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Posted by ブクログ
たまたま古本屋で出会って手に取ったエッセイ。一つ目の文章を読んだ瞬間に、涙が流れそうになったのを覚えている。社会人三年目も終わりかけの今の自分に、心から響くエッセイ集だった。
正直好きな言葉が多すぎて選びきれないので、あえて印象に残ったフレーズは今回はまとめない。フレーズだけ切り取るとチープに感じてしまうのが嫌だから。
そして私は今まで、正直自分のことは自分しかわからない、と言って、壁を作りかけていることが多々あった。だけどそんな寂しいこと言わないで、孤独を感じてばかりいないで、その人にはなれなくても、その人の気持ちを想像することはできるって、ただの希望でもいいから、そう思おうって改めて感じた。
人生の意味とか、生き方とか迷ったときに、手に取ってほしい、読んでみて欲しいエッセイです。おすすめです。
Posted by ブクログ
リクルートの発行する『R25』にて連載されているエッセイを中心に収録した筆者初のエッセイ集です。ホリエモンや村上ファンド…。「時代」を感じさせるキーワードが多かったです。
この本は「R25」を中心に発表された石田衣良さんの初のエッセイ集になります。この本は発行されたときに読んでいたんですけれど、ちょっと思うところがあって、また再読をしていました。ここに収録されているエッセイがリアルタイムで発表されていたのは主に2003年から3006年までの世相に関することで堀江貴文氏のニッポン放送株争奪問題やら、村上ファンドに関する話は僕もあの当時堀江さんの公演を聴きに行った事があったので、
「そういうこともあったなぁ」
と思いながらページをめくっていました。
軽やかな筆致で時代を切り取っていく文体はエッセイになってからも健在で、さらりと読めて面白かったです。その中でも読んでいて、「おっ」と思ったか箇所は女性、恋愛に関するエッセイで、「恋愛小説の名手」ですとか女性に人気のある作家で常に上位にランクインする筆者の18番だなと。『「大人の格好いい女性」の条件』と銘打たれたエッセイでここに書かれているような女性とバーかどこかで出会って…。なんて事が僕の人生にもあればなぁ…。と少しため息をついてしまいました。
それはさておき、全体を通してみると、日本の社会がまだギスギスする少し前のような気がしてまだ当時は少し「余裕」があったんだなという感じが否めませんでした。多少、落ち込んでも青い空を眺めて心を落ち着かせることができれば…。作者同様、僕もそういうことを願ってやみません。
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