石田衣良のレビュー一覧
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始めのほうで千花子が子供を嫌う気持ち、妊婦の膨らんだお腹を醜く感じる気持ちは、それこそ現代の働く女性の妊娠出産に対する冷ややかな視線から植え付けられてしまったものではないかと思った。
もし男女ともに妊娠への理解と社会の支援があれば、あそこまで否定的な感情を抱いていないかもしれない。
私は20代後半に新卒として社会に出たため、学費分も含めバリバリと働きたいし、今は子供がほしいとは思えない。むしろ子供ができたら職場の人に迷惑をかける、男女比9:1の職場に産休前と同じ状態で復帰するのはかなり難しいと思っている。妊娠することは言葉通りに「身重」になってしまうのだ。
そういう思いから千花子の気持ちに痛い -
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リバース 石田衣良著
1.石田衣良さん
眠れぬ真珠。
これが石田衣良さんとの出会い。
読み終えるまで、あとがきよむまで女性作家の作品と考えていました。
なぜならば、最初から最後まで女性が主人公で、機微な気持ちの描写もありましたから、、、。
作品以上にその衝撃が凄まじかったです。
2.作品リバース
この作品も「眠れぬ真珠」に近しい雰囲気の小説です。
仕事と恋愛の狭間で生きる女性の描写に無理がないんです。
どうしてこんなに自然なリズムで物語が描けるのだろう?
読み終えてそんな気持ちになる小説です。
3.リバースからのメッセージ
「一生のうちで、わたしたちは何人のひとに出会えるのかな?そして、 -
Posted by ブクログ
何度読み返してみても、爽快感あふれる読後の気持ち。
なんていうか、マーケットという世界の荒波をこうやって乗り越えていくってのがいかにスリルあふれる冒険なのか、という感覚を疑似体験させてくれるような読書体験だ。
数字を右から左に動かすだけの金儲けがえげつない商売である、という感覚がもはや石器時代の古い古い考え方で、今やネット上で億の金が瞬間的に消えたり生まれたり、まさに方丈記の泡沫のごとく現れては来ているこの時代に、何を時代錯誤なことを言ってるんだ、ということなのだろう。
例によってクラシック音楽に造詣のある若者が主人公、ってのが石田衣良さんらしいよね。 -
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シリーズ13作目
今回の題材は
再婚相手の子供への虐待、ネット叩き
ジャンキー親
スピリチュアル詐欺
カード詐欺
ネットでは社会悪をを皆でよってたかって叩くけど
情報源は一方的でそこに真の正義はない
ドラマの3年A組でも言われてたように、世間の風潮なんてころころ変わる
何が正しいかなんて自分で考えるしかない
むしろ、少なく偏った情報を元によくそれだけ傲慢になれるなと思うけれども、所詮自分も同じような考えを持っているなぁと自省
薬物関係は過去にもトラブルシューティングしてるし、今回使った手段も過去と同じだけど
依頼主によってストーリーで描かれるものは違うというのを実感
アウトローなイ -
Posted by ブクログ
ラストになって私は、やはりこの話を読んだことがあつたと実感した。
自分で買った本棚にあったのだから少しも不思議では無い。
けれど、初めて読んだであろう歳より随分と時間が経っているため最初は読んだことを思い出さなかった。
その時いったいどんな気持ちで此の話しを読んだのだろうと思ったら何故か、涙が出る様であわててしまつた。
人が歳を重ねていく事、流れる時間は決して止まらない。
たぶんその時は、それに抗えも出来ず認める事もなく眼を逸らしてしまいたい時間だったのかと思う。
更に時が去った今では、辛うじて見据えて向き合う事が出来るようになっている自分に気がついた。
自分に向き合う勇気を出して明日 -
Posted by ブクログ
石田衣良さんおとくいの、女性の気持ちや心の動きをこれでもかってくらいにリアルに描写する文章がとても素敵だ。
主人公の魅力もさることながら、その恋人となる素樹くんの若々しい美しい姿もやはり素晴らしい。
ともすれば若いツバメとのラブロマンスを楽しむ熟年女性のお話、ということでハーレクイン的な感じの物語、と思われそうだが(ハーレクイン的ストーリーが良いとか悪いとは別として)なかなかどうして、その物語性の深さはさすが、という感じ。
ほぼ十年前の作品だけれど、不思議と古臭さは感じなかった。
まあでもビデオテープとか、ブラウン管とかには隔世の感はあるか。