど。今回もそんなに刺さるものは無かった。その時代のトレンド...続きを読むを描いてくれる貴重な作品なので新鮮度高いうちに早く最新作に追いつきたい気持ちで読み進めている。
Posted by ブクログ 2018年07月31日
IWGP第3作目。
本作の表題となっている「骨音」はドラマ版ではスペシャルとして放送されたスープの回のシナリオでした。
ドラマ版では実際にRIZEのライブに置き換えての演出が格好良かったことを覚えています。
「西口ミッドサマー狂乱」は個人的にとてもIWGPらしさを感じました。
また宮藤官九郎の解説が...続きを読む面白く、読み進める中で心当たりがあったものの、どうやら石田衣良ご本人がドラマから影響を受けて森下愛子演じるマコトの母をよりコミカルにキャラとして確立されていて、時折フッと笑わせてくれました。