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Posted by ブクログ
このシリーズ、中抜けしながら15冊程度読んだけど、過去一良かった。やや食傷気味、このシリーズもいい加減マンネリだなぁと思っててごめんなさい。
表題作「神の呪われた子」宗教2世絡みの某裁判の報道とリンクして、リアル過ぎて、しんどくて泣けた。。自分も宗教2世だったアヅ。貧困家庭の子どもたちのために食堂を開いている。お腹を空かせた子どもに寄生して自分が元気をもらっているって吐き出すけど、たとえ、そう思ってても良い。それで救われる子どもが居るのも事実だから。
最後の鈴木エイトさんの解説も良かった。現実にはマコトもタカシも居ない。だけど、違った形で子どもを救う方法はたくさんある。自分も何かできないかなと、思うきっかけになれば良い。
Posted by ブクログ
第3話の老人を標的にした強盗の話で、鬼平犯科帳の「急ぎ働き」というたとえが出てきて笑った。私がこの言葉を同僚から聞いた時は、確か必殺仕事人の話だったと思うが。念入りに下調べをして綺麗に盗みに入るのに対して、人がいてもお構いなしに押し入り、強盗を犯す事を「急ぎ働き」と言うのだと教わった。そして現代でも強盗殺人は死刑か無期懲役に決まっているらしい。強盗一味のキックボクサーを、二階級くらい軽いキングが速さで制圧する様は小気味よかった。表題の最終話でもキングは大活躍。難しい宗教二世の問題も鮮やかに解決、という魔法のような夢を見せてもらった。
あと、キングがアップルウォッチを使っていて嬉しいw
Posted by ブクログ
IWGPシリーズ、19巻目。
最初の二つのお話は「投機目的でビンテージ・ウイスキーが買い漁られる中国のウイスキーバブル」と「ストーカーまがいの過激な推し活〈私生サセン〉」が題材。
時代の先を突っ走るこのシリーズ、こんなことがあるなんてことを知らなかったが、サラッと読めるちょっといい話。
しかし、なんだな、最近では顔さえ出せば手を出すこともなく万事収まる。
と思っていたら、次の「闇バイトを操り暴力も厭わない年寄りばかりを狙う強盗団」の話ではしっかり手が出た。
人の輪で作った簡易なリングでの2階級も差があるキックボクサーvs.タカシ。ヒット&アウェイの第一ラウンドから相手の心を折りに行った第二ラウンドはもうドキドキもの。最後のコンビネーションが鮮やか。
頭脳戦もいいが、こういう生身のバトルがなくっちゃね。
最後の中編は「宗教二世」。自分のアトピーをも過去生で人を焼き殺した罪の印だと信じ込まされているのがなんとも…。そんな新興宗教にはまる母親に育てられる女子高生の窮地を、タカシとともに救おうとするマコト。
マコトの企てがうまくいくのかにまたドキドキで、それがひとヤマ越しては、がらんとした倉庫でののっぽの男vs.タカシの闘いがまた見事。危うく入った縦拳の突きから立て直し、相手の距離を潰しての接近戦から裏の裏をかいたノックアウトシーンに痺れる。
タカシの二つの闘いを通して語られる、亡き兄タケルのパンチの記憶がまた泣ける。
後半の二話を通しては人間の“強さ”に話が及ぶが、タカシの瞬時のパンチの強さだけでなく、マコトの参謀としての深慮の強さ、コウシやアヅの人としての強さ、救われたジュンペイやルカの心の強さまで、様々な“強さ”に感じ入った。
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