石田衣良のレビュー一覧

  • マタニティ・グレイ

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    まだ経験のない現実ってこんなに怖いのかと
    しみじみ感じた。
    通りたい道だけど通りたくない道。
    これからって人にも今後って人にも
    ぜひ読んでほしい一冊だ。
    男の人にも。

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    2020年04月15日
  • 1ポンドの悲しみ

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    石田作品はこれがはじめて。
    テレビや新聞でみたことがある作家さんだが、やはり娼年のイメージが強い。

    こちらの作品は短編でさくさく読めるが、実にひと作品が濃厚。登場人物の真髄みたいなものを的確にとらえて、ものすごい勢いと場面の切り取り方で伝えてくる。

    印象的なのは性の描き方と女性の描き方。男性作家が30代の女性の心情をこんなにも繊細に描けるのかと信じられなかった。一見サバサバしてみえるタイプの女性が多く登場するが、彼女の繊細な心や葛藤を見事に描いている。

    こんな男性が世の中にいるのか。。。

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    2020年04月07日
  • チッチと子

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    いやー何度か涙ぐみました。
    子供はずるい。笑
    息子と父の絆、みたいのずるいよw

    大事な人を失うこと
    死という絶対的な喪失
    自由業の将来への不安

    しかし耕平さんモテすぎw
    香織さんはさー気がないのにデートしすぎ!w

    ぼくが忘れないんじゃなくて、むこうが忘れさせてくれないだけです
    等々、
    ちょいちょい”小説ーーー”って感じのせりふがある

    「やっ、」て言いすぎだけどなんかまたそこがよかったり
    小説家が小説家の話を書いているだけにリアリティあるーとおもった

    この前初めて石田さんの本読んだときは、
    あんまり合わないかもーと思ったけど、
    これは好きだった。

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    2020年03月23日
  • 夜の桃

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    どうしようもない。
    男も女も。
    みんな人を傷つけて愛して朝を迎える。

    わたしはそれでいいよ雅人さん
    って思う内容だった。
    ただ、メッセージ性が薄い。

    世の中の不倫を許せない人がこういう本を嫌うのかな。

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    2020年03月20日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    その時々の時事ネタと、ブレないマコトとキングのキャラクターで、飽きずに(でも安心して)読める、ずっと好きなシリーズ。もちろん私はキングタカシ派です。カッコいい!今でも脳内再生は、長瀬くんと窪塚くん。

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    2020年03月19日
  • 5年3組リョウタ組

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    朗らかな物語は、いいものである。

    行き当たりばったりで生きているということは、そのときその場を精いっぱい「生ききっている」ということにつながるのかも知れない。あたふたしながらも自分を飾らず、自分に正直な言動をすることが、結果的には人々の心を動かしていく。
    先生とか医者とか専門的な職業を扱った作品は、本当にその職業の人が読むと、リアリティに乏しすぎて鑑賞に堪えないことがあるのではないかとよく思う。この小説がどうなのかは、私は教師をやったことがないのでよくわからないけれども、爽やかな読後感はとても気に入った。

    いけすかないヤツかなと思っていた人物が意外といい人間でしかも苦労人だったり、新しいタ

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    2020年03月14日
  • 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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    2020.02.24


    〔北口スモークタワー〕
    脱法ハーブ、危険ドラッグの話。
    関係なさそうな場所での被害、ギャンブルのような快楽に溺れる若者
    結末は案外シンプル

    〔ギャンブラーズ ゴールド〕
    ギャンブル依存の父親の救済の物語
    日常の崩壊の種は、そこかしこに転がっている

    〔西池袋ノマドトラップ〕
    新しい働き方、その裏にも暗いビジネスがある
    …が、この話はGボーイズ
    とりわけキングの真骨頂が光る

    〔憎悪のパレード〕
    正直マコトがする仕事か?とは思う
    現代社会にかなり突っ込んだ現在進行形のトラブルだ
    パレードは止まらないだろう
    正義は炎となりあらゆるものを焼き尽くすだろう
    されどその裏の怪

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    2020年03月05日
  • てのひらの迷路

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    この本読んで、浜崎あゆみの本が気持ち悪かった理由わかった。

    石田衣良の実際にあったことをフィクションにしてショートにまとめて書いてある本なんだけど、その中に失恋話もあり、たった3ページのこの石田衣良の話のなんと面白いことかと。

    そうか、ここが違うんだ。

    20年前の恋心って20年経つうちに発酵して、カビて、それでも輝いてるのかもしれないけど、本人自体も20年経ってしまっている今の状態で振り返る大恋愛って、やっぱり視点が今なんだけど、浜崎あゆみのあの本、視点が17歳のままで、書いてるのが40すぎのおばんなんだ。そのなんとも言えない気味悪さは、

    20年前に作ったケーキを、おいしいんだよーどー

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    2020年03月05日
  • 5年3組リョウタ組

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    茶髪にスカルのアクセサリーを付けたリョウタ先生が、子供と、保護者と、同僚と、ぶつかっては成長していく。
    子供に寄り添う姿ががむしゃらでかっこいい。

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    2020年02月22日
  • 水を抱く

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    官能小説か、純愛小説か?

    こんな壊れた女性は実際いないよなぁと思いつつ、いたらいたで主人公のようにはまっていきそうな気もする。確かに刺激の少ない日常の繰り返しの中で、ナギのような女性が突如現れたら理性も羞恥心も捨てて男も壊れてしまうかもしれない。こういうぶっ飛んだ女性も個人的に嫌いではない。中盤からはストーカーの正体やナギの秘密、主人公の仕事の成否など気になって気になって読むスピードが加速する。

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    2020年02月11日
  • 西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII

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    IWGPの12作目
    今回のテーマは現代アート、Youtuber、美容整形、ブラック企業の4本

    Youtuberってそんなに新しい話題だったか?
    この小説の発表当時は2015年
    もっと前からいたような気がするんだけど、タカシが詳しく認識してなかったあたり、情報のアンテナは大丈夫かね?
    ま、キングは俗世間の事は知らなくてもいいってことか?

    PVを稼ぐためにどんどん過激な方向にいく理屈はわかってはいるけど、なんとかならないものかね?と思う
    その昔、テキストサイト全盛期でも同じような事があったよなぁ
    別にお金が発生するわけではないけど、自分のWEBページのアクセス数を増やすために大手に喧嘩売ったり

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    2020年01月30日
  • アキハバラ@DEEP

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    夫の友人からお借りしました。

    ラノベぽいけど、それを受け入れて読めば、荒唐無稽な展開も雑な設定も許せ、青春&エンタメ小説としてとても面白かったです。

    前半はオタクたちが特技を生かしてベンチャー企業を立ち上げ、AI搭載のサーチエンジンを作り上げていくお話です。
    メンバーが少しづつ増えていく様は定番の桃太郎構成ですが、自分たちの弱点を補いながら支えあい信頼しあって成功してゆく姿は青春小説の王道。
    最後まで仲間割れ等がなかったところがよかったです。。

    そして後半は、彼らが作ったサーチエンジンを大企業に奪われ、それを取り返すという展開。
    悪者に立ち向かう弱者、という構図が分かりやすく

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    2020年01月28日
  • 裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII

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    相変わらず社会問題に即応したテーマの話が続くね。
     
    交際相手の子どもへの暴力、ドラックにはまるオトナ、ホンモノと偽物のスピリチュアル、偽造カード詐欺。
    三年前に書かれているのに、似たような事件が今でもリアルタイムで起きている。

    読んでいると、ついつい長瀬智也と森下愛子が浮かんじゃうんだけど。

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    2020年01月25日
  • 少年計数機 池袋ウエストゲートパークII

    ネタバレ 購入済み

    水のなかの目は特に読む価値有り

    全4話 収録されており、どれもテンポが良く
    心情風景や情景が浮かびやすくて一気に読んでしまう。
    特に『水のなかの目』は10年以上前に読んだ時とはかなり印象が変わって面白かった。
    (初見の時はかなりショッキングな内容だと感じた)
    ミナガワという用心棒が出てくるが、良いキャラをしていたので1回きりの登場は勿体なく感じた。だからこそ光るモノを見せてくれたのだが……
    また、この話の核となるアツシというキャラの空虚さが妙にリアル。
    こういう気持ち悪さを持ったヤツは何らかのトラウマを抱えているのが普通だと思うが、アツシそうでもない。
    それ故に歪な存在感が増したが、最後は後味の悪さを残しつつも

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    2020年01月08日
  • 不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲

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    石田衣良氏が語る東京大空襲。
    1945年3月の東京。主人公のタケシは日本人の母とアメリカ人の父をもつハーフの少年(中学生)。アメリカでの日本人排斥の動きを避けて、父と別れ、母と二人日本に戻り、帝都東京の下町の親戚の家に厄介になっている。タケシは子どもの頃、遊んでいて溺れたものの、タケシだけが助かったので アンダイング・タケシ → アンディ・タケシと呼ばれた強運の持ち主だ。

    東京大空襲は3月9日の夜から10日未明にかけて、アメリカが行った無差別爆撃。東京が一晩で一面の焼け野原となった。この作品は3月7日の朝から始めて、タケシを中心として当時の東京下町の暮らし様子、少年たちの日常生活として、極限

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    2020年01月06日
  • 逆島断雄 本土最終防衛決戦編1

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    逆島断雄の続編。
    養成高校編から実践へと向かっていく断雄達。
    彩子との関係…修復するのは難しいよな…

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    2019年12月20日
  • スローグッドバイ

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    恋の出会いと別れをつづった短編集。
    別れることが分かっていながら、最後のデートに赴く二人の心情を察して何とも言えない切ない気持ちになった。

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    2019年12月20日
  • 夜を守る

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    池袋、秋葉原、下北沢、月島、神楽坂。
    そして今回は上野。

    著者の街の描き方、
    その著者が描いたそれぞれの街で
    活きるキャラクター。

    1人1人が、しっかりと物語を持っていて、
    爽やかに泣けて、
    石田衣良が描く色々な街を見てみたいな。

    上野の夜も、もっと見たいです!

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    2019年12月19日
  • REVERSE リバース

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    エグさのない軽い小説が読みたくて。
    期待通りでした。現実的なようで現実的ではない、なんだかドラマみたいな、そういうの読みたくて、その通り、ふわっといい気分になれました。

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    2019年12月10日
  • LAST

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    人生を追い詰められた人々の様々なLASTが描かれてある
    大抵は借金をした人

    雰囲気的にはIWGPっぽいんだけど、マコトみたいに解決してくれる人はいない

    前に読んだときには、真っ当に生きてる人には関わりのない話だなぁと思ったものだけど
    今や住宅ローンとは言え高額な借金をして月々の返済をしてる立場としてはちょっと身につまされる思いも少々

    やはり僕としては借金のために家族は売れないなぁ
    それをするぐらいなら死ぬとは思うけど、実際にそんな状況になったら揺らぐのだろうか?

    まぁ、流されて危ない橋を渡る事はあるかもしれないけど
    借金を返しても結局は悪い人たちからつけこまれる未来が見える

    とまぁ暗

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    2019年12月09日