石田衣良のレビュー一覧
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購入済み
官能小説か、純愛小説か?
こんな壊れた女性は実際いないよなぁと思いつつ、いたらいたで主人公のようにはまっていきそうな気もする。確かに刺激の少ない日常の繰り返しの中で、ナギのような女性が突如現れたら理性も羞恥心も捨てて男も壊れてしまうかもしれない。こういうぶっ飛んだ女性も個人的に嫌いではない。中盤からはストーカーの正体やナギの秘密、主人公の仕事の成否など気になって気になって読むスピードが加速する。
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Posted by ブクログ
IWGPの12作目
今回のテーマは現代アート、Youtuber、美容整形、ブラック企業の4本
Youtuberってそんなに新しい話題だったか?
この小説の発表当時は2015年
もっと前からいたような気がするんだけど、タカシが詳しく認識してなかったあたり、情報のアンテナは大丈夫かね?
ま、キングは俗世間の事は知らなくてもいいってことか?
PVを稼ぐためにどんどん過激な方向にいく理屈はわかってはいるけど、なんとかならないものかね?と思う
その昔、テキストサイト全盛期でも同じような事があったよなぁ
別にお金が発生するわけではないけど、自分のWEBページのアクセス数を増やすために大手に喧嘩売ったり -
Posted by ブクログ
夫の友人からお借りしました。
ラノベぽいけど、それを受け入れて読めば、荒唐無稽な展開も雑な設定も許せ、青春&エンタメ小説としてとても面白かったです。
前半はオタクたちが特技を生かしてベンチャー企業を立ち上げ、AI搭載のサーチエンジンを作り上げていくお話です。
メンバーが少しづつ増えていく様は定番の桃太郎構成ですが、自分たちの弱点を補いながら支えあい信頼しあって成功してゆく姿は青春小説の王道。
最後まで仲間割れ等がなかったところがよかったです。。
そして後半は、彼らが作ったサーチエンジンを大企業に奪われ、それを取り返すという展開。
悪者に立ち向かう弱者、という構図が分かりやすく -
ネタバレ 購入済み
水のなかの目は特に読む価値有り
全4話 収録されており、どれもテンポが良く
心情風景や情景が浮かびやすくて一気に読んでしまう。
特に『水のなかの目』は10年以上前に読んだ時とはかなり印象が変わって面白かった。
(初見の時はかなりショッキングな内容だと感じた)
ミナガワという用心棒が出てくるが、良いキャラをしていたので1回きりの登場は勿体なく感じた。だからこそ光るモノを見せてくれたのだが……
また、この話の核となるアツシというキャラの空虚さが妙にリアル。
こういう気持ち悪さを持ったヤツは何らかのトラウマを抱えているのが普通だと思うが、アツシそうでもない。
それ故に歪な存在感が増したが、最後は後味の悪さを残しつつも -
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石田衣良氏が語る東京大空襲。
1945年3月の東京。主人公のタケシは日本人の母とアメリカ人の父をもつハーフの少年(中学生)。アメリカでの日本人排斥の動きを避けて、父と別れ、母と二人日本に戻り、帝都東京の下町の親戚の家に厄介になっている。タケシは子どもの頃、遊んでいて溺れたものの、タケシだけが助かったので アンダイング・タケシ → アンディ・タケシと呼ばれた強運の持ち主だ。
東京大空襲は3月9日の夜から10日未明にかけて、アメリカが行った無差別爆撃。東京が一晩で一面の焼け野原となった。この作品は3月7日の朝から始めて、タケシを中心として当時の東京下町の暮らし様子、少年たちの日常生活として、極限 -
Posted by ブクログ
人生を追い詰められた人々の様々なLASTが描かれてある
大抵は借金をした人
雰囲気的にはIWGPっぽいんだけど、マコトみたいに解決してくれる人はいない
前に読んだときには、真っ当に生きてる人には関わりのない話だなぁと思ったものだけど
今や住宅ローンとは言え高額な借金をして月々の返済をしてる立場としてはちょっと身につまされる思いも少々
やはり僕としては借金のために家族は売れないなぁ
それをするぐらいなら死ぬとは思うけど、実際にそんな状況になったら揺らぐのだろうか?
まぁ、流されて危ない橋を渡る事はあるかもしれないけど
借金を返しても結局は悪い人たちからつけこまれる未来が見える
とまぁ暗 -
Posted by ブクログ
解説を読んで、シリーズにマンネリを感じてるのはみんないっしょなんだと知り何だかホッとした( ´ ▽ ` )ノ
前巻のレビューで「水戸黄門」になぞらえてみたけど、解説氏もまったくおんなじこと書いてた( ´ ▽ ` )ノ
まあ、改めて考えてみると、毎回向こうからトラブルが持ち込まれるというパターンだから「天才バカボン」(バカ田大学の後輩が相談事をしにパパを訪ねてくるってのがお約束)スタイルといったほうが近いかも( ´ ▽ ` )ノ
主人公はじめレギュラー陣が固定、まったく成長も変化もしないところもバカボンといっしょだ( ´ ▽ ` )ノ
一巻ごとに一年が経過してるってのは、今回始めて知 -
Posted by ブクログ
例によって例のごとく、主人公がOP過ぎるほどOP(チーマー、ヤクザ、かてて加えて警察までがバックについてる)なところが(致命的に)玉に瑕ながら、なんだかもう、どうでも良くなってきた( ´ ▽ ` )ノ
趣向としてはマーロウやヴィク的正統派ハードボイルドの日本版なんだけど、孤独のコの字も虚無のキの字もなく、むしろ「水戸黄門」みたいな義理と人情、忠義と礼節、有無を言わせぬ勧善懲悪ドラマと割り切って読んだほうがいいのかもしれない、このシリーズ( ´ ▽ ` )ノ
お話としては、ごくありきたりな第一話と第二話はともかく、社会の闇=移民問題に踏み込んだ第三話、心の闇=変態問題に切り込んだ第四話が -
Posted by ブクログ
IWGP最新作(注:文庫。2019年11月時点)。
気軽に楽しむエンタテイメント。
愛すべきワンパターン♪
【滝野川炎上ドライバー】
虐待された子供は、長じてから我が子を虐待…。
こんなシチュエーションを読んでも
「またこのパターンかよ」
とありふれたおハナシとしか感じられなくなってしまう現実社会が、やるせない。
【上池袋ドラッグマザー】
池袋の氷の王 の温度が下がる瞬間を読むのは、いつだって心地よい。母子家庭の悲劇に立ち上がるだなんて…王も人の子だってことね。
【東池袋スピリチュアル】
ゼロワンがこんなにも深く話に関わるのは、初めてだね。
嫌がらせ行為は部の先走りだったらしいけれど -
Posted by ブクログ
IWGPシリーズはすべて既読で他にも石田衣良さんの本は何冊か(4・5冊?)読んでる。
今回コンプリートガイドが出たということで、熱が再燃して購入。
結論からいうと面白かった!ファンなら買って損はない。十数年前に活字倶楽部のインタビューでも読んだのだが、石田衣良の執筆スタイルや着想、IWGPの裏話が聞けて興味深い。「小説を書くなら30代半ばはちょうどいい」の言葉に励まされる物書き志望も多いのでは?
石田衣良は私の中で東野圭吾と同じジャンルに入る。言ってみればスカしたおじさん枠なのだが、フラットな姿勢が楽ちん。
辻村深月との対談も楽しく読んだ。彼女の本は3・4冊程度しか読んでないが、ミーハー全開で