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IWGPシリーズ、記念すべき第20弾!
ストップ、硫酸男!
ネットで激化する男女のいがみ合い。
女性嫌悪(ミソジニー)の果てに生まれた怪物に、マコトが挑む!
【あらすじ】
三軒茶屋で女性を狙った襲撃事件が発生。顔に硫酸をかけるという卑劣な手口の犯人は、女性嫌いを売りにしているお笑いコンビ「どっきりビギンズ」のファンらしい。
事態を収束させてほしいと頼まれたマコトは襲撃犯を追うが。
表題作のほか3篇を収録。
日本の今を刺激的に描くIWGPシシーズ、記念すべき第20弾。
解説・千葉雅也
単行本 2024年9月 文藝春秋刊
文庫版 2026年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
シリーズ第20弾
シリーズの一作目を呼んだのは90年代後半
まだ、高校生の頃でした
スマホ無き時代、インターネットが電話回線に繋いでいた時代
長期シリーズとなった池袋ウエストゲートパークだが、二期からは主人公のマコト、タカシは歳を取らなくなる
二期からはより社会問題が色濃くなってゆくが、令和の世相が何とも言えない
本作では闇バイトの盗品ビジネス、フェイクニュース、コンカフェの闇、フェミニスト、ミソジニーが描かれるが、そのどれもがネットが介在する事案である
節目のシリーズ20弾を迎え、次なる21作目が楽しみでなりません
本作品中、マコトとタカシがかつての事件を回想する場面があるが、同様に非常に懐かしを覚える
30年近く続くシリーズ物、素晴らしいに尽きる
Posted by ブクログ
なにかの記事で、石田衣良さんはIWGPを「そこそこおいしいそば」と表現していたけれど、久しぶりにIWGPを読んで確かにその通りだなと思った。
そこそこおいしい、とちょっと下げつつも、自身の作品をラーメンじゃなくて「そば」と形容するあたり、石田衣良さんの作品に対するプライドみたいなものを感じた。実際、作品のクオリティとしてはとても高く、そこそこおいしいどころか結構おいしいそばだと思う。ただシリーズがこれだけ続いているので、「たまに読む」くらいのスタンスがちょうどいいかな。
今作は表題作の男女最終戦争がよかった。
ちょっと前に男性リスナーからお金を借りまくって、あげくに返さないというスタンスをとった女性ライバーが配信中に殺害されるという事件がおきたけど、それくらいの時期から「弱者男性」という言葉を耳にするようになったように思う。
今作のキーワードは「弱者男性」で、女性に恨みをつのらせた男性が女性の顔に硫酸をかけるという事件が発生する。
男性優位社会と呼ばれる一方、「弱者男性」というワードが生まれる社会背景はなかなかに興味深い。
結局犯人は悪者として罰せられるわけだけど、そういった人間が自分たちが暮らす社会から出てしまったという事実はしっかり見据えていかなければならないと思った。
ちょっと真面目なことをかいたけど、こんな感じで小説を通じて「社会のいま」を考える機会をくれるので、IWGPはすばらしい作品だと思う。
Posted by ブクログ
まちがえてシリーズ21の「キング失格」を単行本で買って先に読んでしまい、20は待望の文庫化
Xに、ヤフコメに、文豪ストレイドッグスに、五条悟
ストリートでヤンチャしてたマコトとキングが大人になって時代や世相を反映させる
はじまりではマコトと同年代だったのに今やずいぶんと超えてしまい、自分の年齢のせいなのか時代のせいなのか、息苦しく感じる事件が多い
シリーズものだからパターン化は仕方ないんだけど、前はもうちょっと爽快な気分で読み終えられたんだよな
いろんなことを時代のせいにしてもよいのかどうか…
最初から読み直そうかな
作者が66歳でこの感覚を持ち続けてるいるのはすごいと思う反面、今の若者たちがどう読んでいるのかはちょっと気になっている
説教くさく感じたりするのだろうか
私はマコトがぽろっと漏らす政治や世間に対する言葉はとても共感するんだよな
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