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美丘を読んで
この物語は原作もドラマもありますが、原作の方が圧倒的に読み応えもあり、深さもあります。私の中ではおそらく一番感動できる恋愛小説です。
たった1人の人と出会ったことで大きく太一の人生は変わり、恋愛観、人としとも大きく成長する過程はとても見どころです。また美丘の生き方は誰もがしたいけど出来ない、美丘だからこそできる生き方で心の中で燃えている灯火がひしひしと伝わってきます。
ただ自分の将来のために学ぶ場ではない大学という一つの社会。人間関係の葛藤も一つの見どころと言えるでしょう。
何回も読み繰り返しても飽きない石田衣良さんのこの小説はイチオシです。
ほっておけない子
美丘が一番ということではない。
でも、ほっておけない。
もっとましな子がいるのに、
ほっておけないから
美丘を選んでしまう気持ちもわかる。
欠けたところがあるから惹かれるのかもしれないし。
とんでもないことをするのはそれで魅力だ。
極端な状況は続かないし、
彼女も崖っぷちにいるが、
悲愴というよりとても強い。
強いのも魅力だ。
バランスが崩れた状態で
人が普通はしないことをやってしまう
ぞくぞくする感じ。
意外にと言っては何だが
情があるし。
単に性的にリミッターが
外れているだけじゃない。
だから、
存在がなくなっても
やわらかい体の感触と、
強いだけじゃなくて優しい心も
あかあかと蘇える。
電子書籍で読むべし
今連続して2回目を読んでいる途中で思ったこと、物語の始まりはエピローグだった。2回は読むことをお薦めしたい。
それと電子書籍で読む方が良い。
本だと終わりに近づくと残りページでもう終わってしまう事がページをめくっている間に分かってしまう。
デジタルであれば残りのページが分からないようもできる
突然の最後の1ページに号泣してしまった。
死期は分かっていてもだ。
石田衣良氏の構成と表現力に感謝。
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