あらすじ
池袋の街は眠らない。そこには、あらゆる人間がうろついている。インターネット上で私生活を見せるアイドル。計数機ですべてのものを数えつづける少年。秘密の風俗業者と、みかじめ料をとる組の男たち。カリスマデザイナー。女子高生監禁事件の未成年の犯人。ホームで余生を送る老人たち。家業である池袋西一番街の果物屋を手伝いつつ、ストリートファッション誌で人気コラムを書くマコトのもとには、今日もさまざまな事件がふりかかってくる。リアルな読みごたえの短篇4篇。
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IWGPシリーズはテレビドラマでやっていたのは知っていたけど、読んでいたら頭に長瀬くんのまことがすぐ出てきて、ピッタリのキャラクターだなぁと毎回思っていました。ドラマも見ればよかったと今後悔してます。
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トラブルシューターのマコトが主人公の作品、2作目。 ずっと心地良い。 これはミステリーの要素が少しあるマコトを描くお話なのだ。
障がいのある少年、ヤクザ、後期高齢者、身体を売る女、彼らに分け隔てなく正面から付き合うマコトにハマってしまったので次も池袋を読みます。
かなりしんどいお話。
読んでいて、かなりしんどいシーンがたくさん
ありました。でも、最後まで読むのを止められ
ませんでした。特に、「水のなかの目」は、
最初から最後までつきまとう嫌な予感に怯え
ながらもノンストップで読み終わりました。
マコトが凄くまともで優しいので、酷い話でも
なんとか救いを感じられたと思います。でも。
こんなに色んな目にあって、危ない人達に好か
れやすいマコトの今後が心配です。ミナガワ
さんには本当に生きていて欲しかった・・・。
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「一冊に4篇」というのは、シリーズの最初から確立されていて、最近の作品にも受継がれている。
この一冊には…ネットで女性の居る部屋の様子の画を配信する商売を巡るトラブルを何とかしようとする一件…計数機を手に何でも数えているという不思議な少年と出くわして、その少年が巻き込まれた事件を何とかしようとする一件…続発していたオートバイを使うひったくりの被害に遭った老女が思わぬ大怪我を負ったことに憤慨している、同じ老人ホームに居る男性に協力する一件…、「女子高生監禁暴行」という凶悪な事件を起こした経過の在るグループが、ストリートギャングを襲撃、更に方々で強盗ということを仕出かしていて、その正体を探るという一件…という4篇が収められている。
比較的近年の作品から、この初期の作品までドンドン読み進めた。主人公であるマコトの、一人称の語りで綴られている本文の感じ、何処となく老成しているかもしれない眼で自身の周辺や社会を眺めるような調子は変わらないのだが、初期作品のマコトは「より瑞々しい」というような感は受ける。
表題作で、テレビドラマの原案にもなった『少年計数機』は、「はみ出した」という感じの独特な少年に、飽くまでも対等な個人同士として向き合おうとするような、マコトの温かさのようなモノが非常に好い。そしてそのことが事件の解決への鍵を掴むことに繋がるのだ…
凶悪な事件を起こした経過の在るグループの事件と向き合う『水のなかの目』は、なかなかにスリリングな“探偵モノ”である。アクションや、思わぬからくりを解き明かす展開が面白い。
これも非常に面白かった!!
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石田衣良のマコトシリーズの2冊目。短編が3つ。
裏風俗に押し入る目出し帽の少年たち。彼らの特定にあたり、マコトは少年院からでてきたばかりのアツシと接触する。アツシの姉はアキラという柔道に長けた少年らに拉致監禁された過去があり、アキラらが怪しいと踏んで調べていくのだが、風俗強盗だけでなくマコトの仲間のアジトへ火が放たれるなど、様相は激化していく…。
一作目(一冊目)では「ちょっと価値観が古いな」と感想を書いていたが、この作品では2作目から、急に臨場感と勢いを伴った作風に少しずつ変わっていった感じがあり、推理小説と言うかノワール小説として楽しめる作品になっている。
目を合わせたらいきなり喧嘩、美人局やドラッグといったような話は鳴りを潜め、冷静に動かないと命も危ないというヒリヒリした緊張感がでてきているからだろう。
マコトの家の果物屋の話などもほとんど出てこなくなって、移動移動で有るのもその一因だ。
一方で、本の序盤において、歌詞のような断片的な文章で、誰がどうしたというのが伝わらない部分もある。それが後半でも時々見られ、マコトが電話をしているときにマコトの母親の描写が挟み込まれるもんだから、母親がなにか言ったんか?と戻って読むもそういう話もなく、何なんだ?と引っかかる部分も有った。
クロムハーツとか懐かしいねー、なんていうところもあり、1990年代後半のあの雰囲気を知る人にはより楽しめるだろう。
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今も昔もまったく縁がないアングラな世界。どの短編も面白い。今さらながらIWGPシリーズ読んでいるが、せめて平成の間にハマりたかった。マコトの淡々とした語り口が魅力。ホームの老人2人組や表題作のヒロキなど脇役の登場人物達のキャラが良いのもポイント高い。『水のなかの目』に出てくるパーティー荒らし達は、無茶苦茶なことをしておいて捕まったら情けなく怯えているのは無知で後先を何も考えていないからなのか。ボスの言うことには逆らえないから?ここまでやるなら覚悟を決めていると勝手に思っていたので、腑に落ちない。
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【2024年65冊目】
池袋は今日も忙しい。画面の中の妖精に恋をして暴走する男、世界を数え続ける少年、ひったくり犯を追いかける2人の老人、そして、ひと夏の狂乱。真島誠と共に駆け抜ける池袋ウエストゲートパークでの物語。
池袋ウエストゲートパークの第2作目は四つのお話で構成されています。一番好きなのが「銀十字」でした、人情にちょっぴりほろりとした気分になってからの「水のなかの目」との落差が地獄かと思いましたが。
直感って結構大事にした方がいいのかもしれないな、と小説を読んでいても思うことがあります。なんだか腑に落ちない、すっきりしない、そんな時は必ず何かが隠されているもので、現実でもそうなのかもしれません。
「水のなかの目」の彼は、現実にいると本当に一番嫌なタイプですね。できれば人生で関わりたくない、価値観がまるで異なるので、絶対に相容れない。けれど誠は「あの声が聞けないのは、今も残念だ」と形容していて、そうか、だから池袋で君臨できるのかと感心したりしました。
酸いも甘いもある池袋ウエストゲートパーク。次作以降も楽しみです。
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全作品全部が面白かった。
文体が独特だけど、粘っこくない爽快感があるから、回りくどさもあまり気にならないし、何より起きている事が重いけどファンキーで、やっぱり乾いている感じがするから、純粋にかっこいいと思える。
表題作に登場するヒロキ君を始め、今回出てくる人物達もみんな魅力的でどっかおかしい。
でも、根っこの部分に人間味をすごく抱えているから、ファンタジーでありながら身近に感じられるのがとても良かった。
これからもシリーズを追って行こうと思いました。
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振り返り読みです。
改めて読み返すとこの頃の本シリーズはかなり刺激的な内容だったと思い返されました。
1,2話はドラマの内容(登場人物に違いはあれど)とニアリーイコールです。
3話目の銀十字は最近のストーリーに近い疾走感のある内容であっという間に読めました。
そして締めの4話目。
昨今ではあまりない、マコトの身近な人の命が失われるセンシティブな内容でした。
登場人物それぞれに闇があるのもI.W.G.Pの特徴。
それが色濃く表現されたストーリーに感じました。
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読み応えがあって面白かった!
「銀十字」と「水のなかの目」の犯人に対する処遇が対照的で印象に残った。
やはり、凄惨な事件の犯人には、悲惨な末路が用意されている。
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おもしろーい。
読み出すと止まらない〜
このテンポが好き。
やっぱりドラマの役者をなぞって読んでしまう。
だから余計に楽しいんだな。
マコト、やっちゃうんだー…
これにはビックリだわ。
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ウエストゲートパークシリーズの2作目
妖精の庭 ストーカーのお話
少年計数機 なんでもカウントする少年のお話
銀十字 おじいちゃん2人と通り魔探すお話
水の中の目 パーティー潰しの犯人探すお話
最後の話、とても印象的だった。読んでてドキドキが止まらなくて、マコトが人が死んでいくのを助けないとは思わなかったからそれほど抱えてるものが大きかったんだなと感じた。
Posted by ブクログ
マコトが最終章でラインを越える。
コンクリ事件がモデルなのだろうか。
暴力の描写に胸が締め付けられる。
同時に、事件に対する作者の怒りも込められているのだとすれば、こういう表現の使い方もあるのかという気づき。
文体はライトだが、読み終わった時には心が疲弊していた。
しかし、夜中だというのに3巻に手が伸びていた。
Posted by ブクログ
「少年計数機」と「水のなかの目」が良かった。特に「水のなかの目」はこのシリーズには珍しい、重くて陰鬱なラスト。主人公の一人称で語られるのでライトにはなってるけど。行動から主人公の心がどれだけ荒んだのか、よく分かる。海に行くシーンは映画みたいだった。
Posted by ブクログ
表題にある「少年計算機」がなかなか印象に残った。
すべてのことを数えていないと生きている実感がない。。このような不安定な中で生きているってどんな感じなんだろうと少し想像したりしたが、自分も別に生きている実感を常に持てているわけではないので気を抜くとこのようなことになるかもしれないなと考えたりする。
Posted by ブクログ
久々にウエストゲートパーク読んだら、、、ドラマ見たくなった!!!長瀬智也、マコト役ぴったりだよなぁ。。。ホントに。
このままだもんなぁ。
面白い!相変わらず面白い。どうして、石田衣良ってあの感じどう見てもお坊ちゃん風なのに、こんなギャングの話だとか、ギャル男たちというか一昔前のギャルたちのあれこれを臨場感満載に描けるのか。ホントに不思議。
今は亡き、ギャルとギャル男の世界。
まさにわたしの時代だからこそ読んでて面白いわぁー!!!笑笑!!!!!
ついついどっぷりハマりました。ウエストゲートパーク!!!!!!!!キングもあの頃かっこよかったなぁ。ホントに。みたい!ドラマ!見たくなってきた!!!!!!
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いつも主人公・マコトの恰好良さにハートをキックされる。池袋ウェストゲートパーク(IWGP)で果物店を母親と営む。彼は誰からも愛される、特に、池袋のチームギャング、ヤクザ、警察、さらに水商売の女の子。池袋で事件が起こるとその解決にマコトが指名される。その理由は過去にも事件を劇的解決しているからだ。このIWGPは、マコトの目線が日常を一生懸命に生きる1人の若者の等身大であり、池袋を危険から守ることに命を懸ける「シャイなあんちくしょう」を応援したくなる。池袋を守るために疾走するマコトを神もって応援したい。
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ヒロキーーーーーー!!
ドラマの際に特に好きだった回でした。
マコトが大事だと思った人のために
全力で動く姿にカッコよさを見た!
水の中の目も良いね。
IWGPの小説のなかでベスト5に入るでしょう。
水のなかの目は特に読む価値有り
全4話 収録されており、どれもテンポが良く
心情風景や情景が浮かびやすくて一気に読んでしまう。
特に『水のなかの目』は10年以上前に読んだ時とはかなり印象が変わって面白かった。
(初見の時はかなりショッキングな内容だと感じた)
ミナガワという用心棒が出てくるが、良いキャラをしていたので1回きりの登場は勿体なく感じた。だからこそ光るモノを見せてくれたのだが……
また、この話の核となるアツシというキャラの空虚さが妙にリアル。
こういう気持ち悪さを持ったヤツは何らかのトラウマを抱えているのが普通だと思うが、アツシそうでもない。
それ故に歪な存在感が増したが、最後は後味の悪さを残しつつもなかなかあっさり終焉を迎える。
なんとなく馳星周の『虚の王』を思い出した。
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1作目より心穏やかに読める作品。本作では主要メンバーの痛みが少なく前作よりは俯瞰して物語に没頭できる。それでも要所要所で惜しいキャラクターを失っていく。でもこれはあくまでも自身目線の感じ方。例えば老人が若者の公正を促した話は良かったと感じた。加害者は希望のある今後が予測される結末だったが、しかし被害者側はどうか。多角から物事を判断出来る様になりたい。
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ブクロサイコー!のIWGP。
ドラマはかすかな記憶だけど凄くハマっていたような。また見返したい。アニメは見てない。
そんなんでちょっと小説もシリーズ読破していこうかと2冊目。
石田衣良さんのというか、このIWGPのマコトの話すテンポ、というかこの文章の流れも割と好きかも。
今回もマコトは事件に巻き込まれていくというか自ら関わっていうというか。
登場人物の魅力は相変わらずで、少し寂しいところもあるけれど、良い読書体験でした。
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まぁ、タイトル読んだらすぐに気づくだろうに、もらった本で何気なく読んでいて、なんか人物が既にありきとして書かれているなぁと思っていたら、これの前作があったのね。若干の違和感はあるものの、前作を読んでいなくても冒頭の登場人物の紹介欄を見ると大体わかってくるので素直に読めた。
ライトハードボイルドってどっちやねんって表現だけど、内容はハードボイルド、ストーリーはライト、そういう事だ。
主人公の軽いニヒルな投げ言葉が文の終わりにちょろちょろと出てくるのがニヤッとなる。短編が何本か詰まっており、タイトルの「少年計数機」はふーんで終わり、あまり面白くないなぁ、やっぱり前作読んでないからか、前作で全部出し切ったのかなぁって思っていたが、後半の十字架の話と水の中の目の話は、ああ、これが作者の全力の姿だなってくらいに気迫が籠り、また、主人公然たらしめる本領発揮だなぁと夢中で読んだ。池袋ウエストゲートパーク、文中では西口公園。この公園を中心として悪ガキたちがのさばる新宿で人情とも任侠とも言えない果物屋の主人公の活躍はちょっと続けて読んでみたくなった。ああ、前作を読めってことかw
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池袋ウエストゲートパーク。通称『I.W.G.P』
果物屋兼コピーライターの主人公マコトが、池袋で起こるいざこざを独自の方法で解決していく話、シリーズもの。
今作少年計数機は、その二作目にあたる。爽やかな語り口で、すらすらと読める内容。池袋の街を本当に歩いているかのように描いてしまうのは作者の力量。見事というしかない。出てくる端役達にも細かな描写がされており、池袋という街で本当に彼らが生きているような気がしてしまう。
面白くスラスラ読めたけど、何か心に残った言葉があったわけではない。けどもいつか、ふらりと池袋に寄った時には、この話を思い出すに違いない。
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表題作の「少年計数機」は、マコトが新宿西口公園で出会った、多田広樹という少年が誘拐されるという事件をえがいています。ヒロキの母親のシャロン吉村は芸能人、父親は新宿の風俗街をとりしきっている男で、誘拐犯はヒロキの兄の秀人という、人間関係が絡みあう厄介な事件にマコトが足を突っ込むことになるのですが、ヒロキに対するマコトの優しさが印象にのこっています。
「銀十字」は、ひったくり犯を見つけ出してほしいという、喜代治と鉄という二人の老人の依頼をマコトが引き受ける話です。口を開けばエロ話しかしない銀のキャラクターが強烈ですが、彼のおかげもあって、本巻のなかでは比較的コミカルな性格の強い一話となっています。
「水のなかの目」は、凶悪な犯罪に手を染める少年たちのグループを、マコトが追いかけていく話です。こちらはかなり凄惨な事件がえがかれており、あと味はあまりよいものではありませんが、本作の作品世界が含みもつひとつの側面を、はっきりと示している作品ではあるように思います。
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妖精の庭、少年係数機、銀十字、水のなかの目の4短編。部屋をカメラ公開する女性へのストーカー。目につくものをすべてカチカチ数えているチビ。シルヴァークロスのブレスレットをしたひったくり。少年院から出所した、女子高生監禁事件の犯人グループ。
どこにでもある街の景色の中に、そんな人たちが、そんな関りが、そんなストーリーが見えるなんて。
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IWGPシリーズ第2弾。
妖精の庭 女の子の部屋を覗くサイトで稼ぐ女の子の話。
少年計数機 なんでも数字を数えてしまう少年の話。
銀十字 引ったくりをじじい二人と捕まえる話。
水のなかの目 女子高生コンクリート殺人事件の話。
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「醜悪な目に遭う」ことが物語上のスパイスとして使われる..
●本の概要・感想
石田衣良の人気シリーズの第2作目。池袋の果物屋の息子でありながら、便利屋として仲間たちに頼られる主人公・マコト。犯罪まがいのトラブルに取り組み、傷つきながら、解決に導いていく。
「ワルっぽい世界」が観れるのはこの作品のイイところ。マジメに生きてきた者にとって、触れられない世界や人間模様は魅力的だ。ただ、気になるのがあくまで「邪悪な」「胸糞悪い」コトがただの一コンテンツとして描かれていること。誰かが酷い目にあうことに、意味はない。その描き方が苦手だ。残酷な描写は物語を進め、各エピソードの問題を解決するまの一風景でしかないことに、違和感を持った。例えば、マコトが、拉致強姦暴行を受けた仲間の女性に応対するシーン。読んでいて、「現実だったらそのように接することができるだろうか?」と疑問がぬぐえなかった。その醜悪な体験が、あくまでもスパイス的に扱われることに、私自身は「入りこめない」と感じてしまうことが多かった。
本作のように「裏社会の人々」を描く作品として、私自身が読んだことがあるのに「ウシジマくん」がある。あれももちろん残酷なのだが、「醜悪さ」の取り扱いが中心にあるのだと、本作の対比で気づいた。物語が「因果応報」のように進むので、ひどい目にあうヤツがいても「まぁ、こいつなら仕方ねえか」と思わせられる。あくまで安全地帯から、ダークな社会の部分を観て面白がることができる。各々の登場人物が持つ「ダメさ」がゆえに「残酷な目に合う」。これが、ウシジマくんが万人に広がった理由なのだろうなぁ、と思った。一方で、本作の残酷さは理不尽だし、物語の進行に必要ということもない。ただ、ひどい奴らが出てくることで、物語を「ダークっぽく、裏社会っぽく」しているだけのように感じる。本作の物語をドライブさせる仕掛けはミステリーチックだし、「醜悪な奴がひどい目にあう」という進み方はしない。一章ごとのプロットは面白いと思うのだが、ライトに強姦とかストーカーを扱う物語は、苦手だ。