石田衣良のレビュー一覧

  • 明日のマーチ

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    突然、山形の工場で派遣切りに遭った若者4人。東京まで野宿をしながら歩いて帰るというひとりについて行くような感じでなんとなく始まった4人の徒歩の旅。
    表紙の感じからも青春ロードムービーのような感じかな?と軽く読み始めた。
    寡黙な大男、修吾、ネットおたくの伸也、中国残留孤児3世の豊泉、ふつうな主人公の陽介。旅が進むにつれて、4人のそれぞれのキャラクターの過去や抱えているものが次第に明らかになっていく。
    ネットで拡散した「明日のマーチ」は次第に注目され、メディアや政治まで動き出す大きなうねりになっていく。
    初めのころの素朴な野宿、一歩一歩進んでいくことの清々しさ、4人のぶつかり合いや次第にできてくる絆のようなもの。
    世間に「明日のマーチ」が知られるにつれ、派遣切りの星のように扱われ、次第に事が大きくなっていく。そんな中で、そんなつもりでなかったのにと驚きとまどう陽介のふつうの感覚がよくわかる。
    なんといっても修吾の過去がいちばん重たくつらくキツい。決して許されることではない、けれど色んな背景があって起こしてしまった事件。そのことに真摯に向き合う修吾とそれに寄り添い守る3人。
    マーチと一緒で人生もひとところに留まることがない。足を動かせば一歩一歩、少しずつでも確実に進むことができる。実際に歩くことで体感しながら4人が得たのもは計り知れない。
    気軽に読み始めたけど、重みのある読み応えのある一冊だった。

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    2018年11月11日
  • オネスティ

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    ネタバレ

    タイトルの、「オネスティ」がこの二人の関係を表しているかと言ったら、少し疑問に思う。ここまで隠すことなく性の話を異性にできたら理想なのかもしれないけど、奇妙な関係とも思ってしまう。これも友情なのか、、?

    終始、ミノリが好きになれなかった。自分とは違うタイプだからだろうな。

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    2018年11月09日
  • キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

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    ネタバレ

    いつもながらに最後まで一気に読ませる展開が見事。若くて幼さまで感じさせる誕生当時のキングのキャラ立てもうまい。終わり方がちょっとあっさり過ぎの感があったので、星四つはちょっと甘いか。

    0
    2018年10月27日
  • エンジェル

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    幽霊になったら仕事もせずに好きなところに好きなだけ居て好きな事ばかりやれるのは良いなぁと思った。



    主人公の純一は謎の男二人組に自分の死体が埋められているのを見ていた!
    という事で主人公は幽霊という設定!因みに純一には死ぬ前の2年間の記憶が無い。

    自分が何故死んでしまったのか?この謎を解くために幽霊は幽霊なりの能力を使って真相を探っていく。

    有名映画監督の作る映画と無名の美人女優、ゲームへの投資と主人公の過去などが複雑に話に絡み合う。

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    2018年10月26日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    1810 相変わらずの面白さで安心して読める。やっぱり多少の暴力が入った方がIWGPらしいスピード感が出ます。

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    2018年10月11日
  • マタニティ・グレイ

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    正直自分にとって妊娠や出産というのはファンタジーの域を出なくて、本作も途中で飽きちゃったりするかな、、、なんて思っていたけれど、なんのなんの2時間半夢中になって読みました。
    ファンタジーを少し現実にしてくれた大事な一冊。本というのは時々で感じ方が変わるけれど、この作品はそれがより顕著にあらわれそう、たのしみ。

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    2018年10月07日
  • REVERSE リバース

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    朝食メニューがとても美味しそう。実際自分の身の上にこの様な事が降りかかる事を想定したくないと思う。女性は、女性として、お付き合いしたいし、男性は男性としてお付き合いしたいものだと、実感した。

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    2018年10月06日
  • 約束

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    「約束 石田衣良」
    2006年9月頃

    僕の声はでかいわけでもないが、よく通るらしい。
    5Fフロアのちょうど真ん中あたりに座っている僕は、
    部署の人との会話がよく筒抜けになっているらしく、
    ある日は「給料が安い。やっていけない・・」とぼやいたら、
    3日後に人事部長に呼び出され、1時間会議室で説教され、
    吐きそうになった。

    ということで、
    「最近、家で暇なときなにやっとるん?」って聞かれて、
    「読書」
    「珍しい・・なにをよんどるん?」って聞かれて、
    「石田衣良」って言ったら、翌日、僕のとなりの空いている席(物置代わり)に、
    この本が置いてあった。
    1日は誰のか知らないから、放っておいたけど、
    誰もなんで置いてあるか知らないっていうので、頂戴しました。
    ありがとう。面白かったです。

    それにしても「衣良」がいっぱつで変換できん。

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    2018年10月06日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    西池第二スクールギャラリー
    ユーチューバー@芸術劇場
    立教通り整形シンジケート
    西一番街ブラックバイト

    ギャラリーは卒業した小学校を利用してる、職業ユーチューバーに整形ビジネス、バイトのブラックな現状。
    社会問題になることにマコトとキングが彼らの流儀で対処していく。誰かが解決してくれるのではなく自分たちで自分たちなりの方向性を見ているのがスッとする理由かな。

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    2018年09月30日
  • 約束

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    短編の連作集ですが、

    中でも表題作の『約束』と
    『青いエグジット』と『ハートストーン』で

    盛大に泣いてしまいました。

    さまざまな苦しみから立ち上がり、
    うつむいていた顔をあげて、
    まっすぐに歩きだす人々の姿。

    石田さんの作品は、いつも心をわしづかみにされたように
    胸にひっかかって消えません。

    私はただの読者のひとりに過ぎないけど
    作家の皆様方の紡ぎだす作品世界に触れるたび
    人生の深みを少しずつ感じられるような気がしています。

    私もきっといつか、大切なものを失うときがくると思います。

    家族や、健康や、夢。

    それが大切なものであればあるほど、
    失ったときの哀しみと喪失感は果てしない。


    だけど、どんな形でもいい、
    あきらめずに前を向こうという気持ちがあれば
    人はまた必ず人生に帰ってくることができる。

    そんなメッセージを受け取ることができた、作品でした。

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    2018年09月17日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    IWGPが帰ってきた。前作,大人になってしまったマコトの変り様に落胆したものだが,本作が本当のIWGPだ。若者社会の闇をマコトとタカシが駆け抜ける。荒々しいが胸に沁みる物語。とても良かった。
    あらすじ(背表紙より)
    池袋の雑居ビルで若者が飛びおり自殺を図る。彼は急成長したチェーン店の従業員だった。無能の烙印を押され、退職を強要された末にヤケになった若者。そして、次の犠牲者が―。耳触りのいい言葉で若者を洗脳し、つかい潰すブラック企業の闇に、マコトとタカシが斬りこむ!表題作ほか3篇を収録のIWGPシリーズ第12作。

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    2018年09月16日
  • アキハバラ@DEEP

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    石田衣良による、秋葉原のオタクたちが集まって作ったAIについての小説。

    前半はやや説明が多かったものの、中盤から一気に展開が変わって面白く読めた。
    ただ最後はサイバーテロみたいなのを想像したら、僕らの七日間戦争みたいな感じで意外だった。

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    2018年09月14日
  • カンタ

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    心地よい終わり方

    きっとこうなるであろう、と想像は出来たけど、泣いてしまった。そして気持ちよく完読できました。こーゆー終わり方凄く好きです。読んで良かったです。

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    2018年07月19日
  • アキハバラ@DEEP

    ネタバレ 購入済み

    良かった

    石田衣良の作品が大好きなのですが、この作品はその中でもかなり上位の中で好きな作品です。
    結構前に作られた作品なのに、今のAI社会を予知する様な内容だし、今後の世界でPCの中の物が意識持ってしまうのかな?とか今回の様に友好的な物なら良いけど敵対する様な事だとどうなるんだろう。と考えさせられました。

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    2018年07月05日
  • 東京DOLL

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    ネタバレ

     MG(マスター・オブ・ゲーム)と呼ばれるゲームソフト制作者・相良と婚約者・裕香、新作ゲームのモデル・ヨリと恋人・ヨシトシの物語である。
     大都会の、暴力、性、サクセスの物語でもある。
     MGとヨリが惹かれ合い、裕香とヨシトシは捨てられる。庶民的な愛情を捨てながら、成功に向かう2人と、大企業の工作が描かれる。
     もう僕は、大都会にもサクセス・ストーリーにも、殆んど惹かれないけれども。

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    2018年06月30日
  • sex

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    様々な愛の形。
    「書物の中だからでしょ?」とか、「ないわー」と思う物語もあるし、「羨ましいっ」と欲に駆られる物語もあるし。。。。 結局、どれも夢中にさせられる。

    愛し合う・・・なんて、尊いことなんだろう。温まることなんだろう。。。

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    2018年06月19日
  • MILK

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    性をテーマにした恋愛短編集。性癖や関係性、年齢等、様々なテーマや関係性を描いてるなという印象。いずれの物語もセックスの素晴らしさをアピールしてて好感が持てる。
    セックスは相手がいなければできない(当然だけど)。だから、相手に受け入れられない切なさ、相性のよい相手と出会えたことの幸福感が心にしみる。「それしか考えられないのか」と拒否された主婦がパート先のアルバイト男子とセックスする物語は、不道徳だけど多幸感が高かった。それだけ考えてもいいじゃないか!それくらい大事なことだ。

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    2018年06月06日
  • 明日のマーチ

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    前半は面白くなくて途中で脱落しそうだったけど最後まで読んだらすごく感銘を受けた!
    辛いこともあるけど自分らしく生きてみようって思えた。時間は人を変えてくれる。そんな最期の作者の言葉が心に響きました。
    就活困難な時代を直に受けてて今の仕事環境に悩んでる人には是非よんでほしい一冊。

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    2018年05月31日
  • 波のうえの魔術師

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    ネタバレ

    魔術師から1から100までの株式投資のいろはを学んだ主人公。最後は、騙されていたことにはなるがしかし、彼もまた若くに騙されたクチ。そこから学ぶもの、作っていくこともあることを主人公と私に教えてくれた。

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    2018年05月30日
  • カンタ

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    携帯ゲーム会社「ロケットパーク」を設立し一躍時代の寵児となった耀司。
    さらなる事業の拡大を目指して企業買収にのりだしたが、マネーゲームに翻弄され命を狙われることになる。
    いまこそ亡き母との約束を守るときだ。
    親友・耀司を守るため、カンタはある決意のもと沖縄へ旅立つ。

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    2018年05月29日