無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
池袋の街は眠らない。そこには、あらゆる人間がうろついている。インターネット上で私生活を見せるアイドル。計数機ですべてのものを数えつづける少年。秘密の風俗業者と、みかじめ料をとる組の男たち。カリスマデザイナー。女子高生監禁事件の未成年の犯人。ホームで余生を送る老人たち。家業である池袋西一番街の果物屋を手伝いつつ、ストリートファッション誌で人気コラムを書くマコトのもとには、今日もさまざまな事件がふりかかってくる。リアルな読みごたえの短篇4篇。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
ウェストゲートパーク2巻。こんなに事件だらけなのに、主人公ほまだ20歳になったばかりなんだぜ。
とても危ういように見える。
第1話 昔女だったはずの貝山祥子。小学校の同級生。手術済みらしい。今はショーを名乗っている。インターネットの覗き部屋を営んでいるらしい。だがディスプレイの中と外の区別がつかないバカがナンバー1の明日美を追い回しているらしい。
第2話 池袋西口公園で広樹少年は計数機を持って何かを数えている。雨が降っていて、俺は広樹に傘を渡した。広樹の母が会いにくるという。根掘り葉掘り身の上を聞かれる。そして広樹の世話を頼まれる。週明け広樹がいない。広樹は誘拐されたらしい。
第3話 最近連続ひったくり事件が起きている。女性が一人で歩いていると、二人乗りのバイクがバッグを奪う。おばあさんのまち子さんがそれで手首の骨を折った。腰椎にもヒビが入る。
第4話 誠は千早女子高生拉致監禁事件について書こうとしていた。大人のパーティーというのを潰してあるく四人組の始末を任される。同じ頃Gボーイズの五人組が四人組に襲われている。
Posted by ブクログ
石田衣良のマコトシリーズの2冊目。短編が3つ。
裏風俗に押し入る目出し帽の少年たち。彼らの特定にあたり、マコトは少年院からでてきたばかりのアツシと接触する。アツシの姉はアキラという柔道に長けた少年らに拉致監禁された過去があり、アキラらが怪しいと踏んで調べていくのだが、風俗強盗だけでなくマコトの仲間のアジトへ火が放たれるなど、様相は激化していく…。
一作目(一冊目)では「ちょっと価値観が古いな」と感想を書いていたが、この作品では2作目から、急に臨場感と勢いを伴った作風に少しずつ変わっていった感じがあり、推理小説と言うかノワール小説として楽しめる作品になっている。
目を合わせたらいきなり喧嘩、美人局やドラッグといったような話は鳴りを潜め、冷静に動かないと命も危ないというヒリヒリした緊張感がでてきているからだろう。
マコトの家の果物屋の話などもほとんど出てこなくなって、移動移動で有るのもその一因だ。
一方で、本の序盤において、歌詞のような断片的な文章で、誰がどうしたというのが伝わらない部分もある。それが後半でも時々見られ、マコトが電話をしているときにマコトの母親の描写が挟み込まれるもんだから、母親がなにか言ったんか?と戻って読むもそういう話もなく、何なんだ?と引っかかる部分も有った。
クロムハーツとか懐かしいねー、なんていうところもあり、1990年代後半のあの雰囲気を知る人にはより楽しめるだろう。
Posted by ブクログ
【2024年65冊目】
池袋は今日も忙しい。画面の中の妖精に恋をして暴走する男、世界を数え続ける少年、ひったくり犯を追いかける2人の老人、そして、ひと夏の狂乱。真島誠と共に駆け抜ける池袋ウエストゲートパークでの物語。
池袋ウエストゲートパークの第2作目は四つのお話で構成されています。一番好きなのが「銀十字」でした、人情にちょっぴりほろりとした気分になってからの「水のなかの目」との落差が地獄かと思いましたが。
直感って結構大事にした方がいいのかもしれないな、と小説を読んでいても思うことがあります。なんだか腑に落ちない、すっきりしない、そんな時は必ず何かが隠されているもので、現実でもそうなのかもしれません。
「水のなかの目」の彼は、現実にいると本当に一番嫌なタイプですね。できれば人生で関わりたくない、価値観がまるで異なるので、絶対に相容れない。けれど誠は「あの声が聞けないのは、今も残念だ」と形容していて、そうか、だから池袋で君臨できるのかと感心したりしました。
酸いも甘いもある池袋ウエストゲートパーク。次作以降も楽しみです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
少年・青年マンガ
小説・文芸