石田衣良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【2024年67冊目】
まかないに手を出さないラーメン屋の店員、息子を殺されたジャズタクシー運転手、ビルマから来た少年、人体損壊映像と山形から上京した負け犬。池袋ウエストゲートパークシリーズ第四弾。
今回も情緒が忙しかったし、誠はいつも読者のそばにいてくれるし、タカシは変わらず王様でした。巻が進む事に面白さも増していく気がしています。
お馴染みの登場人物たちも少しずつ成長したり、変化していて、池袋の街がいつもそれを見守っているようです。
しかし、アングラ映像の描写はきつかった…文字の早送りはできないので薄ら読んだような読んでいないような感じで乗り切りました。
続きの巻がとにかく楽しみな -
Posted by ブクログ
【2024年66冊目】
夏休みは終わった、依頼がない時は半分しか生きていない、それが真島誠だ。連続ホームレス襲撃事件の裏側にある才能ある者の狂い、池袋で逞しく生きる母娘のために人肌脱ぐ三人の男と母親、地域通貨と背後の闇、違法ドラッグと狂宴。池袋ウエストゲートパークシリーズ第三弾。
どんどんとかっこよくなっていく誠、貫禄がついていく主人公、いいですね〜、ですが…何よりタカシが回を重ねるごとにかっこよさを更新していって、ズルすぎる〜!言動全て、人を魅了するキングに、私も物語を通じてついに魅了されてしまいました。かっっっこよ、タカシに会えるなら池袋に行ってもいいなと思えるくらい。
とにかく魅力的 -
Posted by ブクログ
【2024年65冊目】
池袋は今日も忙しい。画面の中の妖精に恋をして暴走する男、世界を数え続ける少年、ひったくり犯を追いかける2人の老人、そして、ひと夏の狂乱。真島誠と共に駆け抜ける池袋ウエストゲートパークでの物語。
池袋ウエストゲートパークの第2作目は四つのお話で構成されています。一番好きなのが「銀十字」でした、人情にちょっぴりほろりとした気分になってからの「水のなかの目」との落差が地獄かと思いましたが。
直感って結構大事にした方がいいのかもしれないな、と小説を読んでいても思うことがあります。なんだか腑に落ちない、すっきりしない、そんな時は必ず何かが隠されているもので、現実でもそうなのか -
Posted by ブクログ
2005年(発出2003年) 329ページ
第129回直木賞受賞作です。
石田衣良さん初読みです。
東京、月島を舞台に、14歳の中学2年生4人組の青春を描いた連作集です。以下の8編が収められています。
・びっくりプレゼント
・月の草
・飛ぶ少年
・十四歳の情事
・大華火の夜に
・ぼくたちがセックスについて話すこと
・空色の自転車
・十五歳への旅
感想は「おもしろかった!」です。
中学生男子の性的なものに対する目線には苦笑いしてしまいますが、それはそれ、若いっていいなあ、とうらやましくなるような等身大の14歳が描かれています。
かと言って、この4人、中にはかなり重い境遇の持ち主もいます。そ -
Posted by ブクログ
「IWGP」で有名な石田衣良氏の恋愛短編小説集。わたしはこれが初めて手に取った作品だったが、どうやら三作目らしいということを著者のあとがきで知る。率直に感想を言えば、とても好みの一冊だった。ぜひ次の機会に他の二作も読んでみたいと思う。
神楽坂に建つ三十三階建ての高層マンション「メゾン・リベルテ」を舞台に展開される十篇の物語。日本語で「自由の家」と名付けられたマンションで暮らす人々の実情は、鬱屈とした不自由さに満ちている。経済的に豊かで、誰よりも空に近い場所で開放的な生活を送っているように見えるのに、そうではない。なんとも皮肉である。ごく一般的な庶民のわたしは、時折都心に聳え立つタワーマンショ